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2004年11月の記事

2004.11.30

「貧富の差拡大」過半数 読売新聞一面

 購読している新聞以外に駅でスポーツ新聞(だいたい日刊スポーツ)を買って電車に乗って出勤というのが私の朝のスタイルだが、今日11月の最後30日は、一面トップの記事がどうしても気になり、読売新聞も買った。

 「貧富の差拡大 過半数」という大きな見出しがついた記事。自分の生活レベルを「中の下」「下」と考える人が10年前より10ポイント以上増え、「中流意識」が揺らぎ始めている傾向が、読売新聞社の全国世論調査(13、14日実施、面接方式)でわかったというもの。 調査によれば、「貧富の差」が大きくなっていると感じる人も過半数に達した。

 「痛み」による先行き不安と「成果主義」導入などによる「負け組」が増えていること、それを多くの人も認識しているということだろう。

 紙面にあるグラフでいうと、
 1989年に「中の下」としていた人は19.7%。1994年に19.9%と上昇をみせ、1999年に22.2%まであがり、今回2004年には28.1%にまで跳ね上がっている。

 「貧富の差」が「大きくなっている」という人は、「どちらかといえば」を合わせ55%。「小さくなっている」は8%。「変わっていない」は34%。買い控えなどの支出抑制も「下」の層ほどしていて、格差の意識も強い。

 貧富の格差がそのまま機会均等を奪って、さらにその格差が広がる。そんな坂道を下り始めた今、その弱肉強食でいいのか、セイフティーネット(社会の安全網)はどうあるべきかを考えあうときだ。

 憲法25条がうたう権利へすすむのか、そうでない自己責任・競争社会へ突き進むのか、問われている。憲法「改正」論議を、実際の生活の視点からみていくべきではないか、そんなことを考えさせられる記事・世論調査だ。

日本国憲法 第25条〔生存権〕
1 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

2 国はすべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

2004.11.29

コミック「夕凪の街 桜の国」

 この国が何を誇りにすすんでいくのかという論議をしていくべきときに、三位一体改革、イラク派兵期限の1年延長、定率減税の廃止など、大きなことがあっという間に決められようとしている。

 おととい、ジャーナリストの大谷昭宏さんの講演を聞く機会があった。大谷さんは、59年間、この国が戦争で他国の人を殺さないできたこと、世界一の長寿国になったことをあげて、いい国なのかどうかの基準は、いのちをどれだけ大切にしているかということ以外にあるのか、なぜその基本になっている憲法を変えようとするのかと問いかけた。

 ここで私は、憲法観、社会観をこえて、ひとつの本をおすすめしたい。平和なはずのこの国で子どもが被害者になる事件があとをたたないなか、いのちが、生きることがどれだけ大切なんだろうということを等身大で考えさせてくれたのは、コミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社 2004年10月発行)。ふだん漫画を読まない私がこのコミックを手に取ったのは、A Confucian Confusionというブログがきっかけ。このコミックについて私の知る限り、ネット上で反響が広がり、絶賛の風がふいている。

 メディアでも取り上げられている。さまざまな立場をこえて、一人でも多くの人に読んでもらいたい。

・中國新聞(2004年10月24日朝刊)
・読売新聞(2004年10月27日夕刊)
・asahi.com 2004/10/29松尾慈子の漫画偏愛主義
・サンデー毎日(2004年11月28日号)
・朝日新聞(2004年11月28日朝刊)
・広島平和記念資料館メルマガ第16号「読んでみたいこの一冊」(2004/11/1)

 私の手元にあるのは上記の記事。桜色の表紙と流れる涙にまた、大切なことを想う。そんな一冊。

2004.11.28

「さらば外務省」の天木氏も見解示す、イラク意見広告の会、賛同者氏名の紙面掲載は28日までにメールで

 12月2日の毎日新聞朝刊に全面意見広告(一ページだけですがまるごと)を載せるイラク意見広告の会から、以下のメールが送られてきました。
当初、紙面に賛同者氏名を載せられるのは、郵便振替の通知が29日(月)までに送られたもの(つまり、26日頃までに郵便振替で入金したもの)ということでしたが、28日(日)までに下記のようなメールを送れば、入金は後日でもかまわないということです。

 郵便局に行く時間がすぐにはなくても、自衛隊の派遣期限の延長にNO!というメッセージを2枚のお札(2000円)にこめられる方、ぜひメールで下記のように意思表示しませんか。私は世話人でも何でもありませんが、賛同者の一人として、みなさんによびかけます。

 なお、『さらば外務省!』『さらば小泉純一郎!』(いずれも講談社)などで知られる前駐レバノン特命全権大使の天木直人さんのホームページによれば、この意見広告で天木さんが見解を公表するそうです。

**2004/11/26付のメールここから**

募金運動のご支援ありがとうございます。

「お名前の掲載は11月29日までに振込通知が届いた分とさせていただきます」と呼びかけ文、および、ウェブ上で掲示しておりますが銀行振込でも氏名掲載を希望される方もおられると思いますので、以下のようにいたします。

広告紙面へのご氏名掲載(お名前だけになります)を希望されるかたで、本日(11/26)までに郵便振替された方以外(すなわち銀行振込みをした方、あるいは明日以降に振りこまれる方)は、11/28日(日)までに、renraku@iik.ac-net.org 宛に次のようなメールをご送付ください。

Subject(件名欄): "氏名掲載希望"
Body(本文): ご氏名:....
銀行振込み、または、郵便振替
募金(予定)日

よろしくお願いいたします。


イラク意見広告の会世話人会
http://www.ac-net.org/iik/

**2004/11/26付のメールここまで***


**2004/11/21付のよびかけはここから**

【転載・転送歓迎】
                    2004年11月21日
イラク意見広告の会
http://www.ac-net.org/iik/

 毎日新聞12月2日にイラク意見広告を掲載します。
  自衛隊派遣打ち切りの世論を広げるための紙面作りに
        資金協力をお願いします (募金目標額800万円)

