吉永小百合さんの務め、入れ歯になるまで朗読を
吉永小百合さんについて、このブログで何度かふれてきた。
今日のスポーツ新聞各紙は、広島、長崎の原爆詩朗読に続く平和へのメッセージを語る朗読CD3部作の完結作「第二楽章 沖縄から『ウミガメと少年』(野坂昭如作)」の発売記念イベントでの彼女の発言を取り上げている。
夏川りみさんらとの対談で、
沖縄について「遊び気分で行ったらバチがあたる」と思い続けてきた彼女は、平和への思いを込めたCDを手に訪問し、「これからはもっともっと行って、沖縄の皆さんと友達になり色々な話をしたい。海? 泳ぎたいです」と前向きな意欲をみせている。
「とっても悲しくて切ない童話ですが、どぎつい表現はしないで裏側にあるものが見えてくる。戦争の悲惨さを伝えるのに私にできるのは朗読なので、入れ歯になるまで続けて行くのが私の務め。ぜひ、若い人に聞いてもらいたい」と語ったという。
さらに、
「広島、長崎と原爆詩のCDを出してきましたが、何かやり残したことがあるとずっと思っていました。それが沖縄でした。子供たちに学芸会などで取り上げてもらうような広がりが出てくれば幸いです」ともコメントしている。
ボランティアで朗読依頼を受け続け、予約だけで1000をこえるという彼女の行動力と説得力に、学芸会などで取り上げてもらうような、そんな広がりに、ぜひできたらいいなぁと思う。
【関連報道記事】
・吉永小百合、平和へ祈り…第3弾朗読CD発売記念イベント(2006/6/26サンケイスポーツ)
・吉永小百合「入れ歯になるまで続ける」(2006/6/26デイリースポーツ)
・小百合「入れ歯になるまで朗読会」(2006/6/26スポーツニッポン)
【ブログ内関連記事】
・吉永小百合さん、紅白にゲスト出演し、原爆詩を朗読(2005/12/15)
・吉永小百合さん「ずっと言い続けることで、みんなが言える環境を」(2005/5/20)
・吉永小百合さん「声にださないと大変なことに」、朝日夕刊「ニッポン人脈記」スタート(2005/4/2)
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