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2005年12月の記事

2005.12.31

2005年の終わりを迎えて

2005年も終わりです。紅白歌合戦や格闘技など恒例の年の瀬を迎えています。

いま、SMAPの「Triangle」を聴き終わったところです。この歌、難しいですね。それぞれちょっと緊張気味な歌声だったような。

彼らの歌とスタジオセットで光った「PEACE」の文字、感動しました。

紅か白か、そんなどうでもいい勝負、いつまでやるんでしょうか。

さて、2004年の今頃はその年を、

2004年の色は、オレンジ!(2005/12/25)

と振り返りましたが、

今年の色はよくわかりませんでした。

あえて言えば、社会状況は、限りなくどす黒いグレーなのかもしれません。

このブログには、社会・政治評論や、どうでもいいつぶやき、自分が書きとめておきたいだけの日記的記事など入り混じっていますが、1週間に300前後の「お気に入り」(ブックマーク)でのアクセスをいただいてきました。

おつきあいありがとうございました。

2006年は、私として「いろいろ試しにやってみる年」と決めたなかで、ブログの引越しや閉鎖的出直しなど、あるかもしれません。

福祉関係の労働組合の職員として働いていますが、福祉も平和も岐路に立っていると感じています。また、30歳を迎えましたが、フリーター・ニート叩きの傾向に理解ができないでいます。

福祉を守ろう、仕事を守ろう、だけでは現状維持のせめぎあい。自分を守ろうというのも、同じことかもしれません。

まわりを大切にしながら、新しいアイディアも盛り込んで、共感を得て打って出ていく、そんな姿勢を意識して今年1年をやっていきたいです。

年に数度会う方から、「ブログみてますよー」と言われるのはうれしいですが、こちらは情報流しっぱなしで、バレバレなことだらけ。恥ずかしい上、「ずるいよー」と思ったりしています。

コメントや直接のメールもお待ちしています。

28日夕方に投函した年賀状は、1日には届かないと思います。新年のごあいさつはあらためてこのブログでさせてもらうつもりです。

2005年、ブログを読んでくれたみなさん、仕事その他でおつきあいくださったみなさん、ありがとうございました。

マガジン9条とブログのチカラ

迷宮入りなどの事件の真相を追い、ブラウン管を通して犯人を探す「テレビのチカラ」。放送時間が早いので見る機会はそんなにありませんが、見るとハマッてしまいます。大枚をはたいて欧米の超能力者を呼び、一人ひとりの死の状況を言い当てようとするチカラは信じてませんが。

3秒に1人が貧困にあえいで子どもたちが亡くなっていると言われる今、誰がどういう状況で死に、どんな想いを持っていたか、超能力者がなぜ一人ひとりの死についてわかるのか、理屈が理解できなくて。

マエフリはこのくらいで。

さて今年も今日でおしまい。

2005年の流行語大賞トップテンに「ブログ」が入ったように、「ブログのチカラ」を実感した1年でした。

なかでも私が注目したのは、ここで何度もふれてきた「マガジン9条」。さまざまのジャンルの著名人が発起人になり、憲法9条のチカラにスポットをあてたものとして、3月に開設され、毎週水曜日に更新されています。

服飾評論家・ピーコさんや経済アナリストの森永卓郎さん、また話題の映画「あらしのよるに」の原作者・きむらゆういちさん(絵本作家)も発起人。また、私が勝手に都知事候補だと思い込んでいる上原公子さん(東京・国立市長)も加わっています。

ちなみに国立市では平和事業として、1月14日(土)に映画「日本国憲法」の上映会が開催され、ジャン・ユンカーマン監督の講演も行なわれます(情報はこちら)。

来年の通常国会では憲法「改正」にむけた国民投票法案の成立に動きが加速しそうですが、マガジン9条では、この12月28日からマガ9版国民投票(みんなのアンケート)も実施されています。

『マガジン9条』年末年始合併号(05.12.28&06.1.4)では、森永卓郎さんや伊藤真さん(伊藤塾塾長)らの持論がするどく展開されています。さすが合併号、充実しております。

私も憲法9条を守り生かそうと労働組合で活動していますが、どうしても「守ろう」「改正反対」では保守っぽいんですよね。やってて感じます。

集会などに参加しても、「想定内」の発言が多いですし。

このマガジン9条は、スタイル面で革新的で、内容も切り口もサプライズなものが多く、参加型の企画も大切にされている。そんな新しい試みがどんどん広がり、共感と驚きを呼び、月間40万超のページビュー(閲覧)につながっているのだと思います。

