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2004.11.26

金八先生、大ピンチ!?

 朝日新聞東京版は11月25日、 金八先生が聞いたら驚くような記事を掲載した。

 「先生の成績 下の2ランクなら 定昇3ヵ月先送り 都教委導入へ」(2004/11/25朝日新聞東京版)

 公立の小中高の教師に対する人事考課制度を活用して、校長による5段階の絶対評価で下から2番目までの教師は、年1度の定期昇給を3カ月先延ばしする制度を来年度から導入。教師に対する業績評価で、定期昇給延伸にまで踏み込むのは全国初。

 定期昇給先延ばしの対象は、S、A、B、C、Dの5段階の総合評価で下位C、Dの教師。本人に非開示だった評価結果は、今後はC、Dの教師には結果を通知。。校内ではその教師を対象とする育成指導計画をつくり、指導力向上を図る。「職務遂行に支障をきたすことがある教師」が対象になるという。

 「3年B組金八先生」が放送中のいま、この事態がもっと問題にされていいと思う。

 前回シリーズの「3年B組金八先生」で、朝の10分間読書を廃止して入試補習授業にするとした千田校長に対して、金八先生は、
「私は一校長の成績より、子供たちの国語力と情操を大切にしたいと言ってるんです」(第12話 2002/1/10)
と返した。

 ブログで以前にもふれたが、
 金八先生は、生徒のことより勤務評価を気にして保身を優先しがちになる査定制度を憂い、
「教師が切磋琢磨せずして何が人材育成ですか」(第16話 2002/2/7) と訴え、
 校長の勤務査定を気にする同僚には、
「教師が我が身可愛さで心を干からびさせてどうするのですか」(第16話 2002/2/7)と投げかけている。

 金八節に期待するだけでなく、そこから何を考えあうかが大切だと思う。

※金八先生の言葉は、「金八語録3」(小山内美江子・角川書店 2002年3月発行)より

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