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2006年7月の記事

2006.07.31

保育の基準切り下げ、自由化路線の先には・・・

 保育分野も原則自由競争へ。私、まったく納得できてません。小泉無責任路線のもと、「官から民へ」「民間開放」を掲げてきた規制改革・民間開放推進会議が7月31日、中間答申を出しました。

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夏の連続休暇、2日以下が4人に1人

やっと梅雨明け。もうすぐおとなも夏休みへ突入!

と思いきや、

7月29日付の朝日新聞「be between テーマ:休暇と残業 まとめて休むのは一苦労」のモニター調査結果にびっくりです。

「この夏、連続休暇を何日とりますか?」について、「2日以下」が11%、「とらない」が13%で、あわせると4人に1人が、2日以下だということになります。

記事中の画像をクリックするとわかりやすく表示されます。

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2006.07.30

8月6日午後2時からテレ朝「ザ・スクープスペシャル」終戦61年目の真実~昭和史の‘タブー’に迫る~

 非戦を選ぶ演劇人の会の公演、チケットとれました。手続きに手間取ったせいで、ずいぶんうしろの席になってしまいましたが。この公演、森山直太朗さんのホームページでもしっかり告知されてますし、根岸季衣さんのホームページではBBS(掲示板)に書き込むとご本人が返信してくださって。いまから楽しみです。

 さて、8月がすぐそこまでやってきていますが、8月初旬から中旬にかけて、被爆・戦後60年の昨年ほどはないものの、原爆・戦争に関連したテレビ番組が続きますね。

 NHKの特番のいくつかにはふれましたが、大注目は掘り下げた取材に定評のあるテレビ朝日のこれ!

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2006.07.29

倍賞千恵子さんとUAさんの愛といのちのメッセージ

Run 学校が夏休みに入り、大きな書店では夏の課題図書のコーナーも設置され、少し気になってパラパラとめくってみたり。

 また、戦争・原爆に関する子ども向けの絵本のコーナーも隅っこに見つけた。

 私が持っているピースアニメ「つるにのって」(原爆で亡くなった折鶴の少女・佐々木禎子さんを主題に。市民のカンパを資金に英語版・フランス語版も普及)のビデオを先日ある保育園の職員に貸したところ、園で保護者と子どもで鑑賞会をひらき、好評だったと聞いた。

 その主題歌「あの子は見てる」を歌ったのが倍賞千恵子さん。今週ビデオが戻ってきて、やさしい歌声がまた響いてきたところだった。見つけた絵本のコーナーで、「倍賞千恵子」の文字が目にとまった。隣には、「情熱」の大ヒットなどで知られる「UA」(ウーア)さんの名前も。発売されたばかりの本。

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2006.07.28

18年前の担任の先生からのサプライズ

映画化も注目を浴びているコミックや、社会問題の実情を取り上げたテレビについてふれたことで、アクセス数が高まり、びびっております。

27日はやや落ちつきましたが、それでも普段の倍。今週明けには、1日で2000近くという状況で、サプライズでした。4日間で4000超というのは緊張してしまいます。

27日の検索ワードでは東京都の脅すことが得意だとされている前副知事で、最近都政に復帰した人についてが一番多かったので、それについてはあらためて書くことにします。

明日以降は、普段へと近づくと思いますが。

今日はほぼ休みの日だったのですが、未明に住居の水漏れなどであわただしい、落ち着かない日でした。

夜、地元で飲み屋さんをやっている母から電話が。。。

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2006.07.27

私のなかの「チョコレート革命」

最近、チョコレートが体にいいなどとして、「チョコレート効果」も含めてコンビニでも少し高い物がならんでいますね。

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2006.07.24

NHK「夏の特集番組」、私が観たいのは

NHK「夏の特集番組」、好感を持って期待している。

特に「報道・ドキュメンタリー」の枠は注目で。番組告知を見ただけにすぎないけれど、私のおすすめは3つ。

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2006.07.23

働いても豊かになれない「構造改革」とは何なのか

 悲しいなんて言ってられない。今日7月23日のNHKスペシャル『ワーキングプア ~働いても働いても豊かになれない~』を観た。

 丁寧な取材にもとづいた内容だった。番組の展開と私の感想を記しておきたい。

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今日23日夜9時からNHKスペシャル「ワーキングプア・・・」

格差社会、貧困率などの言葉で検索してこのブログへたどりつく人も多いようです。

今日の朝日新聞は生活面で「負担増 実感の夏」という特集で、定率減税の半減、社会保険料や医療費などの負担増を取り上げています。

そんななか、あたりまえに働いても生活が厳しい、働いても生活保護水準スレスレかそれ以下で暮らす「ワーキングプア」の実情に、今夜のNHKスペシャルが迫るようです。

「人間らしく生きる最低限の権利」とは・・・。憲法25条と現実とは・・・。働く権利の矛盾、格差社会の大きな陰と私たちはどう向き合っていくのでしょうか。

◇7月23日(日)午後9時~10時14分
総合テレビNHKスペシャル 
『ワーキングプア ~働いても働いても豊かになれない~』

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記事の書き方を変えますね

ここ1週間、「お気に入り」「ブックマーク」でのアクセスをたくさんいただいています。

更新頻度をあげている状況があったり、注目の映画のキャスト発表(実はある筋から主演女優の名前が伝わってきました)についてふれていたりなどがあるのかなと思っています。

長い記事を続けると、下にかなりスクロールしないと前の記事にたどりつかないということもありますので、冒頭に数行(長くて10行ちょっと)書き、興味のある方に「続きを読む」をクリックしていただいて読んでもらう形にしていこうと思っています。

パソコンの動きがやっと正常になってきた関係と仕事がやや落ち着いたことで、更新がなんとかできています。

今後もよろしくどうぞです。

控除見直し・消費税増税のシュミレーションをしてみませんか?

