ネットで本を買うことの便利さの裏で
以前に比べたら、本を読むようになった。
昨日は書店で『下流社会 新たな階層集団の出現』(三浦展/著 、光文社 、2005年9月発行)を買った。
私、頻繁ではないけれど、本やCDをネット販売で買うこともある。書店をまわって探すことはあまりなくなった。大きな書店はホームページから事前に在庫を確認できるし。
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以前に比べたら、本を読むようになった。
昨日は書店で『下流社会 新たな階層集団の出現』(三浦展/著 、光文社 、2005年9月発行)を買った。
私、頻繁ではないけれど、本やCDをネット販売で買うこともある。書店をまわって探すことはあまりなくなった。大きな書店はホームページから事前に在庫を確認できるし。
「小さな政府」の正体見たり、です。
おととい、このままの障害者自立支援法案では納得できないという趣旨で、国会議員要請行動に参加しました。
この法案、障害者の自立を支援すると言いながら、今までの理念をひっくりかえす内容です。
「世界平和アピール七人委員会」を知ってますか。
1955年に、日本初のノーベル賞受賞者・湯川秀樹さんや平塚らいてうさんら七人によって結成された委員会です。
委員構成はかわっていっていますが、この「世界平和アピール七人委員会」が創立50周年の記念講演会を11月11日に開くということです。
昨日、チラシを手にして知りました。
労働組合や市民団体主催の講演会は何度も参加していますが、改憲への動きが強まる中、七人委員会が何を発信するのか、期待しています。
以下、ホームページより転載します。
今月に入って、「お気に入り」でのアクセスが増えています。ちょっと前の倍くらいに。プレッシャーになっとります。
アクセス解析では、アクセス数、どんな記事にアクセスが多いか、またリンク元(他のページからのアクセスとかお気に入りからなど)のページなどのほかに、どんな検索ワードでアクセスされたかもわかるようになっています。誰からのアクセスなのかなどはもちろんわかりませんが。
以下がこの2週の検索ワード上位30です。
私のブログ記事を紹介した「ブログ時評34」が掲載された月刊誌『世界』11月号(岩波書店)。
その中の、『イギリスで巻き起こる「給食革命」-はたして「民営化の失敗」から立ち直ることはできるのか?-』(阿部菜穂子)を興味深く読んだ。「失敗」の仕方が極端ではあるが、公共的な事業をすべて民営化していくことへの警鐘として、とらえるべきだろう。
映画「不良少年〈ヤンキー〉の夢」を観た。
さまざまな事情と環境を抱えて惑う子どもたち。
愛されるべき親から、
「お前なんか、生まれてこなければよかったんだ!」と、愛されずに。
そんな彼らが集まった北星余市高校の物語。
昨夜、会議が終わって、その流れで沖縄料理屋さんでチャンプル食べて、地下鉄へ。
おおっと、構内の壁面にたくさんのポスター発見!
徳永英明のアルバム「VOCALIST」のポスターを。
9月14日に発売され、ある記事では初回出荷は3万枚でしかなく、すぐに品切れ。
別のスポーツ紙では、その後、30万枚をこえたと出てました。
30万の1ですが、何度も聴いている私の大切な1枚です。
【ブログ内関連記事】
テレビ局の社員って、こんなに所得が高いのかぁ。
ライブドアとフジテレビの騒動でも、今回の楽天とTBSの統合問題でも、テレビ局社員の所得の高さが夕刊紙や週刊誌で指摘されている。
給与統合ができないもとで、どうやって企業の統合ができるのかというポイントがあるようだ。
確かにその格差は大きい。
総選挙は「小泉劇場」でした。武部幹事長などは、「劇場」とか「刺客」とか、自民党がつかったことはないとマスコミにクギをさしながら、その演出を深めていきました。
しっかし、タイゾーくんは、当選してしまったあと、「小泉チルドレン」を強調し、現在に至っております。
で、劇場が幕を閉じてから初めて行われる国政選挙、参院神奈川補選が23日投開票で迫っています。
小泉首相に口説かれて、自民党から川口順子元外相が出馬。
ここで、劇場第2幕が本格化。昨日のスポーツ報知みて、がっくりしました。
