定員オーバーです 埼玉の保育の報道から
毎日新聞の埼玉版は12日の朝刊で「県内保育所、定員オーバー105%に 90市町村中62市町村で 埼玉」と報道。
埼玉県の保育所の入所児童が昨年10月時点で、定員を3741人オーバーし、6万9489人になっているという。それでも待機児解消がすすんでいないことを指摘している。県によると、定員をオーバーしたのは90市町村中62市町村。136.3%の鶴ケ島市では6施設の定員計510人に児童695人が入所。和光市122・4%、本庄市119・4%などすさまじい数字をあげている。96年度は90.2%、00年度102.2%、今回105%。記事の中で園長は「児童への目配りや保護者への対応などで保育士の負担が重い」としている。
埼玉県保育問題協議会の役員の「現場は過密状態で、散歩の回数が減ってきたり、けがが増えている。職員の負担増もあり、保育水準が保てるか心配だ」という懸念は、埼玉だけでなく全国的な問題だ。「刑務所と保育所の共通点」でも指摘したように、大人の責任を果たす相応の予算投入が求められていると思う。
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