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2005.02.14

子どもたちを加害者にも被害者にもしないために、支えるべきこと、警鐘に耳を実態に目を

 12・13日と、仕事でした。特に13日は朝からエクセルつかった給料の試算、昼はそれをつかった打ち合わせ、夜は労働相談で、終わったのは午後10時半。世間は連休で、とってもさみしいし、寒さが帰り道にふきつけます。

 でも、すごくしんどいけどやっぱりやりがいはあるんです。私は労働組合の職員で、対象は民間の保育所・福祉施設。13日はある保育園の組合役員5人が、職場の矛盾を正そうと集まっての相談となりました。家庭は大丈夫かなとこちらが心配してしまうような新婚の保育士もいれば、職場に入ったばかりの男性保育士もいて。

 国や都、自治体の施策転換で保育園にくるお金が減って、矛盾があちこちでふきだしています。理念や理想だけでなく、どうしたいかを話し合い、その矛盾をできるだけ抑えようとする人たち。そこにこそ希望はみえてくるように思います。目の前の問題から逃げない、そんな大人に子どもたちは心を寄せる。そこに信頼が生まれ、向き合える。そう信じています。

 子どもたちが加害者にも被害者にもなる矛盾極まる時代に守らなければいけないこと、支えるべきことは何でしょう。今日昼に会議をもったある保育園。職員の平均で額面年収が300万円ちょっと、多くは200万円台。この東京で。自治体の保育安売り競争が強まるなか、職員の定着はやりがいだけでは困難です。

 子どもたちと向き合うやりがいとやりきれなさのきしみ、大きな責任とそれに対する社会・政治の支えのゆがみ、どんどん激しくなっていませんか。さまざまな雑音のなかで、また社会生活で携帯ばかりに目が行く中で、さらにどこでもウォークマンで耳をふさぐ人が少なくないなかでも、この警鐘に気づいてほしい。目を向け、耳を傾けてほしい。そう思います。

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