川口氏応援に“小泉シスターズ”参院神奈川補選23日投開票
(2005/10/18スポーツ報知)参院神奈川補選(23日投開票)に、自民党から立候補した川口順子元外相(64)が17日、神奈川県大磯町のホテルで個人演説会を行い、応援に“小泉シスターズ”の片山さつき議員(46)、佐藤ゆかり議員(44)、猪口邦子議員(53)が駆けつけた。
3人が壇上に登場すると聴衆約1000人がどよめいた。「静かな改革者が必要」(猪口氏)、「タフネゴシエーター。圧勝して下さい」(片山氏)、「小泉シスターズの役員に」(佐藤氏)とエールを送られた川口氏は「こんなにホメて頂いて、穴があったら入りたいです」と、照れながら話し、拍手を浴びた。
また、終了後に小泉首相の靖国参拝について片山氏は「私的な参拝ということでしたら個人のご判断」、佐藤氏は「私的参拝と解釈していますので、どうこういう話でもないかと…」と話した。猪口氏は「そんな質問が出るなら私帰るワ」とボソリつぶやいて、ひとり報道陣を抜け出した。追いすがる記者には「今日は川口順子様の応援に来てますんで」と話しただけで、車に乗り込んだ。
自分たちで、小泉シスターズって、名乗ってるんですね。
タイゾーくんならともかく、彼女らは元財務官僚やエコノミストに元軍縮大使で、次期大臣の声も少なからずあるんですが。
しかも、国際政治学者で元軍縮大使は、専門のはずの質問が出たら、帰っちゃったと。
あらま。
シスターズの役員に川口さん、という選挙結果になるんでしょうか。
今朝、小泉首相が靖国神社に参拝した。8月21日に靖国神社を見に行ったばかり私には、この行動は理解できない。
今日のスポーツ新聞のいくつかは芸能面で、小野綾子さん(ブログ ホームページ)と大黒摩季さんの、北京国際マラソン記念ライブでの模様を報じた。
「ら・ら・ら」などを歌った大黒さんは、「中国は母の生まれた土地でもあり、この土地で歌うことができてとてもうれしいです」「ハートフルな音で心と心がつながった」と話したという。
また、中国では3回目のライブとなり、昨年、日本人歌手として初めて中国政府公認CDを出した小野綾子さんは、「地球は一つ」を披露。「日本と中国の関係が音楽を通じて近くなってほしい」と語ったそうだ。
その翌日の参拝。日中の若い世代はどうとらえたのか反応に注目したい。
【関連記事】
芸術の秋。最近いくつか映画を観るようになった私。
聖域なく「芸術」まで削ろうとするイタリア政府と、それに対する関係者の抗議行動に考えさせられた。
石原都知事が東京オリンピック招致に動いています。昨日14日、東京オリンピック基本構想懇談会の10人が発表されました。
東京オリンピック基本構想懇談会(東京都ホームページより)
委員名簿 氏名(五十音順) 現職
岡本 伸之(おかもと のぶゆき) 立教大学教授
乙武 洋匡(おとたけ ひろただ) スポーツライター
岸井 隆幸(きしい たかゆき) 日本大学教授
桐谷(きりたに) エリザベス エッセイスト
古賀 稔彦(こが としひこ) 柔道家
瀬古 利彦(せこ としひこ) ヱスビー食品陸上競技部監督
テリー 伊藤(いとう) 演出家
野川 春夫(のがわ はるお) 順天堂大学教授
ビル・トッテン (株)アシスト代表取締役
三木谷 浩史(みきたに ひろし) 楽天(株)代表取締役会長兼社長
三木谷さん、しっかり入ってます。
今度の楽天とTBSとの攻防についてはここでふれませんが、私は彼の姿勢にはずっと違和感持ってます。
楽天の公開練習で、お金とった実績ありますし、
・田尾監督激怒!公開練習は無料で(デイリースポーツ2005/6/24)
ピクニック気分で観戦できる球場にするなんて言って参入しながら、全然違ったり。
・楽天、弁当・飲食物の持ち込みを禁止!(tamyレポート2005/3/27)
新監督として有力な野村監督も1年契約を提示されている上に、監督在任中の講演活動や著書による収入の数%を球団に納める項目も入ってるんだとか。
・野村氏「笑っちゃう」楽天1年契約に難色(日刊スポーツ2005/10/14)
三木谷さんは、この東京オリンピックが実現すれば、相当稼ぎますね。
温泉に行こう、なんて話も出て、ちょっと検索かけてみた。小さい秋、みつけようと。