■ 毎日新聞12月2日朝刊に意見広告を掲載することが決定しました

 私たちは、さる11月15日に「イラク意見広告の会」を発足させ、17日に「自衛隊のイラクからの撤退とイラク復興支援策の基本に戻っての再検討を求める意見広告」を提起しました。あわせて、そのための募金を呼びかけました。すでに各地から募金が寄せられています。また、会のHP(http://www.ac-net.org/iik/)には多くの方々から寄せられたメッセージを掲載しています。

 その後、呼びかけ人(=会の世話人)は毎日新聞社と話し合いを進め、12月2日の同紙朝刊に一ページ全面の意見広告を掲載することが決定しました。

■ 皆様から寄せられた募金を有効に使わせていただくため、創意と説得力のある紙面
作りに取り組んでいます

 今回の意見広告は12月14日に期限切れとなるイラクへの自衛隊派遣延長に「ノー」の意見を表明することが主たる目的です。しかし、国民のなかには「人道支援のために自衛隊を派遣しているのだから、ここで撤退するのはおかしい」と考えている方々もなお少なくありません。そこで、今回の意見広告は、こうした方々との対話の扉を少しでも
開けるような創意と工夫を凝らした紙面作りをしたいと考えています。

 具体的には、次のような紙面作りを準備中です。

1. 今回の意見広告の主題にふさわしく、多くの国民の方々から共感を得る力を持ち合わせた著名人のメッセージ(目下、交渉中です。)

2. 私たち会の意見・主張(簡潔・明瞭に)――暫定案――
「私たちは政府が期限切れとなる自衛隊のイラク派遣を打ち切るよう求めます。」
「自衛隊をイラクに駐留させることは自衛隊員を危険にさらし、民間ボランティアのイラク人道支援を困難にします。」

3. 自衛隊の派遣を延長しようとする政府の見解を事実で覆すような「 市民発の情報」
これでもサマワは非戦闘地域といえるのか? 自衛隊は本当にサマワ市民に歓迎されているのか?
復興支援は自衛隊でないとできないのか? 内外のNGO等はイラク復興のためにどんな支援をしてきたのか? 自衛隊と民間ボランティアでは、どちらがより効果的な支援をしているのか?

■ 紙面を買い取る意見広告のためには多額の資金が必要です。募金にぜひともご協力をお願いします

 以上のように、私たちは、最近のマスコミ報道では十分伝えられていないイラク情報を独自に調査し、そのなかから厳選した事実を「市民発の情報」として意見広告に掲載することによって説得力を持った「意見発信」をタイムリーに行いたいと連日、準備に努めています。どうか、皆様方からのご厚志をいただきますよう、心よりお願いいたします。


募金振込先
口座 みずほ銀行 本郷支店(店番号075)
口座名義イラク意見広告の会(イラクイケンコウコクノカイ)

口座番号 普通2546754 郵便振替
口座名義「イラク意見広告の会」
口座番号00110-8-704525

一口:2000円(できるかぎり2口以上をお願いします。)

注募:募金にご協力いただいた方々のお名前は意見広告紙面に掲載させていただきます。匿名をご希望の方はお申し出下さい。ただし、郵便振替でなければご氏名を把握できませんので、氏名の掲載を希望される方は郵便振替をご利用下さい。
 [2004.11.19追記]ただし、意見広告の掲載予定日を12月2日としていますので、紙面編集の関係上、お名前の掲載は11月29日までに振込通知が届いた分とさせていただきます。

なお、ウェブ上では(氏名非公開を希望された方を除く)すべての募金者氏名を公表します。

2004.11.27

アツキヨ報道記事、12月4日にはライブ中継!

 私も買いましたが、アツキヨのセカンドシングルが25日発売され、当日夜に北千住でストリートライブを開催したそうです。11月26日のデイリースポーツとスポーツ報知で報道されました。デイリースポーツの記事はネットでもみることができます。手紙などの寄せられた声が1万を超えたそうで。12月4日にはNHK教育テレビで午後8時から3時間放送されるなかの30分は東京・北千住のストリートライブが生中継されるそうです。

・デイリースポーツ「アツキヨが熱唱ライブ開催」2004/11/26

・アツキヨ オフィシャルホームページ

2004.11.26

金八先生、大ピンチ!?

 朝日新聞東京版は11月25日、 金八先生が聞いたら驚くような記事を掲載した。

 「先生の成績 下の2ランクなら 定昇3ヵ月先送り 都教委導入へ」(2004/11/25朝日新聞東京版)

 公立の小中高の教師に対する人事考課制度を活用して、校長による5段階の絶対評価で下から2番目までの教師は、年1度の定期昇給を3カ月先延ばしする制度を来年度から導入。教師に対する業績評価で、定期昇給延伸にまで踏み込むのは全国初。

 定期昇給先延ばしの対象は、S、A、B、C、Dの5段階の総合評価で下位C、Dの教師。本人に非開示だった評価結果は、今後はC、Dの教師には結果を通知。。校内ではその教師を対象とする育成指導計画をつくり、指導力向上を図る。「職務遂行に支障をきたすことがある教師」が対象になるという。

 「3年B組金八先生」が放送中のいま、この事態がもっと問題にされていいと思う。

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2004.11.25

私もイラク意見広告の会に賛同しました

 今日25日、お給料も出たので、イラク意見広告の会に賛同し、郵便振替で入金しました。12月2日の毎日新聞朝刊に、自衛隊派遣打ち切りを求める全面意見広告を掲載しようというものです。29日までに郵便振替の入金通知が事務局に届いた賛同者の氏名を紙面に掲載するということですので、明日26日頃までに振替手続きをしたものまでになるようです。その後の賛同者についても非公開希望をのぞいてホームページに氏名が掲載されるとのことです。会のホームページにメッセージも寄稿しました。

