映画「不良少年〈ヤンキー〉の夢」 本気で大人は向き合っているか
映画「不良少年〈ヤンキー〉の夢」を観た。
さまざまな事情と環境を抱えて惑う子どもたち。
愛されるべき親から、
「お前なんか、生まれてこなければよかったんだ!」と、愛されずに。
そんな彼らが集まった北星余市高校の物語。
大人不信を抱いてきた子どもたちが仲間とともに、
ぶつかりあい、信じられる大人と向き合っていく。
大人を信じてこなかったヤンキー(義家弘介)が、
本気で向き合う教師の影響を受け、教師の道へ。
自ら育った高校で「オレの夢」の生徒たちに、「夢を持て。夢を信じろ」と。
***
家庭や学校で、大人たちを信じられなくなった、
生きていくことに悩んでいる中高生に、
ぜひ観てもらいたい。
落ち着かない家庭に育った私。
不良ではなかったけれど、
信じられる大人はいなかった。
見つけられなかったなぁ。
10月29日から先行上映が始まる、歌手・川嶋あいさんの自伝的映画「最後の言葉」も、生きていくことの意味を教えてくれそう。今日観た映画とは角度は違うけど。
大人不信で生きてきた私も2ヵ月後に30歳。
映画「不良少年〈ヤンキー〉の夢」を観て、
立派ではなくても、本気で社会と向き合う大人になりたいなぁと。
いま、本気で子どもたちや社会と向き合っている大人はどれだけいるんだろう。
子どもたちにとって大切なのは、その存在のはずなのに。
***
映画「不良少年〈ヤンキー〉の夢」は、ポレポレ東中野で上映中
今日は仕事休みで、11時からの上映を観たけれど、100ちょっとの客席に5人。
大人のみなさんにもおすすめの映画ですよ。
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