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2006.02.11

映画「スタンドアップ」 立ち上がるということ

以前から気になっていた映画「スタンドアップ」。

10日、昼休みにネット検索したら、この日が都内での公開最終日だと知って、仕事のあと、あわてて映画館へ。

夫の暴力に耐えかね、二人の子どもを連れて鉱山へ。「男の職場」では、男女比がこの1989年で30対1。男社会の会社ぐるみの圧倒的な力関係で、屈辱的なセクハラがエスカレートしていく。

被害者の女たちは絶対少数のなかで、立ち上がれない。告発しようと動くと嫌がらせは強まっていく。社長ら役員への直談判、多くの男の前での問い詰め、同僚の女性への告発説得…。正義は「保身」の前に、もろくも崩れていく。

それでも、プライドをかけて、法廷へ。全米初のセクハラ訴訟。孤独な告発には原告3人が必要とされ、また道は険しくなる。

「保身」に走ることで、本当に身を守ることはできるのか。何が正しいのか、そのために人は立ち上がれるのか。法廷場面の最後の「スタンドアップ」に至るまでの勇気と葛藤と決断。この映画は大切なものがたくさん詰まっている。

北米の鉱山に初めての女性労働者が雇われたのは1975年、私の生まれた年だという。その14年後の事実をもとに、丁寧にリアルに展開していく。

2006年、初めての映画は、私に貴重な、歴史的な「スタンドアップ」を教えてくれた。

公開最終日の最終回、席は1割ほどの入りだった。立ち上がるために必要なことは?と思い返しながら、私は席をあとにした。

映画「スタンドアップ」公式ホームページ

R-15指定のこの映画、社会に出る前の高校生や大学生にもぜひ観てもらいたい。保身に走りがちな、私も含めたおとなたちも。

【ブログ内関連記事】※追記

映画「スタンドアップ」を観たというつながり(2006/2/18)

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