限界は誰か?球界・球団幹部に思う
球団社長ってなんなんでしょう。ヤクルトスワローズの多菊善和社長は13日に、古田敦也捕手について私見としつつも「もう限界だろう。来年は無理。走れればいいけど」と現役続行に否定的な考えを報道陣に示しました。当然ながらそれが今日のスポーツ新聞で報道されました。この社長、1週間前の6日、古田選手が前日に将来の監督就任に関して「12球団OK」の姿勢をみせたことに「それは本人の自由なんじゃないですかね」と発言しています。なぜ、つきはなすのでしょうかね。
年齢が高い人がすべて時代に追いつけないと言うつもりはありませんが、球界・球団幹部の年齢は高すぎませんか。ヤクルト・多菊社長69歳、読売・渡辺前オーナー77歳、西武・堤前オーナー70歳、阪神・久万オーナー83歳。根来コミッショナーも72歳。60歳をすぎても現役でいられることはすばらしいことなのですが、周囲がものを言えない、悪しき体育会系&ワンマン運営になっていないでしょうか。NHKの海老沢会長も70歳。
アマチュアの世界も同じ。高野連(日本高等学校野球連盟)は2003年、牧野会長は92歳で勇退。70歳の脇村会長が就任しました。選手は16から18歳ですよ。役員に他の年代がバランスよくいればいいのですが、そうではないですね。
しかも、渡辺さんも多菊さんも久万さんも、選手が不快に思う発言を報道陣を前にくりかえすことがしばしば。ソフトバンクの孫氏や楽天の三木谷氏という新しい会社と世代の参入を経て、球界がどう変わるか、注目です。
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