 意見広告については毎日新聞にもふれられていますね。

【毎日新聞記事】自衛隊派遣延長に反対 意見広告の会がカンパ募る

2004.11.24

【CD】kiseki~もうすぐおこる奇跡を信じて~

 今日は、CDショップで久しぶりにCDを買いました。タイトルは「kiseki~もうすぐおこる奇跡を信じて~」。ギター&ボーカル担当アツシと、聴覚障害のハンデを持ち、手話を取り入れたサインボーカルを担当するKiyoによるユニット・アツキヨ。発売日は明日11月25日なのですが、今日入荷していたので買えました。

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2004.11.23

【紹介】自衛隊のイラクからの撤退とイラク復興支援策の基本に戻っての再検討を求める意見広告

以下、送られてきたメールです。転送歓迎です。
賛同者名を紙面に掲載できるのは11月29日までに振込通知が届いたものということですから、11月26日くらいまでに郵便振替の手続きをしたものになりますね。

【転送歓迎】

<イラク意見広告の会>
http://www.ac-net.org/iik/

《意見広告のための募金のお願い》
自衛隊のイラクからの撤退と
イラク復興支援策の基本に戻っての再検討を求める意見広告

みなさま、この間のイラクへの日本のかかわりについて、どのようにお感じでしょうか。政府・与党は昨年7月に「イラク復興支援特別措置法」を成立させて、「非戦闘地域」での「人道復興支援活動」が可能であるとして、自衛隊を
サマワに派遣しました。それから1年のあいだに、イラクでは暫定政府への主権移譲がされたとはいえ、復興事業はほとんど進展せず、治安は悪化の一途をたどっています。

イラクの人々は、住民生活を無視した米軍・政府軍の「掃討作戦」と、武装勢力の手段をえらばない攻撃と威嚇に苦しめられてきました。いままたファルージャは、米軍・政府軍によって封鎖され、ジャーナリストさえ入り込めない状
況下での戦闘で、多くの犠牲者がでています。

そのあいだに、日本人としても、奥克彦参事官と井ノ上正盛書記官、橋田信介さんと小川功太郎さん、そして香田証生さんの5人の生命が失われ、さらにボランティア活動家やジャーナリスト、報道写真家の拉致事件が起こりました。
サマワに派遣された自衛隊も、意図していた民生復興活動を十分に展開させることができないまま、敵意の拡大と軍事的な攻撃の危険にさらされています。

こうした事態の進展は、自衛隊派遣の際の前提が崩れていることを示しています。いつでも戦闘の起こりうる地域に派遣された自衛隊を、人道的支援活動だけに従事させることは不可能だからです。

さらに明らかになったことは、第一に、自衛隊を派遣し駐留させていることによって、NGOやボランティアの活動も含む非軍事的な復興支援活動が妨げられているということです。効果的な人道支援・復興支援の活動をおこなうに
は、政治的・軍事的対立から離れた立場を確保する必要があります。しかし、軍事組織とみなされる自衛隊の派遣はそれを不可能にしました。このことを私たちは、すでに5人の日本人の生命を代償に思い知らされました。

第二には、自衛隊のイラクにおける存在という既成事実によって、日本の外交政策は自らの手をしばる結果になりました。国際的な合意の形成よりも先に自衛隊派遣をおこなったことは、日本がこれまで唱えてきた国際的な平和主義に対する信用を失墜させました。また、単独行動主義に傾く米国に追随してこの既成事実を合理化することは、日本の国内での民主主義的な合意の形成を軽視することにつながります。

来る12月14日は、自衛隊の派遣を延長するか撤退させるかを決めるために政府自身が設定した機会です。私たちは、政府に対して、自衛隊のイラクからの撤退を決定し、平和の回復と復興支援のためのイラク政策を基本にもどって再構築することを要求します。この政策転換は、個人・民間の創意を含めたイラクの復興支援を可能にするだけでなく、国際協調によるイラク支援の枠組みを積極的に形成するための出発点にもなるでしょう。

以上のように考えて、早急に意見広告を有力紙に掲載したいと思います。そのために、呼びかけ人が世話人となって合議によって運営する「イラク意見広告の会」を組織しました。情勢の進展次第で、「意見広告」は、今後も企画されるかもしれませんが、今回の「お願い」は上記のような趣旨のものです。ご賛同いただける方は、以下の要領をご覧のうえ、募金にご協力くださいますよう、お願いいたします。

口座 みずほ銀行 本郷支店(店番号075)
口座名義イラク意見広告の会(イラクイケンコウコクノカイ)
口座番号 普通2546754

または

本郷四郵便局
口座名義「イラク意見広告の会」
口座番号00110-8-704525

一口:2000円(できるかぎり2口以上をお願いします。)

(注:募金にご協力いただいた方々のお名前は意見広告紙面に掲載させていただきます。匿名をご希望の方はお申し出下さい。ただし、郵便振替でなければご氏名を把握できませんので、氏名の掲載を希望される方は郵便振替をご利用下さい。
 [2004.11.19追記] ただし、意見広告の掲載予定日を12月2日としていますので、紙面編集の関係上、お名前の掲載は11月29日までに振込通知が届いた分とさせていただきます。
 なお、ウェブ上では[氏名非公開を希望された方を除く]すべての募金者氏名を公表します。)