 アメリカに仲良くついていこうという安倍さんに対し、アジア中心にたてなおそうという福田さんとの対決になると思っていたポスト小泉。

 福田さんの不出馬宣言で、安倍さん絶対的優位に。

 買いたくありませんが、安倍さんの本が出たので読んでみようと思っています。

 さて、次の内閣と選挙では増税と改憲がポイントになるでしょう。

 そこで各政党のホームページをみてみました。

 共産党のホームページに「負担増シュミレーション」を発見。

*私は共産党を絶対的に支持する立場ではありません。批判すべき点もたくさんあると思っています。

 所得の高い人よりも低い人に圧倒的に影響の大きい増税がささやかれているというよりも、叫ばれて始めていますね。そんななか、各種控除の見直しや消費税の増税による、一人ひとりの影響額が試算できるようになっています。

 労働組合大手・連合think-taxにかなり遅れたようですが。。。

 試算をする上で名前を書く欄もないし、試算をしても支持者名簿に入れられるわけでもないので、ぜひ試算をしてみてはいかがでしょうか。

 お子さんのいる家庭では学校が夏休みに入って初めての週末。負担増の痛みをズッシリ感じる夏休みのスタートもイヤだとは思いますが(T_T)/~~~。。。

2006.07.22

被爆電車の関連ブログに3時間で1万8千アクセス

 かかわっているブログのアクセスが3時間ちょっとの間に、1万2千の訪問者、1万8千のページ閲覧という事態になりました。

 昨日の午後2時ごろから3時間程度、Yahoo!のトップページからも見ることのできる「写真ピックアップ」のコンテンツに、

◆被爆電車、市に寄贈
 原爆投下で大破しながら、戦後60年以上にわたり走り続けた広島電鉄(本社広島市)の路面電車「被爆電車」が広島市に寄贈され、市交通科学館(安佐南区)の屋外広場で展示された(21日)(時事通信社)12時02分更新

 という記事と被爆電車の写真が掲載され、ブログ「うごく分科会 被爆電車に乗って 原水爆禁止2005年世界大会」が関連リンクとして紹介され、大きな反響を呼んだのです。

 ヤフーのトップページ見ると、被爆電車の写真があり、クリックすると、昨年私が管理していたブログが。。。

 今年は企画の運営に関わっていないので、昨年のブログのコメント・トラックバックの機能はオフにしている関係で、アクセス数のみの反応しかわかりませんが。

 インターネットの威力ってすごいなぁと。また、タイムリーな記事との連動でお金をかけない宣伝・発信ができるということの実感もあり。

 更新は昨年9月で止めていますが、被爆電車を扱ったサイトが少ないのでいまだにアクセスがあります。

 知らせたい人が紙媒体・会議集会型の宣伝にとどまるのでは、知りたい人とつながれない。あらためてそう思いました。

「紙屋悦子の青春」舞台挨拶に行きたい

 「父と暮せば」などの名作をのこした黒木和雄監督の遺作となった映画「紙屋悦子の青春」が8月12日から東京・岩波ホールを皮切りに公開される。

 岩波ホールのホームページに、

「紙屋悦子の青春」初日舞台挨拶のご案内が掲載された。

封切りの8月12日(土)、11:00の回の終映後、1:40の回の上映前の2回、主演の原田知世さん、永瀬正敏さん、本上まなみさんが挨拶予定。

チケット販売は、ローソンチケットの電話予約で、

8月7日(月)18:00~ 8月8日 23:00

2004年の映画「父と暮せば」の舞台挨拶では、黒木監督、宮沢りえさん、原田芳雄さん、原作の井上ひさしさんのオーラとメッセージを感じることができた。

チケット予約、がんばろうっと。

【ブログ内関連記事】

「父と暮せば」の黒木監督、最期の作品を撮り終えて・・・(2006/4/13)

2006.07.21

その筋と私との関係から思うこと

私が18歳までの子ども時代を過ごしたのは福岡県北九州市小倉。

一概にいえるかどうかはわかりませんが、ケンカっ早い土地柄だったと思います。

小学校高学年になって、義父に「父の日」のプレゼントを買いに行った時、

確か、小学校6年生だったかな。

警戒して靴と足の裏の間にお金をはさんで買い物へ。

対策はこれで十分だと思ってました。

紳士服屋さんなどのある繁華街のメインストリートと、陰のある通りとはいくつもクロスしています。

何軒か回って、買う物を決めた時、ホッとして通りの脇へ。

そこで20代前半のお兄さんに声をかけられました。

「ちょっと、来いや」

角の視角で、「おまえ、何しとるんか、言え」と。

「買い物に」と答えた私に、

「金持っとるんやな」

「持ってないです。お金、忘れて」

「嘘言うな」

「ほんとです」

「これでもか」と言い、お腹にいくつものパンチが。

「あの父の日にお父さんにあげようって」

「出せや」

パンチは痛く、情け容赦なく、お金を出すことに。

こんな土地柄でした。

80年代の後半に、近くに大規模な健康センターができたあと、

連日新聞で発砲事件が取り上げられました。

自販機をおかないことへのその筋の業界関係の嫌がらせ。

健康センターに行って、大きなお風呂に入ろうとすると、体を洗うコーナーには、刺青のみなさんがズラリ。

気まずくなって、浴槽へと。

いくつもある浴槽のひとつへ行くと、薬湯でもない普通のお湯のはずが、刺青のみなさんの柄により、薬湯風に。。。

あわてて出て、母の出を待ったこともありました。

スポーツ新聞にデカデカと、また毎日新聞などでも取り上げられた記事を読んで、思うところがありました。

<暴力追放ビデオ>「組員の子差別」の請願 放映中止を

 福岡県警北九州地区暴力団総合対策現地本部が制作し、同地区の中学・高校への提供を予定している青少年向け「暴力追放ビデオ」を、指定暴力団工藤会が学校で上映しないよう北九州市教育委員会に求めていることが分かった。市教委は「まだ制作中で学校への配布も決まっていない段階。警察など関係機関と協議して対応を決めたい」と困惑している。
 市教委によると、6月29日に工藤会の林武男最高顧問と本田三秀幹事長の名義で「請願」という文書が市教委に郵送された。「学校で上映したら組員の子供がいじめられる。差別にあたる」と、上映中止を市教委に求めたという。
 暴追ビデオは、金や力にあこがれて組員になったものの最終的には組織に利用され「俺の人生
何やったんですかね」と嘆く末端の組員や家族を描いたドラマで、今月下旬から8月上旬にかけて完成する予定。突然の横やりに現地本部の薮正孝・統括管理官は「中身を見てもらえれば分かるが、いじめを誘発するような内容は一切ない」と、話している。
(毎日新聞) - 7月15日11時19分更新