毎回特に楽しみにしているのが、「今週のツッコミ」なのですが、以前の記事でふれたように、私のブログが「今週のツッコミ その30」(2005/10/12)で紹介されました。

ブログやっててよかったー。いろいろ調べながら書いてきたよかったーと思った大きな出来事でした。

ちなみに該当記事はこれです。

若者に多い「9条変えるべきでない」 共感できるスタイルをいま(2005/10/5)

戦後60年の節目の2005年。平和について私なりの角度で書いてきました。

私のブログの平和関連記事はこちらにまとめています。

2006年が平和な年になるように、マガジン9条に刺激を受けながら、私の視点を示していきたいと思っています。

2005.12.30

国政と都政を振り返ってみた

2005年は2つの大きな選挙がありました。

9月の総選挙では、「小泉劇場」のもとで自民党圧勝。

格差社会のさらなる進行、憲法(なかでも9条)の「改正」を危惧しています。

格差社会については、

ほっとけない 世界有数のこの格差社会を(2005/9/23)

でふれ、この記事がめでたく、月刊「世界」11月号の連載「ブログ時評」で紹介されましたが、「貧困化」の問題は今後も追っていきたいテーマです。

ブログ記事が『世界』進出!(2005/10/8)

格差を広げる「構造改革」を推進している「小泉劇場」。

替え歌を止めるな。 小泉首相の好きな曲(2005/9/2)

で、自民党のCMと小泉首相の心境について、彼の好きな曲にのせて明らかにしたところです。

その2ヶ月前、東京都議会議員選挙が行なわれました。

副知事問題や石原都知事の都庁不在の実態が明らかになる中、民主党がそれまでの与党色を弱め、「アクセル&ブレーキ」をキャッチフレーズに是々非々で対峙するという姿勢を突如選挙中に示した中、躍進しました。

私は、都議会民主党の知事の異常な持ち上げぶりについて、

石原都知事のババア発言に思う(2005/2/26)

で事実を明らかにしました。

民主党の樋口ゆうこ都議(当時)2002年2月27日の一般質問で、

「石原知事は、いつも若々しく、大変お元気でいらっしゃいます。また、ビジュアル系知事ともいわれ、そして誤解を恐れずに申し上げますと、知事はとってもすてきでいらっしゃいます。しばしば過激なご発言があり、また女性にはかなりご理解が深いと感じておりましたのに、年末には余りにも大胆なご発言をされ、女性ファンは大変ショックを受け、減ってしまったようでございますが、はっとするほど知事は生き生きとされていらっしゃいます。」と絶賛。

私はこの姿勢を問いましたが、この都議は7月の選挙で落選。

代わりに当選したのが、民主党・吉田康一郎都議

野党色のある質問が展開されるのかと思いましたが、
今年12月8日の一般質問では、
「当代一級の政治家であり、透徹した視座と直感を持つ文化人でもある知事に、ぜひお伺いをしたい。」とやはり持ち上げるのでした。

石原都政の裏で「あんた右翼だろう。おれも右翼だ」(2005/6/11)

石原&浜渦都政の異常さを証言からみてみる(2005/6/4)

これらで指摘した異常性は変わっていないように思います。ほとんどの会派ががっちりサポートする状況は、都政も国政も共通といえるのではないでしょうか。

2006年は大きな選挙が予定されていませんが、懲りずにブログで私に見える問題を明らかにしていきたいと思っています。

2005.12.29

交通事故現場を目にしていのちの重さを考えた

 29日明け方、ゴミ出しへ。車道に数台のパトカーがとまっているのが見えた。近づいてみると、交差点で2台の車が斜め45度の角度で衝突していた。高級車とタクシーの運転席が正面から食い込んでいた。車内に人はすでにいなかったが、タクシーの料金メーターは1万2千円台を表示していて、後部座席にも流血のあとがあった。少なくとも3人が死亡したのではないかと推察される。

 滅多に見ることのない現場を目にしたのだが、交通事故は増えていても、死亡者数は年々減っているという。今年の交通事故による死者は6000人台という49年ぶりの低水準になる見込みと発表されたばかり。

<交通事故死者>49年ぶり6000人台へ 警察庁(2005/12/28毎日新聞)