呼びかけ人

相澤 恭行 (特定非営利活動法人PEACE ON 代表)
市野川 容孝 (東京大学大学院総合文化研究科 助教授 )
伊藤 和子 (劣化ウラン廃絶キャンペーン 弁護士)
稲垣 耕作 (京都大学大学院情報学研究科 助教授)
植田 健男 (名古屋大学大学院教育発達科学研究科 教授 )
鎌仲 ひとみ (映画監督)
久保 亨 (信州大学人文学部 教授)
熊谷 宏 (Friends_Of_Kucinich, Japan)
小坂 祥司 (弁護士)
笹井 明子 (老人党リアルグル―プ「護憲+」 代表)
佐藤 博文 (弁護士)
佐藤 真紀 (日本国際ボランティアセンター イラク事業担当)
高橋 文彦 (関東学院大学法学部 教授)
醍醐 聰 (東京大学大学院経済学研究科 教授)
西村 汎子 (白梅学園短期大学 名誉教授)
野村 剛史 (東京大学大学院総合文化研究科 教授)
平尾 彩子 (Dialogue 21 発行人)
平田 昌司 (京都大学文学研究科 教授)
細井 明美 (リバーベンドプロジェクト)
布施 祐仁 (日本平和委員会常任理事 「平和新聞」編集長)
保立 道久 (東京大学史料編纂所 教授)
箕輪 登 (イラク派兵差止北海道訴訟原告 元防衛政務次官)
八木 紀一郎 (京都大学大学院経済学研究科 教授)
山中 章 (三重大学人文学部 教授)
横山 伊徳 (東京大学史料編纂所 教授)

2004.11.22

2000円のピースメッセージ 2枚のお札に願いをこめて

 ファルージャへの総攻撃を、武装勢力の掃討という一言で片づけていいのか。Falluja,April2004-the bookに刻まれる事実は、明らかに虐殺を物語っている。平和憲法を持ちながら、大義の崩れた戦闘・占領に自衛隊を送りつづけ、「活動している地域は非戦闘地域」と言うリーダーを私たちはどこまで支えなければならないのか。

 会議や飲み屋でイラク派兵がおかしいと言う。新聞を疑いながら読んで、小さな記事にこの国の行方を不安視する。老舗の運動体がおこなう国会デモや反戦署名をする。そんな一つひとつは、何もしないよりは行動的。でも何か内向きなような気がしてならない。

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2004.11.21

街が変わっていく中で思うこと

 最寄の駅前に2年前オープンした回転寿司のお店が先月閉店した。3年前につぶれてしまった弁当屋のテナントはいまだに空き。先日ぶらっとよってみた隣の駅の古いスーパーも「長引く不況」を理由にシャッターを閉じていた。数年前から、マクドナルド、居酒屋白木屋、牛めし松屋と、駅前にありがちなチェーン店がそろってきた。いわゆる商店街的なお店のあとの空いたテナントを横目にして。

 11月19日放送分の「3年B組金八先生」の最後。金八と息子が商店街で買い物中の娘をみつけて、いっしょに帰ろうとする姿があった。そんな光景を現実には見かけなくなった。ドラマで桜中学となっている足立二中は、区の廃校計画の対象になっている。ふるさと、街の風景、古き良きというものが今変わろうとしている。人のふれあいがなくなろうとしているとしたら、それは「発展」「成長」ではなく、結果として「退化」だろう。


『桜中』が消える ドラマ『金八先生』舞台の足立二中(東京新聞2004/8/12)

2004.11.20

親失業、バイトで生活費やっと…私立高の学費滞納最高

 11月20日の読売新聞に「親失業、バイトで生活費やっと…私立高の学費滞納最高」という衝撃的な記事が載った。全国私立学校教職員組合連合(全国私教連)の調査を取り上げたもの。

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2004.11.19

「本を読む」ということ 「3年B組金八先生」に学校現場の危機をみて

 11月19日放送の3年B組金八先生を観た。男女の人形を行き過ぎた性教育として問題視して、保健の先生と担任の坂本先生を処分へと動く校長が狭心症で倒れた。民間人の校長登用という流れに危機感を持ち、安定剤と抗うつ剤の服用が多くなっていったことで校長も苦しんでいた。

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憲法第九条の誕生

 今日は、「検証・憲法第九条の誕生」を自費出版した岩田行雄さんを講師にした学習会に参加しました。憲法が変えられようとしているなかで、憲法第九条がどのようにつくられていったのかの論議の経過をまとめたものです。

 憲法草案の準備過程をたどり、帝国議会衆議院本会議、帝国憲法改正案委員会、などの議事速記録から、九条にかかわる論議を再現しています。手書きの文書を入力して掲載したものや、速記録の公開が90年代に入ってされたものを載せたものもあり、非常に貴重な資料です。

 党派をこえて、平和の理念が打ち出されたことがわかります。押しつけで九条ができたわけではないことが当時の論議にみえます。この本は初版5000部の自費出版。内容について、このブログで少しずつふれていきたいと思っています。

話すことって、難しい

 昨日は、若い職員の多い保育園で労働組合の話をしてきました。労働組合の力と役割、東京都の補助金の動向、最近の福祉をめぐる動きなどを中心にして。
 
 最近は外で話をすることが多くなってきて、論理構成と話し方、ポイントのしぼり方に悩んでいます。売れっ子の斉藤孝さん(明治大学文学部教授)の本に手を出し、話をうまく展開していくにはどうしたらいいか、考えるようになりました。ふだんあまり本を読まなかったのですが。それでも、実際に話を始めると、知っていることをならべていくスタイルになってしまい、うまくいかないことが多いです。

 1時間も話す時間があれば、聞いている人に喜怒哀楽を感じてもらえるようにしたいのですが。福祉に働く喜び、活動の中での喜び。制度が切りさげられていることへの怒り、それを支えている人たちへの怒り。その影響を誰が受け、どうなろうとしているのかの哀しみ。よりよくしていくために理想や理念、要求を楽しく語り、表現してアピールして広げていくことの楽しみ、子どもたちや職員が笑顔を浮かべる楽しみ。そんなようなことを。

 東京の福祉・保育をめぐる状況は逆風で、その風を議会や審議会の場で感じているので、その手の話が多くなってしまうのが残念でならないのが率直なところです。若い職員が子どもたちのために、自分のために働き続けられるように、労働組合の魅力を感じ、意欲をもってもらえたら、うれしいと思って日々活動をしています。