 私の育った地域の被害とたたかいぶりは、以下の記事でおわかりいただけると思います。

http://www.nishinippon.co.jp/news/wordbox/2003/report/1071.html

http://news.goo.ne.jp/news/nishinippon/shakai/20060331/20060331_evn_005-nnp.html

 「お気に入り」ブログの「はるのかんたんふ」さんの記事にコメントも書かせていただきました。

 私の母、上記記事で取り上げられた地域とそんなに離れていないところで飲み屋さんをやっています。上京して12年になる私ですがいまだに関係が深いです。

 あまり帰省しない私ですが、最近は「浄化」が掲げられ、街の再編がされています。その筋のみなさんだけでなく、屋台や古い商店、飲み屋さんの姿が見えなくなり、東京にもあるチェーン店ばかりが目立っています。

 治安と街づくりの難しさを感じていますが、「格差社会」と言われるようになったなか、10代の若者が本気でチャレンジできる社会をつくっていかないと。。。

 展開が中途半端ですが。

2006.07.20

世界有数の格差大国ニッポン

 世界有数の格差大国ニッポン。

 この状況については、過去記事で詳しく取り上げたつもりです。

ほっとけない 世界有数のこの格差社会を(2005/9/23)

 7月20日、OECDが指摘した報告書によれば、「00年段階ですでに日本の所得格差は米国に次いで2番目に高かった」とし、「正規雇用を増やすための施策や、非正規雇用者への社会保険の適用の拡大が必要だと訴えている。また、所得水準が厳しい母子家庭などに社会福祉支出を振り向けるべきだ」としているそうです。

 数字は過去記事でふれたものと同じです。

 各新聞社のwebサイトで報じられています。

◆OECD、所得格差拡大を指摘 二極化、固定化のおそれ(asahi.com2006年07月20日11時22分)

 経済協力開発機構(OECD)は20日、06年の対日経済審査報告書を発表した。所得格差問題を詳しく取り上げ「00年段階ですでに日本の所得格差は米国に次いで2番目に高かった」と指摘。その後、格差が固定化している恐れがあり包括的な対策が必要だ、と警告している。

 報告書は、所得格差の指標として生産年齢人口(18歳以上65歳以下)の相対的貧困率に着目した。可処分所得が中位置(全体の真ん中)の半分に満たない家計の割合を示す指標で、日本は小泉政権による構造改革が始まる前の00年段階で13.5%だった。OECD加盟国の中で米国(13.7%)に次ぐ高さ。3番目はアイルランドの11.9%で、日米がず抜けていた。日本の90年代半ばの相対的貧困率は11.9%だったという。

 00年当時の日本企業は景気低迷を背景にリストラを進めていた。その結果、正規労働者と非正規労働者による労働市場の二極化傾向が強まり、格差が広がった、と報告書は分析している。高齢化も一因に挙げている。

 格差の拡大を防ぐために、正規雇用を増やすための施策や、非正規雇用者への社会保険の適用の拡大が必要だと訴えている。また、所得水準が厳しい母子家庭などに社会福祉支出を振り向けるべきだと論じている。

 私はこの分析とほぼ同感。いまの小泉政権は、所得が厳しい母子家庭についても生活保護の切り下げを行い、「働け!」という姿勢になっていると思います。働けても、多くは非正規雇用で生活水準が低すぎるというもとで。

 

◆生活保護:母子加算削減・廃止、取り消し求め市を提訴--山科の女性(毎日新聞京都版2006/7/13朝刊)

 生活保護の母子加算(京都市で04年度月額2万3260円)が05年度から段階的に削減・廃止されるのは、健康で文化的な最低限度の生活を保障した憲法25条に反するとして、山科区の辰井絹恵さん(43)が同市を相手に、1万5510円削減した今年4月の決定取り消しを求める訴えを12日、京都地裁に起こした。母子加算削減での提訴は広島地裁(05年12月9日)に続き全国で2例目。
 
同市の母子加算月額は15歳以上の子を持つ一人親世帯につき、05年度に1万5510円、06年度に7750円とされ、07年度に廃止される予定。
 今年3月に中学校を卒業し定時制高校に通う長男(15)と2人で暮らす辰井さんは、この減額により一層困窮。長男の成長に応じて服や靴を買い換える余裕はなく、食事にも影響が出ているといい、「子供の健全な育成を阻害し、貧困の再生産をも
招きかねない」と訴えている。
 一方、同市地域福祉課は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。

 この実施前には、読売新聞の次の記事が詳しく報じたにもかかわらず、格差拡大政策としての母子家庭へのしわ寄せは行われました。

◆母子家庭の“悲鳴” 「生活保護」の給付切り下げ検討(読売新聞2004/11/15)

 これも、お得意の「自己責任」「人生いろいろ」で片付けるのでしょうか。

 格差拡大を認めない、フィクションとしての小泉劇場。格差社会というノンフィクション、現実があります。厳しい現実と向き合っている人々、ほんとにがんばっている人が報われる政治・社会であってほしいと思います。

 小泉路線を継承するとされる安倍さんは再チャレンジなどを掲げていますが、格差拡大政策との決別を言わない限り、ガス抜きにすぎず、これまでの路線に沿って走ることになるのではという懸念があります。ほっとけない、です。

 母子家庭出身の私、そんな声がどこまで伝わっているのか、格差拡大の中で不信感は高まっています。その感覚も届かない「格差」を政府・内閣・国会に抱かざるを得ないのです。

