憲法を守る共闘を求めて私にできること
憲法9条が岐路を迎えている。変えるのか、変えないのか。変えないという選択を国民がしたとしても、条文を守るだけでなく、具体的に創造的にどう生かしていくのか、そんな話をしていかないと、保守でしかない。
社共26年ぶり共闘へ 改憲阻止(西日本新聞2006/1/24)
共産党の志位和夫委員長は二十三日、社民党の福島瑞穂党首に対し、改憲阻止での共闘関係構築を目指して党首会談を行うよう、文書で申し入れた。社民党は応じる方針。共産党によると、共闘が実現すれば一九八〇年一月に旧社会党が共産党との共闘関係を解消して以来、二十六年ぶりの社共共闘となる。
文書は共産党の市田忠義書記局長が社民党の又市征治幹事長に手渡した。自民党や民主党が独自の改憲案を公表する中、九条擁護を貫く政党として社民党に共闘を要請。志位委員長は記者会見で「国会内外で正式な共闘関係が確立、発展すれば、憲法擁護闘争に大きく貢献する」と意欲を示した。
又市幹事長は共闘に前向きの姿勢を示した上で「社共が突出すると参加しにくい人もいる。広範な国民運動の一角として社共共闘がある」と述べた。党首会談の日程などは今後協議するという。
この動向を注目している。九条の会などの広がりが政治変革に結びつくのかという点でも今後の展開について、両党は平和憲法を変えないでほしいという世論(世論調査で6割以上)を踏まえてほしい。
社民党は2月28日から6回の憲法学校をスタートさせる。(詳細はこちら)
石坂啓、佐高信、香山リカなどのほか、伊藤真(伊藤塾塾長)、前田哲男、水島朝穂、森達也、斉藤貴男など、幅広い学者や文化人、言論人が講師となる。
政党の枠をこえて、憲法を守り生かそうとする人々が参加していくことが大切だと思う。特に政党関係のイベントに参加したことのない人がこのような企画に参加し、「党」にしばられない展開を意見し、行動していくことが憲法を守ろうとする政党に刺激を与えることにもなると思う。
私も参加するつもりでいるが、2月と3月のその日は仕事で行けない関係で、申し込んではいない。
共産党の関係者がこの憲法学校に行ってみる、また社民党の関係者が逆に。無党派の人々が社共のそれぞれの企画に参加してみる。違いはそれぞれにありつつも、さまざまな動きのなかで、流れはできていくはず。
改憲の動きが強まるなかで、護憲・活憲勢力の改革・革新が求められている。社共の党首会談が近づくなか、私も両党に積極的なメールを送るつもりでいる。
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社民党の憲法学校。とても興味深いですね。
まだ、空きあるんでしょうか。
投稿: SASKE | 2006.02.17 00:09