でも、いっぱいあっていきづまった。温泉探そうとして、たいして探してもないのに、肩こった。よせばよかった。。。
検索ワード、変えてみた。
『マガジン9条』に進出を果たしたこともあり、キーワードを「九条」だけにして、気休め程度にyahooで検索してみた。一番上にくるのは何だろうと。温泉は先送りに。
一番上に出てきたのは、
だった。 おー、「九条」で出てきたのが温泉。読みは「キュウジョウ」ではなく「グジョウ」だけど。静岡県の南伊豆。
『マガジン9条』は、「9条を広めるツール アピール9」の活用でアピールをよびかけている。「キュウとキュウ子のキュウブでアピール」のアイディアは意表をつかれた。
キュウブ持って、九条のお宿へ。写真撮れたらおもしろい。
実際に行くかは別にして、たぶん「九条」で検索かけた、お宿へのアクセス数増えてるはず。
なんとなく、温泉探し、がんばろうと思った。
私、漫画喫茶をときどき利用します。外で会議が重なって空いた時間につかったり、いろいろです。2ヶ月くらい前には、飲みすぎて、大きな駅の前にある漫画喫茶で朝まで寝たということも。
空いた時間にちょっとした文書つくって、プリントアウトして持っていくこともあります。最近は5時間パックとか、ナイトパックとかあって、終電に遅れても1000円ちょっとで個室で寝れるわけですから、便利です。
しっかし、この事件にはびっくりしました。
3月に『マガジン9条』が開設されてから、『今週のツッコミ』をいつも楽しみに、また心の支えにしてきました。
なんと、今日12日に更新された『今週のツッコミ』その30で、このtamyレポート、紹介されております! かなりいい位置で。
10月5日の毎日新聞の「憲法世論調査 9条改正『反対』は62%」という世論調査の結果について、
今週のネタにして書こうと思ったのですが、すでに当『マガジン9条』のブログでも触れていますし、それよりもtamyさんのブログ「tamyレポート」が、とても詳しく的確にレポートしてくださっています。どうぞ、そちらをご覧ください。tamyさん、ありがとう。
紹介され、どうぞと案内まで丁寧にされた上に、「ありがとう。」ですよ。
もう、感激です。
10月8日に『世界』進出を果たしたばかりの私、今度は『マガジン9条』進出です。ふだんは勢いのない私ですが、この現象だけみると、右肩上がりです。この勢い、政界に右肩だけ上がってる人が多くてバランス欠いてるせいなのですが。バランスとって、肩こりとって、気をつけていきましょう。
「今週のツッコミ」に直接関係する私の記事はこれです。
・若者に多い「9条変えるべきでない」 共感できるスタイルをいま(2005/10/5)
また、「平和」というカテゴリで、憲法や平和に関わることをまとめています。
ただ私、いつもその手のことを書いているわけではありません。気分次第でテーマも決めてますし。
『今週のツッコミ』からとんできたみなさん、アクセスありがとうございました。m(__)m
では、「進出」記念に1つ話題を。
今日は、うれしいニュースを読むことができました。
平和・民主・革新の日本をめざす全国の会という、かなり名前の長い団体があります。略称は全国革新懇。毎月ニュースを出していて、一面には結構な有名人も登場します。
以前は定期購読したのですが、久々にホームページ(「全国革新懇ニュース」紹介)をみると、女優の川原亜矢子さんが10月号の一面を飾ってました。
昨日1部だけ電話で注文(ニュース100円、送料60円)して、今日届きました。
私、「非戦を選ぶ演劇人の会」(ホームページはこちら ブログはこちら)の公演(ピースリーディング)を何度か観ていますが、川原さんが出演したとき(2004/5/5)も間近でみることができました。「ひめゆり」の証言を思いをこめて朗読してました。
川原さんは、「九条の会」に賛同しています。芸能人の賛同も少なくありませんが、年配層が目立つ中、そのインパクトはとても大きく、以前から気になっています。
彼女は「九条の会」への賛同について、紙面の最後でこう語っています。
「途絶えることのない戦争を少しでも減らすことができて、いつかそうした行為がなくなるときがくるといいなと願う人間の一人として、賛同しました」
