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2005年1月の記事

2005.01.30

チャリティイベント「愛と平和のひろば」 心にいのちにひびくはず

 3月6日(日)、午後3時から5時15分まで六本木ヒルズアリーナで、チャリティイベント「愛と平和のひろば~ひとりひとりの命の尊さを伝えるために~」が開催される。

 1945年3月10日の東京大空襲によって奪われた「青い空」と平和、たくさんの命。平和の大切さ、ひとりひとりの命の尊さを伝えるため、立ち上げられた「プロジェクト青い空」の企画。

 イベントにさきがけて、2月21日にはプロジェクト青い空プレゼンツのチャリティーCD「青い地球/青い空っていいな」が発売される。「青い地球(ほし)」は女優で歌手の川原亜矢子さんが、「青い空っていいな」は演劇人の渡辺えり子さんらが歌う。

 このCDの売り上げの一部は、社会福祉事業団を通じて、戦争孤児を記録する会、戦争被災者、およびユニセフに寄付されるという。発売元は、牧瀬里穂・川原亜矢子・秋吉久美子・中井美穂・中田久美らが所属するブルーミングエージェンシー関連のブルーミングミュージック。歌詞に感動した全盲のテノール歌手・新垣勉さんが歌う「青い空っていいな」(ビクターエンターテイメント)も同時発売される。

 3月6日のイベントは、一般公募作品の詩を牧瀬里穂さんが朗読し、秋吉久美子さんや渡辺えり子さんらと司会の中井美穂さんがトークセッションをおこなうという。チャリティCDの発表と、川原亜矢子さんらのライブ、テノール歌手・新垣さんの独唱、ゲストと来場客によるキャンドルライトサービスもある。イベント内容参照。

 イベント出演予定者と賛同人の豪華さには驚かされる。

 チャリティイベント「愛と平和のひろば」のホームページのお願いに
 平和が続くからこそ私たちはエンターテイメントというすばらしい楽しみを提供できます。そして、「平和だから」こそある心豊かな生活と、幅広い仕事によって、私たちは社会へ貢献することができるのだと思います。
 と趣旨が書かれている。関係者の勇気と努力、本当にすばらしい! できれば、行きたいと思っている。当日のイベントで朗読される詩・作文が募集コーナーで募集されている。いずれかの形で参加したい。

 出演予定の川原亜矢子さん、渡辺えり子さんは「九条の会」にも賛同している。このイベントの賛同人にも同会の賛同者が少なくないが、今回はそれよりももっと幅広い。また渡辺えり子さんは非戦を選ぶ演劇人の会の中心人物でもあり、川原亜矢子さんも同会の朗読劇(ピースリーディング)に出演したことがある。このイベントが参加者に、また社会にどう響くのか、その反響に今から期待している。

2005.01.29

相田みつを美術館へ

 今週は毎日毎日、信じられないことが続いて大変でした。1月中盤は押せ押せムードだったのですが、下旬の下り坂で差し引きマイナスのような。でも、いいこともやなことも経験して、今この瞬間にまだ嫌な気持ちが残っていても、いろいろ経験したわけだし、なんとか乗り越えてきたような気もしてきて、やっぱり少しよかったなと思えると、希望も見えてきます。

 そんななか、ずっと気になっているのが、相田みつをさんという存在。最近は「3年B組金八先生」の中で取り上げられているおかげで、書籍がコンビニにもならぶようになりました。相田みつを美術館が東京駅近くの東京国際フォーラムにあるということを最近知りました。

 明日は日中だけ時間がとれるので、元気をもらいに行こうかなぁと思っているところです。

 そのホームページの「私のみつを」をのぞき、ビビる大木さんの「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」を読みました。自分を責めたり、人を責めたりでは何も生まれないなぁと思いました。「自分の気持ちの持ちようでしあわせだと思える。良くも悪くもじぶん次第」というように、何かできている自分を確認して、その自分を支えてくれている人に感謝することも確認して歩んでいきたいです。1歩やっとすすんで3歩下がっても、次に前にすすめていけるように。人を頼って何歩か支えてもらって、自分の力を信じて前に。

 人の言葉が持つ力。その大きさに影響されることも多いです。明日、その言葉にふれてきたいと思っています。

2005.01.28

更新三日もさぼってしまいました

 ブログを始めてから4ヶ月以上が経ちますが、初めて3日間更新しませんでした。尊敬している人から時々見てますよというメールをいただいたのに。ちょっと今週は毎日ハプニングとアクシデントのサプライズ続きで。先週は上向きに頑張れたのに、あまり経験したことのないめぐりあわせが重なりました。自分が頑張っているつもりでも、いろんな人と共同作業をしていると、過程や結果で不本意なことも出てきます。みんなでがんばったと思えるときはだからこそ充実感があるのでしょうね。自分を嫌いになりすぎないように、めげないで、がんばらなきゃです。
 
 更新しなくてもこの3日間、たくさんのアクセスをいただきました。常連さんは減ってしまったようですが、検索してたどりついてくれる方が増えていること、ホントにうれしいです。年明けからはペースを落としますと宣言していますが、何日か更新しないことも前よりは多くなると思います。

 最近、レンタルビデオのお店で、ボクシングアニメ「はじめの一歩」をかりて、夜中に観ています。もう14巻までいきました。スポーツは中学の途中からやめています(そのあたりはまた今度書きますね)が、昨年はスクールウォーズを全部みましたし、スポーツものをみるのは好きです。ボクシングは好戦的だと言われもしますが、体が小さくても、環境にめぐまれなくても、努力を重ねばチャンスは生まれる。そう思えてきます。世界戦があればテレビでみますし、翌日はすべてのスポーツ紙を買います。まだ、後楽園ホールなどでの観戦はしたことはありませんが。

お仕事クイズ1 20年前より11も平均年齢が上がったのに、年収が下がった仕事は?

 お仕事クイズ第1回。1回で終わるかも知れませんが。私、労働組合の職員なので、お仕事には少し詳しいです。ということで、早速いってみましょう。

 20年近く前の1985年、その仕事に従事している人は平均で42.7歳、
 年収は318万円でした。
 その頃、すべての産業に働く人の年収の平均は429万円でした。
 その差、100万円以上。

 さて、20年近くたった2003年、どうなったでしょう。
 その仕事に従事している人は平均で53.8歳になりました。
 年収は? 約315万円です。20年近く前より減ってます。
 2003年、すべての産業に働く人の年収の平均は548万円。
 格差は230万円以上にまで広がりました。


 さて、この仕事はなんでしょうか。

 労働者が増えた。不況で客も減った。規制緩和がすすんだ。
 これがヒントです。最近は女性も増えました。

 正解は、

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また「夕凪の街 桜の国」が中国新聞で

 ヒロシマで一人の女性に何が起きたか、日常の視点で描いたコミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社)の反響は続いている。中国新聞は1月26日付のコラム天風録「夕凪の街 桜の国」でふたたびこのコミックを取り上げた。昨年の12月14日に「いのちと原爆と」でふれたばかりなのに。

 今日はTBSが募集してきた「あなたの涙そうそう」「金スマ(中居正広の金曜日のスマたちへ)」で放送されたらしい。「涙そうそう」という単語を検索してこのブログにアクセスする人が増えたようだ。直接は関係がないという指摘もあるかもしれないが、このコミックはたくさんの「涙そうそう」を体験を乗り越えて生んでいる。


関連「夕凪の街 桜の国」 こうの史代ファンページ掲示板を読んで(2005/1/21)

