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2006.03.12

求められているのは「反対」で終わらない発信力

昨日は労働組合の青年たちが主催した学習交流集会へ。

マスメディア・ジャーナリズム論の第一人者・桂敬一教授(立正大学)の講演を2時間近く聞いた。「メディアは私たちの期待に応えているだろうか」という題目で。

「小泉劇場」のもとで行なわれた9・11総選挙以降の政治とメディア、青年層の意識を中心に展開。労働組合についての課題も明確にふれていた。

メディアに対する考えはまったく同感だった。

求められているのは、運動や活動の積み重ねと構築のもとでの発信力。情報を集め、分析し、自らの考えをネットなどで発していく力。大きなメディアには批判・激励しながらも、ブログなどで独自の発信をしていくことの必要性が強調された。

講演をうけたグループトークでは、学校の先生でさえも新聞を読まない人が増えていること、労働組合で学習をと言っても想像以上に活字離れがすすんでいることなどが職業の分野をこえて出された。

日比谷や霞ヶ関に数千人を集めて、春闘関連や上程法案反対の行動は、それはそれで必要だと思うけれど、シュプレヒコールをあげるだけでは、外には響かない。批判・反対で終わりではつながりは広がっているだろうか。文字通りの「自己完結」型のその手の運動に私は魅力を感じない。

労働組合運動や平和運動について、私の出席する会議では運動の構築とブログなどネットでの発信の必要性は、浮いてもスベっても言い続けている。いい響きはあまり感じていない。

昨日のグループトークでは「そうだよね!」という学校の先生の反応もあった。共感を広げながら、そろそろ具体的な仕掛け、試行錯誤を、新しい世代がやっていくときにきていると感じたという点で、意義深い学習交流会だった。

私なりの小さい発信力としてのブログも大切にしていきたいなと思った。

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