オジャマモン、ホリエモン、証人喚問
今日は、昼過ぎから休みがとれたので、途中からオジャマモンの証人喚問の中継を観ました。
自分から証人喚問に応じるって、テレビなどのインタビューで強気だった小嶋氏。「刑事訴追の恐れ」を理由に、核心はことごとく答えず。
それでも、「きっこのブログ」の指摘のとおり、森派との癒着がかなり濃いこと、ポスト小泉のトップを走る安倍氏周辺が具体的にオジャマモンの要請をうけて「仕事」をしたことはクッキリ。
追及する各委員の質問時間が5分から多くて25分。国政調査権って、薄っぺらいんですねー。だって、衆参の予算委員会とか代表質問とか、会派を代表して質問する議員は1時間とか時間持ってやるわけでしょ。
それで、歴史を揺るがす今回の事件で、5分とか10分とか、トイレに行ってたら聞き逃すような質問時間で、いちいち補佐人と相談して(そのときは速記と時間がとまっても)、結局答弁拒否だとか、質問者にもう1回聞き返すとか、なめられっぱなしじゃないっすか。
せめて、質問したのに、どんな質問か聞き返すのは、ペナルティーで時間が15分増えるとか、そういうルールつくらないと、ダメでしょ。
質問時間が全体で2時間ちょっとってのはね。。。
政・官・業の「三位一体」の小泉式与党議員が応じず、落としどころがこの質問時間で、答弁拒否でがんばれーというアドバイスが臭いまくった設定だったわけだけど。
「官から民へ」って言いながら、ヒューザーとかから企業献金もらってたり、パーティー支えてもらってたりする政党や派閥が選挙で大勝してるんだから、「小泉劇場」の観客も、そろそろ気づかないとね。
小選挙区制について、政権選択になるからいいとか、地元での権力構造ができにくいとか、マニフェスト選挙になるとか、きれいごとを主張して賛成する人がいますが、与党系の不祥事を十分に追及する動きが、4割台の得票率で議席が7割とれちゃう数の力で、封じ込められるってことも考えないと。
それでも、時代は変わりましたね。きっこのブログのような、今までなかったような新たなツールが、国政の闇を明らかにしてるわけですから。
それにしても、東京都議会の代表質問とか常任委員会とか、傍聴しててもしょーもないような質疑を一人の議員が1時間とか続けたりするわけだけど、証人喚問って、不祥事に与党が関わると都合のいい時間短縮設定、答弁拒否、補佐人お助けカードとか、システムが何重にもあるんですねー。「ホリエモン」捜索、話題差し替えカードも使ったし。
オジャマモン、ホリエモン、ショウニンカンモン。
今日は、国民的にモンモンとした一日でした。
« 今夜は何はさておき、きっこのブログを | トップページ | 「縦並び社会・格差の現場から」 その「反響」がきこえてくる »
「政治」カテゴリの記事
- 若者が9条改憲に肯定的との先入観は誤り(2014.01.13)
- 政治に社会に組織に求められるプロセスの公開(2013.01.13)
- 子どもの権利を守るため、人にやさしい都政をつくる宇都宮けんじさんで~猪瀬さんでは保育施策は大・大・大ピンチ~(2012.11.28)
- 湯浅誠さん、都知事選に不出馬(2012.11.06)
- <声明>私たちは新しい都政に何を求めるか(2012.11.06)
« 今夜は何はさておき、きっこのブログを | トップページ | 「縦並び社会・格差の現場から」 その「反響」がきこえてくる »
コメント