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2006年3月の記事

2006.03.30

平和を求めて表現すること 新宿区のつどいに参加して

「私は、おとなになったら、戦争に反対したいと思います。」

3月29日に開かれた、新宿区平和都市宣言20周年記念「平和のつどい~語りと歌で伝える未来へのメッセージ」で、平和を求める子どもたちの作文やポスターなど、メッセージが表現され、会場いっぱいの1800人の参加者に響き渡った。

新宿区の2005広島平和派遣者として、広島を訪れて被爆者の声を聞いた小学生、中学生、その親の報告、「平和の作文」の最優秀作品の読み上げとポスターの映写。1945年当時に東京大空襲にあい、いまも芸能文化で活躍されている三人の戦争体験談。

女優・渡辺美佐子さんの朗読「茶色の朝」をオープニングに、第1部「世代を超えて語り継ぐ」の司会は声優・羽佐間道夫さんと、ドラゴンボールの悟空役で有名な野沢雅子さん。歌で表現する第2部「未来に向けて」の司会は、戦争体験を語る海老名香葉子さんを母に持つ林家いっ平さん。

「フランシーヌの場合」「鳥になれたらいいね」を新谷のり子さんが歌い、宮崎作品の「天空の城ラピュタ」のエンディングテーマ「君をのせて」を井上あずみさんが。新宿区少年少女合唱団の「風のとおり道」、井上さんの「さんぽ」、会場と一体になっての「となりのトトロ」、合唱団との「ビリーヴ」。

最後に、夏川りみさんの「涙そうそう」「童神~ヤマトグチ」「さようならありがとう」。

フィナーレは、全員で「世界にひとつだけの花」。予定時間を20分オーバーする充実の内容だった。

新宿区長や自身が長崎出身で胎内被爆をしているという区議会議長のあいさつもあった。

朗読や歌、発言、ポスター・・・。どのメッセージもとてもすばらしいものだった。

「憲法」という言葉をいっさい使わないということは、おそらく政治的な判断として申し合わせがあったのだと思うが。

私も労働組合や市民団体などの主催する平和関連イベントに参加してきているが、上から下に語るようなものや、組織紹介でしかなくその人のメッセージがみえない発言など、あまり響かないことがある。

◆新宿区平和都市宣言

 世界の恒久平和は、人類共通の願いである。

 私たちは、世界で唯一の核被爆国民として、自らも戦火を受けた都市の住民として、戦争の惨禍を人々に訴えるとともに、永遠の平和を築き、この緑の地球を、次の世代に引き継ぐ責務がある。

 国際平和年にあたり、私たちは、人類の生存に深刻な脅威をもたらす、すべての国の核兵器の廃絶を全世界に訴え、世界の恒久平和の実現を心から希求し、ここに新宿区が、平和都市であることを宣言する。 

 昭和61年3月15日 新宿区

この平和都市宣言20周年を記念して開かれた新宿区主催のこのイベントは、構成や演出もすばらしかったが、それ以上にステージの一人ひとりのメッセージがしっかり輝いていた。

どんな形や内容でもいい。平和を表現すること。その大切さを実感した。

帰りが遅くなりそうだったので、アンケートは書かなかった。自治体主催のイベントで、2000人近い参加者があったなか、ブログの検索などでその感想を探ったりするのかはわからないが、とてもとてもすばらしかったと書いておきたい。

20年前、私が小学校高学年の頃、今回の子どもたちと同じように「おとなになったら・・・」と作文を書いていたと思う。

その後も繰り返される紛争、湾岸戦争、イラク戦争・・・。

思いを表現することを忘れないでいたいと思う。

※「あずみさん、登場してください」というべきところを、「あずみさん、チョーダイしてください」と言い間違ったり、曲の進行も間違ったり、いっ平さんのトチリっぷりも会場をあきさせなかった。。。

【ブログ内関連記事】

3月29日、「茶色の朝」「夏川りみ」「世界に一つだけの花」 世代をこえて(2006/3/15)

2006.03.29

電車と化粧と私と女

通学に3年、通勤に7年、最寄り駅からの電車の朝はもう10年。

そんな春を迎えた朝、いつものように通勤電車に。

ギューギューの急行ではなく、各駅停車を待って乗り込むと、

私は車両内の角に立ち、スポーツ新聞を開きました。

いつもの朝。

ところが、いつもと違うことが。

私の隣に目をやると、20代後半と思われる女性が立ったままで化粧を。

左手にコンパクト、右手で目元をキラキラ光らせる動作を繰り返して。

各駅停車なので、停車・発車を繰り返します。

彼女、開くドアの前に立っていて、停車してドアが開いて人が乗り込んでくるまで化粧をやめませんから、その化粧女のインパクトは抜群。

のはずなのですが、それほどの違和感を示す人もいなくて。

あきらめつつ、私の目はスポーツ新聞へ。

乗り換えの駅まであと2つ。

電車は発車したあと、ギューという金属音と大きなゆれがあわさった急ブレーキをかけました。

「イテェ」

私、車両の壁にぶつかりましたが、それよりも肩をぶつけてきたその彼女による痛みに、思わず声をあげてしまいました。

両手で化粧してマスカラ、いやいや、両手で化粧してますから、急ブレーキに無防備だったわけです。

体格がかなりいい女性。車両のスミッコで逃げ場のない私にドンと痛みが。

急ブレーキの原因説明のアナウンスのあと、電車は発車。

踏み切りがおりているにもかかわらず、線路を渡った人がいたそうで。

「すみません」の一言もないので、彼女を見やると、なんと化粧を続行中。

で、私、状況を冷静に考えました。

急ブレーキで彼女の右肩ではなく、その右手がぶつかっていたら、私の目元、キラキラになっていたはずだと。

電車の中で見ず知らずの女から化粧をされてしまう、

そんな危険性があったわけです、はい。

そこで私、きっちり注意をと、

「あんた、顔をきれいにする前に心をきれいにしなさいよ」なんて言う勇気はなく、

森昌子復帰を報じるスポーツ新聞に目を戻し、なにげない日常へ帰ってしまったのでした。

気、弱いです。。。

声をあげましょう、なんてこのブログでさんざん書いてる私。

今回、あげた声、「イテェ」だけですから。

いままでも電車内のことについて、書いてきましたが。

電車と化粧と私と女。

電車で立ってスポーツ新聞読んでる感覚なんでしょうね。

【ブログ内関連記事】

「電車子ども」に見た大人社会のいま(2005/4/7)

電車に子どもがいない(2005/2/7)

2006.03.28

ユウチョウテンブログ

 先日、映画「有頂天ホテル」を観に行きました。三谷ワールドに観客、節目節目で笑いの渦が。私も笑いました。私のなかにある創作心が刺激されました。映画評は書きませんが。

 この「有頂天」って、学校で漢字と読みを習ったときに、衝撃的でした。テストで間違う人多かったです。

 これ、もしかしたら、映画観たのに映画の名前をユウチョウテンホテルだと思っている人、数%はいるんじゃないでしょうか。

 さて、私のブログについて「ストレートに乱暴者を批判するのが好きで、読んでいるとすっきりする」というおほめの言葉を、ブログ「学校へ帰ろう」の記事でいただきまして、感謝感激、ちょっとユウチョウテンです。

 このブログで使っているサービスはココログですが、メンテナンスが多く、更新できないことがよくあるので別のブログサービスにしよっかなと思っていた矢先に、今日バージョンアップがされるとのこと。メンドーな嫌がらせなどに対応できるようになったりするそうですが、ほかは大した機能強化では結局なさそうなんですが。その後、ブログサービスの切り替えなどを判断するつもりです。

 今月始めた、mixiのお仲間も増えてきました(私と面識のある方はお誘いしますのでメールを)。内輪向けに日記が書けるのですが、いまはこのブログをそのまま使っています。お仲間のブログと内輪向け日記の違いがおもしろく。

 チャレンジの春、このブログでは社会派にほぼ徹して、つぶやきや裏話、創作ネタ、ちょっとした笑い話などを、mixi内に新しい内輪向け日記をつくって書いていこうかなと考え中です。

2006.03.27

乳幼児医療費助成の格差は今

 吉永小百合、緒方直人、中原ひとみ、神山征二郎…。

 新しい映画の話ではない。乳幼児医療費無料制度を国に求める全国ネットワーク賛同者が上記の面々。国会議員の賛同も幅広い(衆議院解散前のデータ)。

 この制度について会のホームページのQ&Aにはこのように書かれている。 

 健康保険証で医療機関に受診する際に、私たちは、3割または2割の窓口負担金を支払います。その窓口負担金を国や都道府県・市町村が助成するという制度です。

 乳幼児については、すでにすべての市町村・都道府県が独自で医療費助成制度を実施しています。

 しかし、地方自治体の財政力等の相違から制度内容には大きな格差があり、不平等が生じています。

 この格差をなくすために、当面、小学校就学前児童を対象に国が助成制度を創設して、地方自治体を支援するよう求めるのが私たちの会の趣旨です。

 この会のことやとりくんでいる署名についてその存在は知っていたが、具体的に自治体の間にどんな格差があるのか、私はあまり詳しくなかった。

 毎日新聞が独自の調査と詳しい実態の取材をもとに、その格差のいまを報じた。

乳幼児医療費:自治体助成、地域事情で千差万別(2006/3/27毎日新聞)

乳幼児医療費:自治体助成、44%は所得制限なし(2006/3/27毎日新聞)

 国がセーフティネット(社会の安全網)をはらないなかで、財政力や「考え方」による格差が浮き彫りになっている。

 上智大学をやっと退職した猪口邦子・少子化担当大臣。国としての乳幼児医療費助成制度の導入も含めた本当の子育て支援・少子化対策に専念していただきたい。

2006.03.26

押しつけ教育を迫る都政と都議会のいま

2年前、ある都立高校の卒業式では、

 「生徒たちは自分たちで選んだ『旅立ちの日に』という歌を、全盲の生徒のピアノ伴奏で合唱」(元教諭の話)するなど、整然と進行していったという。

 「威力業務妨害罪」で起訴された来賓の元教諭と、厳しい「追及」をおこなう古賀俊昭・都議会議員の主張は食い違う。この事件以降、東京都教育委員会はさらにしめつけを強め、生徒にも「強制」の姿勢を示している。

 懲役八月を求刑された元教諭は3月25日の東京新聞で詳しく語っている。

◆『君が代』反対元教諭は 『強制の怖さ気付いて』(東京新聞2006/3/25特報)

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060325/mng_____tokuho__000.shtml