しなやかで飾らないメッセージと、前を向くその表情に感動です。
このところ、ガチガチな記事が多く、読み返しても疲れます。ということで、次回からはやわらかタッチでいきますので。今日もかたくいきます。
この連休前、憲法をめぐっていろんな動きが明らかに。
11月に立党50年の記念党大会を迎える自民党は、10月28日にも独自の憲法草案を決定します。
・自民新憲法草案前文 天皇・国防の意志盛る 日本らしさ表す(2005/10/8産経)
この産経の記事の説明部分を読んでもピンとこなかったのですが、前文原案には、かなりの違和感が。さすが、中曽根さんがつくって、安倍さんといっしょに一任されただけあります。
自民党「圧勝」の追い風もあるんでしょう。
【自民党新憲法前文原案】(2005/10/7現在)
日本国民はアジアの東、太平洋と日本海の波洗う美しい島々に、天皇を国民統合の象徴として戴(いただ)き、和を尊び、多様な思想や生活信条をおおらかに認め合いつつ、独自の伝統と文化を作り伝え多くの試練を乗り越えて発展してきた。
日本国は国民が主権を持つ民主主義国家であり、国政は国民の信任に基づき国民の代表が担当し、その成果は国民が受ける。
日本国は自由、民主、人権、平和、国際協調を国の基本として堅持し、国を愛する国民の努力によって国の独立を守る。
日本国民は正義と秩序による国際平和を誠実に願い、他国と共にその実現の為(ため)協力し合う。国際社会に於(お)いて圧制や人権の不法な侵害を絶滅させる為の不断の努力を行う。
日本国民は自由と共に公正で活力ある社会の発展と国民福祉の充実をはかり教育の振興と文化の創造と地方自治の発展を重視する。自然との共生を信条に豊かな地球環境を護(まも)るため力を尽くす。
日本国民は大日本帝国憲法及び日本国憲法の果たした歴史的意味を深く認識し現在の国民とその子孫が世界の諸国民と共に更に正義と平和と繁栄の時代を内外に創(つく)ることを願い、日本国の根本規範として自ら日本国民の名に於いて、この憲法を制定する。
この前文をうけた、各条文をどうするか、まもなく明らかになります。
で、もう1つ気になる動きが。連合の会長選挙は、予想以上の批判票が出たわけで、高木新会長の母体のゼンセン同盟が改憲に積極的な姿勢を打ち出していることへの反発とも言われています。
徴兵制を否定しない労働組合を足場にした人が連合の会長になったということのようです。連合の組織構成員の1割以上を持つ有力労組が。
徴兵制否定の連合見解批判 高木新会長のUIゼンセン(2005/10/8共同通信)
連合の高木剛新会長の出身労組であるUIゼンセン同盟(組合員約83万人)が、憲法や安全保障政策についてまとめた連合の見解に対し、徴兵制導入を否定した点を「あえて表現することは不要」と批判する意見を提示していたことが、連合の内部資料から8日までに分かった。
連合は今年7月、憲法や安保政策に関する見解を作成。その中で、憲法9条改正も選択肢とするとともに、「厳格なシビリアンコントロール(文民統制)や専守防衛を基本に置き、徴兵制は採用するべきではない」とした。
ときの政府、権力にしっかりブレーキをかけるのが労働組合の大きな役割の一つのはず。徴兵制まで認める母体を持つ会長のもとで、何を守ろうとするのか、組織率がどうなっていくのか、政府だけでなく、この連合もしっかり注視していかないと。
作家の大江健三郎さんや井上ひさしさんら九氏が憲法九条を守ろうとよびかけて発足した「九条の会」。昨年6月に結成されたこの会のアピールに応える形で、いま各地・各分野に3000以上の会があるという。
アピールには賛同しているが、私はどの会にも入っていない。入ろうと思える会に誘われていないと言った方が正確だ。
ああ、さみしい。
だから、この運動の広がりの実感はまだない。
それでも、1つ大きく注目している会がある。「映画人九条の会」だ。
12月13日に結成1年記念のイベントが開かれるということは知っていたが、具体的なことが決まってきたようだ。
発言予定者のリンクは、私が勝手につけたもの。
【映画人九条の会Mail No.9 2005.10.12発行 映画人九条の会事務局より】
12・13映画人九条会一周年集会の発言予定者、次々に決まる!
