「縦並び社会・格差の現場から」 その「反響」がきこえてくる
格差社会、競争社会の行き過ぎが2006年になって、報道等で指摘されるようになってきた。
なかでも、毎日新聞の連載「縦並び社会・格差の現場から」(2005/12/30~)が興味深い。
今日1月19日付「読者からの反響 「競争万能」に異議-縦並び社会・格差の現場から」(毎日新聞)では、寄せられた3万近いアンケートの集計結果と497通の声を掲載。格差社会のゆがみ、きしみが聴こえてくる。
記事中の男性会社員の声。
「小さな政府」という言葉が、使う人は何を意図しているのか、現実にどういう結果をもたらすのか、ほとんど説明されないまま世間に広まっている。小泉純一郎首相や取り巻きたちは、説明責任を果たそうとしないどころか、「小さな政府」があたかも「無駄を省いた政府」を意味しているかのような誤解へと誘導していると思う。「小さな政府」以外の選択肢を具体的に示す記事を期待したい。
「格差社会」世論調査、結果に驚いた(2006/1/7)に書いたように、世論調査でも現状認識と踏み出すべき解決策の方向意識にズレがあるなか、上記の声に共感。
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