 一方、日の丸・君が代の徹底を都議会で主張し続けている古賀俊昭都議(自民党)は、3月16日の都議会予算特別委員会で、この「事件」もからめてさらに強い指導を求め、都側もそれに応じる姿勢を示した。

◆東京都議会予算特別委員会・古賀俊昭委員(自民党)の質疑速記録(2006/3/16)

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/gijiroku/yotoku/2006/d6116416.htm

 この模様は動画(Windows Media Player)でみることもできる。http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/video2006-t1.htm

 私はいまの都政、都議会の異常な状況についてこのブログでもふれてきた。

 ブログ記事「都議会は学級崩壊、知事は・・・」(2006/3/16)では、この古賀都議の質疑の3人あとにおこなわれた質疑を傍聴し、

石原慎太郎都知事は、共産党議員に質問をうけ、答弁で「何かのひとつおぼえ」と口火をきって。自民党、公明党などが共産党議員の質問中にすさまじいヤジを浴びせるなか、知事の答弁に対し「答弁になってない」と共産党議員がヤジを飛ばすと、知事は答弁中に「このヤロウ」と発する場面もありました。

 というような状況があったと書いた。

 この質疑の速記録では、

〇石原知事 あなた方の何かの一つ覚えみたいな発言を聞いていますと、今回もそうですけど、国の……(「質問に答えて」と呼ぶ者あり)答えてるんだ。黙って聞けよ、このやろう。(「このやろうとは何だ」と呼び、その他発言する者あり)何だ、失礼じゃないか、人が答えてるときに。(発言する者多し)失礼じゃないか、人が答えてるときに。

と掲載されている。

◆東京都議会予算特別委員会・大山とも子委員(共産党)の質疑速記録(2006/3/16)

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/gijiroku/yotoku/2006/d6116419.htm

 この模様は動画(Windows Media Player)でみることもでき、Windows Media Playerを6時間50分頃にあわせると「このやろう」の場面となる。

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/video2006-t1.htm

 質問中、自民党と公明党などの都議のヤジが質問者に異常なまでに浴びせられるなか、都民の代表としての都議に対し、「何かの一つ覚え」と答弁する都知事。「このやろう」とまで言い放つ姿勢。一部のブログでは、ヤジを放った共産党の都議に非があるとされているが、私はそうは思わない。

だからこそ、

 ◆都議会:質疑中のやじ、自粛申し合わせ--各会派(毎日新聞東京版2006/3/17)

 16日に開かれた都議会予算特別委員会の理事会で、各会派が質疑中のやじを控えることを申し合わせた。都議会では珍しいケースという。

 15日までの同委員会で、議場がやじで騒然とし、質問者の声が聞こえず、都側の答弁が質問と食い違うなどの影響が出た。傍聴者からも苦情があり、共産党がやじの自粛を提案した。

 このような申し合わせがされたのだ。

 ところが、3月20日の都議会厚生委員会を傍聴したが、ヤジのボリュームと質はほぼ相変わらずだった。ある都議はヤジを放ちながら、別のヤジ派の都議に「あれ?ヤジはやめるって申し合わせたんじゃなかったっけ?」とさらにヤジる始末。これが今の都議会。

 私はここで共産党や大山とも子都議を守ろうという立場ではない。福士敬子都議(自治市民93)や伊沢けい子都議(市民の党)のおこなう質問の場面でも、異常なまでにヤジが飛ぶ。

 つまり、都や与党と立場の違う少数に対し、徹底したプレッシャーをかけることが当たり前になっているのだ。この姿勢が、今度の日の丸・君が代の強制と同様に、私にはうつる。

 異論・異質を認めない。「何かの一つ覚え」とせせら笑う都政のもとで、何が押しつけられているのかをもっと広く問わなければと思う。

 今日3月26日の朝日新聞投書欄「声」には、今春別の県の高校を卒業し、式では「私たち卒業生が全員起立して国家を斉唱した」という18歳の「生徒苦しめる押しつけ教育」という投書が掲載されている。押しつけはやめてほしいと。

【ブログ内関連記事】

卒業式、都内の学校にふきつける冷たい風(2006/3/24)

卒業式 生徒の不起立で教師が懲戒処分に!?(2006/3/14)

81%が30人以下の学級規模を求めている(2005/12/3)

入学式にもっともふさわしい歌は?君が代ってどうなんだ!?(2005/4/4)

30人学級は、「共産党のごくごく限られた支持者の意見」?(2005/3/9)

卒業ソング「旅立ちの日に」(2005/2/14)

2006.03.25

「県庁の星」、ブログ、ゴレンジャー

昨日はお休みがとれたので、映画「県庁の星」を観に。といっても、映画評は書いてません。m(__)m

後半の議会でのシーンに少し違和感ありましたが、さまざまな場面に大切な言葉と見習うべき姿勢がありました。

最近はブログを毎日書くように心がけていて、「お気に入り」(ブックマーク)での訪問が以前より増えています。

組合の直接の関係では、毎月会うような人を除くと、「ブログみてます」って声をかけていただいたことがあるのは、北関東のAさん、東京の栄養士調理師の方、以前にお世話になった障害者施設のおふたり。色分けに意味はありませんが、ゴレンジャーです。貴重な。

組合の福祉以外での声かけは、学校の先生と医療系の団体職員の同年代の方。ニレンジャーです。あと3人、枠あります。

Aさんとはブログと違った形のつながりも始まりましたが、みなさん、元気にがんばってますか。

興味のあるものをみつけると、前に読んでいたブログを読まなくなったり、かわっていくのは当然。出入り自由なのが特徴ですからね。ブログに載せている充実の「お気に入り」リストはもちろんチェックしてますが。

職場や組合の枠のなかだけでは知りえないこと、知り合えない方々とのつながりがブログにはありますね。

「行政改革は制度や組織を変える事じゃない。そこに生きる人間達の意識を変える事なのです」と言ってた県庁さん。

意識が変わっていけば、制度も変わっていく。まず意識ですよね。私自身の、私のまわりの、そして福祉や社会の改革めざして、ちょっとずつがんばっていきたいです。

2006.03.24

森達也『ドキュメンタリーは嘘をつく』がテレビ番組に

 以前、映画「日本国憲法」の完成イベントで、ドキュメンタリー作家の森達也さんのお話を聞いたことがある。その鋭さのあまり、ドキュメンタリー番組の企画が発表されたあと、取材がすすむなかで立ち消えになったことも。

 今のご時世では憲法9条を変えることの積極的な意義が見つからないと主張し、また報道・表現の自由が狭まるようなことへの反発も、さまざまな行動のなかで示している気鋭の表現者。

その森達也さん(公式ホームページ)
http://www.jdox.com/mori_t/
の著作「ドキュメンタリーは嘘をつく」(草思社)
http://www.soshisha.com/book_search/detail/1_4794213891.html
が2005年度テレビ東京メディア・リテラシー特別番組としてテレビ番組化される。

その放送は、東京地区のみのようで、
2005年度テレビ東京メディア・リテラシー特別番組
森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」
テレビ東京3月26日(日)10:30~11;25
http://www.tv-tokyo.co.jp/literacy/
http://www.tv-tokyo.co.jp/literacy/060326.html

また、上記の番組を見ることができない、関西地区では、

『情熱最前線~ドキュメンタリーのみかた~』
  2006年3月25日(土) 24:30~25:25(ABC・朝日放送 関西地区のみ)が放送されるという。明日25日、土曜の深夜。

森達也さんのブログ「森達也ウェブサイト出張所」には、この25日(土)深夜の番組について、

テーマは「あなたにとってドキュメンタリーとは何か?」。
番組全体は、メディアリテラシーの向上を目的としたもので、テレビ表現(特にドキュメンタリー的なもの)がはらむ「あやうさ」や「ドキュメンタリー」という言葉が持つ曖昧さ、多様性のようなものをフェイクドキュメンタリーの手法を一部に使って視聴者に提示しようとするものです。
森さんには最前線の映像作家のお一人として、ドキュメンタリー表現に対するアプローチ法等をうかがいました。

 とある。

 サスペンスドラマを、現実に起こる事件が超越し、いわゆる2時間ドラマはお茶の間からほぼ消えたばかり。

 ドキュメンタリーはどうだろうか。

 現実が劇場化し、ドキュメンタリー番組はすでになくなったか、かろうじてあったとしても深夜に追いやられている。何が演出で、何が事実かが見えにくくなるなか、おそらく、ドキュメンタリー番組も、映像や角度、主体などによって、見え方・伝わり方も違うということを鋭く示すのではないかと、観ることができる26日の放送を注目しようと思っている。

【追記】

森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」の放送、上記でテレビ東京分をお伝えしましたが、

3月29日(水)午前10時から10時55分までテレビ大阪でも放送されるとのことです。

【追記】

【続報】森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」(2006/4/3)

※【続報】は放送後に書いたものです。

【追記の追記】

4月13日夜、森達也の『ドキュメンタリーは嘘をつく』(2006/4/7)

卒業式、都内の学校にふきつける冷たい風

 都内の中学校では17日か20日、小学校では23日か24日が卒業式が集中日のようです。私の住む近くの学校にも校門前に「卒業証書授与式」の看板が。

 桜の開花がすすむなか、あたたかい春を迎えていますが、都内の学校には冷たい風がふきつけたようです。

 23日の東京新聞は、メディアにもよく登場する精神科医の野田正彰さんが教員から聞き取り調査を行なった分析結果を軸にその実態を伝えています。

教員むしばむ『君が代神経症』(2006/3/23東京新聞)

 この記事中に、

ところが都教委は今月十三日、ある都立定時制高校卒業式で卒業生十数人の大半が君が代斉唱で起立しなかったことを受け、新たに全都立学校長あてに「適正に児童・生徒を指導することを、教職員に徹底する」よう求める通達を出した。

 とあります。私は18歳でもその判断は尊重されるべきだと思いますが、定時制高校の卒業式ですから、卒業生には「おじさん」や「おばさん」もいて、起立や斉唱をしなさいという指導もうけつつ、最終的におとなとして判断したわけです。

 それが不適正だとして、新たな「通達」を。教員に生徒への「指導」を徹底させ、生徒が従わない場合は指導力不足として、これまでやってこなかった懲戒処分も・・・。

 ちょうど一年前、私の卒業式の思い出を書きました。

悔いのない卒業式に(2005/3/14)

 東京では桜が開花し、来週には満開に。そしてその桜は散って、入学式へ。

 懲戒を含む処分という新たな事態が想定されるなか、この教育現場にふきつける冷たい都政について、その続報をまたつづることになると思います。

2006.03.22

平和を求める勇気あるメッセージ こたえる努力を私も

 する必要がないのに、してもお金にはなるはずないのに社会的なメッセージを発する。そんな著名人とそのメッセージをこのブログで紹介してきたつもりです。

祝!『マガジン9条』進出 『今週のツッコミ』で紹介されましたー(2005/10/12)

