国政と都政を振り返ってみた
2005年は2つの大きな選挙がありました。
9月の総選挙では、「小泉劇場」のもとで自民党圧勝。
格差社会のさらなる進行、憲法(なかでも9条)の「改正」を危惧しています。
格差社会については、
・ほっとけない 世界有数のこの格差社会を(2005/9/23)
でふれ、この記事がめでたく、月刊「世界」11月号の連載「ブログ時評」で紹介されましたが、「貧困化」の問題は今後も追っていきたいテーマです。
格差を広げる「構造改革」を推進している「小泉劇場」。
・替え歌を止めるな。 小泉首相の好きな曲(2005/9/2)
で、自民党のCMと小泉首相の心境について、彼の好きな曲にのせて明らかにしたところです。
その2ヶ月前、東京都議会議員選挙が行なわれました。
副知事問題や石原都知事の都庁不在の実態が明らかになる中、民主党がそれまでの与党色を弱め、「アクセル&ブレーキ」をキャッチフレーズに是々非々で対峙するという姿勢を突如選挙中に示した中、躍進しました。
私は、都議会民主党の知事の異常な持ち上げぶりについて、
で事実を明らかにしました。
民主党の樋口ゆうこ都議(当時)が2002年2月27日の一般質問で、
「石原知事は、いつも若々しく、大変お元気でいらっしゃいます。また、ビジュアル系知事ともいわれ、そして誤解を恐れずに申し上げますと、知事はとってもすてきでいらっしゃいます。しばしば過激なご発言があり、また女性にはかなりご理解が深いと感じておりましたのに、年末には余りにも大胆なご発言をされ、女性ファンは大変ショックを受け、減ってしまったようでございますが、はっとするほど知事は生き生きとされていらっしゃいます。」と絶賛。
私はこの姿勢を問いましたが、この都議は7月の選挙で落選。
代わりに当選したのが、民主党・吉田康一郎都議。
野党色のある質問が展開されるのかと思いましたが、
今年12月8日の一般質問では、
「当代一級の政治家であり、透徹した視座と直感を持つ文化人でもある知事に、ぜひお伺いをしたい。」とやはり持ち上げるのでした。
・石原都政の裏で「あんた右翼だろう。おれも右翼だ」(2005/6/11)
・石原&浜渦都政の異常さを証言からみてみる(2005/6/4)
これらで指摘した異常性は変わっていないように思います。ほとんどの会派ががっちりサポートする状況は、都政も国政も共通といえるのではないでしょうか。
2006年は大きな選挙が予定されていませんが、懲りずにブログで私に見える問題を明らかにしていきたいと思っています。
« 交通事故現場を目にしていのちの重さを考えた | トップページ | マガジン9条とブログのチカラ »
「政治」カテゴリの記事
- 若者が9条改憲に肯定的との先入観は誤り(2014.01.13)
- 政治に社会に組織に求められるプロセスの公開(2013.01.13)
- 子どもの権利を守るため、人にやさしい都政をつくる宇都宮けんじさんで~猪瀬さんでは保育施策は大・大・大ピンチ~(2012.11.28)
- 湯浅誠さん、都知事選に不出馬(2012.11.06)
- <声明>私たちは新しい都政に何を求めるか(2012.11.06)
コメント