映画人九条の会は結成一周年イベントとして、来る12月13日(火)に「12・13映画人九条の会一周年集会/映画人、九条への想いを語る!」を行うことを決めましたが、この集会に出演し、発言する予定者が次々に決まってきています。
現在までに決まっている発言予定者を、50音順に紹介します。
池田香代子さん
作家・字幕翻訳者。「世界がもし100人の村だったら」がベストセラーに。大澤 豊さん
映画監督。「GAMA 月桃の花」「アイ・ラブ・ユー」「アイ・ラヴ・ピース」など。海南友子さん(スケジュール調整中)
ドキュメンタリー作家。「マルディエム彼女の人生に起きたこと」「にがい涙の大地から」川本喜八郎さん
日本を代表する人形アニメーション作家。神山征二郎さん
映画監督。「遠き落日」「月光の夏」「ひめゆりの塔」「郡上一揆」「草の乱」など。ジャン・ユンカーマンさん
記録映画作家。ドキュメンタリー映画「チョムスキー9・11」「映画 日本国憲法」など。高畑 勲さん
アニメーション映画監督。「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「ホーホケキョとなりの山田くん」など。──この他にも、2~3名の方々に交渉中です。「12・13映画人九条の会一周年集会/映画人、九条への想いを語る!」にぜひご参加ください。
12・13映画人九条の会一周年集会/映画人、九条への想いを語る!
日時 12月13日(火)18:45~21:00
場所 東京・文京シビック小ホール
参加費 1000円
映画に詳しくない私にも、豪華メンバーだということ、それと趣旨にかみあった面々だということがわかる。
第2火曜日の夜は毎度毎度お仕事の予定なのだけど、この日だけは例外的にそれがない。運動の広がりを実感する日になりそうだ。
ちなみに、私は映画人でも何でもないが、趣旨に賛同できる人なら関係者でなくても参加できるそうなので。
少子化対策にどうとりくむか、注目すべき意識調査が発表されたようだ。内閣府が10月8日に「少子化社会対策に関する子育て女性の意識調査」の結果を示したという。
子育て支援は「お金」が重要 内閣府の意識調査(2005/10/9朝日新聞)
母親が重要と考える少子化対策は、仕事と子育ての両立支援から、保育料の軽減など「経済的支援」に変わってきている――。内閣府が、子どもを持つ女性を対象に実施した意識調査で、こんな傾向が浮かび上がった。パート労働者の割合が増加している若年層で、子育てに必要な所得が得られていない夫婦が増えていることが背景にあると見られる。
調査(面接方式)は今年2月から3月にかけて、都市部に住む20歳から49歳までの子育て世代の母親4000人を対象に実施、2260人から回答を得た。
少子化対策として何が重要な政策かという設問(複数回答)では、「保育・教育、医療費への補助など経済的支援」をあげた人が69.9%で最も多かった。保育所の充実や育児休業、再就職支援などの両立支援策はいずれも3割台にとどまった。
一方、99年に総理府(当時)が行った意識調査で、必要な支援を聞いた際には「子育て中の夫婦が共に働けるような環境整備」が、税負担の軽減や現金給付の充実といった経済的支援を上回っていた。
内閣府の05年版国民生活白書によると、子育て世代の実質可処分所得は90年以降、ほとんど伸びていない一方で、世代内の所得格差は97年から広がっている。同府では「子育てに必要な所得のない夫婦が増えていることが、経済的支援を求める声の増加につながった」と見ている。
「保育・教育、医療費への補助など経済的支援」が多くの声として求められていながら、大田区では保育料を都内一の水準へ大幅に引き上げる見通しだ。また、一方で、渋谷区では保育料の引き下げに踏み切ったばかり。施策の格差が自治体レベル、近隣でも起きている。
この調査結果の詳細が、内閣府ホームページ等にはまだ掲載されていないようで、判断材料は報道記事しかない。
記事が「子育て世代の実質可処分所得は90年以降、ほとんど伸びていない一方で、世代内の所得格差は97年から広がっている」とした05年版国民生活白書の関連資料は、子育て世代の雇用形態などによる格差の拡大の実態に踏み込んでいる。
リストラ、非常勤化、雇用の流動化がすすめられ、また成長産業を支える労働者が年収300万円以下が圧倒的ななか、セーフティーネットや雇用のルール化が規制としても実態としても機能していないなかで、一層の「構造改革」がすすめられようとしている。