 今年1年間の全国の交通事故死者数が49年ぶりに7000人を割り込むことが確実になった。警察庁によると、27日までの全国の死者数は6787人で、昨年同期に比べ450人減。死者数は6751人だった1956年以降、7000人を上回っていた。同庁は「道交法の改正による罰則強化や取り締まりの効果」とみている。
 27日までの都道府県別の死者数では、愛知県が343人(昨年同期比14人減)と最多で、埼玉318人(同15人増)など。13年連続で最も多くの死者を出していた北海道は前年同期に比べ82人減の301人となっている。2年連続で過去最悪だった発生件数、負傷者数もそれぞれ92万134件、113万8769人で減少に転じる見込みだ。

 社会的な関心が高かった高校時代(90年代前半)、学校の図書館で社会の状況を示すさまざまな数字を調べたことがある。その頃、交通事故による死者は1万人を、一方で自殺者は2万人を少し超える状況だった。

 当時に比べ、交通事故死者は減り続けているが、自殺者は90年代半ばから驚くほどに増え続け、この7年間は3万人を超えて推移している。推移については以下を参照されたい。

自殺者の年次推移

自殺者の年次推移(自殺死亡統計の概況 人口動態統計特殊報告)

日本の交通事情-交通事故死者数等の推移

 政府は、今後10年間で自殺予防に乗り出し、97年以前の水準を目標に総合対策にとりくむという。

自殺予防で総合対策 政府、97年以前の水準目標(2005/12/26共同通信)

 政府は26日の「自殺対策関係省庁連絡会議」で、年間3万人を超える状態が1998年以降続いている自殺者数を、今後10年間で97年以前の2万5000人以下に抑えることを目標として掲げ、総合的な対策に取り組んでいくことを決めた。
 自殺者数が減少しない背景には、経済状態の悪化に伴う過労やリストラ、健康や家庭の問題があるとされるが、詳細な分析は行われていない。このため政府は、厚生労働省を中心に統計調査のデータを多角的に分析するほか、自殺予防に向けた新たな調査も検討する。
 また自殺予防対策として、都道府県に対し、民間団体と自殺対策連絡協議会を設置して連携を深めることや、自殺問題を担当する部署の明確化を求める。
 このほか、厚労省が予定している自殺予防総合対策センターの新設や、国土交通省による駅のホーム柵増設など各省庁の対応を取りまとめた。

 90年代中盤に何が起き、そしてここ数年はどんな社会経済状況にあり、そこに政治がどんな姿勢と施策を打ってきたのかを検証する必要があると思う。

 バブル崩壊後、90年代中盤にリストラが本格化し、また長引く不況で中小企業も倒産・縮小を余儀なくされ、ここ数年は格差社会の広がりを推進する政治のもとで、人生設計に見通しの立たない状況がこれほど多くの自殺者を生み出してきたのではないだろうか。

 小学1年生が痛ましい事件に巻き込まれ、いのちが、その尊さが危ぶまれている。子どもを守るというとりくみが緊急かつ重大なものとして行なわれているが、大人社会にお互いのいのちを守るという関係がない限り、しわ寄せと歪みが子ども社会を襲うということになるのではないか。

 今の小学1年生が生まれてから、6年間で約20万人が自らのいのちを絶っている。この事実をしっかり受け止めることができなければ、私たちが子どもたちにいのちの尊さを説いても、説得力を持ち得ないのではないだろうか。

 自殺者を10年間で2万5千人以下にという目標に私は政府のやる気を感じない。いのちの重さを具体的に社会が保障する、生存権を具現化した文字通りの社会保障のあり方が問われているのだと思う。

2005.12.26

戦後60年を締めくくる「Triangle」を平和へのスタートラインに

 今日26日の日刊スポーツの報道によれば、第56回NHK紅白歌合戦で、SMAPが2年ぶりの大トリをつとめ、新曲「Triangle」を歌い、戦後60年の2005年を締めくくることになったという。

 投票によるスキウタの上位100位に5曲が入ったSMAP。1位になった「世界にひとつだけの花」は第2部のオープニングで全員合唱。格闘技でのかつてないマッチメイクなど攻勢をかける民放に、最高のインパクトを与え、大トリにつなげたいようだ。