2005.01.24

「元人質」ジャーナリスト安田純平さんがHPとブログ開設

 イラクで拘束されたことのあるフリージャーナリスト・安田純平さんのホームページブログが開設されたことを知った。

 昨日23日にインドネシアへ向かったという。スマトラ島沖地震災害の関連取材だそうだ。帰国後2月初旬からは講演会が埼玉県を中心に予定されている。

 私は高遠菜穂子さんらの人質問題をかなり興味深くみつめてきた。昨年4月、東京新聞の連載「緊急手記 拘束の3日間 安田純平」には特に圧倒された。彼の発信に注目していきたい。

イヤだ!こんな保育所は こんな託児ビジネスは

 東京都が石原都政になってから、非営利だった保育が託児ビジネスの道を突き進んでいる。駅前のビルに園庭なしで開設できる認証保育所A型を推進するようになって、企業参入が本格化してきている。認証保育所A型はすでに176箇所に。コンビなど、これまで託児にかかわってきた企業だけでなく、これはもうかるということでビジネス展開を始めた企業も多い。

 日経流通新聞は2004年11月10日付の紙面で、2003年度のサービス業総合調査を報じた。44あるサービス業の中で、一番成長したのは保育サービスだとし、成長率は33%、公設民営型保育園や認証保育所への参入を要因としてあげた。つまり、都政が託児ビジネスの展開に大きく貢献しているということだ。

 保育サービス部門でベストテンに入って、最も成長したのはキッズ・プラザ・アスクという会社。もともとはオフィスやパチンコ屋にサンドイッチやドリンクのワゴンサービスを手がけて大きくなったベンチャー系。いま都内で10の認証保育所を経営している。この会社、2003年度の成長率は361%と異常に高い。

 キッズ・プラザ・アスク 会社沿革

 最近はJPホールディングスと名前を変え、保育部門も日本保育サービスと名称変更した。

 このような企業が、保育施策の転換によって成長していっているということはあまり知られていない。子どもたちのためにという視点を、私は会社沿革から読み取ることができないでいる。認証保育所参入当初は、お茶1回30円という値段を設定し、経営していたということも聞いている。昼、おやつ、補食と、3回で90円。年間でお茶代だけで2万円。その見込みがあって参入したはず。お茶はその後無料にしたらしいが、ビジネス展開の視点は変わらないはず。これでいいのか、と問いたくなる。

関連記事
・専門職で月12万から15万(2004/11/10)

2005.01.23

学校で起きたこと 4

 中学2年になった春、1年生のときに授業をクラスでボイコットした相手の教師がまさか担任になるとは考えもしなかった。始業式で生徒名簿と担任発表をみて、驚いた。1年生は7クラスあったが、その教師は1年時は担任を持っていなく、2年になって久しぶりに担任を持ったのだ。ボイコットの事実も学年中の生徒がもちろん知っていた。この時点でいやな予感はあった。

 新年度が始まり、前年度のことを意識しすぎたベテラン女性教師のハイテンションぶりと、ボイコットされた教師ということを知る生徒たちとのかけひきが始まった。30人以上に教師1人。教師の信頼できる生徒も少なく、というよりはゼロで、ホームルームなど日常的に私語が絶えず、他の授業で起きたこともその担任の口を通せば、余計に生徒が攻撃的になるという事態は、どんどん悪くなるばかりだった。

 あまりにうるさい授業が続き、授業を中断して、詩を読む機会が与えられ、全員がその感想を授業内に提出しなければならないとされた。私も提出したが、そこでどうやら区別がつけられた。内容まで詳しくは覚えていないが、改心したように感動を書いた生徒と、そうでない生徒、ここで担任は生徒に対して印象をわけていった。掃除をしている姿を見たり、私語をしていない私の姿を見ると、「変わったね。あの感想を書いてから」とみんなの前で指摘され、勝手に決め付けられた。前から掃除だけはしていたし、私語も極力少なかった私には、教師の「あせり」さえ伝わってきた。

 そんなあせりも30人に伝わるのに時間はかからなかった。一人ひとりがやりとりのなかで感じていったこともあれば、ある程度まわりに流されたこともあったように思う。ホームルームが私語で成立しないことが1学期すぐにあった。2学期には学級委員のなり手もなく、私の自宅にその教師から「引き受けてほしい」と電話がかかってきたこともあった。相当追い詰められていったんだと思う。

 言われて断ることはあまりしなかったので、引き受けたが運営は難しかった。「教師の味方」になりすぎてもならなくても、バランスが保てないからだ。1年を通して、正式にどうかは別として、まとめ役だったように思う。

 2年生の中盤、離婚や家庭の不和、学力の差、進路の先行き不安などで、荒れは学年全体でも目立ってきた。そんななか、事件は起きた。担任と生徒たちとの小さないざこざも、ホームルームの不成立も、最終的には「内申書に書くよ」などの力技でなんとか繕われてはきた。でも、そのときは通じなかった。

 閻魔帳(えんまちょう)と自称していたノート。私語が増えると、「これに書かんといけんね」とけん制して、評価対称だということ、それが高校進学への内申点(テスト以外の評価点)にひびくと、さんざん聞かされてきた。帰りのホームルーム中に、なんとそのノートを教卓に置いたまま、担任が所要で一時的に職員室に戻ってしまったのだ。

 みんなが気にしているノートが教卓にある。そのことを全員が知っていた。反発もあり、そのノートをのぞくまでに何分もかからなかった。ノートには予想以上のことが書かれていた。担任教師そのものをクラスがボイコットという展開、14歳30数人と50代の女性教師との本格的な対立を決定づけることになった。

(つづく) ※次回がこのシリーズの最終とし、1から4を1つにまとめます。

【過去記事】

・学校で起きたこと 3(2004/10/18)
・学校で起きたこと 2(2004/10/13)
・学校で起きたこと 1(2004/10/12)

向上心とオーラ、自分を磨くということ

 昨日22日、関係団体のつどいで、司会をつとめました。私は前に出るタイプではまったくないので、とても苦手なのですが、去年もやったしということで引き受けてしまいました。いっしょにやってくれたのは、関係団体の職員で、何度か会ったことのある、見た目はモデルさんのような清潔感の漂う女性でした。いまイチオシのコミック「夕凪の街 桜の国」(著:こうの史代 双葉社)を彼女も持っていて、とってもうれしかったです。

 場慣れしている印象だったので完璧な人なのかと思ったら、そうでもなかったので、安心しました。でも、やっぱりすごいなぁーと思うオーラは出てましたね。容姿が綺麗なのでそこだけでも驚くのですが、間接的に以前から聞いていたのは、資格をとるために仕事と別に学校に通って勉強しているそうで。なーんにもやってない私からすると、やっぱりすごいなぁと思ってしまうわけです。何かしらのオーラが出てるってのは、どんなことにしても自分を磨いている、その努力があってこそですからね。そのオーラが出ていても謙虚で満足しない人は、やっぱり向上心があって、ぐんぐん成長するんだろうなって思います。

 隣の清潔感を頼りに、置き物のように座り、担当場面を文面どおりこなすだけの私。今回は約80人規模の催しでしたが、26日には約900人の集会で司会をつとめることになっています。20日にうちの労働組合でやったサザエさんの寸劇シナリオがイマイチだったので、その26日に労働組合でやるサザエさん寸劇にむけてシナリオの展開をどうしようか、とてもとても気が重く、昨日はブログの更新もできませんでしたー。

 今日も仕事で、うちの組合関係で全国から集まる少し大きな会議で発言。視点はそんなに外れてなかったと思いますが、いろいろ言おうとして、また早口になり、ちょっと残念でした。話術も磨きが全然たりないです。会議の参加者の一人に、「ブログたまにみてますよ」「学校関係がおもしろいです」と言われ、学校関係のこと頑張って書こうと、単純に思いました。