2006.07.18

「夕凪の街 桜の国」8月5日にラジオドラマ放送

この7年、8月の上旬は、広島か長崎にいた。今年は事情があって行けない。

私の立ち位置としての過ごし方をどうしようと考えていた。

静かな衝撃が広がっているコミック「夕凪の街 桜の国」は、来夏の映画化にむけてその反響がまた高まろうとしている。

そんななか、著者・こうの史代さんのファンページ掲示板にある告知がされていた。

NHK-FMオーディオドラマとして、8月5日に「夕凪の街 桜の国」のラジオドラマが放送されるという。

ラジオなんて、もう数年聴いていない。

被爆60年の昨年は私の中での平和の思いもこの時期に向けて盛り上がったが、今年の立ち位置は定まっていなかった。ワクワクすると同時に、少しホッとしている。

【2006/7/22追記】下記の出演者が未定でしたが、掲載されましたので転載しました。

NHK-FMオーディオドラマ『夕凪の街 桜の国』

【放送日】
2006年8月5日(土曜日)22:00-22:50

原作:こうの史代
脚色:原田裕文
音楽:長生淳
演出:真銅健嗣
技術:糸林薫
効果:佐藤あい

出演:夏八木勲 鈴木佳由 斉藤とも子 阿南健治
小林トシ江 矢沢心 大和田悠太 茶花健太
三村ゆうな 伊藤ゆきえ 大林佳奈子 木崎優一

あらすじ:広島で被爆したある一家の60年、三世代に及ぶ物語。平成16年度の文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞作で、「マンガ史の宝石」とまでいわれる傑作のドラマ化。原爆がいかに人々に多くの悲しみと苦悩を長い年月をかけて与え続けてきたか、そして今も決して消えることがないことを、静かにジワッと伝えていく。

差別と貧しさ、親子の絆をかみしめた「カーテンコール」

昨日は天気と体調がよくなかったので、ビデオレンタル店へ。

6月21日にDVD・ビデオが発売され、レンタルも解禁となった映画「カーテンコール」をかりて観た。

公開時に観ようと思っていて、観そびれた作品だった。

なつかしく、せつなくて、あたたかい。差別と貧しさ、家族の絆を描いた映画。

映画の隆盛と衰退、観衆の笑顔と落胆、親子愛と在日朝鮮人差別に向き合う展開に、圧倒され続けた。

山口県下関・長府が舞台で、お隣の北九州市門司・小倉で生まれ育った私の方言と近く、その意味でもなつかしかった。

私の地域でも、「在日」の人への風当たりはすごかった。私の母でさえ、「あの家は・・・」と半ば見下して言うことがあったし、義父の口からも「チョン」という言葉が何度か出ていたと記憶している。

今から20年前でさえ、ひどかった。

厳しさのなかで、断たざるをえなかった親子関係。30年たっても結ぶことのできた絆。

記者が学生時代と重ねて省みる自分の思い出のなかの「在日」。結び直す父との絆。

観終わったあと、偶然、数ヶ月ぶりに母から電話があった。

「カーテンコール」、私の中、私の国、いまの時代だけに絆があるのではないということを教えてくれた。

コミック「夕凪の街 桜の国」の映画化に際し、メガホンをとる佐々部清監督の作品を「チルソクの夏」に続いて観ておきたかった。

みなさんにもぜひおすすめしたい。

2006.07.17

被爆者の要望を聞く会、5年連続で欠席か

 小泉首相が就任して、まもなく5年。マスコミの話題は、すでにポスト小泉にうつってきている。

 小泉政権の5年間の総括をしっかりすべきときだと思う。

 靖国参拝について中韓などの反発が高まっていることについて、「心の問題」と開き直っているが、それだけではない。

◆被爆者代表から要望を聞く会:被爆者7団体、小泉首相に出席要請(毎日新聞広島版2006/7/14朝刊)

 ◇来月「聞く会」で
 県被団協など被爆者7団体は13日、毎年8月6日の平和記念式典後に、政府関係者と7団体が出席する「被爆者代表から要望を聞く会」に4年連続欠席している小泉純一郎首相に対し、出席を求める要請文を提出することを決めた。昨年までは、広島市を通じて出席を求めていたが、欠席が続くことに被爆者の間で批判が相次ぎ、初めて直接要請文を提出することにした。提出は来週上旬ごろの予定。被爆者7団体は「なぜ被爆者に会わないのか不満に思う。小泉首相の任期も終わりが近づいているが、最後くらい被爆者の訴えを聞いてほしい」と話していた。

 8月6日の広島市主催の平和記念式典の後、歴代首相が出席してきた「被爆者代表から要望を聞く会」に、小泉首相は「役割分担」などを理由とし、代わりに厚生労働大臣などを出席させてきた。これは就任以来変わっていない。

 これも「心の問題」なのだろうか。

 実態に合わない原爆症の認定について、各地で被爆者による集団訴訟が起き、5月の大阪地裁の判決では、原爆投下後に爆心地に入った「入市被爆者」や、爆心地から2キロ以上離れた遠距離での被爆者らも認定したばかり。

 声を聞かないという姿勢はあまりにひどくないか。

 8月6日の出来事として、年に1回程度しか報道しないマスコミの責任もあり、4年連続で出席していないということを知る人は少ないと思うが、これが被爆国のリーダーか、この内閣に高い支持率を与えてきた有権者の責任も重いのではないか。

 ポスト小泉の1番手とされている安倍晋三氏は、2002年5月の早大でのシンポジウムで、

憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。小型であればですね」(サンデー毎日2002年6月2日号)

 と言い、

 2番手の福田康夫氏は同じ時期に、官房長官という要職にありながら、「非核三原則」の見直しの可能性について言及している。

 これが小泉政権の5年間と、ポスト小泉の展望だとすれば、私たちは歴史から何を学ぶのか。

 過去の反省と、被爆者の思い、そこに寄り添おうとしない小泉政権とその流れが、憲法を大きく変えようとしていることをみつめていかなければ。

ブログ開設2年が見えてきて

お仕事関係でもブログをやってます。イベントのお知らせ書いて、20人近くにメール送りましたが、コメントなく。。。

さみしいですね。

このブログに、2週間以上ぶりにお知り合い(ネット上のやりとりや面識のある方)から占い関係記事にコメントがあり、うれしく思っているところです。

昨日でブログ開設20ヶ月!と思っていたら、計算間違いで。

始めたのが2004年9月17日ですから、1年(12ヶ月)+10ヶ月で22ヶ月なのでした。

おお、単純な計算ミスは、たぶん猛暑のせいでしょう。

過去ログをたどると、アクセスカウントを始めたのも3週間後、1000になったのは約2ヵ月後で、現在は21万5千以上ですから、1ヶ月に1万以上いただいていることになります。