では、九条の会に賛同し、さらに「非戦を選ぶ演劇人の会」の公演に出演した川原亜矢子さんの

「途絶えることのない戦争を少しでも減らすことができて、いつかそうした行為がなくなるときがくるといいなと願う人間の一人として、賛同しました」

というメッセージを。

吉永小百合さん「ずっと言い続けることで、みんなが言える環境を」(2005/5/20)

では、吉永小百合さんの、

 「言わないで後で後悔する、というのは一番、よくないと思うんです。またずっと言いつづけることで、みんなが言える環境を持ち続けられると思うのだけれども、なんとなくみんなが沈黙してしまうとそういう流れになってしまう」

 などの思いを紹介してきました。

・イラク戦争から3年 日比谷で銀座で考えた(2006/3/20)

では、インリン・オブ・ジョイトイさんが3月18日に行なわれたWORLD PEACE NOWという、戦争ではない平和を求めるイベントに賛同メッセージを送り、集会の中でそれが紹介されたことを報道記事を引いて伝えました。

このメッセージの全文がWORLD PEACE NOWのリンク先からわかりました。賛同メッセージはどんどん紹介される前提で送られているわけですから、以下に積極的に転載します。

こんにちは、タレントのインリン・オブ・ジョイトイです。
今日は前から決まっていた仕事があり、残念ですが、会場に行くことは出来ません。
また、ビデオモニターがないと言うことなので、声だけの参加となりました。

私は20年近く日本に住み、平和な日本と、知性的で心暖かい日本人が大好きです。
私のような仕事をしていると、やっぱり、繊細で気配りのある日本人との活動が、一番ストレスなく、理解し合い、充実して行えます。
私はこれからも、平和を愛する日本人と平和な日本で仕事を続けて生きたいと願っています。

さて、私は中華系の外国人なので、台湾や中国の人々、他のアジアの人々が、日本のことをどう考えているのかに、とても敏感です。
最近心配なのは、歴史の事実と、日本の若い人達の知識に大きな落差があることです。

私は、過去に日本が行った侵略戦争の責任が、今の若い人達にもあるなんて思ったことはありません。
ただし、過去の悲惨な事実から目をそむけることはやめて欲しいんです。
そして、軍国主義的な、過去を正当化するねじ曲がった大人に洗脳されて欲しくありません。
侵略された側の人々やその子供たちは、今も生きているんです。
日本の若い人達が「知らない」「関係ない」「事実ではない」と言ってはダメなんです。
過去、日本の権力者や軍隊がどれだけ悪いことを行ったか知っていることは、つまり、今、そして、将来の平和へとつながっているんです。

第2次世界大戦が終わった時、日本は過去の侵略戦争を反省し、二度と戦争を起こさないという誓いをたて、世界平和に貢献する国として、新しく出発しました。
それは、人類に誇れるすばらしいことだと思います。

戦後も、世界では戦争が絶えず行われて、数えきれない人々が犠牲者に、そして加害者になってしまいました。
21世紀の今、20世紀を振返れば、戦争の悲惨さ、そして人間の愚かさが、よくわかります。

武力は悲劇を生み、軍隊は国民を守らない、戦争は権力者の利益の為だけに行われ、正しい戦争などあり得ない・・・
と言うことです。

ブッシュは「サダム・フセインは大量破壊兵器を隠している!」と言いました。
・・・でもそれは嘘でした。
ブッシュの嘘のせいで、イラクでは無数の家族に悲劇が生れ、多くの罪なき人々が犠牲になりました。

今、日本では、過去の侵略戦争を正当化し、美化し、仮想敵国からの攻撃の可能性を煽り、日米安保を重視し、自衛軍創設を進めようとする動きがあります。
私には、こうした動きとブッシュの嘘が同じレベルの思考回路から発生しているようにしか見えません。

若い政治家が、あまりにも幼稚な行動と発言をする日本の国会です。
民主党と自民党の足の引っ張り合いのレベルでなら、バカだな~と笑っているのもヨイですが、こういうレベルの政治家たちが、
「在日米軍は必要だ!」「日本は軍備を増やさなければいけない!」「平和を守るのは軍隊だ!」・・・と言うのはとても恐ろしいです。

平和を、政治の力、政府の外交の力、つまり、人間の知性と理性で守る・・・というのが政治家の仕事です。
アメリカの嘘を信じ、アメリカの言いなりになり、軍事力に頼ろうとする彼らは、政治家とは言えません。
武力を優先するのは、ただの憶病者です。
自らの政治能力に自信がないだけです。

平和を築く道はたった一つ・・・対話と理解と柔軟な外交です。

日本は今こそ、全世界の平和のリーダーとして、非武装・中立の文化国家をめざすべきです!
先ずは、ブッシュの嘘と権力欲から始まったイラクへの侵略戦争に手を貸さないこと!
そして、アメリカとの軍事同盟をやめ、すべてのアメリカ軍を日本から出すこと!
武力が平和を守るなんて嘘にだまされるのはやめましょう!
人間の知恵を、平和の為に使いましょう!

 これほどしっかりと理論立てた社会的なメッセージを最近の日本の反戦・非戦行動に寄せた著名人はいたでしょうか。彼女のブログを読むとわかるのですが、これまでもさまざまなメッセージのなかに強い社会性を含むものもつづってきています。

 インリンさんのメッセージについては、このブログで過去にもふれました。

・9条と9・11を想う強いメッセージにふれて(2005/9/7)

 いまフランスで、20代前半なら2年以内に理由なく解雇していいという法案に抗議行動が高まっていますが、女優のシャロン・ストーンさんは「なぜ採用されたのか、なぜ解雇されるのかを雇われた人は知る権利がある。若者が抗議行動を行なう理由はよくわかる」として、抗議行動に賛同のメッセージを発したそうです。

 ブログが普及しているいま、これらの勇気にこたえていける環境も意識して、新しい動きを伝えていきたいと思っています。

2006.03.21

牛乳に相談してる場合じゃない 数年ぶりの1リットル

 久しぶりに牛乳を買いました。

 たまごと牛乳は価格の優等生なんて言われますが、たまごは最近は少し高めですよね。

 私、子どもの頃(20年位前)はおつかいばかり行っていて、雪印の牛乳は1リットルで198円がスーパーの値段だったと思います。

 さぼって、雪印の自販機で買うと、240円だったり、賞味期限がギリギリか多少過ぎてたりして、母にすごく怒られました。

 一度、自販機が壊れていて、おつりレバーをひねると、パチスロのフィーバー(パチスロはやったことがない)のように、入れた数倍のお金がジャンジャン出てきて、しっかりポケットにしまいこんだことがあります。何回かやろうとしたものの、フィーバーはこの1回こっきりでしたけど。

 中途半端なカミングアウト。時効なので、おとがめはないものの、私の評判が下がるリスクはこの際しょうがないです。

 さて、今日の新聞折込チラシで、牛乳(低脂肪乳じゃない)の値段はどうでしょう。

 あるスーパーは、158円。いつも行ってるスーパーは148円。一番あたらしいスーパーは138円。

 ずいぶん安くなってます。

 ご存知だと思いますが、

◆牛乳100万本廃棄 「太る」印象、消費者敬遠 牧草スクスク、生産過剰(2006/3/19産経新聞)

 高カロリー・高脂肪のイメージで健康ブームに乗り遅れた形の牛乳が大量に余り、廃棄処分される異例の事態になっている。「ホクレン農業協同組合連合会」では十八日から、千トン(一リットルパック百万本相当)の廃棄を始めた。昨夏の猛暑で牧草の生育が良好で生産過剰になり、飲料として余った牛乳を加工処理する工場がフル稼働しても追いつかない状況だ。さらに今後は春休みで給食がなくなり消費が激減、合計一万トン以上が廃棄処分される可能性が高い。
 ホクレンは北海道内三カ所の工場で、月内をメドに約二千万円かけて千トンの廃棄処分を始めた。「こんなことは初めて。もったいないし、残念」と板東寛之酪農部長。農水省によると、ホクレンのような大規模生産者団体の廃棄は初めて。
 乳牛四百五十頭を抱える北海道豊頃町の「Jリード」(井下英透代表)では今月初め、二十八トンを廃棄した。一リットルパック二万八千本に相当する量だ。二月まで一日十二トンだった出荷量を今月から五トンに減らされた。「それでも廃棄処分せざるを得なかった」と井下代表は話す。ほかの農家も同様という。
 牛乳の消費量は平成十六年から、前年比3%を超える減少が続いている。栄養豊富=太るという誤ったイメージが先行、他の健康飲料に押されている。百世帯当たりの対前年同期比で、豆乳108%、茶系飲料104%、スポーツドリンク111%、ミネラルドリンク106%と他の飲料が伸びているのに対し、牛乳だけが93%と大きく落ち込んだ。
 日本酪農乳業協会では「対策が遅れたのは確か。イソフラボンやカテキンのように、大人に飲んでもらえるように健康に直結するイメージ作りで消費を拡大したい」とPR活動の必要性を訴えている。
 これに対し、生産は昨年九月から前年比増に転じた。牛乳は飲料として消費されなかった場合、脱脂粉乳やバターに加工される。現在、北海道などで一日五百トン以上の牛乳を全国の工場に分散させ、フル稼働で処理している。
 しかし、脱脂粉乳からの加工品のうち56%を占める加工乳が十二年の雪印食中毒事件以降、急減し、昨年は事件当時の七割以下。バターも用途の30%に当たるパンの需要が十三年から前年割れを続け、在庫が積み上がっている。脱脂粉乳とバターを合わせた在庫は、一月現在で十一万トンと適正の二・五カ月分を上回る六カ月分に膨らんだ。
 今後はさらに深刻だ。暖かくなるにつれ、一頭当たりの乳量が増加。北海道では三月から四月にかけ、過去最高の生産が予想され、そこに小中学校の春休みも重なる。消費量全体の10%を占める給食が二週間以上なくなり、その時期だけで四万トン以上の牛乳が余ることが予想されている。
 生産者団体のJAなどは急遽(きゅうきょ)、余った牛乳を子牛に与えたり、高齢の牛を食用に回すことなどを呼びかけたりしているが、「減産といっても、工場と違い搾乳は休むわけにはいかない。乳房炎などの病気になってしまう。牛は生き物で蛇口じゃない」(井下代表)との反発は強い。
 ホクレンでは春休み中、道内のスーパーなどで一リットルパックに二百ミリリットルパックのサービスを行う。板東部長は「厳しいのは分かっているが、これ以上の廃棄はしないよう最大限の努力をする」と話す。
 農水省生産局畜産部では「現在でも加工工場が手いっぱいで綱渡りの状態だ。今後、減産がうまくいくかは不透明で危機的状況」としている。

 というように、消費の低迷・生産過剰が大量廃棄につながるという、非常に残念な状況です。

 で、牛乳シロートの私、調べてみました。リンクはいずれも中央酪農会議より

乳牛一頭あたりの搾乳量 アメリカに次いで世界2位

 これがいいことなのかどうかはわかりませんが、牛、がんばってます。

牛乳乳製品1人1日あたりの消費量の推移

 やっぱり飲用は減ってきてます。

生乳生産量と飲用牛乳向け処理量の季節変動

 あたたかくなると増える消費とは逆に、冬が得意な乳牛。生産量は春に伸びるのに、消費はそんなに増えないのは、春休み(学校休み)などの影響もあるのでしょう。

 で、私、

 好きな曲は?最近聴いたのは?○○なとき聴きたいのは?バトンをまわす人は?