 最近、いろんな経験をしていますが、結構あると思っている観察眼を生かして、真似のできない人の向上力やオーラを間近に感じることができているように思います。すごいなーと思うこと、真似はできなくても、参考にしていきたいです。

2005.01.21

「夕凪の街 桜の国」 こうの史代ファンページ掲示板を読んで

 昨年10月に単行本化されたコミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社)に何度も涙を流したあと、その反響の大きさには驚かないできた。もっと騒がれてもいいとさえ思っている。「はだしのゲン」とはタイプの違う、静かな少しずつ少しずつ積もるせつなさと悲しみ、そしていのちの尊さ。核兵器と戦争、いのちとくらしを、日常の視点で問われる展開に感動を重ねてきた。

 その読み手に伝わるせつなさとあたたかさ、著者・こうの史代さんのファンページ掲示板を拝見して、気づかされた。驚いた。

 原水爆禁止運動の分裂を乗り越えられないできたという歴史から、このコミックを「政治利用」するなという声が書き込まれて、以降の展開を心配したが、「原爆の問題は、特定の個人や団体が独占していいものではありません。だから同様に、特定の団体(に所属する個人個人)が知ろうとする権利を奪っていい筈だってないのだ」という、こうのさんのメッセージが持つ説得力に圧倒された。

 原水協通信2月号の電話取材を受けたなかで、「核兵器はよくない」とはっきり言ってしまったことを悔やみ、「夕凪の街 桜の国」のねらいを、「原爆を少しでも身近に感じて貰う事」として、核兵器の善悪を「読者がそのあと判断する事」、「わたし自身の判断もほとんどの読者と同等に雑多に扱われるべき」と言い切っている。一人ひとりを本当に大切にしている。だからこそ、被害者の数や被害の大きさ、悲惨さに焦点をあてるのではなく、一人の女性の体と心に何が起こったのかを描くことができたのだと思う。

 立場も表現も角度も違うファンの書き込みに、「しかし、皆さん本当に親切で嬉しいです。もう一回、どうも有難う」としめくくる著者。私もそこに何度も書き込んだ経験のあるファンとして、心からありがとうと返したい。

 今回の件で批判もされた原水協、その機関紙「原水協通信」1月号に、私はこの本の紹介を書かせていただいた。本当にうれしい。批判をした人も私も、原水協通信に掲載しようと思った人もみんな、「夕凪の街 桜の国」のファン、こうの史代さんのファンに変わりはないはず。さまざまなファンを引きつけるコミックと著者のこと、もっと多くの人に知らせたい。

【ブログ内関連記事】
※本の紹介「夕凪の街 桜の国」(2005/1/6)

2005.01.19

過去最高?行列のできる法律相談所

 16日に島田紳助さんが本格復帰を果たした「行列のできる法律相談所」、視聴率は番組史上最高の25.3%だったそうで。石田純一さんがこの収録で破局を告白したことを、事前にスポーツ紙などが報道していたことも大きかったように思います。私もその回を観ました。

 ネット上でいくつか検索かけてみても、紳助さん復帰大歓迎という声が多いです。でも私は、そうは思えないのです。

 以前も書きましたが、社員への「愛情」を理由に暴行した上に、髪を引っ張りまわしてツバをはいたということが異常だと思うんですね。「絶対に訴えてやる!」という番組のキャッチが、とても痛々しく感じました。その前の行列の最後に「謝罪」をしていましたが、事件後の謝罪会見での大うそについて説明がされていないままの「復帰」が残念です。

 テレビ番組は間違いがあったときに、「不適切な表現があった」などとして生放送ならその回で、そうでなければ次の回で「謝罪」します。でもその謝罪対象となったことが何なのか、いつも説明責任を果たしていないわけです。差別表現があったことを、差別表現を繰り返して謝罪しろと言っているのではありません。何が間違いだと思ったのかがわからないまま、形式的に謝罪したことにする、テレビがこれでいいのか?と思うわけです。

 私は幼稚なのかもしれません。でも、子どもが許されない間違いをしたときに、ただ謝れば、まわりにいた子やその対象になった子は許すでしょうか。教師は「ごめんなさい」と言えば、許すのでしょうか。何がどう間違いだったのか、言える範囲で言わないまま、まわりに影響をおよぼす目立つ立場(学級委員など)でいることが許されるのでしょうか。理解できないのです。番組は好きですよ。でも、弁護士も痛々しいんですよね。タブーを避けるわけで。編集してるから、どうにでもなるんでしょうが。タブーのある法律論争なんておもしろくないです。そのタブーの対象が司会者の暴力ですからね。

 謹慎はおわったので、復帰を否定するものではありませんが、やっぱり少なくとも、春の改編期には行列のできる法律相談所だけは降りないと、一定の社会的モラルに反すると私は思います。

 謝罪会見で涙を流してウソをつき、そのことへの謝罪がないこと。ツバをはくという行為は屈辱的で、非人間的だと私は思うこと。この2点がその大きな理由です。

※コメントに、被害者(女性社員)への配慮がない表現を含むものは、これまでと同様に残念ですが削除させていただきます。

ブログ内関連記事
紳助「復帰」大歓迎には違和感あります(2005/1/9)
島田紳助さん「復帰」 吉本興業の配慮がなさすぎる(2005/1/3)

2005.01.18

新聞販売店の集金のお仕事 私、働くお兄さんでした 

 前述したように、私は2年ほど、新聞販売店に勤めながら大学に通う新聞奨学生をやっていました。今から10年も前の話。新聞販売店にいたことがあるという作家の田口ランディさんはブログで、「配達の大変さは肉体的な大変さだけれど、集金ってのは精神的な大変さだなあ」と言っていますが、私もそうだと思います。

 「怒鳴られたとか、お札投げられたとか、払ってくれないとか、そういうことしょっちゅうだった」と目にしたことを語っていますが、もちろん、私も同様の経験が。

・今日はお金がないから何日の何時に来てくれと言われて、行ったら引っ越していた。
・電話で指定されていた日時にいったら、数分遅かったので払わないと言われた。
・1ヶ月新聞を読んどいて、「契約した覚えがない」と言われたり(読んだ覚えはあるでしょう)。
こんなことは珍しくなく。

 夕刊を配り終わっても、その日の夜10時に1件の約束があれば、忘れないように行かなきゃいけないんですね。誰もかわりに行ってくれませんから。

 引っ越しで集金できなかった顧客の代金を担当のスタッフに自腹で払って処理させる販売店の方針もあって、理解のできないことは多かったです。美術展や観劇、野球の割引チケットも毎月数枚ずつ持って訪問するのですが、親切なお客に渡そうと努力はしたものの、チケットを渡さないと新聞代を払わない客が数件あるせいで、なかなか良心的な人にまで渡すことはできず。毎月何かのチケットをもらっている(要求する)人と普通に新聞代を払っている人との差って、何なんでしょうね。長期に自動引き落としで購読している人なんて、そんなメリットはないのに。

 あまったチケットで神宮球場とか、私も行きましたが。あれから10年たって、そのチケットが新宿のチケットショップに数百円でいつもおいてあることに気づくと、やっぱり販売店の関係者が流しているのかなと思ったり。

 内情はまた今度整理して書くことにします。

 私、新聞販売店を2年でやめたあと、3年間専門学校に行きましたが、いろんなバイトをやりました。居酒屋さんのホールスタッフ、事務所の移転作業、お寺・お墓の清掃、年賀プリントの仕上がりチェック、缶工場での包装・検品、製パン工場作業、飲料メーカーの卸し作業補助、コミックマーケット会場の宅配便受付、宅配便の仕分けなど、いろいろと。この社会を実際にささえている地味なものが多かったですね。特に何かの技術があるわけでもなかったということもありますが、短期でいろいろとやってみたかったんです。

 おかげで、社会がこのような地味な仕事でまわっているということを体感できました。学校の先生とか保育園の先生は、その道一筋という人が多いですが、社会のいろんな仕事に実際にふれてみるということをもっと踏み込んでやる意欲とシステムが私は必要だと思っています。国会議員、地方議員も含めた公務員、公務労働にかかわる人には欠かせない視点ではないでしょうか。

アニメや時代劇、「ん」で終わってないですか?