格差拡大社会は、当然子どもたちの生まれながらの格差に直結する。若干の手当を増やした程度で、少子化が改善されるとは思えない。小泉「改革」でない、子どもをうみ育てられる社会への「改革」の道をさぐる必要はないか。
【ブログ内関連記事】
ブログを始めて1年ちょっと。今日はとてもうれしいことがありました。なんと、私のブログ記事が紙媒体に載りました(正確に言うと、私のブログ記事にふれた記事が載った)。といっても労働組合の機関紙などでなく、一般の本屋さんで手に入る雑誌に。
団藤保晴氏(新聞記者/ネットジャーナリスト)の「ドイツ総選挙と比べながら考えた〔ブログ時評34〕」に、私のブログ記事「ほっとけない 世界有数のこの格差社会を」(2005/9/23)が取り上げられたことは以前に書きました。
「格差社会の記事に反響が広がったのは」(2005/9/29)で、ブログ時評の毎月1回分が月刊『世界』(岩波新書)に「ネット言論はいま ブログ時評on SEKAI」として掲載されていることもあわせてふれました。
今日10月8日、月刊『世界』(岩波新書)11月号の発売日で、早速書店へ。店先でブログ時評のどの回が掲載されたのかをチェック。昨日から気になってまして。
チラッとみて、サラッと見直して、「ドイツ総選挙と比べながら考えた〔ブログ時評34〕」の掲載を確認しましたー。タイトルは「日独選挙制度比較から検証する『自民圧勝』」となっています。
もちろん購入して、読みました。10月号の分は長文だったので短くしぼったようですが、今号はブログ時評に載っている原文のままの掲載でした。
ということで、私のブログ記事、なんと『世界』進出を果たしました。
と言っても、私のブログ記事の内容はまだまだですし、掲載された分ももうちょっと詳しく展開すればよかったと後悔もありますが、これからの記事で磨いていくことにして、とてもうれしいニュースなのでした。
結局、石原都知事の国連批判答弁に対し、都議会の大きな会派は、毅然とした対応をとらなかった。
9月27・28日の都議会代表質問&一般質問での質疑については、
・石原知事答弁「国連はそんなに大したもの?神様?」(2005/9/30)
に、詳しい経過と私の考えを示した。
だが、民主党が議長宛に出した要請は、議長に「慎重にお願いします」という程度のもので、何かの力になったとは思えない。
10月6日に都議会が閉会したが、発言の撤回と猛省を求める決議案は、共産党と生活者ネットしか賛成する見込みがなく、自民党と公明党、民主党の3会派が反対したため提案さえできなかったという。
都議会:政務調査費、会派間で協議の場を 民主、条例改正案取り下げ /東京
都議会の自民、民主、公明の3会派は5日の議会運営委員会理事会で、都議の政務調査費のあり方について協議する場を会派間に設けることで一致した。これを受け、同調査費の使途明確化のため一部の領収書添付を義務付ける条例改正案提出を予定していた民主は、提出を取り下げた。一方、共産は「採決すべきだ」として、すべての支出について領収書の添付を義務付ける条例改正案を6日の本会議に提案する。
都議会の政務調査費は議員1人当たり月額60万円がそれぞれの会派に支給されている。これは全国の都道府県で最高額。京都、岩手、宮城、長野などの府県議会は、領収書の写しの添付などを定めている。都議会と同額の大阪市議会も、5万円以上の支出について領収書を添付する方向で協議中だ。
この日の理事会終了後、野村有信・議運委員長(自民)は「政治性の高い話なので、会派間の自由な議論が必要。一定の方向が定まったら正式機関を設ける」と語った。当面は自民、民主、公明の3会派の幹事長間で協議していくという。期限については「任期中には成案を得たい」と述べるにとどまった。
会見した民主の柿沢未途政調会長は「使途の明確化を実現するには各会派の賛同を得なければならない。協議の場を設けるのは一歩前進と受け止め、提出を見送ることにした」と述べた。
7月の都議選の際に毎日新聞が実施した立候補者アンケートでは、政務調査費について当選者の約6割が「領収書を添付すべき」と回答した。自民、公明の議員も複数が「当然のこと」と答えている。
◇議会は不問に--知事「国連ばか発言」
一方、この日の理事会では、国連に関する石原慎太郎知事の発言問題について、共産が発言撤回と猛省を求める決議案を提案したが、自民、民主、公明の3会派が反対したため、提案を見送った。10月6日朝刊(毎日新聞)
