コミック「夕凪の街 桜の国」で第9回手塚治虫文化賞新生賞
昨年10月に発売され、あるブログの記事をきっかけに手にして読んだコミック「夕凪の街 桜の国」(著こうの史代 双葉社 840円)。このブログで数度触れてきました。
最終ノミネート作品に残っているということを知って、結果を気にしていた「第9回手塚治虫文化賞」の選考結果(下線部クリック)が5月10日付の朝日新聞朝刊で発表されました。
大賞の受賞はならなかったものの、こうの史代さんは「原爆の悲劇を戦後の日常の中に静かに描き出した清新な表現に対して」新生賞を見事に受賞しました。web上には詳しくは載っていません(5月11日現在)が、紙面に大きく掲載されていますので、朝日新聞を購読されている方はぜひご確認ください。
私、この8月に昨年に続いて7回目になる広島行きが決まりました。このコミックの書評はあらためて私なりに書いてみたいと思っています。何度も読んで、まわりに知らせながら、この作品の等身大の響きと奥の深さに気づかされています。
●「第9回手塚治虫文化賞」決まる、マンガ大賞は『PLUTO』(2005/5/10asahi.com)
こうの史代さん本人も書き込む、こうの史代ファンページの掲示板に読者のお祝いのメッセージが続いています。
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◇こうの史代さん、新生賞受賞のお言葉(こうの史代ファンページさん、掲示板より)
メディア芸術祭の時はまだ全然実感が湧かなかったけど、今日はなんだか緊張してあんまり眠れませんでした。最終選考に残っただけで嬉しかったのに、なんか、ほんとに「まんが家」にな... [続きを読む]
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