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2005.07.16

「若者は改憲派が多い」ってホントかな?

 先週、組合の支部の憲法学習会で1時間半ほど話をさせていただいた。その中で、若い世代は改憲に積極的かという問題提起を含めた。

 「最近の若い人は憲法を変えてもいいと思っている」「無関心で行動に参加しない」というような声を、ベテラン役員から聞くことがある。そうか?と私は懐疑的にみている。「若者は改憲派が多い」と決めつけてしまっている人もいる。

 具体的な資料を整理した。

◆2005/5/3朝日新聞世論調査

 憲法全体の改正について「必要がある」56% 
 
九条について 「変えるほうがよい」 「変えない方がよい」 
 全体            36%         51%       
 20代     33%         59%
 30代     38%         53%
 40代     38%         54%
 50代     40%         47%
 60代     40%         47%
 70代     30%         49%

***

◆イラク戦争開始時の賛否(2003/3/20-21毎日新聞)

全 体   支持28%  不支持65%
20代    支持11%  不支持84%

年代が上になるほど支持がふえ、
70代以上 支持39%  不支持52%

***

◆君が代問題の不起立処分 朝日新聞世論調査(2005/6/25-26)

 都教育委員会が都立学校の卒業式などで「君が代」斉唱時に起立しない教職員を処分していることへの賛否を聞いたところ、反対が61%で、賛成28%の2倍以上。若い世代ほど反対と答える傾向が強く、20代では7割を超えた。
 年代別でみると、20代は賛成15%に対して反対73%。これが40代では賛成30%、反対65%になり、70歳以上では賛成43%、反対40%と賛否の比率が逆転した。
 男女の年代別で見ると、最も反対が多かったのは20代女性の80%、最も賛成が多かったのは70歳以上の男性の50%だった。

***

 沖縄の調査でも、9条を守れという声は20代が一番大きいという傾向が出ている。若い層に改憲派が多いという分析は、イメージ先行、先入観ではないかと、私は思っている。

 確かに、反戦デモや署名行動への参加という形での意思表示を拒否する傾向はあると思うが、それはスタイルをどうとらえるかの違い。自分たちのメッセージをどう表現するか、これまでのスタイルのみにこだわらず、いろいろやってみるなかで模索してみていいのでは?

 憲法を変えて、しばりをゆるめて、戦争に参加しやすくする動きは強まっている。憲法を変えるための国民投票で過半数をどっちがとるかにかかってくる。あやまった先入観をもった働きかけで、声はどれだけ広がるだろうか。

 来週にも、平和をめぐる動向と憲法について別の支部でお話をさせていただく。そこでも少しふれてみたい。

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平和」カテゴリの記事

コメント

私も先頃、東京新聞紙上でアンケート結果を見てオヤと思いました。「一般に言われているのと違うジャン」って感じです。ちゃんと事実を知らないと、ダメですね。おっしゃるように多くの若者は既存の表現スタイルに興味がないのであって、若い人の参加したくなるようなメッセージの表現方法を開発することが必要になっているのだと思います。

そうでないと、意思表示をしないうちに、勝手に流れがつくられていってしまうことにもなりかねません。かくいう私はオバサンですが、オバサンだって既存の署名活動やデモにはちょっと限界を感じています。

そのとーり。って合いの手入れたくなります。

そういう意味では、「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンの、ホワイトバンドなんか、新しい表現方法だと思います。

知り合い以外でつけてる人、まだ見てませんが。

なにげない、さりげない、わかりやすいの3拍子(イメージです)の意思表示、もっと多様に、多彩に、多岐に、あったらおもしろいと思うのですが。

リーディングバトン、さぼってごめんなさーい。

私としては、むしろ、年配(特に50代以上)の男性の方が保守的で、戦争に肯定的で、憲法9条があることの意味がわかってないなぁって思っています(たしかに一般的な私たちのスタイルの活動への参加とか反応は悪いかもしれませんが…)。20代、30代の人たちの方が敏感で、常識的な問題意識を持っていると思います。こういった人たちをギュっとつかむためには、どうしたらよいのでしょー

☆tamyさま、はじめまして

ときどきロムさせていただいています。
拙ブログにさくら子さんがコメントくださったのをきっかけに『「若者は改憲派が多い」ってホントかな?』のURLを貼らせて戴きました。

~これからのよろしくおねがいします~☆

あざみ子さん、さくら子さんのブログではよく拝見してます。載せていただいた記事、読みました。

***
若者の右傾化というのは、「若者は反体制」ということの相対化にすぎず、右傾化した若者が目立つのに対し、意見表明、意思表示をする若者が少ないということ
***
とありますが、私も同感です。

◆私は憲法9条2項を支持する立場のものです。◆さて、来るべき?「国民投票」が、本当にまっとうな国民投票となるとしたら、《憲法9条を変更しない》方が勝った場合には、《いわゆる「現状」のまま》ではなく、《真の「非武装」へと本気で舵を切る》事になるはず、なるべき!ですよね。◆「憲法9条を変えない」ということは、自衛隊を持たないということであり、アメリカ軍にも基地を置かせないということであり、日米安保条約を廃棄する道なのだ……ということを明示した上でも、《若者たち》は、果たして本当に「憲法9条第2項」を支持しているのでしょうか?
◆ちょっと違うような気がします。

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