コメントあるなしで一喜一憂してる場合じゃないですね。

昨夏は、もう1つ別の企画のブログにもかかわっていました。手広くやるとダメなタイプですから、当初は考えられなかった開設2周年(2006年9月17日)めざしてがんばろうと、やっと思えるようになりました。

2006.07.16

牛めし屋での出来事

きのうの夜、定食を食べようと牛めしの「松○」へ。

時間帯が遅かったので、お客は数人だった。

職場の近くのお店の店員はほとんど中国出身のようだけど、うちの近くは住宅街なので日本人しか見たことがない。

深夜から朝まで、牛めし屋にあまりない清潔感を漂わせて働いている20代の女性店員がきのうもいた。

そこへ筋肉ムキムキの男性客が入ってくるなり、その店員を怒鳴り散らした。酒臭かったので、店内に漂っていた清潔感はかき消された。

「おめぇよ、弁当買ったのに、なんで箸が入ってねぇんだよ。家まで帰って気づいたんだよ。わざわざ戻ってきたんだぞ。どうしてくれるんだ?もう1つ買うからな、絶対箸を入れろ。そして、謝れ」

「大変申し訳ありませんでした」

動揺を見せずそつなくふるまう店員に対し、男は一度持ち帰った弁当を手に、さらに販売機で牛めし弁当の食券を買った。

奥で男性店員がすばやく牛めし弁当を1つつくり、箸を2つ手にした女性店員に渡し、その男の手に2つ目の弁当が渡った。

帰り際、その男は言い残した。

「いいか、弁当に箸をつけるの、忘れるなよ」

このやりとりでおかしな点。

・牛めしの「松○」は、箸やスプーン、たれ類はコーナーからセルフでお客がとることになっている。

・その説明が店員からなかったとしても、どなり散らすことなのか。

・男はラフなスタイルで、自宅で食べようとしていた。家に箸はなかったのか。

・箸を取りに店に戻って、もう1つ弁当を買う必要はあったのか。

箸にも棒にも掛からない男との遭遇だった。

割り箸は基本的にお店が自動的につけない。必要な場合は客が箸をつけてと頼むということにする。チェーン店でつくる協会などがそれを徹底する。どうだろう。

原則的にそうなっているお店も増えてるけれど、箸がついて当たり前、使わなくてもゴミ箱へという現状。

箸の上げ下ろし、だろうか。

「もう1つ買うからよ・・・」という思わぬ展開と、最後の捨て台詞にはちょっと笑ってしまったけれど、店員は大変。

牛めし屋での一コマだった。

2006.07.15

映画「夕凪の街 桜の国」、キャストは来週のスポーツ紙で

佐々部清監督のブログ「ほろ酔い日記」の7月7日付記事によれば、来夏公開予定の映画「夕凪の街 桜の国」は、キャスティングが終了したとのこと。

コミック「夕凪の街 桜の国」の静かな衝撃が61回目の夏にむけても広がるなかで、注目の配役は「来週あたりのスポーツ紙で発表になると思います。」なんだそうです。

7月18日、クランクインとのこと。

スポーツ新聞の記事、見つけたら、また書きますね。

気分転換に占い、さて結果は

ここ数日、追い込まれている。来週後半はゆったりなんだけど。

気分転換が大事。

ということで、

芸能人占いをやってみた。

地味キャラな結果になるとは思っていた。

あら、草なぎ剛タイプと出た。

「決して目立つ方ではないが、真面目で地道に努力をするタイプです。付き合うほど味が出てくるタイプで、地味ながらも周囲から人気のあるタイプです。 」

うーん、中途半端。

そんなこんなで、もう1つ。

芸能人との相性を占ってみた。

期待した。

でも、惨敗。

1位、南沙織だった。

生年月日いれたのに。

2位、戸田菜穂だった。わたし、ゴジラと歳ちかいけど。

3位、期待した。

でも、市原悦子だった。

子どものころ、日本昔話、観てた。市原さんの出演した朗読劇みたことあるので、すばらしいとは思うけど。

話はすごくあうと思う。家政婦やっててどんなこと観たのかも聞きたいし。非戦を選ぶ演劇人の会の公演に出たきっかけとかも知りたいし。

でも、トータルとして、気分転換、かなり失敗した。

このままじゃ、眠れない。

そんなこんなで、前世占いをこころみた。

一発で「人外なる者」と断定された。

「あんたの前世はやはり人間じゃなかったようだよ、しかもイイ方の。
善人度90%、悪人度10%、・・・表舞台には立たず、人類の進化・成長を温かく見守り、導く、人ならざる存在、ってトコだね。」

ということだった。

いいんだか、悪いんだか。

占い、信じませんけど。

裏舞台向きってことは共通なようで。

どうやってしめようかと思ったところ、

私の「つぶやく最期の言葉」を占ってみた。

今まで本当にありがとう

だった。

さみしい記事になって、すみません。。。

明日も書きますから。

気分転換、失敗です。

明日の運勢どうだろうって、また占うと終わらないので。

今日はこのへんで。

【追記2006/7/15】

気分転換失敗したので、デザイン変えました。

2006.07.13

骨太の骨、BSEの疑い

小泉劇場もまもなく終演。厚生労働省は生活保護の医療費負担1割の検討にも入ったようで、驚きです。最後の骨太方針も出ました。

先日の訪米での小泉カラオケ外交にはあ然。

痛みに苦しみ、骨を折った人々の声を聞いたもらいたいと思っていたところ、「お気に入り」の「憲法9条を守ろう、活かそうアピール用フリー素材&ネタ」の新作からいただきました。

