牛めし屋での出来事
きのうの夜、定食を食べようと牛めしの「松○」へ。
時間帯が遅かったので、お客は数人だった。
職場の近くのお店の店員はほとんど中国出身のようだけど、うちの近くは住宅街なので日本人しか見たことがない。
深夜から朝まで、牛めし屋にあまりない清潔感を漂わせて働いている20代の女性店員がきのうもいた。
そこへ筋肉ムキムキの男性客が入ってくるなり、その店員を怒鳴り散らした。酒臭かったので、店内に漂っていた清潔感はかき消された。
「おめぇよ、弁当買ったのに、なんで箸が入ってねぇんだよ。家まで帰って気づいたんだよ。わざわざ戻ってきたんだぞ。どうしてくれるんだ?もう1つ買うからな、絶対箸を入れろ。そして、謝れ」
「大変申し訳ありませんでした」
動揺を見せずそつなくふるまう店員に対し、男は一度持ち帰った弁当を手に、さらに販売機で牛めし弁当の食券を買った。
奥で男性店員がすばやく牛めし弁当を1つつくり、箸を2つ手にした女性店員に渡し、その男の手に2つ目の弁当が渡った。
帰り際、その男は言い残した。
「いいか、弁当に箸をつけるの、忘れるなよ」
このやりとりでおかしな点。
・牛めしの「松○」は、箸やスプーン、たれ類はコーナーからセルフでお客がとることになっている。
・その説明が店員からなかったとしても、どなり散らすことなのか。
・男はラフなスタイルで、自宅で食べようとしていた。家に箸はなかったのか。
・箸を取りに店に戻って、もう1つ弁当を買う必要はあったのか。
箸にも棒にも掛からない男との遭遇だった。
割り箸は基本的にお店が自動的につけない。必要な場合は客が箸をつけてと頼むということにする。チェーン店でつくる協会などがそれを徹底する。どうだろう。
原則的にそうなっているお店も増えてるけれど、箸がついて当たり前、使わなくてもゴミ箱へという現状。
箸の上げ下ろし、だろうか。
「もう1つ買うからよ・・・」という思わぬ展開と、最後の捨て台詞にはちょっと笑ってしまったけれど、店員は大変。
牛めし屋での一コマだった。
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