 この10日間ほど、緊張感の高いなかでの仕事でした。私は労働組合で仕事をしていますが、1月は結構忙しいです。

 今度1月26日には、6時半から東京・中野ゼロの大ホールで、労働組合関連の1000人規模の大きな集会がありまして、私の所属している労働組合はそこで7分ほどの寸劇をパフォーマンスとしてやることになっています。去年はもう少し多かったのですが、今年は6つの団体がやるようです。コンクール的な要素もあり、去年は石原都政のもとですすむ保育の市場化をアンパンマンの寸劇で「告発」して、最優秀賞をいただきました。いちおう、私がいつも脚本を書いているのですが、今度はサザエさんで憲法ものを準備中で、その作業もほぼ終わり、ちょっとホッとしているところです。今年もグランプリがとれたらいいなぁと思っています。

 20日にうちの労働組合の内部の催しがあるので、そこでまずやってみます。やると結構評判いいのですが、今年はどうでしょうか。

 さらに、今回は26日の集会、なぜか私が司会でして、今から緊張しています。ことわればよかったなぁと。大きな集会の司会、去年2回やったのですが、緊張しまくりで、全然向いていないので大変です。

 決まった以上、やるしかないのですが。ただ、司会やりながら、最優秀賞はうちの労働組合なんていうのは、出来レースのような、そんな感じも。外したときの言い訳にはなりますが。

 どうでもいい話ですが、寸劇につかっているネタ元、「ん」で終わるものばかりです。アンパンマン、サザエさん、水戸黄門。アニメやヒーローもの、わかりやすい時代劇など、テレビになっているものは特に「ん」で終わるもの、多くないですか。

 ドラえもん、怪物くん、パーマン、ちびまるこちゃん。古くは月光仮面、アタックナンバーワン、ウルトラマン、ガッチャマン、ドクタースランプ・アラレちゃん。時代劇も、大岡越前、暴れん坊将軍、必殺仕事人などなど。多いですね。ま、どうでもいい話でした。

2005.01.16

田口ランディさんの「新聞販売店という仕事」を読んでみた

 作家の田口ランディさんのブログ「田口ランディのアメーバ的日常」を読みました。この1月6日の記事「新聞販売店という仕事」がとても興味深く、私の「奈良の小一女児誘拐殺人事件が新聞と読者に問うものは」へのトラックバックをはらせてもらいました。

 18歳の頃、1年間、新聞販売店に勤めたそうで。配達・集金でなく、朝・夕の食事を販売店のスタッフにつくるという仕事で。その内情と、新聞社・社員との温度差についてもふれています。

「新聞配達員だった人が犯罪を起こすたびに、新聞を配達している人たちが辛い思いをして、さらに集金しずらくなるんじゃないかと心配になる」という指摘、本当にそうだと思います。

 雪印の不祥事のときに、何の罪もない牛乳販売店はどんな影響をうけたでしょうか。NHKの集金スタッフはいまどんな状況にあるのでしょうか。そして、いま新聞販売店は・・・。

 明日で阪神大震災から10年になり、関連報道が増えています。節目での報道も必要ですが、不祥事の影響をフォローする報道も少なすぎないでしょうか。

 田口ランディさんに刺激をうけ、近々私も当時の内情について、もうちょっと書いてみようと思ったのでした。

 田口ランディさんのオフィシャルサイトも、旅の話などなど、素敵なホームページです。

2005.01.15

奈良の小一女児誘拐殺人事件が新聞と読者に問うものは

 奈良市の小一女児誘拐殺人事件が起きたのは昨年11月17日。元毎日新聞販売店員・小林薫容疑者が逮捕されたのは1ヶ月半後の12月30日。家族や学校関係者のやるせなさは察するにあまりあるが、この事件は新聞社を含む新聞販売関係者にまともな良識があれば、起きなかったともいえる。昨日から今日にかけての報道を踏まえ、問題にふれておきたい。

 新聞販売所を転々としていた小林容疑者は昨年1月から大阪市内の毎日新聞販売所に勤務。4月から5月にかけて購読料を着服して23万円を持ち逃げしている。この販売所の所長は被害届を提出。しかし、この所長は小林容疑者が7月から奈良市の毎日新聞販売所に勤務していることを、9月の段階で知りながら、着服事件を調べる警察の「ほかの販売所に勤務していないか照会してほしい」という依頼に応えず、所在についても「知らない」と虚偽の答えをしていた。着服金の返済として、10月から12月下旬にかけて4回各3万円ずつ所長の口座に振り込ませていた。警察は4月25日の着服分6万5千円について、事件と同日の11月17日に逮捕状をとった。所長は「返済が滞るのを恐れるあまり、通報できなかった」と話しているという。

 同じ新聞の販売所、しかも地域も近畿圏とせまい範囲での入退職で、販売所へうつるまでの期間もたった2ヶ月。販売所内の従業員のトラブルを隠し、ブラックリストへの掲載・回覧もなく、同系列の販売所に勤務していることを知りながら、着服金を返済させていた罪は重い。同時に、これは新聞販売の業界全体の問題でもある。

 私は大学を中退するまでの2年間(10年前)、学費の保障を受ける新聞奨学生(新聞販売店に勤め、学費の給付を奨学金として受ける)の経験がある。私の知る範囲でも、周辺の販売所で集金の持ち逃げが起きたことを何度か聞いたことがある。経歴不詳のわけありの人がやり直せるきっかけをつくれる職場でもあるが、従業員の出入りは本当に早く、初めて勤務した人の多くはすぐにやめていく、経験のある人はやはり新聞販売所を転々としているというのが実態だった。

 従業員とは別に、新聞拡張団をつかって増紙のために集中的に勧誘をさせることもよくあった。最近は身分証を提示するようになったようだが、当時はそれもされず、身ぎれいではない服装で自転車にたくさんの洗剤を積み、洗剤の量と強引さで契約をとってくるのが普通だった。時期にもよるが、3ヵ月の新規契約で3000円とか、半年で5000円、1年ではその上の報酬が謝礼として支払われた。ビール券や野球の観戦チケットもよく使われた。契約があと1つとれればさらに報酬が増えるなどという時は、拡張員が自分で1ヶ月分を払い、あとの2ヶ月は購読者が支払うという、信じられない「契約」もあった。

 私は、新聞をまったく読んでいない勧誘員が新聞の勧誘をしているということが理解できなかった。また、拡張団に所属する多くの人とすれ違っても、あいさつが返ってくることもほとんどなかった。実際に販売所に勤務している従業員の多くはがんばっているが、マナーも研修もない拡張団にはあきれることが多かった。商品がどのようなものかを知らない(新聞に何が書かれているかも知らない)勧誘でほとんどの契約が成立するということは、他のサービス業ではありえないはず。

 集金や盗難などのトラブルを徹底的に告発し、同系列の新聞販売店だけでなく、業界としてルールを確立し、共有していく必要がある。新聞の購読者が不況と活字離れで減っているなか、新聞社からの販売店に対するプレッシャーも厳しくなっているはず。持ち逃げがあった場合の着服金はだれがどう補填をするのかなども含めて、問われるべきだ。

