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2006.08.06

8月8日午後1時半から映画「TOMORROW 明日」

 戦争と平和、そこにある庶民のくらしに焦点をあてた映画監督・黒木和雄さん。遺作となった映画「紙屋悦子の青春」は8月12日から東京・岩波ホールほかで公開されます。舞台挨拶のチケットがとれたらいこうと思っています。

 映画「父と暮せば」は、原爆で生き残ったうしろめたさを描き上げたコミック「夕凪の街 桜の国」とならんで、私のなかの想い出の名作です。

 原爆の被害にあいながら、実態とかけはなれた国の原爆症認定基準により、認定されないできた多くの被爆者たち。

 4日の広島地方裁判所の判決は、認定基準の見直しを求める原告側全面勝訴となりましたが、61年がたとうとするなかでも、この国と私たちは大きな傷を背負っていることをあらためて考えさせられました。

 8月8日(火)、テレビ東京で13:30から15:30、黒木監督の「TOMORROW 明日」(1988年公開)が放送されるそうです。

 Webザテレビジョンの解説にはこうあります。

 今村昌平監督の「黒い雨」が広島原爆の“その後”を描いたものなら、本作は長崎原爆の前日を描くもの。どちらも戦争によってダメージを受ける一般庶民の生活を、深い悲しみと怒りを込めてつづっている。原作は井上光晴。監督は「父と暮せば」でも広島の原爆をテーマに取り上げた黒木和雄。12月に公開予定の「SAYURI」でハリウッド進出が果たす桃井かおりが妊婦の女性を好演。 ’45年8月8日の長崎。看護師のヤエ(南)と工場作業員の中川(佐野)の結婚式が行なわれた。式の最中、ヤエの姉ツル子(桃井)は陣痛に苦しんでいた。一方、ヤエの同僚の亜矢(水島かおり)は恋人の子を身ごもっていた。式の出席者はそれぞれの夜を過ごし、やがて運命の9日の朝がやってくる。

 原爆=広島というイメージもありますが、長崎に投下された原子爆弾が実は私の出身地・北九州市小倉に落とされる予定だったことを毎年夏に思い返します。

 忘れてはいけないことにあらためて気づかされるテレビの力、映画の力、大きいことをまた感じると思います。

 8月は関連の番組が続きます。

NHK教育テレビETV特集 「戦争へのまなざし~映画作家・黒木和雄の世界~」
8月12日(土)午後10時00分~11時30分
※「紙屋悦子の青春」のキャスト、原田知世さんや永瀬正敏さん、本上まなみさんもインタビュー出演するようです。

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