「少年マガジン」に元海兵隊体験記1
週刊「少年マガジン」(講談社)の1月4日発売号(第6号)・12日発売号(第7号)に漫画家・三枝義浩さんが、ベトナム戦争をアメリカ海兵隊員としてたたかったアレン・ネルソンさんの体験を描きます。
「少年マガジン」と三枝義浩さん、戦争の傷跡を考えるときに、コミック「汚れた弾丸 アフガニスタンで起こったこと」(三枝義浩 講談社)にふれないわけにはいきません。
2003年11月12日発売の少年マガジンに掲載された「汚れた弾丸」が大きな反響をうけ、2004年1月に単行本化されました。モデルは劣化ウラン弾被害を追うフォトジャーナリストの森住卓(もりずみたかし)さん。
「汚れた弾丸 アフガニスタンで起こったこと」(三枝義浩 講談社 540円 2004.1)
~講談社 マガジンKC情報より~
20年以上にわたる内戦・飢餓・伝染病‥‥、あらゆる困難に見舞われ苦しむアフガニスタンで18年もの間、医療活動を続けてきた日本人医師がいた。彼の名前は中村哲。命を救うため闘い続ける中村氏が見たアフガンの真実『アフガニスタンで起こったこと』。
1991年の湾岸戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾。この兵器使用の裏でイラクの子供たちに広がる恐ろしい被害。 マスコミが報道することのない劣化ウラン弾による被害を写真家・森住 卓氏が赤裸々に写しだす『汚れた弾丸』の二編を収録。
定価:540 円(税込) ISBN4-06-334831-8 2004年1月発売
【毎日新聞】
劣化ウラン弾:テーマの少年漫画に反響 単行本化決まる(2003/12/12 毎日新聞)
米軍がアフガニスタンやイラクで使用したとされる劣化ウラン弾をテーマとし、週刊少年マガジン(11月12日発売)に掲載された読み切り漫画「汚れた弾丸 劣化ウラン弾に苦しむイラクの人々」に読者からの反響が相次ぎ、出版元の講談社は来月中旬に単行本化して発売することを決めた。「劣化ウラン弾の恐ろしさを初めて知った」など電子メールなどで600件を超える感想が編集部に届いたという。漫画が、アフガンやイラク問題への関心を呼び起こした。
同誌は5月、アフガンで医療支援に取り組む医師のルポを掲載。「次はイラクを取り上げよう」との声が編集部で上がり、医師のルポも担当した漫画家の三枝義浩さんの執筆による60ページの読み切り漫画が実現した。
主人公は、同弾問題を追っているフォトジャーナリストの森住卓さん。森住さんが出会ったイラクの戦争被害者のことや、人体に影響を与える同弾の恐怖などを描いた。
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