マガジン9条とブログのチカラ
迷宮入りなどの事件の真相を追い、ブラウン管を通して犯人を探す「テレビのチカラ」。放送時間が早いので見る機会はそんなにありませんが、見るとハマッてしまいます。大枚をはたいて欧米の超能力者を呼び、一人ひとりの死の状況を言い当てようとするチカラは信じてませんが。
3秒に1人が貧困にあえいで子どもたちが亡くなっていると言われる今、誰がどういう状況で死に、どんな想いを持っていたか、超能力者がなぜ一人ひとりの死についてわかるのか、理屈が理解できなくて。
マエフリはこのくらいで。
さて今年も今日でおしまい。
2005年の流行語大賞トップテンに「ブログ」が入ったように、「ブログのチカラ」を実感した1年でした。
なかでも私が注目したのは、ここで何度もふれてきた「マガジン9条」。さまざまのジャンルの著名人が発起人になり、憲法9条のチカラにスポットをあてたものとして、3月に開設され、毎週水曜日に更新されています。
服飾評論家・ピーコさんや経済アナリストの森永卓郎さん、また話題の映画「あらしのよるに」の原作者・きむらゆういちさん(絵本作家)も発起人。また、私が勝手に都知事候補だと思い込んでいる上原公子さん(東京・国立市長)も加わっています。
ちなみに国立市では平和事業として、1月14日(土)に映画「日本国憲法」の上映会が開催され、ジャン・ユンカーマン監督の講演も行なわれます(情報はこちら)。
来年の通常国会では憲法「改正」にむけた国民投票法案の成立に動きが加速しそうですが、マガジン9条では、この12月28日からマガ9版国民投票(みんなのアンケート)も実施されています。
『マガジン9条』年末年始合併号(05.12.28&06.1.4)では、森永卓郎さんや伊藤真さん(伊藤塾塾長)らの持論がするどく展開されています。さすが合併号、充実しております。
私も憲法9条を守り生かそうと労働組合で活動していますが、どうしても「守ろう」「改正反対」では保守っぽいんですよね。やってて感じます。
集会などに参加しても、「想定内」の発言が多いですし。
このマガジン9条は、スタイル面で革新的で、内容も切り口もサプライズなものが多く、参加型の企画も大切にされている。そんな新しい試みがどんどん広がり、共感と驚きを呼び、月間40万超のページビュー(閲覧)につながっているのだと思います。
毎回特に楽しみにしているのが、「今週のツッコミ」なのですが、以前の記事でふれたように、私のブログが「今週のツッコミ その30」(2005/10/12)で紹介されました。
ブログやっててよかったー。いろいろ調べながら書いてきたよかったーと思った大きな出来事でした。
ちなみに該当記事はこれです。
・若者に多い「9条変えるべきでない」 共感できるスタイルをいま(2005/10/5)
戦後60年の節目の2005年。平和について私なりの角度で書いてきました。
私のブログの平和関連記事はこちらにまとめています。
2006年が平和な年になるように、マガジン9条に刺激を受けながら、私の視点を示していきたいと思っています。
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