 小林容疑者のマンションからは約百枚の女性用下着が押収されたという。その大半が、小中学生の女児が身につけるタイプで、体操服もあったとされている。朝刊配達中に盗んだものと思われる。大阪市内の所長だけでなく業界にまともな感覚があれば、新聞社が紙面でかざすような良識があれば、このような下着の窃盗も起きなかったかもしれない。7歳のいのちが奪われることも。

 大手の各新聞の販売所を転々としていた容疑者の逮捕に、問われているのは新聞社の社会的責任だ。販売所にかかわる改革をどうしていくのか、現状はどうなのか、紙面で連載できない新聞は購読するべきでないと思う。洗剤の量で新聞の契約を決める「潜在意識」の改革も含めて、同時に問われているは私たち読者の良識でもあると思う。

 私は2年間、高級住宅の地域を配達・集金したが、人がうらやむような人気女優の自宅で本人に何度も対面した。新聞業界が信頼を失えば、読者の警戒感は広がり、地域社会の雰囲気も崩れていく。新聞配達は毎日、生活のすぐそばでされていること。社会的責任と比べて、業界の自助努力が浅すぎることは確かだ。安心して読者・住民が新聞を購読できるように、本気の業界改革を紙面改革以上に求めたい。

 私に配達をしてくれている販売所は、販売所のスタッフの顔や趣味、メッセージなどを適宜ニュースにし、折込広告に入れている。また、ホームページでも公開している。顔の見えるやりとりは、販売所にもスタッフにも読者にもいいことだ。

2005.01.14

限界は誰か?球界・球団幹部に思う

 球団社長ってなんなんでしょう。ヤクルトスワローズの多菊善和社長は13日に、古田敦也捕手について私見としつつも「もう限界だろう。来年は無理。走れればいいけど」と現役続行に否定的な考えを報道陣に示しました。当然ながらそれが今日のスポーツ新聞で報道されました。この社長、1週間前の6日、古田選手が前日に将来の監督就任に関して「12球団OK」の姿勢をみせたことに「それは本人の自由なんじゃないですかね」と発言しています。なぜ、つきはなすのでしょうかね。

 年齢が高い人がすべて時代に追いつけないと言うつもりはありませんが、球界・球団幹部の年齢は高すぎませんか。ヤクルト・多菊社長69歳、読売・渡辺前オーナー77歳、西武・堤前オーナー70歳、阪神・久万オーナー83歳。根来コミッショナーも72歳。60歳をすぎても現役でいられることはすばらしいことなのですが、周囲がものを言えない、悪しき体育会系&ワンマン運営になっていないでしょうか。NHKの海老沢会長も70歳。
 
 アマチュアの世界も同じ。高野連(日本高等学校野球連盟)は2003年、牧野会長は92歳で勇退。70歳の脇村会長が就任しました。選手は16から18歳ですよ。役員に他の年代がバランスよくいればいいのですが、そうではないですね。

 しかも、渡辺さんも多菊さんも久万さんも、選手が不快に思う発言を報道陣を前にくりかえすことがしばしば。ソフトバンクの孫氏や楽天の三木谷氏という新しい会社と世代の参入を経て、球界がどう変わるか、注目です。

2005.01.13

古田、もう限界?球団社長が「私見」

 ヤクルトスワローズの多菊球団社長が13日の球団OB会で、2年契約が今年で終わる古田敦也捕手について「もう限界だろう。来年は無理。走れればいいけど」と報道陣に私見を語ったという。

古田の来季現役は困難 多菊球団社長が私見(スポーツナビ2005/1/13)

古田敦也選手データ(ヤクルトスワローズ)をみても、2004年も3割24本を打ち、今年40歳を迎えるなかでも衰えを感じさせない。元日のTBSの「壮絶筋肉バトル スポーツマンNo.1決定戦」をみたが、現役バリバリといった印象さえ持った。

 昨年来、球団の幹部の「本音」にファンは失望している。「たかが選手」という意識は、読売だけではないのだろう。明日のスポーツ新聞でどのように書かれるか、今年スタートした古田選手のブログで何かふれられるのかも含めて、その発言の真意と波紋を注目したい。 

2005.01.12

古田敦也選手(プロ野球選手会会長)のブログスタート

 2004年ほど、労働組合がスポーツ新聞に登場した年はありませんでしたね。そう、「たかが選手」の発言に代表される球団合併・再編問題に際して、プロ野球選手会が脚光をあびました。

 このブログの記事「2004年をふりかえって ありがとう」でもふれましたが、選手とファンの共感があったから世論の支持が集まったのだと思います。

 私は、労働組合の職員です。昨夏以降、労働組合の関係会議や催しで、プロ野球選手会は教訓めいた話としてよく出てきています。プロ野球選手会会長の古田選手の名前が出てくることもしばしば。

 再編問題に際し、現れたのはライブドア、楽天という、IT企業。そんななかでいちおうの決着はつきましたが、IT企業が球団を持つまでになったこと、世論に打って出るといいながら労働運動がネット上で大きく踏み出せていないこと、2005年はこの関係をしっかり打開していく必要に迫られた年でもあるといえます。

 ヤクルトスワローズのキャッチャーで、プロ野球選手会会長の古田敦也選手の公式ブログが今年からスタートしました。労働組合関係者も注目する彼の言動、でもブログにその人たちがどこまでアクセスするのか、まずそこに課題があるのだと思ってしまうのです。

 この2日間忙しかったので、ブログさぼってしまいました。がんばろうと思う自分へのつぐないも含めて今日は2つ書きましたとさ。

1月23日NHKスペシャル「どうする憲法 国民に問う」

 年明けの週刊「少年マガジン」は、4日発売の第6号と今日12日発売の第7号で「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」という読みきりドキュメントを掲載。ベトナム戦争を最前線で戦った元アメリカ海兵隊のアレン・ネルソンさんの体験と今の思いを焦点に、殺すのも殺されるのも人間だと真実を描いている。これも今年が戦後60年にあたることと、イラクへの自衛隊派兵の延長、憲法論議にかかわってのことだと思う。

 不祥事と不信の続くNHKだが、1月22日・23日と、民放ではできない特集を放送する。NHKスペシャル『シリーズ憲法 私たちは9条とどう向き合ってきたのか どうする憲法 国民に問う」。2回の放送で憲法9条を問うもの。

【第1回 1月22日(土)21:00~22:14】
憲法9条の60年は、論争の歴史でした。
東西冷戦の勃発と自衛隊の誕生・安保闘争、冷戦終結とPKO、同時多発テロとテロとの戦い、そして自衛隊のイラク派遣。
国際情勢が激変する中、それぞれの節目で、どのような政策決定と論争が行われてきたのか。
政治家や官僚、そして政治を見詰めてきた有識者などへのインタビューを交えながら、9条の60年を振り返り、いま9条論議が問いかけるものは何か考える。


【第2回 1月23日(日)21:00~23:00】
憲法9条の解釈・論争の歴史を踏まえ、私たちは今、9条とどう向き合っていくべきか。
第2回は、生放送での徹底討論です。
スタジオに、各党代表の国会議員、そして一般の人々などを招き、討論します。

 この第2回、一般の人々は9条改憲賛成30人、反対30人が生出演し、時間や人数がわからないが、発言の準備があるという。

 9条改憲反対派の一人として、私が親しくさせていただいているベテランの男性保育士が熱い思いと理念を胸に出演する予定だ。国会の内外で、改憲に対する温度差は依然として大きい。短い時間の中でどんな論議がされるのか、今から注目している。

