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2005.12.24

コンビニ店員の「ボーナストーク」にみた格差のいま

私がパソコンを買ったように、ボーナス商戦真っ盛りといったところですね。

東京都がおこなった、都内の民間労組を対象に行なった調査によれば、冬のボーナスの平均妥結額77万5705円。平均賃金(37・6歳)32万6516円の2・38カ月分に相当し、前年より金額では1万2709円上回ったという状況だそうです。

このあたりを根拠に「景気がよくなった」とされているのだと思います。

でも、若年層に占める非正規雇用は46%というなかで、業績の厳しい企業や一旦リストラをうけた人々、また青年層にとって将来の見通しは立てられないというのが実感なのではないでしょうか。

よく行くコンビニで、痛感しました。

お店に入ると客は私だけ。深夜勤務もこなしている2人の女性店員は、おそらく20代前半のフリーター。その2人の会話が聞こえてきました。

***

A子:「世間はボーナスの時期だよね。」

B子:「いいよね。ボーナスもらえるって。うちにはないし。でも、前の職場でもらったことあるよ」

A子:「すごいね。いくら?」

B子:「2000円!」

A子:「えっ(笑)、それ、ボーナスじゃないよ。少なすぎだよ」

B子:「そうなの?ボーナスって、いくらぐらいなの?」

A子:「60万とか、出てるみたい」

B子:「へぇー、うらやましい!そんなになくてもいいからほしいよね。」

***

脚色なく、こんな会話でした。

A子さんは、一般的な会社員では数十万のボーナスが出ていること、いまのコンビニ系フリーターの厳しい状況が理解できています。

B子さんは、いまの状況が当たり前だと思っていたこと。一般的なボーナスについて、家庭や友人などの関係でのかかわりがなかったことが明らかです。

年間2000時間くらい働いても、年収200~300万円という層が増えています。若い世代だけでなく、よく利用する駅前の24時間の惣菜屋さんやコンビニも深夜帯は年配の男性が仕事をしていることも多いです。

コンビニも売り上げが前年割れし、女性を軸にしたお店など新しい展開も模索されています。お店も業界では増えなくなっています。つぶれたコンビニも身近にたくさんあります。

便利になっていくなかで、その産業を支えているのは非正規雇用の低年収の労働者。人口減が始まったことも明らかになったなかで、コンビニでの店員の会話を考えると、この国の行方が心配でならないのです。

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コメント

地域の青年の集まりにいくとボーナスのない青年のほうが多いくらいです。
二人にひとりがバイトか派遣です。そんな場所ではもらった人は「おれ○○万円もらったよ」なんて言えませんけどね。
「年収300万円生活」なんて本がありましたけど、いまじゃ300万どころか200万以下、100万以下の青年も増えています。

福祉職場もたいへんですね。
補助金が「定額制」になってくるとパートや嘱託が増えてきます。昇給やボーナスは最初から入っていませんからね。
保育園でも同じ動きが広がっています。名古屋市内ではまだ民間保育園への「調整費」が守られていますけど来年度が攻防です。

おお、くれちゃんマン参上!ですね。はじめまして。うちの名古屋方面の組合のなかまから、市政の状況を聞き、選挙でしっかり応援したよと話を聞きました。

実は以前からブログをときどきのぞいていまして。行動の枠が幅広いなーと思ってました。私のブログにコメントをいただいたこともそうです。

小泉改革で景気回復なんて言ってますが、青年層を中心にした非正規雇用がすすむなかで大きな企業が儲かっているに過ぎないと思っています。それでフリーターは正規になれとか、ニートは働けとかいうおじさまたち。

これでは少子化すすんで当然です。

新しい年が青年にとって明るい兆しの見える年になるように、何かやっていかないとと思っています。

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