 所属の組合だけでなく、関係労組や団体の役員もやっているので、いろんな会議や集会などで責任を背負って発言することも増えてきました。また、重要だと思っている課題(宣伝戦略やことばの表現方法、インターネットの活用など)について改善を求める指摘も意識的にやっています。

 何回に1回かは、まとまった話もできるようになりました。でも、昨日はいろいろ話を広げすぎてしまい、失敗しました。私の学習に役立ってしまったような。次回はリベンジしたいです。いろいろなことを試していこうと思っています。昨日は昼間の会議の発言も、ぶれてしまいました。人に伝えることって、難しいなぁと思った一日でした。

2004.11.18

子どもが欲しがる物 ダントツで携帯

 おもちゃメーカーのバンダイが18日に、子どもが欲しがる物の調査結果をまとめたという。12歳までの子どもの保護者に、子どもが欲しがっている大人の持ち物を聞いたもの。年齢や性別を問わず、携帯電話がダントツだという。ほとんどの層で7割以上が携帯電話を欲しがっているとのこと。2位以下は化粧品、鍵、財布、パソコン、アクセサリー、カメラなど。

 大人を子どもはよく見ている。朝日新聞11月17日付は「携帯は不可欠」20代の3割・本社世論調査という記事を掲載。20代の98%が携帯を使い、3割は「ない生活は考えられない」と答えている。

 コミュニケーションの変化について考えさせられる2つの調査。バンダイの調査結果の詳細がわかれば、またふれたい。

2004.11.17

アクセス増えるのも

 一日のアクセス数が私だけにわかるようにしているのですが、昨日16日はなんと100ピッタリでして。ちょっとびっくりな数字です。定期的に読んでくれていたり、検索をかけてたどりついてくれたり、うれしい限りです。どういう記事や時期にアクセスが増えるのか、参考にしていきたいと思っています。
 
 ただ、こわさも同時に感じています。1年以上前のこと。石原都知事の議会での答弁について、憲法を否定するものがあったので、それを反戦の新しい流れで有名になったメーリングリストに流したら、そのまま某掲示板(事件などで有名)に私の名前入りで批判を書き込まれて。随分たってから気づいて、表現もかなりきつかったのでショックでした。いろいろと気をつけながら、発信を続けなければと思った出来事となりました。地味に生きている私を、時間をかけてつるしあげてもしょうがないと思うのですが。
 
 ほかに失敗なども多々あるのですが、みなさん、気をつけてネット活用していきたいですね。

2004.11.16

補助金と報道と私たちの役割は

 10月26日付の毎日新聞に、「新聞時評:問題点を洗い出す継続的な努力を=普光院亜紀」という記事が掲載されていることを、ネット検索で知った。普光院さんは保育園を考える親の会の代表。

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2004.11.14

ファルージャ総攻撃 「もう誰も死なないで」

 7月、人質事件で脚光というよりもバッシングを浴び続けた高遠菜穂子さんや今井紀明さんも参加した、集会に参加した。1000人をこえる参加者は30代の女性が多く、驚かされた。「日本のみなさま」と切り出し、おじぎをつづけて謝る彼女の痛々しさと、20台ほどの大型カメラのシャッター音が重なりつづけた。それでも、彼女は涙を流しながら、涙をこらえながら、等身大のイラクの人々の人柄と生活、子どもたちへの思いを語った。

 いま、イラク・ファルージャに米軍が総攻撃をかけている。それをこの国のリーダーは支持している。高遠菜穂子さんは11月13日で「もう誰も死なないで」というメッセージを、イラク・ホープ・ネット通信で配信した。メールで転送されたきたこのメールが一人でも多くに届けばと思う。

自衛隊が活動している地域は非戦闘地域?

 小泉首相が10日の党首討論で、「自衛隊が活動している地域は非戦闘地域だ」としたことについて、公明党の東国対委員長は「客観的に言って言葉足らずだった。丁寧に説明すべき」と批判したという。つっこみがあまい。丁寧に説明すべきなんだけど、一生懸命説明した結果があの答弁だったことに気づかなきゃ。11日に「適切ないい答弁だった」って、自賛しているわけだから。

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2004.11.13

定員オーバーです 埼玉の保育の報道から

 毎日新聞の埼玉版は12日の朝刊で「県内保育所、定員オーバー105%に 90市町村中62市町村で 埼玉」と報道。

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2004.11.12

アクセス1000、ありがとうございます

 9月17日にスタートして8週目を迎え、アクセス数が1000をこえました。書くテーマや表現(ですます・だ調など)に迷ったりもしていますが、続けられています。検索をしてアクセスをしていただくことも増えているようで、私の持っている情報や考え方をどんどん出していけたらと思っています。

 今、いろんな場面ですすめているもの、これもブログのつながりで知りえたものです。コミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代著 双葉社)です。書評はあらためて書きますが、イチオシの一冊です。

 みなさんのアクセス、コメント、アドバイス、お待ちしています。

 追伸:このアクセス1000というのは、アクセス数がわかるプランにかえてからのもので、現在一日30前後のアクセスをいただいていまして、すでに推計で1500以上のアクセスをいただいているということになります。すみませんでした。空騒ぎということで。また詳細は近日中に。

2004.11.11

保育を楽しむな!汗を流せと言われて

 今日は、東京都議会の厚生委員会を傍聴。
 私立保育園への都の補助金が削減されて、運営は厳しくなってきている。仕事の密度も濃くなっていて、保育士が保育を楽しむということができなくなっていると、ある都議が指摘した。

 福祉保健局の総務部長は、
 保育士が楽しめなくなったという表現があったが、楽しんでというのは遺憾。大いに汗を流してやっていただきたい。という内容の答弁。

 子どもの喜びや表情、成長。瞬間的にまた継続的に起こる変化を楽しみながら、苦労と経験を積み上げていく仕事に対して、補助金を削っておいて、楽しむな!汗を流せとは。。。