 ご意見送信フォームで意見が募集されている。私も「憲法論議」に参加しようと思っている。

2005.01.09

新成人が考える「時」の意識アンケート2005 あの人の輝きが・・・

 10日は成人の日。各地で成人式が催されます。対象は1984年の4月2日から1985年の4月1日生まれ。

 1985年ではなく、3分の2が生まれた1984年にちょっとスポットあててみます。

 この1984年には、
  ロサンゼルスオリンピック、
  ロス疑惑、
  グリコ・森永事件、
  新一万円札(福沢諭吉)・新五千円札(新渡戸稲造)・新千円札(夏目漱石)を発行
 などの出来事があったそうです。

 アテネ五輪、子どもをねらった事件、新札発行・偽札事件とあった2004年に似ているところもありますね。

 ヒット商品は禁煙パイポ。

 ヒットしたのはこんな曲。
1984年/昭和59年 邦楽年間ヒットチャートシングル編
 1位「もしも明日が…。」(わらべ)、2位「ワインレッドの心」(安全地帯)、3位「Rock'n Rouge」(松田聖子)、4位「涙のリクエスト」(チェッカーズ)、5位「哀しくてジェラシー」(チェッカーズ)など。

 さて、本題。新成人の「時」の意識をうつしだす時計メーカー「SEIKO」のアンケートがなかなか興味深いです。このブログでも昨年12月16日の記事「新成人が考える「時」の意識アンケート調査2004」で、2004年版のアンケートにふれましたが、今年1月6日に新しいアンケート結果が発表され、新聞など多くのメディアで取り上げられました。

 新成人が考える「時」の意識アンケート調査2005(SEIKO 2005/1/6)
   ※実施期間は2004年11月中旬

 Q2未来の自分について一つだけ、何が知りたいですか?では、
 女性に多いのは、いつどんな相手と結婚できるか、幸せな人生を送れるか、
 男性では、寿命・死因が僅差の2位。

 Q3あなたが今、世界の中心で叫びたい「1秒の言葉」は?では、
 男性では、「お金が欲しい」が女性のその2倍を上回って1位。

 Q4いま最も輝いている「時の人」と言えば誰ですか?では、
 ペ・ヨンジュン、イチロー、波田陽区と、納得ですが、
 あれ?2003年3位、2004年1位と、8%台をキープして上位にランクインしてきたあの人が10位までに入っていません。今回は少なくとも1.4%(10位)を下回った模様です。小泉純一郎さん、輝いてないようですよ。小泉さーん、20歳は選挙権を持ってますよ。

 設問がうまく、時代を反映していますね。余談ですが、9日の夜明け前、東京で初めてはっきり大きな流れ星を見ました。勘違いでなければいいのですが、ええ。

 この一週間、1700をこえるアクセス数をいただきました。ちょっとこわいくらいですが、無理しないようにがんばります。

【関連ニュース】
自分の時価総額はいくら? アンケート1位は「0円」(asahi.com)
自分の評価0円?無限大?(スポーツニッポン)

紳助「復帰」大歓迎には違和感あります

 1月3日に、島田紳助さん「復帰」 吉本興業の配慮がなさすぎるという記事をこのブログで書いてから、アクセス数が増えました。トラックバックやコメントもいただいています。

 私の立場は、テレビ復帰は否定しないが、少なくとも「行列のできる法律相談所」への出演は降板すべき、今回の「復帰」について吉本興業の配慮がなさすぎる、というものです。

 でも、この件について個人発のブログをいくつもみてみると、「復帰」歓迎論が多いようです。驚きました。私はテレビに復帰するなということは言っていません。ただ、1回目の会見でうそをついたことのけじめ、民事訴訟に出てくることが予想されていることと被害者社員への連絡さえ不十分だということへのけじめが残っているなかで、法律・訴訟番組に出ることへの違和感に耐えられないのです。

 島田紳助暴行事件リンク集をみても、暴力をふるわれた方にも原因があるという意見が載っています。吉本興業の所属タレントの一部もこの論調で紳助擁護にまわっています。

 愛のムチ論はいまだにありますが、今回の暴力はふつうのものと違うと私は考えます。教師の体罰についても私は否定的ですが、体罰やむなしを認めたとしても、教師が愛のムチで生徒につばをはくことは許されるのでしょうか。厳しい世界の職人が弟子に、愛情でつばをはくでしょうか。記憶を違えるほどの感情での暴力というのは信じられません。

 繰り返し書きますが、暴行事件後の10月の会見では、「髪をつかんで座らせ、平手で一発」と言っていました。しかし、その後の略式起訴の際には「右手やリュックサックで頭を殴ったほか、髪をつかんで壁に打ち付け、つばをはきかけるなどの暴行を加え、約2カ月のけがを負わせた」という起訴事実を認めたわけです。

 つい手が出た、なぐってしまった、というレベルではないのではないでしょうか。特に「つばをはく」という神経と、「つばをはかれた」マネージャーの感覚は、私の想像をこえてしまうのです。

 サンデープロジェクトや「法律相談所」、TBSのオールスター感謝祭など、彼の番組はよく見てきましたが、ただ暴力をふるって訴えられて反省して謝ったのではない姿勢に対して、あまり批判がないことに不安さえ覚えます。

 暴力をふるった、告発された、つい手が出たと謝った、説明と違う起訴事実を認めた、謹慎を吉本が解いた、不本意だが本人は「復帰」したという流れ。事実が違ったことについて詳しい説明をせず、バラエティーだけでなく報道にもかかわってきた社会的影響力のある島田紳助さんが「法律相談所」に復帰する。このことにやっぱり違和感があるのです。

2005.01.08

中越地震、音楽を通して励ましを

 「音楽を通して皆さんの暖かく熱い励ましを新潟の方達に送ろう」と、FUJI ROCK FESTIVAL 事務局が新潟応援団を結成して、中越地震被災者支援のためのチャリティコンサート「HEAL NIIGATA 中越地震ミュージック・ベネフィット」を開催する。「被災者支援はもとより、風評被害に伴う経済的二次災害の防止と経済復興、生活再建への道を目指し、湯沢町との共催、新潟県の後援を通じて、官民が一体となって」展開するという。

 1月10日には、首都圏でも渋谷AX、横浜BLITZ ZEPP東京の3箇所で開かれる。ホームページによれば、下記のアーティストが出演。

■Char
■電撃ネットワーク
■LOSALIOS
■サンボマスター
■東京スカパラダイスオーケストラ
■audio active
■THE BACK HORN 
■BUFFALO DAUGHTER 
■MO'SOME TONEBENDER 
■くるり
■ROSSO
■UA
■eastern youth
■ハナレグミ
■忌野清志郎
■JUDE
■KEN YOKOYAMA
■無戒秀徳アコースティック&エレクトリック

 すばらしいイベント!