 のような、ミュージックバトンのミルク版、

 牛乳をつかった好きな料理は?牛乳の想い出は?などを考えてバトンにしてブログで発信して、明らかに過剰で廃棄が確実な牛乳を少し見直して、飲んでみませんかと知恵をしぼったのですが、設問が難しく。。。断念。。。

 牛乳の消費低迷は高カロリーのイメージが直結しているだけでなく、雪印の不祥事がやっぱり根底にあるわけです。「再利用」に関わっていた社員だけの問題ではなく、うわさとしては以前からあったにもかかわらず、それを調査・追及することをしてこなかった会社にも社員にも責任はあると思います。この点は、その後起きてきたさまざまな大手企業の不祥事にも言えること。酪農家やいくつもの牛乳販売店の関係者の生活をつぶしていったことも忘れてはいけません。次の仕事にかけずりまわった人や進学を断念せざるをえなかった子どももたくさんいるわけですから。

 牛乳100万本の廃棄、学校は春休みに入りますから、学校で考えてみようということは現実にはいま難しいですね。職場で家庭で、ブログで、話題にしていきませんか。

 いつもコーヒーをいれてる職場で、ホットミルクに1回はしてみるとか。家庭で牛乳を飲みやすい朝食にしてみるとか。ブログやっている人は1回は牛乳について書いてみるとか。

 先日、「ハマの大魔神」こと、前横浜ベイスターズのストッパー・佐々木主浩さんが自伝的番組で、子どものころ、水代わりに牛乳ばかり飲んでいた、生まれたころは虚弱だった体質が丈夫になったと語っていました。

 牛乳パワーの真偽はシロートの私にはわかりませんが、牛乳が大ピンチの今、こんな人たちが牛乳を飲もうとPRすれば、インパクトは大きいのではないでしょうか。

 牛乳で育ったプロ野球選手、よく聞きます。

 WBCで世界一になったことで注目が集まるなか、チャンスだし。

 世界一は喜んだものの、WBCともWBAとも関係の私。

 1リットルの牛乳を買ったのは、4年か5年ぶりです。一人暮らしだと1週間で賞味期限が切れる牛乳の1リットルは強敵です。

 明日から朝は牛乳を飲んでお仕事へ。

 大ピンチのニュースを知って、1リットルを買った私。

 CMでもやってる「牛乳に相談だ。」のキャンペーン、すべってて消化できないです。

2006.03.20

憲法を守り生かすために共産党と社民党にメールを送ろう!

 憲法9条を守り生かそうとする動き。

 4000以上の「九条の会」の結成や、「憲法行脚の会」の活動の広がり、社会民主党「憲法学校」の開設など、さまざまにあらわれてきている。「マガジン9条」(ブログはこちら)は新しいスタイルでその声を広げている。でも、国会の中では圧倒的少数。いずれも少数で、党首討論に参加できる条件に届かない状況に、共産党と社民党が置かれている。

 共産党が社民党に憲法にしぼった共闘を1月に申し入れたことについて、このブログでもふれた。

憲法を守る共闘を求めて私にできること(2006/1/29)

 なぜいっしょに行動できないのかという疑問はブログ上でも広がっている。政党の思惑とは別に、市民行動として護憲派の候補をかつごうとする動きもある。

 いよいよ、党首会談が22日の夜に開かれるという。

 ◆22日に共・社党首会談 改憲阻止共闘で意見交換(2006/3/20)

 共産党の志位和夫委員長と社民党の福島瑞穂党首が22日夜に都内で会談し、憲法改正阻止に向けた共闘をめぐり意見交換することになった。両党関係者が20日明らかにした。福島氏の意向を受け、会食形式で「ざっくばらんな意見交換」(同氏周辺)となる見通し。
 今回の両党の党首会談は1月下旬、共産党の市田忠義書記局長が改憲阻止を掲げ「国会内外の闘いを発展させ、国民的多数派を結集していく上で積極的な貢献ができる」と社民党の又市征治幹事長に持ち掛けたのがきっかけ。
 ただ、社民党内では地方組織や古参党員から警戒感が噴出し、執行部も「共産党との共闘だけが突出するのはよくない」(党3役の一人)と判断。民主党も含む他党などとの意見交換の一環と位置付けることにした。
(共同通信)

 憲法を守り生かそうとする声として、この会談に期待すると両党にメールを送りませんか。22日の朝までに。

 明日21日は春分の日。まさに春を分ける日にしませんか。アリバイ的に会談をやったというだけ形ではなく、今後の継続・発展に具体的につながるように声をメールで。

■9条守ろう!ブロガーズ・リンク

 には、200以上のブログが登録しています。そのなかの一人が私。

 さらにその輪が広がるように、私は日本共産党と社会民主党に会談への期待のメールを送ります!

■日本共産党http://www.jcp.or.jp/

メールアドレス info@jcp.or.jp

■社会民主党http://www5.sdp.or.jp/

メールアドレスseisaku@sdp.or.jp

※社民党については政策審議会のアドレスを表記しています。

イラク戦争から3年 日比谷で銀座で考えた

昨日は、イラク戦争が始まって3年の反戦行動として、日比谷野外音楽堂での集会に参加。主催者発表は聞き忘れましたが、2500人ぐらいの参加。

国際的に連帯する行動が行なわれていますが、国内の共同行動とはならなかったようで、全労連系の労働組合の旗ばかり。主催が全労連などなので当然ではありますが。手づくりのアピールグッズもほとんどなく、年代も50代中心でした。

集会は、韓国平和団体の連帯あいさつのあと、住民投票で受け入れNOを示した岩国や基地沿岸案「修正」の動きも出てきた沖縄、2月にイラクに派兵された東京・練馬の報告、学生や高校生の発言も。参加者は幅広い層ではありませんでしたが、集会の発言自体は興味深いものでした。

集会後は、銀座パレードへ。国会デモならまだしも、休日の銀座の中心で威圧的にシュプレヒコールをあげて歩くことが、ほんとに共感を呼ぶのか理解がまだできない私。

最後尾に、イラク戦争前からつきあいがあり、その後就職しうちの組合に入った青年がサウンドカーを担当していたので、そこで歩くことに。

軽トラックにスピーカーなど音響グッズを積み、レゲェの音楽やアップテンポなコールで、イラク戦争から3年たつなか行動をしていること、いま歩いている「私」の思いが語られて。私、地味に生きてきまして、レゲェ聴いたの初めてで。平和を求める行動で、レゲェ・デビュー。。。

集会のみで帰った人もいるので、全体でおそらく1500名のパレード。その最後尾を軽トラに先導され、高校生や学生、平和団体のなかまなど、約20名で。

新しい発信、表現として、銀座の街・人にアピールしていました。

前日の3月18日には、WORLD PEACE NOWが同じ場所で集会&パレードを行われました。私は参加しませんでしたが、「9条守ろう!ブロガーズ・リンク」にも賛同している、インリン・オブ・ジョイトイさんの賛同メッセージが紹介(録音された声が再生)されたそうです。

 報道によれば

 「ブッシュのうそのせいで、イラクでは無数の家族に悲劇が生まれ、多くの罪なき人々が犠牲になった」「平和を守るのは戦争ではなく、対話と理解と柔軟な外交。日本は侵略戦争に手を貸さないでほしい」などという内容。

【関連報道】

・イラク開戦から3年 自衛隊撤退求め集会・デモ(朝日新聞2006/3/19)

・『戻れ自衛隊』2000人訴え(東京新聞2006/3/19)

連日の集会。どうしていっしょにやれないのか、お互いに努力と工夫が必要なのではないでしょうか。

私の記憶が確かなら、

イラク戦争開戦前後、反戦行動が近くであれば参加したいですか、という毎日新聞の調査(携帯アンケート)に、24%がYES!と答えていました。

昨日の集会では、初めて参加する人への配慮(マイクでの案内や表示)はまったくありませんでしたが、初めての人自体いないような行動で、その必要もない状況でした。

ビラの普及も団体内にむけてのみで、ネット上にもほとんど載らず、ビラをPDFで掲載したのが数団体。

もっと外にむけた発信と、集会も含めた行動の工夫をしていかないと、いつも参加している人が都合がつけば参加するという狭い幅では、YES!と答えたことのある24%とつながれない。となると、憲法9条を守り生かそうとか、国民投票が実施されたときにNOを示そうとか、大きな運動につながっていかないと思います。

平和を求めたアクションをするのは変わった人たち。そんなイメージこそ変えていく行動を少しずつやっていきませんか。

昨日のパレードには、年配の3人も20人のなかに誘って歩きました。ガチガチに今までの運動をそのまま新しい世代にやらせるという形ではなく、青年層のアイディア・スタイルを主体に、年配層はそこにいっしょに参加してみる。老舗型運動のK点越え、チャレンジが求められているはず。

不平不満のように感じる方もいるかもしれませんが、2800人が集まった行動をもっと広げたい。もったいない運動にしたくない。そう思うんです。

1時間の集会と、さらに1時間のパレード。そこに参加できたのは、9条を守ろうと思っている人たちからみても、ごく一部。

その手の行動だけが意思表示ではないと思います。参加した感想をこうして載せるのも行動。また、自分に何ができるのか考えてクリックしてみるのも行動。

そんなちっちゃい行動の積み重ねやつながりのなかで、新しい動きやうねりが起きていくのではと信じています。

イラク戦争から3年。イラク戦争や自衛隊派遣などについて考え方はいろいろでも、見つめなおす、大切な機会。

昨日はいろいろ考えました。

2006.03.18

映画「白バラの祈り」 強さとは、生きる意味とは?