 今月は、緊張感の高い仕事が続き、勤務時間も長く、精神的に疲れている。台風のなかを一人でボロボロの傘をさしてすすんでいる感じさえ。励ましを求めて、都庁の本屋に立ち寄った。「金八語録3」(小山内美江子・角川書店 2002年3月発行)を買った。2001年10月から翌年3月まで放送された前回の「3年B組金八先生」の金八語録を掲載している。
 
「どんな状況の中でも、自分の頭で考え自分から動き、活路を切り開いていける子を今こそ育て上げる時代だとは思わないか」

 美紀の父親がリストラを苦に自殺を図ったことを知り、そんな不況が続く厳しい時代だからこそ、強い子供たちを育てることが大切だとした台詞。これが印象に残った。丁寧な子育て支援と教育が求められていると思うから。「金八語録」で、ちょっと元気になれた。

 金八先生は、勤務評価を気にし、生徒のことより保身を優先しがちになる査定制度を憂い、
「教師が切磋琢磨せずして何が人材育成ですか」と訴え、
 校長の勤務査定を気にする同僚には、
「教師が我が身可愛さで心を干からびさせてどうするのですか」と投げかけている。

 楽しみながら人を育て、成長に涙が流れる。楽しみだから、責任を背負って汗を流す。私は保育園での経験は実習の1ヶ月しかないが、教師・保育士の仕事は、そんな仕事であってほしいと思っている。汗だけ流す仕事ではないはず。

 語録から、もう1つだけ。
 イラク・ファルージャでの総攻撃が続いているが、
「たったの三十人が理解し合おうとしなければ、世界に戦争はなくならないだろう」
という言葉が響く。

2004.11.10

専門職で月12万から15万

今日は、保育施策について東京都と話し合いをもちました。
東京都は30年以上前から、私立保育園の職員の給料が公立保育園の職員と同じになるように補助金をだしてきました。実際には公務員水準近くというのが正しい表現です。30年前、職員の平均の経験年数は4年でした。それが9年にまで少しずつ引きあがっていったのです。働き続けられる保障があったのです。そのような補助金のない地方の私立保育園では、30年勤めている職員でさえ月収が手取りで20万円ちょっと、という具合です。

これがこの4月から大幅削減される再構築が始まりました。定員とこなすメニューが同じなら、補助金は低い水準でどこも同じなのです。経験者を多く抱えている保育園は、運営難に陥るのです。また、今は経験者が少ない保育所も職員がこれから働き続けると人件費が不足します。いっせいの給料削減か、保育園での「肩たたき」が、都の保育施策の転換によって少なからず起きてきます。

保育は専門職で、去年国家資格として法定化されたばかりです。今年春から夏にかけては、評判は悪かったもののNHK連続テレビ小説は、東京の保育園を舞台に保育士をヒロインに展開しました。虐待問題は衝撃的な事件となって、連日報道されています。いま、この国が、私たちが大切にしなければいけないのは、人を育てるということだと思います。

でも、東京都は私立保育園への人件費補助を削減して、さらに東京都独自に配置してきたものさえ切ろうとしています。かわりに推進しているのが、企業参入型の認証保育所制度です。今日の日経MJ(流通新聞)は、「第22回サービス業総合調査」の結果として、サービス業・44業種で一番伸びたのが、保育関連サービスだと伝えました。首都圏での待機児対策のあわられだとしています。

東京都が7月に示した実態調査では、職員の月収は18万円以下が84%、20万円以上は6%です。一時金なしの年俸300万円の職員もその6%に入っているのです。

今日、12万から15万円が一番多いことにふれ、「劣悪とは言えないのか。定着して保育を積み上げていけるのか。東京で一人暮らしができる水準か」と都の担当者に問いただしましたが、「設置者と労働者の合意がされている。労使間の問題。就業規則が整っていて、労働基準監督署に届け出ていれば問題ない」とのお答えでした。

低い基準にどんどん全体を下げていくことで、大切なものが崩されていっています。子どもたちが初めて日常的に接する専門職が保育園の先生。自立が厳しい条件のもとで保育をして、子どもたちの成長・発達・自立を支えていくということの矛盾は大きくないですか。

国からくるお金は経験年数6年から7年の水準でしかありません。0歳児が入園したときに就職した先生は、その子が卒園するころにいっしょに出て行かないと、園の運営が持たなくなるという流れになるのです。

夕凪の街 桜の国

 トラックバックをつけていただいた方のブログをのぞくと「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社 840円)という漫画にふれていた。数年ぶりに買ったマンガに、つつみこまれた。

 昭和30年を舞台にした広島から始まるストーリーに、胸を打たれた。反戦・反核を押しつけることのない展開。この本に対する私の思いは近日中につづりたいと思っている。

 asahi.comの松尾慈子の漫画偏愛主義(2004/10/29)で、先にこの本を紹介させていただく。

 いま、この本をできるだけ多くの人にすすめている。今日立ち寄った本屋には3冊あった。私なりの詳細の紹介は後日ということで。

2004.11.08

刑務所と保育所の共通点

 私は満員電車にはあまり乗らない。少し遅れる程度なら、各駅停車を利用している。人との距離が近すぎる状態が続くと、気持ち悪くなることがあるからだ。

 11月5日、法務省が公表した04年の犯罪白書に驚かされた。毎日新聞などの報道によれば、服役中の受刑者は昨年末時点で6万1534人。43年ぶりの6万人突破。定員を8751人オーバーしているという。定員に対しての収容は、昨年末で116・6%。データが残る72年以降で最も高くなったとあり、横須賀刑務所(神奈川県)や尾道刑務支所(広島県)では140%を超えた。異常にもほどがある。就寝場所の確保のために、図書室に2段ベッドを設置したり、食事を作業場でとらせることもあり、6人部屋に7人などの例は少なくないようだ。これで、まともな更生・社会復帰にむけた訓練と生活ができるのか。財政拠出をおしむことで、犯罪リスクの増加につながっていないか。
 
