イラク人死者10万人以上 いのちの重さを考える
今週24日、28日、29日と、外で話をさせていただく機会があった。1週間に3回というのは初めてで、もともと人前で話すことが得意ではないので、疲労感は強い。でも、大きな流れがすすみつつあるなかで、だれかが「それでいいの?」と警鐘を鳴らすことがやっぱり大切なのではと思い、続けている。福祉・保育とあわせて、反核平和団体の役員もつとめているので、戦争・平和の話を主題にすることが多い。
イラク戦争を語るとき、学者らが報道をもとに集計している「イラク・ボディ・カウント」の数字でイラクの民間人の犠牲者数を言ってきた。私だけでなく、報道機関もここで出されている数を伝えることが多い。現段階で1万4千人から1万6千人とされている。
しかし、昨日29日の朝日新聞夕刊は、イラク、民間人の死者「10万人以上」米学者ら発表 と伝えた。アメリカとイラクの大学の共同研究チームの推計として、イラク戦争開戦後のイラク人の死者数が10万人を超えたと医学誌で発表したという。多くは女性と子どもだったとも。
今朝のニュースは重い。イラクで拘束された香田さんらしき遺体が発見と報じられた。
ビンラディンは今日30日未明、アルジャジーラの映像で 「米同時テロを繰り返すに足る理由がある」などと大規模テロを予告した。
ニュースの重さは、いのちの重さを示している。
日本の子どもたちの心も平和ではない。小学校高学年の子どもたちについて、「4-6年の1割抑うつ傾向/小学生3300人調査 」(2004年7月複数の新聞が報道)という報告がこの国をいまと未来を映しているとしたら・・・。
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