Honebuto

8月14日、非戦を選ぶ演劇人の会公演情報追記

ココログのメンテナンスが終わり、すらすら更新できるようになりました。

さて、メンテ前の記事でふれた、8月14日に全労済・スペースゼロ(新宿)で行われる非戦を選ぶ演劇人の会のピースリーティングの詳細がホームページに掲載されました。

チケットぴあで7月29日に前売り発売とのこと。

チケットとり、がんばりまっす。

2006.07.11

8月14日、非戦を選ぶ演劇人の会公演

新宿の全労済ホール・スペースゼロのホームページのスケジュールに、非戦を選ぶ演劇人の会の公演の概要が掲載された。出演者が豪華で驚いている。

8月14日(月)忘れない、夏 2006
非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディングvol.9

構成・演出 渡辺えり子

内容
一部 「動物たちが消えた日」リーディング対談「井上ひさし×渡辺えり子」
二部 「日本の戦争」リーディング

出演 明樹由佳/麻丘めぐみ/稲荷卓央/宇梶剛士/大沢健/小澤浩明/片岡弘貴/木内みどり/草野徹/小林達雄/沢田知可子/田根楽子/土屋良太/鳥山昌克/中山マリ/西山水木/根岸季衣/野中友博/平沼寧/広戸聡/深沢敦/藤本浩二/船津基/松元ヒロ/毬谷友子/丸尾聡/森山直太朗/山崎ハコ/結城孫三郎/吉田日出子/渡辺えり子/渡辺流演劇塾塾生/他 [演奏]小野澤篤/金子飛鳥/吉良知彦/小峰公子/近藤達郎

開演時間 14日(月)18:00 開場は開演の30分前

料金 全席指定:1,500円 中高生:1,000円 小学生以下:500円当日券あり
スペース・ゼロでの取り扱いはございません。
お問い合わせ 青年劇場 03-3352-6922
http://hisen-engeki.com

非戦を選ぶ演劇人の会のホームページブログにはまだ掲載されていないが、おそらくもうじきアップされるはず。

何度か公演を観ているが、いつもすばらしい。

豪華な演劇人の発するメッセージに、今回も期待。

まず、チケットとらなきゃ。

『この国が好き』非戦の誓いのすばらしさ

Konokunigasuki_1 

世界がもし100人の村だったら』を読んだ時の衝撃はいまだに残っている。

そしてこのシリーズは、『世界がもし100人の村だったら2 100人の村の現状報告』、『世界がもし100人の村だったら3 たべもの編』と続いた。

同じマガジンハウスから7月10日に出版された、『この国が好き』(著:鎌田實 絵:木内達朗)を買った。

「60年間、ひとりも戦場で死んでいない。ぼくたちの国、すごいのです」と、この国の非戦の誓いを積極的にとらえ、やさしく描いた絵本。おじいちゃんが語りかけるメッセージで展開していく。著者は、諏訪中央病院名誉院長で日本・イラク・メディカルネット(JIM-NET)代表の鎌田實さん。

後半で展開される、『世界がもし・・・』の再話者で翻訳家の池田香代子さんと、放送タレントの永六輔さんとの憲法談話も鋭くおもしろい。

書評はあらためて書くつもりだけれど、10日後の7月20日には『世界がもし100人の村だったら4 子ども編』が出版されることも知った。

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希望を見つけづらいご時世。とらえ方、切り口は柔軟でやさしくありたいし、現実から逃げないでいたい。

『この国が好き』は、そんなヒント、肯定感と明るい兆しを感じさせてくれる。

2006.07.10

ブログが重いよー

ブログサービス・ココログの管理画面がほとんど動かず、先週からなかなか更新できません。11日から2日間のメンテナンスがあり、その間も更新不可で、13日の午後には改善されるようです。

2006.07.07

タクシーの規制「改革」が生んだもの

先日、飲みすぎた帰りに、荷物が重いので短距離だったけれどタクシーに乗った。

タクシーにはあまり乗らないけれど、できるだけ「景気はどうですか?」なんて話を切り出すようにしている。

このときの運転手さんは「小泉になってからボロボロですよ」と言っていた。

ここまで厳しい小泉批判は初めてだった。

データが気になって、あらためてタクシー関連の組合の自交総連に頼んで、ホームページに載っていない最新の資料もいただいた。

・年間収入(万円)

     男子常用労働者 タクシー労働者

2000年  540.53       302.61 

2001年  536.87       298.97

2002年  521.13       278.38

2003年  519.82       275.94

2004年  520.15       269.42

・時間当たり賃金(円)

2000年  2679        1205

2001年  2684        1207

2002年  2614        1138

2003年  2596        1110

2004年  2581        1094

資料:タクシー労働者は厚生労働省「賃金センサス」企業規模10人以上、男子常用労働者は同「毎月勤労統計要覧」企業規模30人以上。

2004年の労働時間の比較では、

男子常用労働者が年間2015時間なのに対し、タクシー労働者は2464時間。

 小泉政権の目玉、「規制改革」の象徴がタクシー台数規制の緩和、賃金・労働条件の悪化だろう。

 この4年で台数は年々増加し、一般の男子労働者に比べ、賃金状況の下げ止まりはない。もともとあった「格差」がさらに拡大している。

 こんな厳しい状況ならサボってしまえと思うが、イタリアではサボタージュが起きたという。

 ◆<イタリア>政府に反発、タクシーが一斉にサボタージュ(毎日新聞)

 イタリアで、政府がタクシー台数を増やすなどの規制緩和策を打ち出したところ、タクシー業界と運転手が反発。3日、ローマやミラノなど主要都市で一斉に乗車拒否、減速運転などで抗議し、市民と観光客の足が大混乱した。組合側は11日に全国規模でのストライキを予定しており、一層の混乱が予想される。
(毎日新聞) - 7月4日11時17分更新

 ここまでにはなっていないが、日本でもタクシーの労使がやっと一致して、台数問題や運転免許の更新制、より専門性の高い資格制などの要望をあげはじめた。政府もやっとわずかな動きをみせてきている。

