今日23日夜9時からNHKスペシャル「ワーキングプア・・・」
格差社会、貧困率などの言葉で検索してこのブログへたどりつく人も多いようです。
今日の朝日新聞は生活面で「負担増 実感の夏」という特集で、定率減税の半減、社会保険料や医療費などの負担増を取り上げています。
そんななか、あたりまえに働いても生活が厳しい、働いても生活保護水準スレスレかそれ以下で暮らす「ワーキングプア」の実情に、今夜のNHKスペシャルが迫るようです。
「人間らしく生きる最低限の権利」とは・・・。憲法25条と現実とは・・・。働く権利の矛盾、格差社会の大きな陰と私たちはどう向き合っていくのでしょうか。
◇7月23日(日)午後9時~10時14分
総合テレビNHKスペシャル
『ワーキングプア ~働いても働いても豊かになれない~』
働いても働いても豊かになれない…。どんなに頑張っても報われない…。
今、日本では、「ワーキングプア」と呼ばれる“働く貧困層”が急激に拡大している。ワーキングプアとは、働いているのに生活保護水準以下の暮らししかできない人たちだ。生活保護水準以下で暮らす家庭は、日本の全世帯のおよそ10分の1。400万世帯とも、それ以上とも言われている。景気が回復したと言われる今、都会では“住所不定無職”の若者が急増。大学や高校を卒業してもなかなか定職に就けず、日雇いの仕事で命をつないでいる。正社員は狭き門で、今や3人に1人が非正規雇用で働いている。子供を抱える低所得世帯では、食べていくのが精一杯で、子どもの教育や将来に暗い影を落としている。
一方、地域経済全体が落ち込んでいる地方では、収入が少なくて税金を払えない人たちが急増。基幹産業の農業は厳しい価格競争に晒され、離農する人が後を絶たない。集落の存続すら危ぶまれている。高齢者世帯には、医療費や介護保険料の負担増が、さらに追い打ちをかけている。
憲法25条が保障する「人間らしく生きる最低限の権利」。それすら脅かされるワーキングプアの深刻な実態。番組では、都会や地方で生まれているワーキングプアの厳しい現実を見つめ、私たちがこれから目指す社会のあり方を模索する。
【ブログ内関連記事】
・ほっとけない 世界有数のこの格差社会を(2005/9/23)
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