「今日から始まる」、貧困・福祉・教育・家族、そして私のあり方を問う
4月20日過ぎから、気持ちがあまりのってません。だらしない生活、集中力のない仕事になってます。自分不信の今日この頃、いけませんね。
昨日は組合の20代と30代前半で集まる会議。6月に1泊2日で合宿をやることになり、1日目の1コマは私が労働組合についての話をすることに。もう1コマは、労働組合や福祉、保育、憲法にかかわるビデオを観ようということに。合宿といっても今のところ参加予定は7~8人なので少し残念なのですが。
7月公開で新しくリメイクされる「日本沈没」の前の「日本沈没」や映画「日本国憲法」なども事前に候補にあがりましたが、昨日の会議準備の際に、リストに私案で「ブレッド&ローズ」と「今日から始まる」を追加。
保育関係の組合員が多いということもあったとは思いますが、2001年秋に東京・岩波ホールで公開された映画「今日から始まる」を観ることになりました。
北フランスの幼稚園を舞台に、福祉と貧困、教育、家族のあり方にスポットをあてた映画です。今また仕事に行き詰っている私ですが、3年目の秋にも同じような状況があって、それまでは上京して5年経っても映画など観なかったのですが、初めて自分で選んで観た映画が「今日から始まる」でした。チラシとタイトルにひかれていったように記憶しています。
◆今日から始まる 映画作品紹介(CINEMA TOPICS ONLINE)
2001年公開の映画ですが、その後日本でも「貧困」と「格差」が広がり、福祉や保育、教育に特に大きな影響を及ぼしてきています。
その状況のもと、福祉や保育などにかかわる職員がこの映画を観て、感想や職場の状況などを出し合うことは大きな意義があると思います。
もちろん、福祉施設や保育所の職員だけでなく、子どもを持つ親、格差の功罪に戸惑う若い世代にぜひしたいおすすめの映画です。
今日、最寄のレンタルビデオ屋さんに聞いてみましたが、DVDのレンタルはできました。福祉や教育に格差が大きく及ぶなか、子どもたちと私たち、未来の行方を考えさせられます。
ちなみに昨夜は、元気を出そうと会議後に仲間と沖縄料理屋で「ソーキそば」を食べました。昨夏のイベントでビデオを撮影・編集してくれた後輩が来てくれてうれしく、大した額ではありませんが、めずらしくおごりました。
格差が広がるなかで、また成果主義がはびこるなかで、「おごる」なんていう文化・コミュニケーションは薄れつつありますね。
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こんばんは。「ブレッド&ローズ」は前に見ました。よかったですよね。明るくて力が湧いてくる感じがしました。「今日からはじまる」はDVDになっているということなので,機会を探してみてみたいです。岩波の映画は上映期間が長いので,かえって見逃すことが多いのです。前の職場でも時間のあるとき,組合主催で映画鑑賞会をしたことがあります。これって,新しい人間関係作りにはいいようです。映画を通して考えあうのはとてもいいと思います。
投稿: KATEK | 2006.05.12 22:21
「今日から始まる」、某大手レンタル店の検索サービスでDVDもビデオも発見することができました。岩波の映画、いい作品が多いですよね。昨年は「父と暮せば」を組合の若手連中で観ました。人間関係づくりにいいなぁと気づいたばかりです。同じものを共有して、「同じ」と「違う」を感じあうことが新しいつながりになるんでしょうね。
「今日から始まる」は、公開当時に比べ新たな貧困と格差の広がっている日本の福祉と教育と未来のあり方を問うと思います。
投稿: tamy | 2006.05.14 23:30