シルバー世代とネット活用について対話した
昨日は、役員を務めている平和団体の総会に出席して、宣伝戦略について発言しました。労働組合よりも年代の高い人々が活動の中心を担っていますが、私が課題と感じているネット活用について問題提起をしました。
情報通信手段の変化がここ5、6年の間に急激に起きていること、その現状認識のもとに戦略を打っていかないと、やっていることが十分伝わっていかないことを強調しました。
具体的な数字などについては、総務省の通信利用動向調査をもとに資料化しました。
100人以上が参加した会議で、終わったあと、活動のなかでも話したことのない数人の方から「そこまですすんでいるとは思わなかった。勉強になったよ」「最近パソコンを始めたのよ。パソコンで何ができるか教えてよ」など、声をかけていただきました。
シルバー世代に「まわりでパソコン始める人、増えてませんか?」と聞くと、「まったく興味がない人と、最近始めた人と半々くらいかな。えっ、この人が始めたの?ということもあるんだよ」と返ってきました。
「草の根・老舗型の運動に関わっている人はパソコンに興味があまりない」という私の先入観は、ゴミ箱に入れないといけませんね。
60歳~70歳をこえた人から反響があり、資料や発言を準備したかいがありました。
想定内でしたが、私の発言のあとに「ネットの話がありましたが、大切なのは対話。地声で話すこと」という発言がされました。
対話とネット、どっちが大事かというとらえ方ではダメだという点も強調したつもりなのですが。
さて、平和団体や労働組合の会議では、「○○行動に○○人が参加し、成功させた」というような活動報告ばかりが続くことが多いですが、「声を広げよう」「運動を強めよう」などの掛け声だけでなく、どんな課題があり、どうしていくことが重要なのかの論議は少ないように思います。
年代と経験をこえて今何が必要なのか、何ができるのか、今後も発信を続けていこうと思いました。
おとといは感動的な本と出合い、今日はすばらしい演劇を観ました。パソコンの状況がよくないため、感動と感想はあらためて。
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