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2006.06.08

見下す知事が招致しようとするオリンピックとは・・・

 6月6日、都議会本会議で石原慎太郎知事の所信表明を傍聴しました。東京オリンピック招致についての全面展開でした。

 「東京オリンピックの実現にむけて」というホームページが開設され、不十分だが基本方針なども掲載されています。当初は役人任せでなく知事本人が中心になって書くということだったけれど、5月12日の定例記者会見では次のようなやりとりがあります。

2006/5/12東京都知事定例記者会見より

(前略)

【記者】あともう1つ、オリンピックなんですけれども。

【知事】もういいよ、もういいよ。ほかに。次。

【記者】お願いします。基本方針を拝見したんですけれども…。

【知事】それを読めば分かるじゃないか。あと小さなことは聞いてくれよ、もう。理念の話はしたじゃないか。読めば分かるだろう。

【記者】ただ、先ほどもありましたけれど、役人に任せられない、自分で書かれるということで書かれた訳ですけど、本当にどの辺が石原知事らしい、自分で…。

【知事】いえ、別にそれはコンセプトを言っただけで、それを所信表明なんかを書いてくれる才筆家が書いてくれたんでね。もちろん私のアイデアを入れましたよ。レトリック(修辞)も直しましたよ。ということです。原稿料、払ってくれないんだから、私1人で書く訳にいかないからな。

 こんな横柄な態度でオリンピックを招致しようとすることが信じられません。もちろん、知事本人が全面的に書く必要はないと思いますが、上から下を見下すような表現に違和感を覚えます。

 いわゆる「三国人」発言、フランス語バッシング、中国に対する再三の挑発的言動・・・。「ババア」発言も、品格として信じがたいものです。

 「心の東京革命」などとぶちあげ、さらに日の丸・君が代の強制・処分、職員会議での挙手禁止通達までも。。。

 体罰肯定を曲げていない戸塚宏が社会復帰したなかで、戸塚ヨットスクールを支援する会の会長をつとめるのが東京都知事だということを、どれだけの都民が知っているでしょうか。

 来夏公開予定の映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」では、総指揮・脚本を担当している石原知事。日曜の「報道2001」などのテレビ出演、著作の執筆等々、本来の役割をこえた仕事ぶりのなかで、「原稿料、払ってくれないんだから、私1人で書く訳にいかないからな。」などという感覚が、私には信じられないのです。

 福岡県出身でその後上京した私。福岡であっても東京であっても、日本でオリンピックを開催する必要はないと思います。

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