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2005.11.04

シュプレヒコールが響くなかで

シュプレヒコーーール!

先導車「政府は○○の責任を果せー!」

デモ参加者「(同上)」

先導車「憲法違反の自衛隊派兵ハンターイ!」

デモ参加者「(同上)」

私は労働組合の職員ですが、学生の頃から街中での威圧的な行動に違和感を感じてきました。

学生時代は、○○運動というようなものにまったく関わっていませんでしたが、新聞に投書したり、政治や社会への関心は高かったです。でも、攻撃的なスタイルを街や報道で見ると、残念に思っていました。また、ホントに過激な人たちと普通の労働組合や市民団体が全部同じに見えることもありました。

労働組合に関わって6年、何度となく国会や都庁などに行きました。法案に重大な問題があるとした中で、国会前で抗議行動をし、シュプレヒコールをあげる。これに効果があるかどうかは別にして当然の行動だと思います。

しかし、国会前以外でも同様のスタイルをとることがあります。

デモンストレーションとして、一般の車道を通り、一般の街行く人に対してアピールする。

「○○を許さないぞー!」

「○○法を廃案にしよう!」

などなど。

大音量が車道に街に響きます。

でも、それって共感呼ぶでしょうか。

そんな声をまわりから聞くようになりました。数としては少ないですが。

私もそう思うことがあります。そのコールを労働組合の大会でやるならわかるのですが。

イラク戦争の開始前後、日本でも4万人などを集めたWORLD PEACE NOWという、反戦アクションが展開されました。市民団体や労働組合に入っている人の感覚よりも、一般の人がどうしたら参加しやすいかに重点がおかれ、先導の車からはロックも含めたいろんな音楽が流れたり、参加者も楽器やプラカード、小さな拡声器などさまざまな表現のためのものを持ってきてパレードしていました。

ときどき自主的に発せられるコールも、「戦争やめさせよう!」「ノーウォー!」などのラップ調に近く、単純でわかりやすいものでした。

今年、プロ野球では千葉ロッテが日本一になりましたが、注目を集めたのは楽しめる応援でした。そのスタイルの新しさは、画一的な他球団とは違いました。

参加者が楽しめているのかが大事なのではと私は思っています。

街頭を歩く人々が「絶叫している」というイメージを持って、共感が広がるのかなと。

明るい音楽を流す、コールは短く楽しく、そうすれば「いっしょに歩きましょう」という車からのよびかけもかみあってくる可能性はあると思いますが、いまのスタイルで歩きましょうと街頭によびかけても、全然歩み寄る姿勢がないんじゃないかと思われてもしかたないのではないでしょうか。

デモンストレーションとパレード、しっかりと使い分けてやってみてはどうでしょうね。

これから増税や憲法という大きな課題をめぐって、出てくるさまざまな動きに対して、多くの人の意思表示を求めていくときに、従来のスタイルで「反対」をよびかけるだけで、共感はどれだけ広がるでしょうか。

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コメント

>私は労働組合の職員ですが、学生の頃から街中での威圧的な行動に違和感を感じてきました。
 そうですね。でも、デモって、示威行動ですよね。市民に対する威圧と写るのはともかく、威圧のための行動です。
 僕も、ああいうやり方が好きなわけではありませんが、こうした企画をする方々が、それ以外のやり方の工夫ができるほどの経験を持たない層が中心である結果ではないでしょうか。団塊の世代が運動の中心であり続ける組織の体質の問題であると思います。もうひとつ。WORLD PEACE NOWとの比較で言えば、運動の広がりを、まだ作りえていない、その結果なのだと思います。
 「ライバル労組に勤めているのではないか」と書かれている方もいらっしゃいますが、労働組合って、いい物を作りあう競争ならともかく、足の引っ張り合いを通じて総団結を壊すようなことをやっている場合ではない、はずですが、現状においては、まだまだ、共同で運動を作っていくことは、なかなか進まない、そんな局面であると思います。ここを突破したところで、新たな運動スタイルもできてくるんではないでしょうか。

 P.S.アンパンチ。ばっちり、ハイビジョンで録画しました。必要ならばお送りします。バイキンマンさんの“ハヒフヘホー”の言い方、とか、テーマソング、アンパンマンさんは、とてもいい声、正確な音程だったのに、1音間違って覚えていらっしゃったようで、そのことが気になりましたが、とてもよかったと思います。

組織の体質、運動の広がりの現状、同感です。考える人も参加する人もおじさんばかりという労働組合も多い中、今回の保育の行動は参加する層はさまざま。行動のめざす中心は子育て層。もちろん、いろんな工夫もありましたが。

署名やデモへの無力感も若い世代を中心に聞こえてきます。ほんとにみんなでいろんなアイディアを出し、参加しあいながら、大きな運動をつくっていけるといいなぁと思います。

アンパンマン、まだ曲が流れちゃいけないところで流れたり、かかったと思ったら曲が終わったり、ドタバタだったようです。アンパンとバイキン以外は初めて会う地方の保育士で、楽しんでたようでした。


サザエさんとアンパンマンをよくやるのですが、新しいスタイル(違うキャラクター)を求める声もありまして。(^_^;)
水戸黄門もやったことありますが、共通点は「ん」で終わってることです。どうでもいいのですが。

デモに違和感をおぼえる一人です。
みんなにアピールすることも大切ですが、
見ている人たちに、「へんな団体」なんて思われると
悲しいなあ。
組合に入っている若者は、みんなどう思っているのでしょう。
どんなやり方がみんなに受け入れられるのでしょう。

よさこい鳴子踊りとか、ラップとか、ブラスバンドとかパフォーマンスを組み込んで歩くのも一つの手段です。目立たなくちゃ、アピールできませんから。

いやなものはいや!!と大きな声で(今のところ)叫べるのはありがたいことです。おりがみは戦争反対!!とさけぶことには遠慮などできません・・・。(oldタイプの呟きと思ってね)

私も労働組合・団体職員ですが、街中のシュプレには違和感を感じます。国会請願だったら、まあ国会に向けてなんで、いいんですけど…いかんせん、やってる本人たちに本気が感じられない、デモ中の雑談も多いですしね。

後はノボリ旗が、組合の名前のものばかりで、要求や主張が分からないデモが多いので、少なくとも主張を掲げたノボリや横断幕、プラカードくらいは欲しいところです。(それでも既成感、お仕着せ感が残るので、もっと自作なアピールが欲しいところですが、何せ社会そのものが忙しい)

今度、11月18日に、日比谷野音で、医療・福祉労働者の決起集会が予定されています。集会後は、銀座デモに向かうのですが、そこではシュプレではなく、3月に大雪の中で、青年・女性・パート等でやった「オッケー!オッケー!ノーサンキュウ!」コールでやろうといまコール原稿を考えているところです。

もっとオリジナリティがあって、楽しいものをやってみたいのですが、考える時間もないので、とりあえずパクリです。今後のスタイルは青年労働組合員の課題でしょうね。

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