 最後に歌う「Triangle」は、争うこと・人を傷付けることの無意味さと、いのちの尊さがこめられている。

 今年の紅白には、吉永小百合さんが中継で原爆詩の朗読を行なうなどの戦後60年企画が含まれているという。戦後60年の今年はテレビでもさまざまな関連の特別番組が放送されたが、大切なのはこれから。

 61年目以降にしっかりつながるものとして、大トリの歌の「わずかな苦しみも知らないまま 後に生まれ生きる僕ら 受け継ごう その想い 声の限りに伝えるんだ」(歌詞は「うたまっぷ」参照)という、SMAPの歌声が戦後60年の最後、お茶の間に街角に響くはず。

 人のいのち、きもちが大切にされない、信じられない事件が相次ぐなか、私たちにとって大切なメッセージ。戦後60年の年の瀬、、「平和」への61年目のスタートラインととらえたい。

【ブログ内関連記事】

SMAPの新曲「Triangle」をぜひ紅白で(2005/11/29)

吉永小百合さん、紅白にゲスト出演し、原爆詩を朗読(2005/12/15)

戦後60年をしめくくる紅白歌合戦に期待(2005/12/21)

テレ朝報道企画責任者が「選挙報道を考え直さなければならない」と総括

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)の機関紙「ジャーナリスト」の12月号(2005.12.25)が、12月8日に開かれたJCJ創立50周年12・8集会「改憲、強権、再編…この1年 小泉政治の行方とメディアの責任」の模様を伝えている。

 私の恩師でもある亀井淳JCJ運営委員は、進行の冒頭挨拶で「今年は日本が鋭角的に大きな曲がり角を曲がった年」と表現したという。

 司会の北村肇・「週刊金曜日」編集長がメディア現場の状況を、長元朝浩・沖縄タイムス東京支社長、半田滋・東京新聞社会部記者が米軍再編について報告。私はこのイベントに参加ができなかったのだが、紙面で目についたのは、この後に発言した角南(すなみ)源五・テレビ朝日報道局報道企画部長の9・11総選挙とテレビについての発言だ。

 保坂義久氏の署名記事によれば、

「(前略)自民党は初めてコミュニケーション戦略チームを設けてメディア対応した。それに対し民主党は代わるものを打ち出せなかった。自民党は次々と刺客など話題を打ち出し、自民党のお家騒動にした。お家騒動は人々の関心をひく。人々が関心を持つものを、我々は放送する。自民党がワイドショーの飛びつきやすい材料を投げていった結果、露出が多くなった。小泉首相の戦略が巧みだった。今回の選挙は小選挙区比例代表制の実態が初めて出てきた選挙と思う。テレビの今までの選挙報道を考え直さなければならない。(後略)」

 などと語ったとされている。

 私は今の政治の大きな流れに疑問・異論を持っているが、メディアすべてを、またそこに関わる人のすべてを同列視して批判する気はまったくない。

 「小泉劇場」が流行語大賞になった2005年を私たち一人ひとりがきちんと総括し、その選挙結果によって引き起こされていく事態を逃げることなくみつめて、判断していくことが有権者の責任だと思う。

 その上で、個々についてのメディア批判をしつつ、鋭い記事や番組についてはエールを送るなどをして、メディアの最前線の現場を励まし、刺激していかなければいけないのではないだろうか。

 テレビ局の報道企画局の責任者の言葉をすべてそのまま信じるつもりはないが、「選挙報道を考え直さなければならない」という姿勢に希望を持ち、私なりのメディアチェックをしていきたい。 

2005.12.24

「それは本物ですか?」

あと1週間を残すのみとなった2005年。

郵政民営化をはじめとする「小泉改革」

得票率を大きく超えた議席を第一党がとれる「小選挙区制」

いつも同じ顔ぶれしかテレビに出てこない「小泉チルドレン」

テレビ局や老舗球団でさえそのターゲットとなった「企業買収」

ペナントレースを2年続けて制しても出場できない「日本シリーズ」

勝率5割きっても日本シリーズ出場の芽がある「プレーオフ」

マンションの耐震設計偽装問題に端的にあらわれたように、「本物」「偽物」とは何なのかということが問われてきた1年だったと思う。

私のこの書き方は硬くて入り込めないかもしれない。

下記コラムをぜひ読んでもらいたい。

先日読んだ日刊スポーツの記者コラム「見た 聞いた 思った」の永井孝昌記者「それは本物ですか?」が、身近な切り口で「本物」を問いかけている。

「本物」かどうかをまず疑ってみるべきときにきていると思う。

この記者コラム、何度かふれているが、興味深いものが多い。

コンビニ店員の「ボーナストーク」にみた格差のいま

私がパソコンを買ったように、ボーナス商戦真っ盛りといったところですね。

東京都がおこなった、都内の民間労組を対象に行なった調査によれば、冬のボーナスの平均妥結額77万5705円。平均賃金(37・6歳)32万6516円の2・38カ月分に相当し、前年より金額では1万2709円上回ったという状況だそうです。