 朝イチで観ようと思っていたのに、二度寝して間に合わず。昼食用におにぎりを2つ握り、2回目の10分前に間に合った館内で急いで食べた。その消化がすすまない映画だった。

 ※以下、ややネタバレあり。

 「スタンドアップ」、「ホテル・ルワンダ」とともに観たかった映画が「白バラの祈り‐ゾフィー・シェル、最期の日々」

 舞台は1943年のドイツ。戦況は劣勢。市民は後退ムードを感じつつも、独裁者ヒトラーは全面戦争政策をとり、しめつけを強める。

 21歳の女子学生、ゾフィー・シェルは独裁者ヒトラー打倒を掲げて戦争終結を求め、兄や仲間と活動する。仲間に反対されるものの、兄妹はビラを学内の各所に配り置こうと実行する。あと一歩のところで用務員に見つかり、逮捕される。

 信念と正義の行動の裏にある恋人との愛、兄や仲間との信頼、親からの教え。被害が恋人や両親などに波及することを心配しながらも、尋問室や法廷での彼女の表情はたじろがず、正義をそのまま体現する。

 後半は、館内ですすり泣く声がたえることはなかった。

 抵抗とは、単に自分を守ることではない。正義と良心を掲げ、不当な力に屈せず、自分と大切な人を信じ、日常を守り生きていくこと。自らの信念を、言動で発していくこと。

 「抵抗勢力」「抵抗運動」「反対のための反対」…。真にあるべき姿が見えづらいなか、逆に本来の抵抗を貫くことが求められてはいないだろうか。

 生きること、その強さとは人々の良心を信じること、それを体現することにあるのではないか。いま、「戦争をする国」への段階が少しずつすすみ、また「愛国心」を求めて権力が強まろうとする傾向があるなか、彼女の強いまなざしに、深く考えさせられた。

 90年代に明らかになった法廷資料にもとづいて展開したこの映画は、ストーリーとともに作品中の光と影の調整も絶妙で、暗黒時代と正義としての太陽を象徴的に表現する。

 都内では、3月24日までシャンテシネ(日比谷)で、25日から新宿武蔵野館で公開。

【ブログ内関連記事】

「ホテル・ルワンダ」 私の中のアフリカ(2006/3/7)

映画「スタンドアップ」 立ち上がるということ(2006/2/11)

2006.03.17

春、さくら、ブログデザインも

春の嵐の強風が吹き荒れた今日、めでたくブログ開設1年半を迎えました。

1ヶ月続くかなっと思って始めたブログ、

みなさんのアクセスやあたたかいコメントやメール、また「みてますよー」の励ましも含めて、なんとか続けることができています。

ちなみに1年半で、18万件をこえるアクセスをいただいています。ありがとうございます。

2月、3月と、卒業をテーマにした記事が多かったですが、都内の中学校では今日と来週20日、小学校では来週後半が卒業式のピークのようです。

高知では15日に、静岡では17日にすでに桜が開花。東京も早そうで、22日前後の見込みなんだとか。

ちなみに私の職場の花見は来月9日。例年、場所取りの担当は私で、井の頭公園に朝6時ごろからいたりするのですが、昨年は3月下旬でつぼみ見で、今年は花びらのあともなさそうです。。。

そんなこんなで、出会いと別れのある春。季節ってやっぱり春がいいですね。卒業、春のセンバツ、引越し、就職、入学…。

というわけで、ブログデザインをさくらにしてみました。

もちろん期間限定で、桜が散ったらまた変えますよ。

2006.03.16

都議会は学級崩壊、知事は・・・

石原都政になって7年。私の都議会傍聴も7年近くになります。

今日は、都議会の予算特別委員会を傍聴しました。

時間の関係で傍聴できたのは保育施策に関しての共産党議員の質疑のみ。

東京都は、非営利の認可保育園(公立・私立)ではなく、企業参入・駅前型の認証保育所制度をすすめてそれを保育の標準にしようとしてきています。

私立認可保育園への人件費補助は大幅に削られ、またこの春からは東京都としておこなってきた0歳児保育の看護師配置などに責任を持たなくなります。

今日の質疑でも石原都知事は、東京に保育園の園庭は必要ないという立場を答弁していました。

もともと都議会のヤジは学級崩壊をこえた状況だったのですが、昨年7月の都議選以降、さらに悪化。

すべての議員とはいいませんが、自民党、公明党だけでなく、民主党の一部もヤジに加わる始末。それでも、あまりのひどさに、民主党の女性議員が「うるさい!」という抗議の声を連発するほど。

考え方は違っても質問時間は質問者の立場を尊重し、質疑や論議でたたかうことが大切なのではないでしょうか。

まったくそうなっていないです。

石原慎太郎都知事は、共産党議員に質問をうけ、答弁で「何かのひとつおぼえ」と口火をきって。自民党、公明党などが共産党議員の質問中にすさまじいヤジを浴びせるなか、知事の答弁に対し「答弁になってない」と共産党議員がヤジを飛ばすと、知事は答弁中に「このヤロウ」と発する場面もありました。

これ、ありですか?

質問の仕方や考え方が違う相手に、何でも言っていいんでしょうか。

たとえば、小泉首相が郵政一本しか示さないなかで、国会の質疑で、野党議員が首相に「何かの一つ覚え」と言っていいのでしょうか。懲罰の対象になるんじゃないでしょうか?

首都東京の議会に品位がなくなっています。

こんな攻撃性が許されていることが信じられません。

与党議員に良心はないのでしょうか。

政策・理念は違っても、マナーとして品位として、正義を守るために勇気ある少数になる議員はいないのでしょうか。

所属は与党でも、議会のあり方として「それは違う!」「いいかげんにしろ!」と自らの会派の襟をただす議員がいて当然だと思うのですが。

影響力のある人、人気や権力のある人に何も言えない体質が広がっている。チェック能力を失っていることに私は危機感を感じています。

政策は違って当然。でも、議会の野党・小数会派の質疑をヤジでつぶそうとするあからさまな姿勢は、おかしいです。

良心にもとづいた勇気ある行動。常に考え方は多数派にいたとしても、これはというときに少数になってでも筋を通す姿勢。いま、社会にはその力がなくなってきていないでしょうか。

あまりのひどさにほんとに驚きました。子どもたちにとても見せられない異常な議会のもとで、保育施策の転換がすすめられています。

1年後には東京都知事選があります。私たちおとなはどんな判断を下すのでしょうか。

数日後に記録が都議会ホームページにでるはずですから、このブログでも詳細をフォローしたいと思っています。

【ブログ内関連記事】

公的な保育をどうするかの質疑にチンピラなヤジも(2006/2/25)

初めてブログ経由の労働相談 ブログ1年半のイヴに

明日3月17日で、このブログtamyレポートはちょうど1年半です。

そのイヴの今日、ブログをみてメールでの初めての労働相談がありました。

直接メールで対応中ですが、基準違反、個別の嫌がらせや一族経営の怠慢もあり、職員の定着はままならない状況なんだそうです。

精神的に追い詰められた職員の辞職の決意をうけた職員が、おかしいという思いと状況をメールにつづってきました。

上記の内容だけでは園の特定はできないはずなので書いてます。

ブログ経由での相談に驚いていますが、それだけ労働組合の手が届いていないんだと思います。

ネットの活用も労働組合は課題があるわけですが、求められていることに応えていくことが必要だと実感しました。

なんとかしたいと、またなんとかできるのかも含めて問い合わせるという前向きなメール。SOSに応えていける労働組合、職員でありたいと思っています。

ブログのチカラを感じていますが、おかしいという正義感を形にすること、形にした自分をしっかり励ましみつめつつ、前にすすんでいくこと、大切ですね。

正義感が生かされる職場、保育園、労働組合、社会があってこそ、子どもたちが守られるんだと信じています。

政界劇場の裏で見えなくなっているものが

政界がややこしい。

4点セットの追及が期待された野党のなかで、第1党の民主党がガセネタメールで失速。

「兄弟」「息子」がいまだ保釈もされていない自民党・武部幹事長は、立場かわって民主党をせめつづけ。

誰も受けないなかで民主党の国対委員長に就任した渡部恒三氏の連日の迷言?がテレビやスポーツ紙などで連日報道されている。

マツモトキヨシの創業者の孫で自民党の松本和巳前衆議院議員が選挙違反でとっつかまったことをうけて行なわれる千葉7区の補欠選挙に、民主党の候補者擁立は二転三転した。同区をたたかって敗れ、比例復活した議員は出馬せず、党本部主導で26歳の女性県議・太田和美氏に内定したあと、地元組織からは決定が「密室」だとして反発。結局は太田氏に落ち着いた。

1年前の県議補欠選挙で初当選して、今度は辞職し国政選挙へということが私にはまったく理解できないが。

「会津のケネディ」の愛称?を持つらしい渡部氏は、15日の会見で太田氏について「君はジャンヌ・ダルク」だと激励したという。さらに党本部は渡部氏を応援演説に積極的に起用する方針のようだ。

「会津のケネディ」と「ジャンヌ・ダルク」。

15年以上前にもてはやされたマドンナ議員とか、政治家に対してつけられる愛称は、すべってないですか?

