『この国が好き』非戦の誓いのすばらしさ
『世界がもし100人の村だったら』を読んだ時の衝撃はいまだに残っている。
そしてこのシリーズは、『世界がもし100人の村だったら2 100人の村の現状報告』、『世界がもし100人の村だったら3 たべもの編』と続いた。
同じマガジンハウスから7月10日に出版された、『この国が好き』(著:鎌田實 絵:木内達朗)を買った。
「60年間、ひとりも戦場で死んでいない。ぼくたちの国、すごいのです」と、この国の非戦の誓いを積極的にとらえ、やさしく描いた絵本。おじいちゃんが語りかけるメッセージで展開していく。著者は、諏訪中央病院名誉院長で日本・イラク・メディカルネット(JIM-NET)代表の鎌田實さん。
後半で展開される、『世界がもし・・・』の再話者で翻訳家の池田香代子さんと、放送タレントの永六輔さんとの憲法談話も鋭くおもしろい。
書評はあらためて書くつもりだけれど、10日後の7月20日には『世界がもし100人の村だったら4 子ども編』が出版されることも知った。
希望を見つけづらいご時世。とらえ方、切り口は柔軟でやさしくありたいし、現実から逃げないでいたい。
『この国が好き』は、そんなヒント、肯定感と明るい兆しを感じさせてくれる。
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