このあたりを根拠に「景気がよくなった」とされているのだと思います。

でも、若年層に占める非正規雇用は46%というなかで、業績の厳しい企業や一旦リストラをうけた人々、また青年層にとって将来の見通しは立てられないというのが実感なのではないでしょうか。

よく行くコンビニで、痛感しました。

お店に入ると客は私だけ。深夜勤務もこなしている2人の女性店員は、おそらく20代前半のフリーター。その2人の会話が聞こえてきました。

***

A子:「世間はボーナスの時期だよね。」

B子:「いいよね。ボーナスもらえるって。うちにはないし。でも、前の職場でもらったことあるよ」

A子:「すごいね。いくら?」

B子:「2000円!」

A子:「えっ(笑)、それ、ボーナスじゃないよ。少なすぎだよ」

B子:「そうなの?ボーナスって、いくらぐらいなの?」

A子:「60万とか、出てるみたい」

B子:「へぇー、うらやましい!そんなになくてもいいからほしいよね。」

***

脚色なく、こんな会話でした。

A子さんは、一般的な会社員では数十万のボーナスが出ていること、いまのコンビニ系フリーターの厳しい状況が理解できています。

B子さんは、いまの状況が当たり前だと思っていたこと。一般的なボーナスについて、家庭や友人などの関係でのかかわりがなかったことが明らかです。

年間2000時間くらい働いても、年収200~300万円という層が増えています。若い世代だけでなく、よく利用する駅前の24時間の惣菜屋さんやコンビニも深夜帯は年配の男性が仕事をしていることも多いです。

コンビニも売り上げが前年割れし、女性を軸にしたお店など新しい展開も模索されています。お店も業界では増えなくなっています。つぶれたコンビニも身近にたくさんあります。

便利になっていくなかで、その産業を支えているのは非正規雇用の低年収の労働者。人口減が始まったことも明らかになったなかで、コンビニでの店員の会話を考えると、この国の行方が心配でならないのです。

2005.12.23

新しく踏み出す第一歩はほんのささいなつぶやきから

三十路を迎えた私。何か渋めのメッセージを刻んでおこうとアレコレ考えたものの、みつかりませんでした。

あらら。

このブログにまず何か変化をと思い、

tamyレポートというタイトルを、

tamyレポート30

にしようかなと思って、やっぱりやめました。

30をつけただけってのも、安易だと。

職場に送っておいた新しいノートパソコンを誕生日にやっと持って帰りましたが、

夕べは30歳の記念すべき日なのに、

仕事でとてもとても重い、かつて経験した事のない重いムードもいっしょに持って帰ったので、箱から出す事さえできてなく。

今日から身の回りの片付け(身辺整理ではないです)を。

ブログや携帯におめでとうメールをいただき、感謝感謝です。

いつもは親から電話があるのですが、今年は初めてありませんでした。

30歳だからかな?

今月はあまり記事数も内容もあまりブログが充実していませんが、

明日からニューマシンでボチボチ書いていくことになると思います。

気持ちとパソコンを新たに、がんばります。

2005.12.21

戦後60年をしめくくる紅白歌合戦に期待

今年の紅白歌合戦は、戦後60年がテーマのひとつだという。

吉永小百合さんが原爆詩の朗読を行うことが15日に発表され、スポーツ紙なども含めて広く報道された。

【ブログ内関連記事】

吉永小百合さん、紅白にゲスト出演し、原爆詩を朗読(2005/12/15)

今日21日、歌手の曲目が発表され、戦後60年企画として、さだまさしさんが平和への願いを伝える「広島の空」を歌うことなども伝えられた。

この紅白では、スキウタ(好きな歌の投票)の上位100に、昨年出場を辞退したSMAPの局が5曲入り、注目をされてきた。

「世界に一つだけの花」(2003年)、「セロリ」(1997年)、「夜空ノムコウ」(98年)、「らいおんハート」(00年)、「BANG!BANG!バカンス!」(2005年)の5曲。