2005.01.07

やっぱり変だ!石原都政の「開かれた福祉」

 東京都は今日7日、次世代育成支援対策推進法に基づく「次世代育成支援東京都行動計画」の検討状況について、意見をうかがうとして、パブリックコメント(意見募集)を告知しました。

 今後、さらに検討を進め、具体的な事業を盛り込んだ「計画案」について、改めてパブリックコメントを実施する予定だとしていますが、公募委員なども含んだ懇談会は次回第4回の2月7日で終わることになっています。

 今回のパブリックコメント(意見募集)は1月20日まで、それを含めた計画案を2月7日の懇談会で示し、その後もう一度パブリックコメントを実施し、3月に計画を策定する流れのようです。

 都の「広報」には、公募委員の募集以降は出ていませんし、今回の意見募集も2週間で、ホームページに掲載しただけ。

 しかも、懇談会の議事録は第2回までしか掲載されていません。第3回の12月1日の懇談会では、ある委員から私立保育園への補助が大幅に削減されているのではと意見が出たのに対して、「誤解」で「利用者本位」に再構築したという答弁が都側からあり、ごまかしのもとですすめられてもいます。


次世代育成に関するパブリックコメントを実施します(2005.1.7東京都福祉保健局)

次世代育成支援懇談会 議事録※1月7日現在、第2回までの分しか載っていません。

 「開かれた福祉」を「利用者本位」ですすめていると言いながら、公開性がほんとに薄い展開です。誰も知らないなかでセレモニー的にすすんではいないでしょうか。

 石原都政になってから、最低限ふまれるべきことさえも閉ざされているというのが実感です。これでいいのでしょうか。

2005.01.06

本の紹介「夕凪の街 桜の国」

 この3ヶ月間ずっとこだわっているコミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社)。日本原水協(原水爆禁止日本協議会)の機関紙「原水協通信」新年号(1月6日発行)でこの本の紹介をさせていただいた。

 紹介文とカラーの表紙、「原爆十周年 みんなの手で原水爆禁止世界大会を成功させましょう」という廣島準備会の看板が立つ街頭募金の様子がみえる8ページ、皆実が8月6日を思い浮かべて「ごめんなさい」としあわせを拒む23ページを掲載。

***
◇本の紹介 「夕凪の街 桜の国」(こうの史代・著)

発行=双葉社 A5判103ページ 定価800円(税抜)

 原爆投下から十年、一九五五年のヒロシマを舞台に、三十代の著者が「最もか弱き者たちにとって、戦争とは、原爆とは何だったのか」を丹念に描いている。「生き残ってしまった」思いにかられる女性は、淡い恋に「うちはこの世におってもええんじゃと教えてください」と問い、「生きとってくれてありがとうな」と心が結ばれる。しかし、原爆症が襲いかかり・・・。

 当時の街や人の姿、文化、言葉が細かく描写され、第一回を迎える原水爆禁止世界大会の告知ビラや「世界大会を成功させましょう」という街頭募金の様子も登場する。
昨年十月に単行本として発売され、多くの新聞や雑誌の書評だけでなくネット上でも反響が広がり、日常の視点での想像力と多くの涙が生まれている。

 半世紀をつなぐ短編三作の構成で、中学生にも読めるコミック。被爆六十年を迎え、一人でも多くの人、特に若い世代におすすめしたい。身構えのいらない傑作!

 ※第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞

【以上、「原水協通信」新年号より(2005年1月6日発行 日本原水協)】


「原水協通信」は毎月1回発行、年間購読料2640円
原水協通信についてのお問い合わせは日本原水協(原水爆禁止日本協議会)

 同号には、広島市長、長崎市長の新春のメッセージと、「原水爆反対!命を平和を未来を奪わないで!!!」と書いた色紙を手に写った女優で歌手の上戸彩さんのインタビューなども掲載されています。おすすめです。

 「夕凪の街 桜の国」については、下記の過去の記事でもふれてきました。

2004年をふりかえって、ありがとう(2004/12/30)
「夕凪の街 桜の国」と「父と暮せば」(2004/12/18)
コミック「夕凪の街 桜の国」(2004/12/7)
コミック「夕凪の街 桜の国」(2004/11/29)
夕凪の街 桜の国(2004/11/10)

2005.01.05

6日最接近、すい星が肉眼で見える?!

 東京も寒さが急に厳しくなってきましたが、見上げると冬の夜空は月がとてもきれいだっていうことに、この数日間気づかされています。

 さて、そんな夜空にすい星が肉眼で確認できるらしいという話。

 滋賀県多賀町の民間天文台「ダイニックアストロパーク天究館」がマックホルツすい星の撮影に成功。6日夜に地球に最接近して、四等星ほどの明るさになるそうです。

 京都新聞によれば、この館長は、「天気さえ良ければ夕方から午後9時ごろ真上を見上げると、すばるの横で輝くすい星を肉眼で確認できる」と話しています。

 少し視力の悪い私ですが、明日6日に試して見てみよっかなぁと思いました。

・マックホルツすい星の撮影に成功 多賀町の民間天文台(京都新聞)
・すい星 地球接近中のマックホルツ、優美な姿を観測(毎日新聞)

追記:マックホルツ彗星、月末まで肉眼でも 南の空に(asahi.com)によれば、最も見つけやすいのは7日から9日。暗いところなら月末まで肉眼で確認できるようです。

今日が仕事始め

 今日5日が私の仕事始めです。この1週間、1200近いアクセスをいただきました。さだまさしさんと島田紳助さんの影響が大きかったようです。ありがとうございます。

 昨年の9月17日にスタートしたこのブログも、これがちょうど100件目の記事になりました。今月は忙しいので、ペースも内容も落ちると思いますが、ボチボチがんばります。

2005.01.04

週刊「少年マガジン」 ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?

 今日4日発売の週刊「少年マガジン」(講談社 第6号・1月26日号)を買いました。元アメリカ海兵隊のアレン・ネルソンさんの体験を描いた「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」(三枝義浩)を読みたくて。今号の前編と12日発売号の後編の107ページ読みきり緊急ドキュメンタリー企画。

 この企画については、12月29日のこのブログの2つの記事、
 「少年マガジン」に元海兵隊体験記1「少年マガジン」に元海兵隊体験記2
 に詳しく書いたつもりです。

 ネルソンさんの視点で、海兵隊への入隊の経緯、ベトナム戦争の最前線の惨状が描かれています。イラク戦争の大義が崩れたなか、戦争そのものの大義、人間のいのちと戦争に焦点があたっている。今朝読んで、そんな印象を持ちました。

 次号の後編では、アレン・ネルソンさんのインタビューも掲載されるそうです。ベトナム戦争についてのわかりやすいQ&Aもあり、小学校高学年から読めるものになっています。

 殺されるのも、殺すのも、人間。イラク戦争や自衛隊派兵についての報道が極端に減っているなか、戦争の真実に迫った作品をぜひ手に。後編にも期待!

2005.01.03

島田紳助さん「復帰」 吉本興業の配慮がなさすぎる

 島田紳助さんが昨日2日に「行列のできる法律相談所」の最後に出演し、「復帰」したことについて、私はキョーレツな違和感を持った。

 暴行事件後の10月の会見は、ワイドショーなどでもかなり使われたが、「髪をつかんで座らせ、平手で一発」としていた。しかし、その後の略式起訴の際には「右手やリュックサックで頭を殴ったほか、髪をつかんで壁に打ち付け、つばをはきかけるなどの暴行を加え、約2カ月のけがを負わせた」という起訴事実を認めた。
 
 島田紳助さんの暴行事件の被害者・女性社員の代理人は年明けの復帰について12月28日、「時期尚早? はい。反省していないと思う。今後どういう態度をとるか見ていきたい」と答えたという。女性はいまも都内で通院中で、PTSD(心的外傷後ストレス障害)だったことも判明して、職場復帰のメドも立っておらず、今後は症状など被害状況を把握したうえで、民事訴訟に踏み切るという。刑事処分後は紳助側からの連絡もなく、徹底抗戦の姿勢だとされている。

 2日の生出演で島田さんは、「謹慎中、これまでの人生にないくらい深く反省し、今も謝罪の気持ちで一杯です。特に(けがをさせた)相手の方に本当に申し訳ないことをしたと、この2か月間、深く反省してきました。今後とも誠心誠意対応したいと本心から思っています」と語った。

 反省したことは伝わってきたが、ブラウン管を通しての謝罪が2度目になると、1度目がどうだったのかについて少なくとも事実が違ったことを番組の生出演という形のなかでも認めなければならないと思う。テレビで育って、生きていくわけだから。「謝罪会見に事実が違うことがありました」と。
 