 保育園も定員を超えて受け入れる定員の弾力化がすすめられている。年度途中なら125%をこえて受け入れることさえ容認された。大阪で男性保育士が男児に暴行を加える事件が先月明らかになり、懲戒解雇されたが、この保育所も定員230人に対し、園児数279人。もちろん、その男性保育士を擁護するつもりはないが、この状況にもっと大人は関心を持つ必要があると思う。廊下でお昼寝という状況さえある。虐待問題が深刻になる中、児童養護施設も定員いっぱいの状況だ。

 小泉さんは待機児が減ったことを参院選でもアピールした。しかし、それは保育所の定員の弾力化で減ったにすぎない。居酒屋で10人が8人の席につめて座ることは「痛み」にはならないと思う。しかし、子どもが半日過ごす場で、定員をこえてどんどん受け入れるということはあるべき姿ではない。

 満杯でさらに入れようとするエレベーターガールはクビだろうし、ブザーの鳴らないエレベーターは修理しなければ。保育関係者だけでなく、少なくとも、混んだ電車の8人がけの席を7人で座っている大人たちは、定員の弾力化でなく、今ある保育所を増やすことを真剣に訴えるべきだと思う。

2004.11.07

平和を求めて 縦と横、奥行きのある運動に

 私は、核兵器をなくそうという原水爆禁止運動に参加している。原水禁と原水協の不幸な分裂などもあり、理解しにくいことも実際には多い。そんななか、来年は被爆60年という、被爆者にとって実質的に最後の節目の年を迎えるもとで、原点・一致点での幅広い人のつながり、動きが求められている。

 自衛隊を初めて戦時下に送り、憲法さえ変えようとしているこの国は、原爆症の認定にも極めて消極的な立場を崩していない。さまざまな立場をこえて、危機感をもつ人々がつながって、原爆被害を明らかにし、何を守るべきかを一人ひとりに問い、考え合うことが重要になっていると思う。

 そんな期待と危機感のもとで、来年7月29日・30日・31日にノーモアヒロシマナガサキ国際市民会議が東京で開催される。広島市長、長崎市長、作家の井上ひさしさんらとともに、原水禁、原水協の役員も実行委員をつとめていて、実行委員会の概要もホームページ上で報告されている。開かれた運動になっている。
 
 幅広い人たちで構成された実行委員会での企画・運営になると思うが、どれだけ若い世代のアイディア・感覚を組み入れることができるか、準備段階での動きとインターネットの活用での工夫も期待したい。年代の幅広さも重要だと思う。縦と横の幅で奥行きが生まれ、立体的な動きが出るはず。何かの運動に参加することを古いとする風潮があるなかで、そこにあえて積極的にかかわっていくことで、新しいうねりをつくっていきたい。被爆60年・戦後60年の来年は私も30歳。キュークツさが増すなかで、傍観していられる時代じゃないよという思いは募っている。

2004.11.06

「いま、核兵器の廃絶を」 上野駅頭でマイクをにぎって

 今日は約2年ぶりに上野駅公園口での6・9行動に参加。6・9行動とは、毎月6日と9日に核兵器廃絶を求めて行われている署名行動のこと。ヒロシマ・ナガサキをくりかえさせないために、全国各地でおこなわれている。

 被爆60年の来年に向けてとりくんでいるのは国際署名「いま、核兵器の廃絶を」。秋葉忠利・広島市長、伊藤一長・長崎市長、作家の大江健三郎さんらとともに、映画「父と暮せば」に主演した宮沢りえさんや、監督作品「隠し剣 鬼の爪」が公開中の山田洋次さんらが賛同し、署名の推進を訴えている。

 久しぶりにマイクをもって、3分ほど私は話した。30秒から1分の間に何かインパクトのあることを言おうと気をつけている。通りすがる人の耳は数十秒しか待ってくれないから。私のあとに、ずっと若くネット上でも行動力を発揮しているてぃろーくんの訴えが続いた。

 「いま、核兵器の廃絶を」の署名はホームページからもできる。少しでも広がればと思っている。

2004.11.05

あなたの思いをあなたならではのメッセージに!

今日、あるリーフレットをみた。

あなたの思いを あなたならではのメッセージに!
というキャッチに、ちょっとひるんだ。

いま 平和憲法が風前の灯火です!
とある。
そうだ、そのとおり。

戦争しない国を戦争できる国にしたいですか?
とある。
もう、戦争の応援団になってるけど、おかしいと思う。

次世代にどんな日本を残すのか
どんな未来をつくるのか
とある。
大きなテーマに、またひるんだ。

大人のみなさんは考えてください。
子どもたち、若者たちも、自分の思い、願い、祈りを寄せてください。
とある。
子どもは大きな夢を持ち、大人は大きな責任を持っていると思った。

ひるんじゃ、いけないって。
ひるんでもいいけど、前に出なきゃって。

「憲法9条・メッセージ・プロジェクト」(略称・K9MP)が、
あなたの思いを あなたならではのメッセージに!
憲法とくに9条を守るための「緊急のよびかけ」として、メッセージを募集している。
プロジェクトの代表は、立命館大学の国際平和ミュージアム館の館長・安斉育郎さん。
京都を中心に各界の著名文化人も「賛同よびかけ」に加わっている。

私の思いを、私ならではのメッセージにして、
憲法、とくに9条を守るために送ることにした。

2004.11.04

楽譜配信サイトに感謝!