今回の紅白ではスキウタが柱とされていて、今回の全58曲中、25曲が歌われることになった。

私は、この紅白で、戦後60年という節目を締めくくる上で、また人が人を大切にできないすさんだ事件があいつぐなかで、SMAPにはぜひ、上記5曲でなく、いのちを奪い傷つけることの無意味さと人を思いやることの大切さを込めた「Triangle」(トライアングル)をと、このブログで書いてきた。

【ブログ内関連記事】

SMAPの新曲「Triangle」をぜひ紅白で(2005/11/29)

今日発表された曲目をみると、

NHK紅白歌合戦「ことしの紅白歌合戦で歌われる、全58曲が決定。スキウタからは25曲が選ばれた」(NHK2005/12/21)

SMAPが歌うのは、「Triangle」。歌詞は「うたまっぷ」参照

どんな演出で、また彼らがどんな言葉を発し、どんな表情と歌声で歌うのか、今からとても楽しみにしている。

【追記2005/12/27】

 大トリで、「Triangle」を歌うことが決まりました。

戦後60年を締めくくる「Triangle」を平和へのスタートラインに(2005/12/26)

三十路へ踏み出す日を前に

今日は、20代最後の日。明日は、30歳の誕生日。

寝て、朝起きると、30歳。寝なくてそのまま起きてても30歳。

30歳になった明日、いきなりシブくなってたり、舞台度胸がついてたり、ということはない。なってたらいいなとは思うけど。

18歳で上京して、働きながら大学に進学して、中退して、進路に迷っていたのが20歳。

その後、専門学校行って、私なりの角度も見つけて、今の仕事に就いて、あわただしく過ごしてきた20代。

三十路ってどういう意味なんだろうって、この1週間くらい考えてみたけど、よくわからない。

語源はあって、意味もあるようだけど、私にとってはその正しい意味はどうでもいいような気がする。

ただ、今の心境で言うと、変化が必要な時期かなと思っている。

いろんなことがマンネリになってきている。何かを変えないと。

それは今すぐ仕事をやめるというようなことではなく、チャレンジという大げさなものでもなく、試しにいろいろやってみるというような、視野の広げ方かなと。

去年の9月、試しにブログを始めてみて、まさか続くと思わなかったけど、1年3ヶ月も続いていることに通じるようなことなのかもしれないと。

三十路という路へ踏み出す私。今までやってこなかったことにも視野を広げて、足を前にすすめていきたい。

2005.12.19

パソコンを買って思うこと

 昨日は「憲法を守り、いのちとくらしを支える福祉を 公的福祉の再生をめざす12・18共同集会」に参加しました。

 会場いっぱいとまではいきませんでしたが、1200人が参加。この手の集会は、実数で発表しないこと(見た目1500人くらいしかいないのに2300人とか言ったりする。私の中では許されない姿勢)もありがちなのです。会場内を見て回りましたが、実数だと言っていいと思います。

 内容について今日はふれません(後日がんばろうっかな)が、パワーポイントをつかった説明や報告あり、寸劇あり、DVD放映ありで、工夫が感じられました。20分ほぼ演説っぽい発言をしたところもありましたが、その時間は3割くらいの人はスヤスヤお休み中でしたね。

 大雪の中、全国からたくさんのなかまが参加しましたが、組合のイベントなどで何度も本格的なヒーローショーなどを監督・演出・主演してくれる先輩に「ブログ、毎日みてるよ」と言われました。うれしいですけど、恥ずかしいですね。

 今日は、今年度の賃金や一時金の月数が労使で確定(妥結)していないから冬の一時金(賞与)は一円も払いません、という姿勢を示した保育園の組合の役員のみなさんとパソコンを買いに。職場の分会(組合)のためのパソコンです。明日、一時金の支給日のはずなんですが、暫定的な仮払いをする気は毛頭ないそうで。夏には仮払いをしたのに。組合員には1円も払われないということになるようです。経営側の提案どおりでないと支払わない、どうしようもない経営方針です。

 実は私も先週ノートパソコンを買いました。明日届くはず。22日は30歳を迎える誕生日です。自分に対してのプレゼント。と言っても、実際は仕事で使うことになると思うんですが。。。