党や地元がつけるのと、マスコミがつけるのとでは若干違うとは思いますが。

言葉先行で実が伴わない、政界劇場の裏で、教育基本法や医療費負担増、国民投票法などなど、重要な課題が知らないうちにすすめられていってませんか。

「劇場」ばかりを伝える朝のテレビニュースで、上記の案件がしっかり取り上げられたのをみたことがないのですが。。。

「小泉劇場」を批判してきましたが、民主党のドタバタ劇場もいい迷惑です。

登場人物の浮き沈みよりも、その演出された政界・政党のあり方、シナリオ自体を疑ってみる。冷静な有権者の目が求められているように思います。

2006.03.15

3月29日、「茶色の朝」「夏川りみ」「世界に一つだけの花」 世代をこえて

「茶色の朝」の朗読で始まり、世代を超えて語り継ぐコーナーのあと、夏川りみさんがうたいあげる。

そんなイベントが開かれることを知った。昨日、公共機関でたまたまチラシを手にした。

新宿区平和都市宣言20周年記念「平和のつどい~語りと歌で伝える未来へのメッセージ」は、3月29日(水)18:30~21:00、新宿区立新宿文化センターで開催される(入場無料)。

問い合わせ先に確認したところ、新宿区民かどうかはまったく関係なく先着順で申し込め、1800人規模のこのイベントはまだ席に余裕があるという。

(◇申し込み方法や問い合わせ先、イベント詳細は、新宿区のこちらのページをご覧ください)

・オープニングでは、「茶色の朝」(フランク・パヴロフ作)を女優の渡辺美佐子さんが朗読。

・世代を超えて語り継ぐのコーナーでは、子どもたちの平和の作文朗読・ポスター映写、平和派遣者からの報告などの司会を、「ど根性ガエル」のヒロシや「ドラゴンボール」の「孫悟空」などで有名な声優の野沢雅子さんらがつとめる。

・未来に向けてのコーナーでは、「涙そうそう」の夏川りみさんを特別ゲストに、「天空の城ラピュタ」の「君をのせて」や「となりのトトロ」のオープニング「さんぽ」など宮崎アニメのヒット曲を持つ井上あずみさんと新宿少年少女合唱団の歌なども準備されている。この司会は、平和を願って戦争体験を語り続けている海老名香葉子さんを母に持つ落語家の林家いっ平さん。

・フィナーレは、全員で「世界に一つだけの花」。

私、新宿在住でも在勤でもありませんが、このイベント、早速申し込むつもりです。お時間ある方、ぜひぜひ。

【ブログ内関連記事】 行ってきました

平和を求めて表現すること 新宿区のつどいに参加して(2006/3/30)

2006.03.14

卒業式 生徒の不起立で教師が懲戒処分に!?

 卒業シーズン真っ只中。卒業ソング「旅立ちの日に」について書いてきたことで、アクセス数はふだんの数倍になっている。

 どうしてもこのタイミングで書いておきたいことがある。卒業式の君が代斉唱時に生徒が起立しないと教師が懲戒も含めた処分を受けるというのだ。

 朝日新聞は今日3月14日の朝刊で、以下のように報じた。

◇君が代斉唱、生徒起立「徹底を」 都立高校長に通達(2006/3/14朝日新聞)

 卒業式や入学式での「君が代」の起立斉唱を巡り、東京都教育委員会は13日、「生徒への指導を教職員に徹底するよう」命ずる通達を都立高校長らに出した。11日にあった都立高の卒業式で、生徒の大半が起立しなかったことを受けた処置。職務命令にあたる「通達」が出たことで、国歌斉唱時に起立を望まない生徒に対し、学校側からより厳しい指導が行われることになる。

 11日夜、都内の都立定時制高校であった卒業式で、卒業生十数人中の大半が国歌斉唱時に起立しなかったという。対応を協議していた都教委は13日、都立高校と盲・ろう・養護学校などの校長を都庁に集め、「校長は自らの権限と責任において、学習指導要領に基づき、適正に児童・生徒を指導することを教職員に徹底するよう」命じた。

 都教委は、学校行事での「君が代」斉唱時、教職員自身の起立などを義務づける通達を03年10月、都立学校に出している。本人の不起立などの理由で、一昨年の卒業式で約200人、昨年は約50人の教職員を懲戒処分しているが、「生徒への指導が不適切」な教員に対しては、「厳重注意」などの指導にとどまっていた。

 今回の通達で、生徒の不起立についても、教員を懲戒処分する可能性が高まったことになる。昨年12月の都議会で、中村正彦教育長は「学級の生徒の多くが起立しない場合、他校の卒業式で同様の事態が発生するのを防止するため、通達を速やかに出す」などと答弁していた。

 校長を集めた会では、都教委が「通達は校長への職務命令」「これからの卒業式、入学式では対応して頂きたい」と説明したという。

 「厳重注意」などが懲戒を含む強権発動へ。石原都政のチカラのあらわれ。

 都内の一部学校では、教師の口があいているかどうか、職員が斉唱の際に何周もチェックしてまわるという事態がすでにあると、先日教職員から聞いて驚いた。

 教師の公的な立場として、教師本人が立つ立たないということについての議論はさまざまにある。しかし、今回は生徒の行動を教師を通じて強制させるという構図。

 18歳の生徒の判断や行動を認めず、愛国心を君が代斉唱時の起立という形で強制することは、旅立ちの日にあるべき姿だろうか。

mixi、はじめました

 今日、友達の紹介をうけて登録することができるネットワーク、mixi(ミクシィ)に登録した。

 完全招待型のシステムで、mixiに登録している人からの紹介がないと入れないというもので、友達の友達のプロフィールや日記などを読んだり、コメントをつけたりできる。

 現在300万人以上が利用しているという。

 以前から招待するよというお誘いをうけてはいたものの、時間がないし、ブログで精一杯だしと断ってきた。

 でも、チャレンジの30歳。やっぱりやってみて嫌ならやめようと。

 1回りちょっと上の、活動でご一緒させてもらっている人からの招待をうけて登録。

 匿名性も確保できるということで、とりあえず、名前はこのブログと同じタイトルtamyレポートで。つながりをたどってみると、なかなかおもしろい。また、見ず知らずなんだけど、興味を同じくする人たちとの「コミュニティ」もさまざまな意見にふれることができる。

 私を知る人でmixiやっている人は、検索してマイミクシィに入れてやってくださいね。また、mixiに興味のある方で私を知る人は、メールをいただければ招待しまっす。

・mixi(ミクシィ)

・mixiについて

・mixi;フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』.

2006.03.13

失くしたものは・・・

昨日は、さまざまな職種が集まる会議と交流会へ。

昼の休憩が長かったので、同じ組合のなかまとカラオケ歌いながら昼食をとり、また会議へ。久しぶりのカラオケでした。コブクロの「桜」とか歌いました、はい。

会議の休憩中に、表情にやさしいオーラのある学校の先生から「ブログみてますよー」と言われ、とってもうれしかったです。

このときは、今日はスキップしながら帰ろうという気分でした。

会議での発言は10分程度やりましたが、早口だったので65点ぐらいでした。

夕方から沖縄料理屋で交流会。20人くらいの大人数で飲むのも久しぶりでした。

初対面の人も多かったので、トークが前半はとぎれがちでしたが、私なりに感じていることを話せました。

さらにもう1軒の飲み屋へ。

話は絶好調で展開できたのですが、どうやら途中で失くしたようです。

傘や携帯、コートなどをなくしたことのある私。

今回、失くしたのは、あらら、記憶でした。

昨日いたなかまと今日も会ったのですが、ヘベレケだったそうで。

どうやって帰ったか覚えてないんですよね、私。

同じ沿線のなかまがいる安心感と、初対面が多く結構気をつかったことで、気づかないうちに酔っ払ってしまいました。

朝起きたら、コンビニで余計な買い物もしてたことにも気づいて。

もうわたくし、若くはないので、しっかりコントロールしようっと誓ったのでした。

スキップで帰るはずが、ヘベレケ。

失敗を続けないように、宣誓しまっす。

失くしもしましたが、得たものも多かった1日でした。

2006.03.12

求められているのは「反対」で終わらない発信力

昨日は労働組合の青年たちが主催した学習交流集会へ。

マスメディア・ジャーナリズム論の第一人者・桂敬一教授(立正大学)の講演を2時間近く聞いた。「メディアは私たちの期待に応えているだろうか」という題目で。

「小泉劇場」のもとで行なわれた9・11総選挙以降の政治とメディア、青年層の意識を中心に展開。労働組合についての課題も明確にふれていた。

メディアに対する考えはまったく同感だった。

求められているのは、運動や活動の積み重ねと構築のもとでの発信力。情報を集め、分析し、自らの考えをネットなどで発していく力。大きなメディアには批判・激励しながらも、ブログなどで独自の発信をしていくことの必要性が強調された。

講演をうけたグループトークでは、学校の先生でさえも新聞を読まない人が増えていること、労働組合で学習をと言っても想像以上に活字離れがすすんでいることなどが職業の分野をこえて出された。

日比谷や霞ヶ関に数千人を集めて、春闘関連や上程法案反対の行動は、それはそれで必要だと思うけれど、シュプレヒコールをあげるだけでは、外には響かない。批判・反対で終わりではつながりは広がっているだろうか。文字通りの「自己完結」型のその手の運動に私は魅力を感じない。

労働組合運動や平和運動について、私の出席する会議では運動の構築とブログなどネットでの発信の必要性は、浮いてもスベっても言い続けている。いい響きはあまり感じていない。

昨日のグループトークでは「そうだよね!」という学校の先生の反応もあった。共感を広げながら、そろそろ具体的な仕掛け、試行錯誤を、新しい世代がやっていくときにきていると感じたという点で、意義深い学習交流会だった。

私なりの小さい発信力としてのブログも大切にしていきたいなと思った。

2006.03.11

都幹部が公用車で政治資金パーティーへ

3月10日発売の「FRIDAY」(フライデー)3/24号、2週前の号に続いて買いました。

新聞の紙面広告でこの見出しが気になったからです。

◆都議&都幹部「公用車で政治資金パーティー」税金ドロボーじゃないのか

2週前の記事については、

◇福祉切り捨ての都出納長が「公用車を私的使用」(tamyレポート2006/2/19)

で、その内容と私の感想を書いています。

前回は、「行革110番」の後藤雄一都議によるビデオ映像などを証拠に東京都出納長の私的使用の実態が明らかになりましたが、今回はフライデーの張り込み取材記事。

2月23日に京王プラザホテル多摩に少なくとも13台の公用車が乗りつけられ、小磯明都議(自民)の政治資金パーティーにむかう川島都議会議長や横山副知事ら都幹部の姿が。

会費はポケットマネーと言いながら、「公務」として「公用車」がつかわれている。その実態が、5枚の写真によって道交法違反なども含めて明らかにされています。

局長以上は公用車の使用が許され、東京都は64台を年間3億8000万円で維持しているということです。

特定の会派・議員の政治資金パーティーに「公務」を理由に、都幹部がぞろぞろと多摩まで。京王線で330円なんですけど。

この都庁の体質をみつめてみる必要があると思います。

【追記】

「都議の活動はみんな公務」と公用車で飲み会へ(2006/4/11)

花粉症でマスク装着、私の「春闘」

あたたかくなりましたね。

電車に乗ると、スカートとマスクが少し目立つようになってきたなぁと、春を感じます。

そんな私も花粉症。4年目でしょうか。

先日、「ユニ・チャーム 超立体マスク」をして職場へ。

maskある上司が今春初めてのマスク装着に気づき、にやにやしながら声をかけてきました。

「なんやそれ?新幹線みたいやなぁ(笑)」

ま、確かに車両の先頭のような。

機関車トーマスなどのように、顔を描いてみたい気もする今日この頃。

あと1ヶ月。私の「春闘」は、対花粉だけでなく、「新幹線」などとからかわれることも含んで頑張らねばです。はい。

介護労働から離れていく人が多い

 やりがいはある。でも働き続けられない。

 人々が生きていく、その人生を支える仕事がそうである時代だとすれば、この時代・社会は明るいものではないと思う。

 他の産業に比べてどうなんだろう。その実態を示す調査結果が明らかになった。

◆介護労働者の離職率21%、3年未満が8割も(読売新聞2006/3/10)