 9日に駅頭で宣伝活動をやることになっていて、そこで音楽を流そうということに。キーボードの使える人はいる。やりたい曲の譜面を送ってと言われて、まず選曲。めざましテレビでふたたび脚光をあびた「手のひらを太陽に」、カップヌードルのCMで流れるミスチルの「タガタメ」、スマップの「世界に一つだけの花」、ブルーハーツの「青空」がいいと思ったが、さぁ楽譜はどこで手に入れられるの?というアセリと自問自答におちいった。

 つかう日まで1週間をきり、さらに事前に譜面を送ることが必要ななかで、譜面を掲載している月刊誌などを調べる暇はない。ダメもとでインターネットで検索すると、
 楽譜配信サイト「@エリーゼ」(アット・エリーゼ)に出会えた。運命的に。

 8700曲の楽譜があり、譜の種類もメロディー譜やギター譜、ピアノ譜などいろいろ。1曲105円から500円程度ですぐにダウンロードができ、活用できる。用意したかった4曲すべての楽譜を手に入れることができた。楽譜が読めない、楽器など使えない、こんな私でも楽譜がとれた。ちょっと感動的な出来事。

 ニュースの検索は多々やっているけれど、いろんな検索・資料あつめができるんだなーと、楽譜配信サイトに感謝なのでした。昨日は文化の日、文化もいろいろ。

2004.11.03

アンパンマンのおくりもの

 大きく紙面をさいた記事、読売の「優太ちゃんへ やなせさんからアンパンマン・グッズ」に感動した。新潟県中越地震で奇跡的に救出された優太ちゃんに、「アンパンマン」の作者・やなせたかしさんから、色紙と箱いっぱいのグッズが届いたことを伝えたもの。やなせさんは5歳で父親を亡くし、8歳で母親とも別れて、おじの家にあずけられた境遇をもつ。阪神大震災などの被災者にも義援金を送ってきたそうだ。病院への手紙には「優太君以外の子どもたちにも分けてあげてください」と添えたという。

 児童健全育成推進財団のインタビュー(2003年秋)では、戦争体験や貧乏の経験などについて語っていて、今回のことにつながっていることがわかる。

 11月27日、都や区市町村の行政について考えあう第5回東京地方自治研究集会が開かれる。ジャーナリスト・大谷昭宏さんの記念講演やコント集団ザ・ニュースペーパーのコントもある。14団体が連続して訴えるコーナーでは、私の所属する労働組合は保育について、アンパンマンの寸劇を予定している。5分程度のものだが、私が担当のシナリオもほぼできあがり、今の東京都の保育施策を問う内容に。ラスト14番目の出演で、アンパンマンのマーチの替え歌でしめくくることになっている。「いけ! みんなの夢 まもるため」と流れるアンパンマンのマーチにみられるように、アンパンマンは元気と勇気を与えてくれる。

 「小中生1割強に抑うつ傾向、自殺願望も2割 北大調査」(朝日新聞)を読み、子どもたちが夢を持てるようにいま何ができるんだろうと思いながら、やなせさんの贈り物を伝えた記事に目がとまった。

2004.11.02

福井県副知事の言う「不良品」って?

 新聞各紙は、10月に開かれた東海北陸ブロックPTA研究大会で、福井県の山本雅俊副知事が不登校の児童・生徒を「不良品」と表現していたことを報じた。朝日新聞(2004/11/02)も「不登校の子ども、不良品」PTA大会で福井県副知事と伝えた。

 10月15日に開かれた東海北陸ブロックPTA研究大会で(日本PTA全国協議会など主催)、開会式の来賓として登壇しての発言。児童、生徒を工業製品にたとえ、「東海北陸6県の生徒数は120万人で、そのうちの(不登校の)1万4000人は不良品」 と表現したという。

 約2000人が参加したもとで、関係者の指摘で「不適切な発言だった」と釈明したというが、釈明の余地はない。 山本副知事は米大手化学メーカー、デュポン日本法人の元社長だそうで、子どもを成長・育成ではなく、生産・分別の対象にした表現として、彼の真意はみえてくる。

 東海北陸ブロックPTA研究大会のホームページには掲示板があり、批判の声が寄せられている。全国で「不登校」とされる子どもは12万人以上いる。即辞任を!

■不登校関連記事
15年度「不登校」12万6212人 2年連続減、文科省「相談など効果」(産経新聞2004/8/11)
 昨年度、小中学校で30日以上欠席した者のうち「不登校」の児童生徒は12万6212人

2004.11.01

基地被害で子どもが小さく生まれる島

 新潟県中越地震、人質・香田証生さん殺害事件・・・。とても重く大きな事件が続いている。あえて、ここで沖縄基地問題にふれておきたい。2ヶ月半前に起きたヘリ墜落事件が随分前のように感じてしまうなかでも。

 9月12日に宜野湾市で開かれた抗議集会に集まったのは3万人。市の人口は8万人。怒りの大きさは基地被害の日常性のあらわれ。暴行事件やヘリ墜落事件に本土の関心が高まるが、日常的な被害を取り上げたい。

 沖縄県は1999年に基地被害の影響調査をおこなっている。1974年から1993年の20年間に県内で出生した約35万人の体重を分析した結果、米軍機の騒音被害が特に激しい嘉手納町での低体重児や早産児が、騒音被害のない県内の他地域に比べて3割も多く生まれていると、その被害を告発している。また、嘉手納基地と普天間基地の周辺の保育園と幼稚園36園の園児約二千人を行動観察してみると、「頭痛や腹痛をよく訴え、情緒面では落ちつきがなく、気が散りやすい」などの傾向があったという。

 私は、学生時代を含めて3度沖縄の基地周辺を見てまわったことがある。選挙では、まちを二分したたたかいが繰り広げられるが、誰もが基地被害や対立のない「平和な島」を求めている。

 10月25日のスポーツニッポン・小野綾子 中国語で熱唱「地球は一つ」 の記事を読んで、小野綾子の「たましいの島/地球は一つ」を買った。「たましいの島」は、「心が淋しい時に訪れる島」「幸せの島」で、「不思議な言葉と唄」と「命を守る暮らし」があるという。沖縄こそ、「幸せの島」に近いはず。

 この歌に反して、米軍基地によって子どもが小さく生まれる島があるという。この国に。

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