倍賞千恵子さんとUAさんの愛といのちのメッセージ
学校が夏休みに入り、大きな書店では夏の課題図書のコーナーも設置され、少し気になってパラパラとめくってみたり。
また、戦争・原爆に関する子ども向けの絵本のコーナーも隅っこに見つけた。
私が持っているピースアニメ「つるにのって」(原爆で亡くなった折鶴の少女・佐々木禎子さんを主題に。市民のカンパを資金に英語版・フランス語版も普及)のビデオを先日ある保育園の職員に貸したところ、園で保護者と子どもで鑑賞会をひらき、好評だったと聞いた。
その主題歌「あの子は見てる」を歌ったのが倍賞千恵子さん。今週ビデオが戻ってきて、やさしい歌声がまた響いてきたところだった。見つけた絵本のコーナーで、「倍賞千恵子」の文字が目にとまった。隣には、「情熱」の大ヒットなどで知られる「UA」(ウーア)さんの名前も。発売されたばかりの本。
倍賞千恵子さんのホームページではこのように紹介されている。
●『ルン ちいさなこどう』(倍賞千恵子×UA PIKADON PROJECT事務局・編 出版:アートン)
タイの先天性HIVの子どもの躍動感あふれる画とともに
二人のアーティストが、愛といのちのメッセージを贈ります●CD収録曲(新曲)
「小さな星の唄」唄:倍賞千恵子
「ルン」唄:UA●絵:バーンロムサイ(タイ、先天性HIVの施設)の子どもたち
世界中で、まだ終わらない戦争、理不尽に奪われる小さないのち…
生まれながらのタイのHIV感染孤児が描く躍動感ある絵にのせて、
二人のアーティストが贈る愛といのちの共同企画※ルンとは、バーンロムサイにある木の名前。ルンの木の下に、亡くなった子どもたちの骨壺が置かれる。
●この絵本ができるまで……
『戦争童話集』(野坂昭如)との出会いをきっかけに、黒田征太郎(イラストレーター)は長年、戦争やいのちをテーマに多くの作品を創っている。黒田や近藤等則(トランペッター)らが原爆投下から60年目の2005年に始めたピカドン・プロジェクトは、生と死、いのちをテーマに行動し表現するプロジェクトである。その一環として、PIKADON CD絵本シリーズが生まれた。第一作として出版された『ふたつの黒い雨』(05年)では、都はるみと古謝美佐子が次世代に向けて戦争と平和を唄った。第2弾となる本書では、黒田・近藤の活動に共鳴し、いのちや子どもを何よりも大切にするスタンスの倍賞千恵子とUAが参加することになった。一方、本書に掲載している絵は、まさに死に直面しながら生きるタイのHIV感染孤児たちが描いたもので、この子どもたちの存在を、アートンを通じて二人が知ることになり、感銘を受けた。とくにUAは、亡くなった子どもの骨壺が置かれる木である「ルン」をタイトルに使っている。バーンロムサイ:タイ北部チェンマイにある、HIV感染孤児が家族のように暮らす施設。
まったく予定になかったけれど、1冊買った。
子どものころのような数十日の夏休みを失って、もうずいぶん経つ私。
夏休みの宿題は地道にやったことはなく、残り5日間から手をつけ、本格的には残りの3日でやる、自分を追い込むタイプだった私。追い込まれていたわけだけど。
おとなになって、私にとっての課題を設定してこなかった気がする。この夏はこれをやろうというようなものも、積極的にとりかかることもなく。
7月はあまり仕事がうまくこなせず、一定の限界さえ感じた私。
ちょっとパターンを変えてみたり、新しい課題にとりくんだり。
そんな宿題を8月にやってみようと考えるのでした。
7月はまだ残り3日間もあるのに。。。
みなさんにとっての夏(休み)の宿題って、どんなことですか。
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コメント
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7月になにかあったの?
心配です。
ぐちも自分への課題って持ちきれずに何となく過ごしています。
日々、あわただしく過ごすだけで精一杯。
40日も休みがあったら、仕事にいけなくなりそうだケド、なつかしいな、夏休み。
絵本、探してみます。
投稿: ぐち☆ | 2006.07.29 20:40