昨日6日、東京都公式ホームページの石原知事定例記者会見のページに9月30日の会見録テキスト版が掲載された。
質疑応答の冒頭から、記者も知事もすべっていることに驚かされる。まぁ、それは横に置き、以下がそのやりとりの関連部分の抜粋。
平成17(2005)年9月30日(金)
15:00~15:14《知事冒頭発言》
【知事】私から今日は、冒頭申し上げることはございません。質問があったらどうぞ。
《質疑応答》
【記者】9月30日は知事の73歳のお誕生日ですが。
【知事】それは間違いだよ。37歳だ。(笑)
【記者】37歳ですか。まあ節目の日でございますので、ご感想と何かコメントをいただきたいと思います。
【知事】まあ37回も誕生日を迎えてくるとね、今さらコメントもありません。茫々(ぼうぼう)たる気分だね、もう。振り返ってみれば。君の質問に感謝しなくちゃいけないからさ。
(中略)
【記者】知事が27日と28日の都議会の本会議で、国連をかなり批判した発言について、議会から反発する声も上がっているんですが、各会派から、国連を余り根本的に否定するような発言をすると、五輪招致にもマイナスに働くんじゃないかという指摘もあるんですが、こういう声に対してはどのようにお考えでしょうか。
【知事】さあ、それはまあね、1つの憶測の域を出ないと思うし、私はそうも思えませんがね。一地方の首長が五輪(後に、国連と訂正)の批判を、私は国会議員を長くやっていたから、特に外交の専門家だったから、その経験に照らして言ったわけですけどね。まあやっぱり国連というのは体質を変える必要があると私は今でも思いますし、そうせざるを得ないでしょう。私、直接それが障害になるとは思いません。招致の運動が積極的に進むことになればね、五輪も変わらざるを得ないんじゃないかな。五輪じゃない、国連も。
(中略)
【記者】国連についてのご発言なんですが、今回は失敗になりましたけれども、常任理事国入りの話がありますが、知事は、国連憲章を否定されるご発言もありましたが、そのことで、常任理事国入りについてはどんなお考えをお持ちですか。
【知事】常任理事国?そもそも日本が常任理事国にアップアップしながら入れないそのものの体制がおかしいんだよ。ね。やっぱり、かつての戦勝国がね…。中国なんて代表権がなかったんだよ、昔は。違う政権になって、それが戦勝国っていう立場になってしまって、しかも特権持って、ビート、拒否権発動する。こういう体質で変えていかないと、いろんなフラストレーション(欲求不満)が各国にたまっていくんじゃないですか。はい、どうぞ。
(中略)
【記者】度々で恐縮ですが、都議会の国連での発言の経緯について、一部の会派から、知事のお考えは別としまして、議会の品位と秩序を保つ上で問題だというような指摘が出ている…。
【知事】どこに問題があるんだ。僕、よくわからないんだ。あのね、会派によって言ってることがさまざま違いますんでね。今度の5日ですか、議運があるそうですから、そこで整理してもらえばいいんじゃないかね。ただ、言っとくけどね、妙な言葉狩りしない方がいいんだよ。どの言葉がいい悪いじゃなしに、言葉狩りをしますと、結局発想が狭められて、そのうちに精神までが腐ってくるよ。私はどの言葉がいい悪いということはにわかに言えませんがね。私は、かつて細川内閣のときに、差別の問題を踏まえて、言葉狩りの問題を議題にしましたがね、ろくな答弁返ってこなかったけどね。私は原則的に言葉狩りの行き過ぎというのは文化を損ねるし、言葉は文化の象徴ですからね。あの時ね、お宅の新聞が、なんかワアワア書いて、小森(小森龍邦:対談内容が掲載された1994年6月当時は、社会党衆議院議員)と言ったかな、社会党の方の大将と見開きの対談したんだよ。参考に読んでごらん、それ。
【記者】分かりました。
【知事】はい。それじゃ。
記者の質問はいろいろ流れている。もっと食いつけないのか。あのゴーマンさはやはり異常で、映像をみても高圧的な雰囲気に占められている。
だからこそ、議会で堂々とやりあうべきだと思うが。生活者ネットは議席を6から3に減らした関係で実質的には会派として扱われず、代表質問もできなくなった。
大きな自民党(48)と民主党(35)、公明党(23)に、中くらいの共産党(13)、あとは生活者ネットワーク(3)、あとは1人会派の行革110番、自治市民'93、都議会21世紀クラブ、市民の党、民主フォーラム。