 この「規制改革」の波がいま、福祉や保育、医療、教育といった公的分野に襲い掛ろうとし、ビジネス成長のターゲットとしてねらわれ、すでに一部では切りくずされている。

 小泉政権の5年間から学ぶべきことは多いはずで、ポスト小泉人気レースよりも、「痛みを伴う」改革の痛みの状況にまず目をむけて考える必要があると思う。

2006.07.06

一番守らなければならない施設で

今週はとても忙しい。

気持ちに余裕がないのと、パソコンが修理の旅に出ているのと、近所のネット喫茶が今月は女性だけ半額というわけのわからないサービスを始めたのとで、ブログの更新がとどこおってしまった。

ブログサービスのココログの調子も悪く、更新できないこともあった。

来週はメンテナンスで2日間も更新できないようだ。イライラしてしまう。

さて、先日、組合のない児童養護施設で「こんな仕事だれでもできる。20代だけでいい」などと高圧的な運営が行なわれていると人づてで聞いた。このような施設は残念ながらめずらしくはない。

昨日、歌手の川嶋あいさんの自伝的エッセイ「最後の言葉」と「女性自身」(2005/8/2発売号)を読み返した。

父も母も亡くなったこと、児童養護施設にいたことなどの生い立ちを告白した彼女。

エッセイによれば、告白の決断は、高校卒業のときに行った、自身の育った施設でのライブだという。

「私と同じように何らかの理由で育てられなくなって預けられ、施設で育っていく子が全国にたくさんいる。そんな3万人の子供たちのアンチテーゼになればいいやって思った」と「最後に」のページでつづっている。

私も広い意味で、社会の厳しさと矛盾が濃縮される福祉施設の関係者。

余裕はないけれど、気持ちは前向きにがんばらねば。

2006.07.02

私立幼稚園で教育勅語の暗唱が

 教育基本法が継続審議となった一方で、国や郷土を愛する心を通知表の評価項目に入れていた学校が明らかになり、一部でその項目を削除する動きも出ている。

 今日の東京新聞は、大阪の私立塚本幼稚園で昨年から教育勅語を暗唱させていることを伝えた。

 塚本幼稚園のホームページの「教育方針」には、

●園の特色 
あらゆる分野でバランスの取れた教育を目指しています
専任教師がついて、一年を通して行われるスイミングスクールや、剣道リズム体操、将棋、国際科、そろばん、パソコン、ラグビーなど・・・。
自発自主性を養い、21世紀の人材育成を目指しています。
様々な体験を通して、社会性が自然と身に付くように指導を行っています。 

 とあるのだが、バランス感覚がズレている。

 塚本幼稚園の「新着情報」の6月29日付には、

海上自衛隊 表敬訪問
2006-06-29 Thu

海の香り漂う阪神基地隊に行って来ました。
海の上には立派に掃海艇が浮かび、自衛隊の方々がお出迎えして
下さいました。司令官にみんなで心を込めて描いたお手紙とレイを
プレゼントさせていただき、喜んでいただきました。
掃海艇にも乗せていただき、ミサイルの撃ち方も教えていただきました。

手旗信号やラッパ演奏もご披露をしてくださって、お友だちはとても
興味深く、目を輝かせながら見ていました。
 とても暑かったのですが、テントを用意してくださったり、冷たい
飲み物を用意していただいて、お友だちの体調にも気遣ってくださりました。
隊員の方にもみんなと同じ年くらいのお子様がいらっしゃる様で、
お弁当を食べた後に芝生で一緒に鬼ごっこなどして遊んでくださって
温かい目で接してくださいました。
 本当に自衛隊の方々が身近に感じられ、有意義な時間を過ごせました。

 とある。この幼稚園、大丈夫か。

 公務員はプライベートで政党のビラをまけば逮捕され、罰金刑(猶予)が下され、日の丸・君が代の強制では、知事が国家主義的な姿勢のもとで、生徒がそれに従わないと教員が処分される時代がすでに。

 監視・管理社会は着実に、身の回りへ、特に教育の場に。

 おかしいと思うことを、おかしいと言えない事実が重なれば、自由の幅は気づかないままに狭まっていく。そうなっていないだろうか。

 当の幼稚園の保護者はもとより、幼稚園・保育園関係者、子どもに関わる人々、すなわち大人の姿勢が問われている。

教育勅語幼稚園で暗唱 戸惑う保護者も(2006/7/2東京新聞)

 大阪市の私立塚本幼稚園(淀川区、約二百三十人)と私立南港さくら幼稚園(住之江区、約百八十人)が、年長組の園児約百二十人に、教育勅語を暗唱させていることが一日、分かった。

 園側は「幼児期から愛国心、公共心、道徳心をはぐくむためにも教育勅語の精神が必要と確信している」と説明しているが、文部科学省幼児教育課は「教育勅語を教えるのは適当ではない。教育要領でも園児に勅語を暗唱させることは想定していない」としている。  両幼稚園の園長を務める籠池靖憲氏によると、幼児期から古典に親しむため、一昨年から月一回、年長組の園児を対象に論語の勉強を始めたが、「教育の神髄を短い言葉で伝えているのが教育勅語」と考え、昨年十月ごろから教育勅語を教えているという。

 年長組の園児は毎日、一時間目の授業の初めに担任の指導で教育勅語を暗唱。保護者にも口語の訳文に「今こそ教育勅語の精神が必要」という園長の所感を添えて配布したという。

 ある保護者は「こういう教育をするとは知らずに入園させた」と戸惑いをみせるが、園側は「保護者の不満の声は聞いていない」としている。

 籠池園長は「戦争にいざなった負の側面を際立たせ、正しい側面から目をそむけさせることには疑問を感じる。親を敬い、自分を高めるという精神を体現すれば、無軌道な方向には行かない」と話している。

 大阪市内の私立幼稚園で一日、園児に教育勅語を暗唱させていることが分かった。通常国会では教育基本法改正をめぐり焦点となった「愛国心」との関連で教育勅語が議論になった。小泉純一郎首相は「教育勅語の復活を意図するものではない」と答弁したが、自民党内などには教育勅語に盛り込まれた道徳の理念を復活させるべきだとの声も根強い。