 介護労働者の年間離職率が21%に上り、全産業の平均(16%)に比べて高いことが、厚生労働省の関連団体「介護労働安定センター」の調査で、9日わかった。

 同省は、入浴の介助や夜間勤務など、肉体的負担が大きいことが主な理由と見ている。

 調査は、2003年12月から1年間、介護労働者約1万5000人について、事業所を対象に実施。施設などで正社員として働く介護労働者の16・8%、非正社員だと23%が離職したことが分かった。離職率は、他業種と比べると、飲食店・宿泊業(33・3%)よりは低いが、たとえ正社員でも、非正社員を含む建設業全体(13・9%)などに比べて高かった。

 このほか、離職者の勤続年数は、1年未満が46・5%、1~2年未満が21・7%、2~3年未満が12・8%で、約8割が3年未満で離職している実態も判明した。

 調査結果を受け、厚労省は来年度、介護労働者の雇用管理改善に乗り出す方針を決めた。具体的には、医師による健康相談や、雇用管理改善費用の助成などを行う予定。

 1年未満で半分近くがやめ、3年未満でほとんどがやめていっているのが現状。介護報酬の切り下げなどで、賃金労働条件の引き下げや非常勤職員の割合の増加などがすすみ、人材確保が難しくなっているなかで、抜本的な改善が求められていると思う。

2006.03.08

卒業ソングランキング、想い出はそれぞれ

昨日、注文していたCDが届きました。

◆プライム・セレクション「白鳥英美子&トワ・エ・モワ」

カバー曲「旅立ちの日に」を聴きながら、卒業ソングについて。

オリコンが卒業ソングについてのアンケート結果を発表しました。

定番の卒業ソングNo.1は、あの名曲!!(ORICON STYLEニュース2006/3/7)

このブログで紹介した川嶋あいさんの「旅立ちの日に・・・」やコブクロの「桜」もランクインしています。

また、年代的に若い傾向は出ていると思いますが、卒業式で歌ってほしいアーティストの結果も。

・卒業式で歌って欲しいアーティストNo.1は?(ORICON STYLEニュース2006/3/7)

去年の今頃、今もっとも多くの学校で歌われている卒業ソング「旅立ちの日に」がテレビで数度取り上げられていました。職場でちょうど2回り上の人に放送予定の番組のことを話したら、放送翌日、「私まったく記憶にないんだけど、娘も式で歌ったって言ってた」「テレビの歌にあわせて娘は歌ってた」と聞きました。その娘さん、30歳の私の2つほど下のはずで。この歌が歌われ始めた頃。

歌や学校を切り口にした世代をこえた共通の話題がなかなかない時代。卒業ソングをきっかけに、想い出も含めた会話が広がるといいですね。

◆『私的!卒業ソングランキング』開催!!-オリコンぶろぐ荘

もなかなか興味深いです。

【ブログ内関連記事】

・卒業ソング「旅立ちの日に」(2005/2/14)

・フジテレビが「旅立ちの日に」を3月12日、13日に(2005/3/7)

・卒業ソングと想い出を胸に旅立ちの日に(2006/2/16)

・「旅立ちの日に」 カバー曲も反響が(2006/3/5)

【試聴可能なページ】

★TAKさんのブログの「旅立ちの日に」フラッシュ(Flash)--MIDI音源使用

★TAKさんのブログの「旅立ちの日に」---新Flash作成しました

鳥取県米子市立東山中学校の文化祭(2003年)のページ

いまげのMIDIおもちゃ箱

秩父市立影森中学校

2006.03.07

「ホテル・ルワンダ」 私の中のアフリカ

ルワンダ。私は、この国のことをほとんど知らずに生きてきた。

昨日、映画「ホテル・ルワンダ」を観た。

ネットなどでの上映運動が広がり、日本での公開が実現したという。

テーマは、1994年に起こった大量虐殺事件。

つくられた「民族」による対立、差別、そして虐殺。人々を残して撤退する外国の軍隊。家族とホテルの「客」を守るために、苦しみながらも救出を信じてたたかう支配人…。

とても、とても重い事実を描いた映画だった。

〈関連報道記事〉

◆映画『ホテル・ルワンダ』3カ月で4500人の署名集め(東京新聞2006/2/7TOKYO発)

〈関連サイト〉

◆「ホテル・ルワンダ」日本公開を応援する会

私は、ルワンダというより、アフリカをほとんど知らないで生きている。

ブログを始めて、まもなく1年半。記事数は440。

そのなかでアフリカにふれたのは3つだけ。

・チョコレートの甘味の裏で 子ども奴隷と軍事費とそして私たち(2005/6/9)

・児童労働反対世界デー 子どもたちの汗と血と涙の苦味を想像して(2005/6/12)

・ほっとけない!アフリカ支援を ホワイトバンドを手に(2005/7/6)

今回の記事で4つ目。

恥ずかしながら、この4つの記事がイコールで私のなかのアフリカ知識だといってもいいほど少ない。

卒業シーズンのいま、学生のみなさんにもふれてもらいたい映画、歴史だと思う。

2006.03.05

「旅立ちの日に」 カバー曲も反響が

 卒業ソング「旅立ちの日に」。2月、そして3月に入って、テレビなどメディアで取り上げられる機会も増え、関連記事へのアクセスが増えている。

 今日3月5日のスポーツニッポンも芸能面でふれている。

 ◆新卒業ソングといえば「旅立ちの日に」(2006/3/5スポーツニッポン)

 秩父の中学で91年誕生 トワ・エ・モワらカバー

 デュエットグループ「トワ・エ・モワ」らがカバーする「旅立ちの日に」が小、中学校の卒業式の歌として人気を集めている。

 この歌は91年、埼玉・秩父市立影森中学校で生まれた。当時、校長だった小嶋登さん(75)が作詞、音楽教師だった坂本浩美さん(44)が作曲。教師らが、卒業する生徒のために歌ったが、その後、父母らを中心に口コミで各校に広がった。これまで芹洋子、岡本知高がカバー。最近は「仰げば尊し」などに代わる卒業式の定番ソングになりつつある。

 トワ・エ・モワは今年1月18日、この歌を収録したアルバム「プライムセレクション」を発売。2月9日にNHK「音楽・夢クラブ」で披露してから売れ行きが加速。卒業式を前に、父母らが買い求めているようだ。

 発祥の地である秩父市の秩父ミューズパーク内には、歌をテーマにしたモニュメントが作られ、今月12日には除幕式が開かれる。トワ・エ・モワ、影森中学校の生徒らによる合唱が行なわれる予定。

 早速、トワ・エ・モワのカバー曲を注文した。

◆プライム・セレクション「白鳥英美子&トワ・エ・モワ」

 ふだんは一日300前後の私のブログも卒業のピークを目前にした今日は約1000近いアクセスに。この曲について何度もブログで書いている私は、「卒業」して15年も経つのに未練があるのかなぁとこの春を前に何度か考えたりも。

 さまざまな卒業、別れ、そして出会い。そこにある想い出。誰もが経験する旅立ちの日。見通しのいい社会ではないけれど、想い出と希望を胸にかみしめる卒業ソングってすばらしいなぁ。

 曲とは関係ないけれど、歌手の冠二郎さんはこの影森中の出身なのだそうだ。

【ブログ内関連記事】

・卒業ソング「旅立ちの日に」(2005/2/14)

・フジテレビが「旅立ちの日に」を3月12日、13日に(2005/3/7)

・卒業ソングと想い出を胸に旅立ちの日に(2006/2/16)

【試聴可能なページ】

★TAKさんのブログの「旅立ちの日に」フラッシュ(Flash)--MIDI音源使用

★TAKさんのブログの「旅立ちの日に」---新Flash作成しました

鳥取県米子市立東山中学校の文化祭(2003年)のページ

いまげのMIDIおもちゃ箱

秩父市立影森中学校

2006.03.04

「野戦病院」から聞こえる叫びに私たちは・・・

 親が子どもを、子どもが親を、子どもが子どもを痛める。そんな事件が連日報道され、世間の関心は事件の背景を追う。しかし、残念ながら、その親のひどさや「普通の子ども度」に報道の焦点は向かい、一過性のもので終わってしまっていないか。

 虐待をめぐる事件が相次いでいるなか、育つ居場所が親の虐待、育児放棄などによって、「閉鎖」されれば、子どもは児童養護施設に入所する。報道は、また私たちの想像力はそこまでふれているだろうか。

 3月3日の東京新聞は一面と社会面で詳細に児童養護施設の実態を報じた。これほどまでに深く、そして実態に迫った記事は珍しいと思う。

◆児童養護施設パンク寸前に 虐待急増で緊急避難(東京新聞2006/3/3)

 虐待を受けた児童などの保護が急増し、東京都が児童養護施設に定員を超える受け入れを要請する事態となっていることが二日、分かった。全国の施設の入所率は定員の九割以上に達し、パンク寸前の状態。このため保護した児童の行き場がなく、頭を抱える自治体も多い。専門家は「子供を救うためには緊急避難もやむを得ないが、抜本的な対策を講じる必要がある」と指摘する。 

 児童相談所に付属し受け入れ先が決まる前に子供を一時的に預かる一時保護所の入所率は、都内で昨年六月から六カ月連続で定員(計百二十八人)を超過した。未集計だが、今年に入っても定員いっぱいの状態が続いているとみられる。

 受け入れ先の児童養護施設が今年一月に97・4%となるなど事実上満員で、空き待ちの状態が続いているためだ。

 このため都は同月、都外の一部施設を除く都立と民間計五十二の児童養護施設長あてに文書を送り、定員を超える受け入れを要請した。

 同様の要請は、二〇〇四年十二月に続いて二回目。このときは、都から新年度までの暫定受け入れの適否について打診を受けた厚生労働省が「好ましくないが施設の職員などの配置基準を下回らず、一時的な措置ならやむを得ない」と判断。都内の民間十施設は昨年三月、定員を超過した。

