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2005.01.23

学校で起きたこと 4

 中学2年になった春、1年生のときに授業をクラスでボイコットした相手の教師がまさか担任になるとは考えもしなかった。始業式で生徒名簿と担任発表をみて、驚いた。1年生は7クラスあったが、その教師は1年時は担任を持っていなく、2年になって久しぶりに担任を持ったのだ。ボイコットの事実も学年中の生徒がもちろん知っていた。この時点でいやな予感はあった。

 新年度が始まり、前年度のことを意識しすぎたベテラン女性教師のハイテンションぶりと、ボイコットされた教師ということを知る生徒たちとのかけひきが始まった。30人以上に教師1人。教師の信頼できる生徒も少なく、というよりはゼロで、ホームルームなど日常的に私語が絶えず、他の授業で起きたこともその担任の口を通せば、余計に生徒が攻撃的になるという事態は、どんどん悪くなるばかりだった。

 あまりにうるさい授業が続き、授業を中断して、詩を読む機会が与えられ、全員がその感想を授業内に提出しなければならないとされた。私も提出したが、そこでどうやら区別がつけられた。内容まで詳しくは覚えていないが、改心したように感動を書いた生徒と、そうでない生徒、ここで担任は生徒に対して印象をわけていった。掃除をしている姿を見たり、私語をしていない私の姿を見ると、「変わったね。あの感想を書いてから」とみんなの前で指摘され、勝手に決め付けられた。前から掃除だけはしていたし、私語も極力少なかった私には、教師の「あせり」さえ伝わってきた。

 そんなあせりも30人に伝わるのに時間はかからなかった。一人ひとりがやりとりのなかで感じていったこともあれば、ある程度まわりに流されたこともあったように思う。ホームルームが私語で成立しないことが1学期すぐにあった。2学期には学級委員のなり手もなく、私の自宅にその教師から「引き受けてほしい」と電話がかかってきたこともあった。相当追い詰められていったんだと思う。

 言われて断ることはあまりしなかったので、引き受けたが運営は難しかった。「教師の味方」になりすぎてもならなくても、バランスが保てないからだ。1年を通して、正式にどうかは別として、まとめ役だったように思う。

 2年生の中盤、離婚や家庭の不和、学力の差、進路の先行き不安などで、荒れは学年全体でも目立ってきた。そんななか、事件は起きた。担任と生徒たちとの小さないざこざも、ホームルームの不成立も、最終的には「内申書に書くよ」などの力技でなんとか繕われてはきた。でも、そのときは通じなかった。

 閻魔帳(えんまちょう)と自称していたノート。私語が増えると、「これに書かんといけんね」とけん制して、評価対称だということ、それが高校進学への内申点(テスト以外の評価点)にひびくと、さんざん聞かされてきた。帰りのホームルーム中に、なんとそのノートを教卓に置いたまま、担任が所要で一時的に職員室に戻ってしまったのだ。

 みんなが気にしているノートが教卓にある。そのことを全員が知っていた。反発もあり、そのノートをのぞくまでに何分もかからなかった。ノートには予想以上のことが書かれていた。担任教師そのものをクラスがボイコットという展開、14歳30数人と50代の女性教師との本格的な対立を決定づけることになった。

(つづく) ※次回がこのシリーズの最終とし、1から4を1つにまとめます。

【過去記事】

・学校で起きたこと 3(2004/10/18)
・学校で起きたこと 2(2004/10/13)
・学校で起きたこと 1(2004/10/12)

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