 首相当時「日本は天皇を中心にした神の国」と発言した自民党の森喜朗氏は、教育基本法について「国の歴史、文化に全く触れていない。個人が強く出て、公が欠けている」と批判。「戦前は教育勅語の中に哲学、思想が入っていた」と評価した。河村建夫元文部科学相も在任当時「教育勅語には道徳的観念があったが、排除決議がされた。大事なことは隅にやられ、教育の根本理念から外された」と話した。

 政府の教育基本法改正案は「我が国と郷土を愛する態度」との表現で愛国心を盛り込んだが、小泉首相は「教育上の目標で、児童や生徒の内心に立ち入って強制するのではない」と説明した。

 ■現代にはそぐわず  沖田行司同志社大学大学院教授(教育史)の話

 意味を理解する前に暗記させる教育方法はあるが、題材に教育勅語を選ぶのはいかがなものか。個々の道徳項目に問題はないといっても、教育勅語は天皇主権をうたっており、国民主権の現代にはそぐわない。幼稚園児には宗教、学問の自由を侵す結果となった教育勅語の歴史的経緯を理解できず、無理がある。

 教育勅語
 正式には「教育ニ関スル勅語」という。明治天皇の名で国民道徳の根源や教育の基本理念を明示、1890年に発布された。臣民の忠孝を「国体の精華」とたたえ、父母への孝行、夫婦の和、博愛、義勇奉公など12の道徳項目を記した。学校への配布や礼拝、奉読が進むにつれ「御真影」(天皇、皇后両陛下の写真)とともに奉安殿に保管されるなど神聖化され、昭和期の軍国主義教育と結び付いた。衆参両院は1948年、排除や失効を決議した。

2006.07.01

児童福祉を志した学生が

衝撃的な事件が続き、ワイドショーも連日すさまじい事件を繰り返し報じている。

週刊誌の吊り広告の見出しも、目に余る。

テレビや電車広告、コンビニや本屋での週刊誌、子どもたちのまわりに、この社会のひずみがセンセーショナルな形で表現されている。

もちろん現実をうけとめることも必要だけれど、あまりに重い事件が続き、それを留守番している子どもが一人でテレビをみて、受信するという時代はつらすぎる。

交際をめぐるトラブルと暴行と報復などがからんだ、東大阪生き埋め殺害事件はなかでも驚かされた。

事件内容もそうだが、複数の容疑者と被害者が東大阪大学と同短大の学生で、保育所や幼稚園の職員を志望する学校だったということ。

福祉関係の学生がすべて志望の分野に就職するわけではないけれど。

男子学生の児童福祉分野への進出は歓迎だけれど、今回の事件の短絡性には唖然とさせられた。

もちろん、同じ大学の何の関係もない学生も被害者だ。

就職活動などで逆風がふくのかもしれない。

ぜひ、視野を広くしてがんばってもらいたい。

それにしても、子どもたちを守るべき大人のゆがみ。

大人になれない若者たち。

考えさせられることばかり積もっていく。

時代が重い。

パチンコ税で税収増は?

 政府・与党は、将来的な幼児教育無償化を検討する方針を決めたという。歳出削減批判を避けることで、来夏の参院選を迎えたいということだろう。

◆将来の幼児教育無償化、「骨太の方針」明記へ(2006/7/1読売新聞)

 政府・与党は30日、7月上旬に閣議決定する「経済財政運営と構造改革に関する基本方針(骨太の方針)」に、「将来的な幼児教育無償化を検討する」ことを明記する方針を決めた。

 当面の対策としては、「就学前教育についての保護者負担の軽減策を充実する」としており、政府・与党は2007年度予算編成で、幼稚園、保育所の保育料の負担軽減策などを検討する。

幼児教育の無償化については、自民党が幼稚園、保育所の標準的な保育料を無料化することを提言。年間7000億円程度が必要と試算している。

 政府は当初、骨太の方針に幼児教育の無償化は明記しない方針だった。しかし、30日の自民党の来年度予算に関する会合で「歳出削減一辺倒では来年夏の参院選を戦えない」との声が相次ぎ、政府側と中川政調会長が盛り込むことで一致した。

 10兆円を超える歳出削減がすでに目標に掲げられ、しかも社会保障関連の抑制だけでなく、教育予算も含めたカットが示されている。

 とまらない少子化への対策として、また公明党の政策実現への配慮としての無償化を盛り込んだともみえる。

 歳入をどうやって増やすかの論議はどうなんだろう。

 今日からタバコが1割程度値上げになり、また第3のビールに対する酒税アップもすでに実施された。

 大収益をあげている企業は税の面で応分の社会的責任を果たしているだろうか。

 わたしは、少子化対策としての幼児教育を無償化を掲げて参議院選挙をしのぎ、秋以降に消費税増税の具体化をねらうシナリオがあるとみている。

 所得の低い層にまんべんなく厳しい消費税増税でない道はないのだろうか。

 パチンコ税はどうだろう。

 税の申告漏れの代表格がこの業界。

 売り上げは年に30兆円といわれている。競馬は売り上げの1割以上が自動的に国庫に入るしくみで、残りの6割を配分する。宝くじも約4割は税にまわり、経費をのぞいた約45%を当選者に配分するようになっている。

 ところが、パチンコは出玉を景品に変え、それを店外に出て換金する、脱法的ともいえるシステムが公然とおこなわれている。

 最近は現金よりもカードの購入が主流になり、売り上げの額もほぼ明確になっているが、事実上のギャンブルとしての税はどれだけ払っているのだろうか。

 福岡県弁護士会のブログ「弁護士会の読書」の「パチンコ、30兆円の闇」の書評が興味深い。これによれば、アメリカのカジノで使われる1回のお金が平均7000円、日本のスロットは1万3千円だという。

 これほどのギャンブルに対し、税の圧力はなぜ弱いのだろうか。

 ここ10年ほどでパチンコ人口はほぼ半減したと言われている。私も10年前はパチンコをやっていた一人。

 売り上げの1割に税をかけるだけで、消費税1%以上の歳入になるはずなのだが。

 大きなパチンコ店が次々に新たにオープンする中で、矛盾のフィーバーはどこまで続くのだろうか。

 

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