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2004.10.23

金八先生と「知恵遅れ」

 昨日22日の夜は会議で遅くなったのに、日本シリーズで1時間放送が延びたおかげで「3年B組金八先生」に間に合った。転入してきた生徒に知的障害があることを学級委員にしか伝えていなかったことで、他の生徒が納得しない。そこにその生徒の母親が子ども・子どもたちへの思いを語り、生徒たちもそのままを受け止めようとしていく。そんな内容だった。

 小・中学と、私の学年にも知的障害の生徒がいた。「ヨウゴ!ヨウゴ!」とからかえば、追いかけてくるから逃げる。日常的なことだった。「ヨウゴのくせに」と直接向かう言葉も「遊び」のなかで繰り返された。もちろん、みんながからかっていたわけではない。でも、あたりまえのようにあった。団地のなかの小中学校だったので、遊ぶ地域はせまかった。親はどんな気持ちでいただろうかと、今思う。

 中学2年の休み時間、「タミヤは○○くんとよく話しとるね」と担任から言われた。「あたりまえやん。ちょっと知恵遅れなだけやろ」と返すと、「何を言うんね!」と怒られた。知恵遅れという言葉にひっかかったようで、その言葉を使うなと言われたように思う。「知恵遅れやないと?」と言うと、手を出そうとしてきたので、「先生の方がおかしいやろ」と言って逃げた。全く理解のできないやりとりだった。

 本人が選んだわけでもないことで、差別されたり萎縮(いしゅく)しなければいけなかったり、「普通」でなく「特殊」に扱われることはおかしい。知的障害がどういうことなのか、まったく知らなかった。学校に期待しすぎる学校絶対主義ではないが、障害や離婚など、子どもに選択の余地がないことをすべて「普通」のこととしてとらえることのできる教育がもっとあるべきだったと思う。言葉狩りでは解決しない。

 エンターテインメントビジネス誌「オリコン」(10月25日号)は、この秋の連ドラのなかで「3年B組金八先生」への支持が中高生でトップだと伝えている。知恵遅れという言葉をあえて使ったこのドラマの今後の展開に私の期待は高まっている。

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