やっぱり変だ!石原都政の「開かれた福祉」
東京都は今日7日、次世代育成支援対策推進法に基づく「次世代育成支援東京都行動計画」の検討状況について、意見をうかがうとして、パブリックコメント(意見募集)を告知しました。
今後、さらに検討を進め、具体的な事業を盛り込んだ「計画案」について、改めてパブリックコメントを実施する予定だとしていますが、公募委員なども含んだ懇談会は次回第4回の2月7日で終わることになっています。
今回のパブリックコメント(意見募集)は1月20日まで、それを含めた計画案を2月7日の懇談会で示し、その後もう一度パブリックコメントを実施し、3月に計画を策定する流れのようです。
都の「広報」には、公募委員の募集以降は出ていませんし、今回の意見募集も2週間で、ホームページに掲載しただけ。
しかも、懇談会の議事録は第2回までしか掲載されていません。第3回の12月1日の懇談会では、ある委員から私立保育園への補助が大幅に削減されているのではと意見が出たのに対して、「誤解」で「利用者本位」に再構築したという答弁が都側からあり、ごまかしのもとですすめられてもいます。
次世代育成に関するパブリックコメントを実施します(2005.1.7東京都福祉保健局)
次世代育成支援懇談会 議事録※1月7日現在、第2回までの分しか載っていません。
「開かれた福祉」を「利用者本位」ですすめていると言いながら、公開性がほんとに薄い展開です。誰も知らないなかでセレモニー的にすすんではいないでしょうか。
石原都政になってから、最低限ふまれるべきことさえも閉ざされているというのが実感です。これでいいのでしょうか。
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