 それにしても、吉本興業という会社は、配慮がなさすぎる。示談は成立せず、民事は残っている。関係は、連絡すらない。この状況からすれば、「行列のできる法律相談所」というあまりにも今回の件に直接的すぎる番組は、島田紳助さんのためにも、女性社員のためにも、降板させるべきだ。

 「うれしくない」紳助複雑復帰(スポーツニッポン2005/1/3)も、「収録中に“訴える”とかいう言葉が出る度へこむと思います。でも(降板は)僕が決めることやない。つまらん司会者になってしまったかもしれない。そうしたらスタッフに降ろしてもらいたい」と昨日の出演後の会見での苦悩を報じている。

 また、出演している4人の弁護士も「法律相談所」でのコメントが難しくなるはず。特に住田さんは女性の権利に明るい方だと聞いている。前回の都知事選でも、具体的な政策への私の評価は避けるが、女性、子ども、高齢者、障害者の視点を大事にと立候補した樋口恵子氏を中心的にかついだなかの一人でもある。

 タブーがあるなかでの法律論争は、バラエティーとしてもおもしろくなくなる。少なくとも「行列のできる法律相談所」を降板させることが、所属タレントと女性社員を守ることになると思うのだが。

 日本テレビ「行列のできる法律相談所」のホームページは、島田さん復帰について何もふれていない。このような相談所に行列はできるのか。。。

島田紳助暴行事件リンク集に、芸能関係者の紳助擁護・紳助批判の両論が載っています。

2005.01.02

あなたの涙そうそうは? 遥かなるクリスマスを聴いて

 一番好きな歌は?と聴かれたら、夏川りみの「涙そうそう」と私は答える。BIGINの緩やかであたたかいメロディー、森山良子のせつなさとやさしさがゆたかな詞、夏川りみの圧倒される歌唱力(2004年レコード大賞最優秀歌唱賞)に、やすらぐ。涙そうそうとは、涙がぽろぽろ止まらないという意味。

 TBSは、50周年プロジェクトとして、「あなたの涙そうそう」をお寄せくださいとよびかけている。TBS放送50周年プロジェクト「涙そうそう」に詳細がある。応募要綱によれば、「大切な思い出をお預かりして、各分野のプロデューサーにより、ドラマやバラエティなどの番組や映画に」育てるというもの。1月15日締め切りで、形式は自由。すでに応募されたもののいくつかの要約も掲載されている。

 1月2日、新年早々に涙腺がゆるくなった。さだまさしが紅白で歌った「遥かなるクリスマス」を試聴して、歌詞を読んで。

 ※試聴は、大人のための「e+selection」PICK UP「さだまさし」遥かなるクリスマス「プロモーションビデオ」
 ※歌詞は、SCUM’S BLOGの「紅白歌合戦のさだまさし」

 紅白では、8分の曲を4分半に仕上げたという。「人々はもう気づいている 裸の王様に大人達は本当の事が言えない」「子供達の瞳は大人の胸の底を 探りながらじわりじわりと壊れていく」など、かなり直接的なメッセージを含んだ歌。

 私は2003年夏に長崎を訪れた際、「ナガサキ・ピース・ミュージアム」(発起人:さだまさし)に立ち寄った。とても小さく狭いけれど、強いメッセージ性を感じた。
 昨年、紅白は2月11日に再放送。今度もされるはず。さだまさしの部分は絶対聴いてみたい。「遥かなるクリスマス」を含むアルバム「恋文」も買おうと思う。

 かの国ではいまだ戦闘状態は続き、多くの市民が犠牲になり、裸の王様の国の兵士も1300人以上がいのちをおとしている。この国にも、「非戦闘地域」に送られた人の無事を祈って、涙する家族がいる。震災や子どもをめぐる痛ましい事件でも、多くの涙が流れている。

 あなたにとっての涙そうそう。応募しようとする思い出は私にはまだないが、この企画に寄せられた思い出が番組にどのように育ち、またどんな涙を生むのか、注目したい。

紅白斬り!波田陽区と青木さやか、海老沢会長に思う 

 1日付のスポーツ新聞各紙は、
「第55回紅白歌合戦。紅白に分かれて頑張りますって、言うじゃな~い。でも、紅組が勝とうが白組が勝とうが興味ありませんから!残念!その時、格闘技の結果に夢中。斬り!」
 と紅白をバッサリ斬った波田陽区さんの出演についてふれました。
 ※波田陽区言いたい放題!紅白斬った(日刊スポーツ2005/1/1)

 リハーサルは別のネタですませておいたそうです。サブちゃんについてのヨイショも、バランスとしてはしかたないのでは。12月下旬の朝日新聞に夢は「全米デビュー」、斬りたいのは「ブッシュ大統領」と答えた彼、なかなかの侍ですね。

 「共演」の青木さやかさん、肩ひもが落ちるシーンもネタで、「ちょっとどこ見てんのよ」。紅白後にわかった話ですが、青木さんは12月下旬に都内で歩行中に、自転車とぶつかって負傷し、自身が救急車で運ばれる事故にあっていたそうで。1日付の新聞都内版で報じられました。軽傷で大事にいたらず、出演かなってよかったですが、事故の相手に「ちょっとどこ見てんのよ!」と言ったかまでは確認できてません。残念!

 というか私、紅白みてませんから。切腹。。。でも、切腹しなきゃいけないのは、私でも波田陽区でもなく、海老沢会長では。。。海老沢会長はどこを見てるんでしょうか。
 
 紅白歌合戦、1分もみませんでした。TBS「K-1 PREMIUM 2004 Dynamite」とフジテレビ「PRIDE 男祭り2004」を交互にみてました。

 みなかった理由は、不祥事つづきのNHKだからというより、波田陽区がやったからではありませんが、紅白にわかれる意味がよく理解できないのです。なぜ男女にわかれて歌をうたって、勝ち負けを決めるのか。男女の組数がなぜ半々でなきゃいけないのか。などなど。

 年の瀬にお茶の間で家族そろって楽しめるものは必要でしょう。しょーもないお笑い番組でも、血を流す格闘技でもなく。1年を振り返って何かほっとできるもの。それこそ「公共放送」に求められていると思います。「紅白」にこだわらない歌合戦も含めて、「視聴者の声」を直接聞き込んでもらいたいです。

紅白歌合戦の視聴率、第2部は過去最低39・3%(読売オンライン)だったそうです。K-1+PRIDE=紅白、という図式です。ビデオリサーチの紅白視聴率の変遷は、NHK総合「紅白歌合戦」の視聴率(ビデオリサーチ)を参照ください。(追記)

2005.01.01

2005年を迎えて

 みなさん、明けましておめでとうございます。雪が道々に残るなかで新しい年を迎えました。

 この1月1日、一番大変なのが、ぶあつい新聞を届ける配達員と、大量の年賀状を早朝から配る郵便配達のみなさんでしょう。足元がすべるなか、何重のつらさがありますね。1月2日は新聞休刊日ですが、年賀状の配達は32年ぶりにおこなわれます。

 「災」の年となった2004年、その暮れの12月30日に奈良の女児誘拐殺人事件にからんで新聞販売店店員が逮捕されたせいで、天候でない「逆風」も販売店のスタッフには予想されます。この「風当たり」と実態については、後日詳しく書くことができると思います。報道、ジャーナリズム、倫理を掲げる新聞を支える側はどうあるのか、どうあるべきか、私の視点で深くふれる予定です。

 かたい内容ばかりで、おもしろさは薄いと思いますが、どこまでつづくかはさておき、今年もよろしくお願いします。ブログを書くペースは少し落としていくことになりますが。

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