 自分が買ったものよりも高いパソコンを今日は選んでました。インターネットもやるとのこと。パソコンに疎い傾向のあった福祉関係者。変わってきましたね。

 

2005.12.17

私がやる明日とその後の「道案内」

今年の冬は寒いですね。明日18日は、厳しい寒波に見舞われるんだとか。

私、明日は朝から日比谷公会堂に行き、「公的福祉の再生をめざす12・18共同集会」に参加します。

最寄の駅近くで、集会ポスターのボードを持って、「会場あっちです」という係。

道案内に強くない私ですが、これならできそうです。不得意ですが。

労働組合がかかわって開催する集会などは、終わったら組合の機関紙などで伝えられるのみ。それが従来の形でした。

しかし、今年の流行語大賞トップテンに「ブログ」が入ったように、日々の印象に残ったことなど伝えたいと思ったことは、ネット上に書き込まれる時代です。

1000人以上が参加するはずの集会ですから、内容が本当に切実で、参加した人がつづっておきたいと思えば、ブログ記事になっていくはず。9月末の総務省の調査で、ブログの登録者は473万人という数字も出ています。

内側だけを向く運動でなく、外にもしっかり目をむけた集会のつくりになるのかはわかりませんが、もっと外に開いていくわかりやすい方向へ。そんな「道案内」は今後もやっていきたいと思っています。

今回もこの集会にかかわって、片隅からいろんな意見を言ってきました。終わってから、道案内から見えることをまとめてみたいと思っているところです。もちろん、「あっちです」とは簡単にはいかない局面も多いわけですが。

明日の東京の予想最高気温は6度。ああ、マフラー、持ってない。。。

有線大賞最優秀新人賞はだれに

今夜は日本有線大賞が発表されます。TBS系列で午後7時から。

新人賞を受賞した、navy&ivory(ネイビーアンドアイボリー)の最優秀賞新人賞に輝くかどうか、注目しています。

有線で『指輪』の反響が広がり、本格的な全国放送は今回が初めてという彼ら。

彼らのホームページのdiaryをのぞくと、吾郷さんの昨日の書き込みによれば・・・。今日の大舞台のためにヒレステーキを注文し、運ばれてきたときには元ちとせさんの曲が流れていて、ステーキを口にした途端、「約束します 君を残して僕は死ねません」のフレーズが。自らの曲「指輪」と感動的な遭遇をしたそうです。

どうなるんでしょうか。

年内最後のライブが25日、

アウトレットパーク【ラ・フェット多摩 南大沢】であるそうで。

午後3時と午後5時の2回、30分。

三十路のクリスマス、予定もないのはさびしく。前にミニライブで彼らの歌を聴いたのが半年前。のぞきにいこうかなと。

【ブログ内関連記事】

navy&ivory『指輪』が日本有線大賞新人賞(2005/12/5)

【追記】

最優秀賞はならず、でした。最優秀賞に輝いたのは、映画「NANA」の劇中歌「ENDLESS STORY」を歌った伊藤由奈さんでした。花嫁の涙を誘った「指輪」。とてもよかったと思えました。

それにしても、司会の陣内孝則、すべることにこだわるトーク、歌い手よりも目立ってました。

2005.12.15

吉永小百合さん、紅白にゲスト出演し、原爆詩を朗読

 戦後・被爆60年の今年をしめくくる紅白歌合戦。俳優の吉永小百合さんがゲストとして出演し、中継で原爆詩の朗読を行うという。

 平和についての記事をテーマの一つに展開してきたこのブログのなかで、吉永小百合さんに何度かふれてきた。戦後60年をしめくくる企画をぜひ紅白のなかでと思っていたが、今年だけでなく、ずっと続けてもらいたい。

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2005年を創作四字熟語で

2005年もあと半月を残すのみ。今年を振り返る企画が増えてきますね。

恒例の創作四字熟語が昨日発表されました。

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2005.12.12

うちの近くのスーパーのおにぎりの値段

景気がよくなってきたという判断なのでしょうか。

最近、コンビニなどでも結構値のはる商品が売り出されるようになりましたね。

しっかし、うちの近くのスーパー、おにぎりの値段、下げました。

いくらだと思います?