バランスが悪すぎる都議会は続く。都議選が7月にあって、まだ3ヶ月。解散がなければ3年9ヶ月はこの構成でいくことになる。その間、2007年4月には都知事選が予定されている。
問題はあるにせよ、一応の機能をしている国際機関は国連以外にはなく、国連は批判し、オリンピックは大歓迎。その姿勢を批判すれば、「言葉狩り」だと怒りだす。
この姿勢のもとでの都民に対する施策やその先に何があるのか、議会が頼りにならないなかで、私たちはしっかり見守っていかなければならないと思う。
【参考になるブログ記事】
2ヶ月半前に、「若者は改憲派が多いってホントかな?」(2005/7/16)という記事を書いて、少なくない反響をいただいた。
「最近の若者は憲法を変えてもいいと思っている」「憲法を守ろうという街頭署名をやっていても、20代・30代の反応が薄い」などの声を、労働組合の役員や平和団体のベテラン活動家から聞くが、かみあっていないことを私なりに示した。
また、考えとしては賛同できてもスタイルとしては共感できないということもあるのではないかということにもふれた。
今日、毎日新聞の世論調査をみて、やはり「若者に改憲派が多い」という意識は、誤った先入観でしかないことを確信した。
今日は、職場の歓送迎会。初めて屋形船に乗った。天ぷらとお刺身と、飲み放題で1万円。今の職場に勤めて6年半。歓送迎会自体、私自身のものも含めて3回目だろうか。
職場自体が小さく、職員数ももちろん少なく、イコール尊敬できる上司も限られているなかで、この2年間お世話になった役員の方は、仕事の手際も発想も、とても見習うべきところが多かった。だから、当初の予定通り3年はいてほしかった。
涙腺がゆるく、区切りの場面では感極まることも少なくない私だが、今回はそれはなかった。別れのさみしさよりも、尊敬できるところ、見習うべきところをしっかり吸収していけるように、私が頑張っていく道が少しだけ見えたのだと思う。それと、今度新しく来たベテランの役員さんは、分析力と論理性に定評があり、その人への期待も高いということもある。
めったにない企画のお代は、めったに使われない互助会的な費用から。おかげで、めったにみない、ツヤツヤしたお刺身と、衣の薄い天ぷらを口に。さらに、頼んでもいない、それでもついていけるようになったオヤジギャグと、歌がうまいというよりは歌が好きなだけの人のカラオケまで、出てきて。キレイな、いくつもの、人工的な橋を眺めて、名残り惜しい2時間半は過ぎていった。カラオケ最近行ってないなーと、ちょっと思いつつ、船は終着地点へ。
私、以前からあまり有名人のブログを読んでいません。興味のある人がブログをやっていないという方が正確かもしれません。この人!という自体、いないような気もしますが。
ただ、古田選手(プロ野球選手・来年からはたぶん監督兼任)と、「トラバの女王」のブログはときどきのぞいています。たまによるものを除けば、いきつけの有名人ブログはこの2つです。古田選手のは開設当初から読んでます。よせばいいのに、トラックバックも過去1度させていただきました。
私が読む有名人ブログ、プラス1に。
新聞・雑誌等のコラムやテレビコメントにふれ、気になっていた経済アナリストの森永卓郎さんは、3月に開設された『マガジン9条』の発起人の一人でもあります。『マガジン9条』では、「森永卓郎の戦争と平和講座」を担当し、すでに7回のレポートを掲載しています。
その森永卓郎さん、3月から「つながるモリタクBLOG」やってました。今日知りました。
9月25日付の「経済社会コラム#5」などは、共感しました。10月2日付の記事では、松屋の牛めし280円セールにふれていますが、言われるまでもなく、私も今日食べてました。
コラム的な記事はときどきしか書いていないようなので、いきつけにはなりませんが、私が立ち寄る有名人ブログ、1つ増えたのでした。
最近、仕事をセーブしているので、精神的にも肉体的にもちょっと楽。
今日は休みで、あるイベントをのぞきに行く予定が、ちょっと寝坊してしまい、予定変更。
1日は映画が1000円ということに気づき、新宿で「シンデレラマン」を観ました。
こんなヒーローが実在したんだぁと感動。
明日は労働組合の大きな集まりがあって、何百人かを前に話をすることになりそうで。ストレスと緊張の日曜日になりそうです。
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