 児童養護施設は児童一人当たりの居室面積や、小学生以上六人に職員一人の配置などの最低基準が省令で定められており、定員超過で基準を下回ると改善勧告の対象となる。

 今回の要請について都育成支援課は「虐待を受けた子を放置できない。あくまでも暫定的な措置で、最低基準も下回らない」と説明している。

 一方で、都は慢性的な保護児童の多さに対応するため新年度から一時保護所の受け入れ定員を十六人増員し、〇八年度までに児童養護施設のグループホームを計百カ所整備する計画。里親への委託児童も〇一年度から百人以上増やすなど施設外の受け皿も拡大しているが、入所児童の増加に追い付かない状態だ。

<メモ>児童養護施設の入所状況

 厚生労働省の2004年の社会福祉施設等調査によると、児童養護施設の入所児童は計30597人(同年10月1日時点)で、定員の91・4%。1994年に増加に転じて以降、入所率は初めて9割台に達した。

 都道府県(政令指定都市、中核市分を除く)では東京の96・8%をはじめ、大阪や愛知など都市部はほぼ満員の状態。関東地方の1都6県では、埼玉の97・6%を最高に、5都県で定員の9割を超えている。

 虐待を受けた児童の入所が増えており、厚労省の調査では27・4%(03年2月時点)と、5年前より約8ポイント増加した。

【関連】『まるで野戦病院』 心に傷 子ども続々(東京新聞社会面2006/3/3)

 「まるで野戦病院のようだ」。虐待を受けて保護される児童が増え、受け入れ定員いっぱいの状態が続く児童養護施設の現場から、こんな悲鳴が上がっている。子どもの心理的なケアや虐待を重ねた親への対応、月十回以上の宿直勤務…。少人数でさまざまな対応を迫られる職員の疲労も限界に達している。 

 内臓破裂で三カ月の入院。あごを複雑骨折。東京都内のある児童養護施設に最近入所した児童二人はどちらも、親から日常的に殴られるなどの虐待を受けていた。

 施設は満員の状態。虐待を受けた児童が半数以上に上る。「何とか対応できるのは生命にかかわる緊急のケースだけ。通常保護すべき子どもを受け入れる余裕がなくなっている」と園長は言う。

 虐待で傷付いたトラウマ(心的外傷)から、問題行動を起こす児童も多い。職員に包丁を振り回す子も。傷を癒やしながらの試行錯誤が続く。体制が手薄なグループホームの宿直は月十回を超える。疲れ切って施設を去るスタッフも多い。

 「家庭で心に傷を受けた子どもが続々と送られてくる。治ったと思ったらそのベッドがすぐ埋まっていく。まるで野戦病院のようだ」

 そんな中で今年一月、都から定員超過の受け入れを依頼された。児童数が増え、抱える事情も複雑化している。なのに職員配置基準はしばらく見直されていない。

 「こんな状態で子どもたちの傷を癒やし、自立をはぐくむことができるのか」。そう言って園長はため息をついた。

 児童相談所の抱える事情も深刻化している。横浜市の中央児童相談所によると、一時保護所に保護されている児童は九十八人。二月中旬時点で定員を約17%超えた。

 施設の空きがなく、入所待ちの状態が続いているためだ。二〇〇四年度で定員を超えたのは二百四十八日。百三十八人が原則的な入所期限の二カ月を超えるなど、保護が長期化している。

 「受け皿がないので空きを待つしかない。夜間の対応もあるので保育士のアルバイトを雇い、急場をしのいでいる状態」(同相談所)

 虐待のケースなどでは親の同意なく、児童を一時保護することもある。「親から引き離して保護したのに行き場がない。事故が起きたら、との懸念が頭から離れない」と別の児相関係者は話す。

 同児相の三宅捷太(しょうた)所長は「虐待を再生産させないため、長期の支援と一時保護所からの“出口対策”が重要だ。児童相談所や児童養護施設の役割がより問われるが、福祉の現場で増えるのは予算より、負担ばかりだ」と、苦しい事情を打ち明ける。

 福祉職場、特に児童養護施設ではサービス残業が横行している。24時間の施設で子どもたちの生活を支えるなか、勤務のローテーション内で仕事は終わらない。学校や外出時のトラブルなど緊急対応も多い。大阪の社会福祉協議会が数年前に行なった調査では1ヶ月の時間外労働は72時間という実態も明らかになっている。

 子どもたちをめぐる状況は厳しくなっているにもかかわらず、職員配置は抜本的に改善されず、定員いっぱいのなかで過ごしている。

 子どもが権利や自由を主張して親がそれを保障できる家庭と、権利や自由の範囲さえ見えない児童養護施設の子どもたち。行政が権利として子どもたちに具体的に職員の配置や設備改善を保障しなければ、「大人」「社会」への不信が高まるのは当然なのではないだろうか。いま、その政策転換が求められていると思う。

 子どもたちや関係機関などの対応に追われ、心を病んで職場を去る職員も少なくない。子どもへの対応として非常勤の心理職の配置は最近ついたが、職員の増配置とともに子どもと職員の心理的ケアが待たれている。

 実態に迫った東京新聞の姿勢はすばらしい。でも、「野戦病院」と言われる施設で幼少期を過ごす子どもたち。そこから学校へ行き、また帰り、寝食を大人数とともにする、未来の担い手。「野戦病院」で何を感じているんだろう。

 保育園や学校には保護者がいて、何かが不十分であれば行政に責任を問うこともある。でも、児童養護施設では・・・。

 大人でさえ生きにくい時代。いま、そこで暮らす子どもたちと職員の叫びにしっかりと耳を傾けて、具体的な改善を政治の力に求めるときではないだろうか。

2006.03.03

消極的護憲派の精神科医の講演を聞いてみた

 きょうは、法律関係でお世話になっている団体のつどいに出席。おいしいお弁当つきという、私にはあまり経験のない企画だった。

 メインは、精神科医でテレビなどメディアにも登場することの多い、香山リカさんの講演。

 消去法で、精神科医になったという彼女。つどい自体のテーマは憲法だった。でも、なかなかその本題に近づいていかない。

 バブル崩壊以降、心の病についての理解がある程度広がったのに、95年のオウム真理教に関わる事件、阪神大震災など、右肩上がりの神話が崩れ、不安・不信が広がり、うつ病などへの理解が複雑になっていったという。

 精神的な障害を持つ人々を受け入れる施設の建設に反対。こんな傾向も強まっている。施設が必要なことはわかるが、私の周りは守りたい。単純な理解不足ということではない。

 時代背景のなかで、精神科医として心の病を抱えた人をケアはするものの、戻っていく社会はその人たちを受け入れようとしてくれていない。精神科医として、その傾向を強く感じているという。

 不安・不信の解消策として、何かを変えなければ。その対象としての憲法。変えることで不安が解消され、誇りが持てる。憲法に委託する形で、私の中にある不安をとりのぞこうと。

 テレビで同席する、改憲を訴える政治家は軍事的シュミレーションを目を輝かせて語るという。少年事件が起きた際に批判するその政治家たちこそ「ゲーム感覚」なのではないかと香山さんはいう。撃った弾の先のリアリティーは感じられない。

 精神科医になったのも消極的理由だという彼女は、信念の護憲派ではないと言いながら、 改憲の目的は、国のため、社会のためというけれど、実は自分を変えたいというそこに理由があるのでは。憲法を変えれば何とかなる。最後の逃げ込み先だと。そう結論づけた。

 消極的護憲派を自称する香山リカさんはマガジン9条の発起人の一人でもある。

 

2006.03.02

ダメダメだった2月 チャレンジの3月へ

 2月はブログの更新もままならずでした。初旬は体調を崩し、その影響で仕事も遅れ、密度も濃くなって、日々全力投球という感じで。2月が終わり、やっと一息。3月はかなり時間がとれるので、自分のやりたいこともやれるはず。ちょっとほっとしています。

 疲れがたまっていった2月末は最悪でした。方向にもともと弱い私でも、1日に2度も電車を乗り間違ったりというのは滅多にないことで、やってしまった時点でショックも受けました。駅のホームにいて電車が来る。無意識に乗る。結果は逆方向で、しかも数駅が過ぎてきづく。こんなことが続いて、ほんとに疲れてるんだなって。

 今日は仕事がお休みで、久しぶりに台所にも立ちました。惣菜屋さんや帰りのスーパーの調理コーナーなどにずっと頼ってきたのですが、ちゃんと自分で夕食つくったのはいつ以来かな。学生のときはしっかりやってて、就職してからも数ヶ月は弁当つくったりもしていたのに。当たり前のことですが、これからは自炊をきちんと。30歳になってのいろいろやってみるチャレンジのひとつです。

 3月は映画やスポーツなどなど、春のキャンペーンをはって、いろんなものにふれて、今月中旬に1年半を迎えるこのブログで発信していきたいと思っています。

2006.03.01

冷たい雨と、やさしい人のあたたかさ

 忙しくて、というより、気持ちがすすまず、2月はあまり更新できませんでした。ブログ、もうやめちゃうのかなぁという気持ちも何度かめぐりました。

 2月は仕事が忙しい上、仕事にからんで裁判所に行ったり、会議で配る資料を集めたり、そんなこんなでめいってしまいました。

 今日は都議会へ。15年前に1570億円という総工費をかけて建てたのに、今は雨漏りなどひどく、本格的な改修を迫られているようです。2月下旬の朝日新聞夕刊でも報じられましたが、10年計画の改修・修繕で1000億円かかり、それを実施したとしても、10年ごとに同じ規模の改修が必要になるそうです。都政での与党はほぼ変わっていないのに、誰も責任をとらない状況です。

 議会傍聴のために都庁へ行ったのですが、雨が降る中で持って行った傘を失くしてしまいました。昼食の際に寄った議会レストラン(といっても比較的庶民的です)に置き忘れたと思いました。都庁周辺の外に出ようとしたときに気づいてから、その場所に戻り、店員さんに聞きましたが、見当たらずということでした。

 あきらめてお店を出ようとしたところ、女性店員が私を呼びとめ、「雨降ってるでしょう。お貸ししますよ」と。びっくりしました。夕方にまた議会に戻る予定だと伝える前に言われたので。しかも、ビニール傘でなく。

 ということでお借りし、雨の中を歩いて用事をすませ、夕方に都庁に戻り、思いつくところへ確認に。お昼に寄った都庁のお手洗いに、私の傘がありました。

 傘を2本持って、議会レストランへ。残念ながら、お昼の店員は見当たらず、別の店員に傘のことを話して返却すると、「傘のことは聞いてますよ」と言われまして。感謝感謝でした。

 冷たい世相、冷たい雨。見ず知らずの人のあたたかさに、ふれたのは久しぶりでした。

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