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2005.12.10

久しぶりにパチンコに興味というより、異議あり

今から10年位前、働く忙しい大学生でした。時間つぶしにパチンコやってた時期もありまして。私、ギャンブルの街で育ってまして、競馬は高校時代よく行きました。もちろん馬券も買ってました。中一の遠足が競馬場だったかな。中一で競馬場に遠足ってのは教育上どうなんだろうと、高校時代に馬券を買いながら、思っていました。

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映画と音楽と演劇と、30歳を前に

今週は忙しかったです。来週からは落ち着くので、何か始めようかなとも。

なんとかやりくりして、先日、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」観ました。

とてもあたたかくて、せつない映画でした。夕日って、ゆっくりみてないなー、ラストシーンは実感しました。たぶん多くの人も、親子で夕焼けをみつめるなんてこと、いつからか忘れてしまっていて。来週は「カーテンコール」観にいくつもりです。

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2005.12.06

デザインを「サンタがいっぱい」に

クリスマスが近づいてきました。

ココログのデザインを「サンタがいっぱい」にする方が増えているようです。他のブログサービスでもクリスマスモードになっている人、結構いますね。

流れにのっかるのは「うーん。。。」というあまのじゃくなのですが、

今回はのっかります。気分転換で。もちろん期間限定ですが。

ただ、デザイン変えるだけじゃ意味薄いので、「クリスマスプレゼント」のリストをつくり、加えました。

2005.12.05

navy&ivory『指輪』が日本有線大賞新人賞

昨日は花嫁になった友人の結婚式の二次会に出席。

脚本を担当した裁判寸劇もなかなかの笑いをとっていました。ああ、よかったぁ。

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2005.12.03

81%が30人以下の学級規模を求めている

 日本では東京都と香川県だけ。他の道府県は30人学級など少人数学級を実施しているか、踏み出す方針を明らかにしている。47分の2、その1つが石原慎太郎都知事率いる東京都。

 この件については、過去にもブログで書いてきた。

30人学級は、「共産党のごくごく限られた支持者の意見」?(2005/3/9)

 石原知事の姿勢はこうだ。

「教育委員会が、児童生徒が集団生活の中で社会性を養うという観点から、生活集団としての学級について一定規模が必要であるとする点については全く同感でありまして、学級編制基準を四十人とする教育委員会の判断は、ごくごく妥当である」(2005/3/1都議会代表質問での知事答弁)

 さらに、詳しくみていくと。

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たまにはなつかしく思える仕事をするのもいいな

2日、私は定時の6時で勤務を終え、映画の各賞を受賞している三丁目系の映画を観にと思っていました。

夕方前にその予定は難しいことになり、結局5日に予定されている大きな集会の準備で、関係団体の人と資料を組んだり、袋に詰めたりという作業をやりました。

7時から集会の打ち合わせと印刷前の訂正など、9時から作業となりまして。

結局終わったのは11時50分。

ああ。

作業した場所に機材がそろっていなかったため、手作業も駆使しながらとなり、学生時代にやった文集づくりをちょっとだけレベルアップさせたような、そんななつかしさのあるお仕事でした。

こんなに遅くまで仕事(といってもきつくはないのですが)をやるっていうのは、今年最後かなと。

12月に入ると、今年最後の○○が多くなりますね。

2005.12.01

携帯かえて、気分もかえないと

先月末、携帯を機種変更しました。

正確に言うと、前に使っていた物が通話不良になり、買い換えたのでした。

秋口くらいまでは、5つぐらいのブログをときどき携帯から読んでたりしていたのですが、料金が結構かかるので、最近は乗換案内くらいしか見てません。

ボーダフォンショップで機種をどうするかで説明聞いたのですが、3Gとか、さっぱりわかりませんでした。

一応聞いていても、私の姿勢が消極的というか、通話できればいいという感じで。

時代ってヤツから、置いていかれているような気もしましたが。

いろいろ考えて、おサイフとも相談して、そんなに機能の多くない機種となりました。

メーカーも前のと違うので、使い方もよくわからず。困ります。

新しいことを覚えるのに、おっくう(初めて使う言葉かな)になってはダメなんでしょうが、なんか疲れるなー。

私のブログ、ニフティのココログを使っているのですが、ここ数日、更新しようと思うと、アクセスがうまくいかず、ますますメンドーになっています。

ココログから別のブログサービスに切り替えようかなとも思うのですが、まず切り替えないといけないのは私のこのマイナス気分ですね。

12月がスタート。マイナスな気分なブログへのアクセス、ありがとうございますね。

今年もあと少し、みなさん、がんばっていきましょう。

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