「疑惑の判定」は政治・選挙でも
視聴率42%という大注目の中でおこなわれた3兄弟の長男の世界奪取戦。私も判定に疑問を持った一人です。以前に、同ジム所属で私と同郷のボクサーも疑惑の判定が続き、倒されなきゃ勝ちという感じでした。
今回は1ラウンドでダウンもあったのですが、勝ってしまいました。TBSには6万件近い抗議や疑問の電話が殺到したそうです。
関心の高さのあらわれですね。
ただ、私は、昨年9月の総選挙の結果こそ、「疑惑の判定」だと思います。
話はそれますが。
自民党が得票率38.18%で296議席に対し、民主党は31.02%で113議席。
私、民主党の肩を持つつもりもないですが、ほかの小政党も含めて、民意が議席に反映されなかったです。
そのあたりは、
・民意を歪めてまで安定政権をつくるのか(Cityscape Blog)
や、
私の記事も紹介していただいた、
・ドイツ総選挙と比べながら考えた [ブログ時評34]
や、
私の、
・国民の声を綱引きで決めていいのか(2005/9/13)
で示しています。
最初から決まっていた選挙制度にとやかく言うなと言われそうですが、「サラリーマン増税はやりません」などと試合中に言いながら、試合が終わったら定率減税の半減・廃止などが続いているわけで。
自民党に抗議の電話が6万件いったとは聞いてませんね。
ヤフーで、「住民税」「電話」「抗議」で検索すると、一番上に来た記事はこれでした。
・“住民税8倍 なぜだ”役所に相談・抗議殺到(しんぶん赤旗2006/6/23)
同様の問題は、週刊紙などでも大きく取り上げられました。
都内でも、1つの区だけで1000件をこえる問い合わせや抗議の電話が寄せられるなど、事態は深刻です。
ただ、行政というよりは政治の責任です。抗議先の中心は政党や政治家であるべきでしょう。数倍から十倍に及ぶ負担増は、生活を根底から脅かします。
次の試合で同じ結果を残さないよう、しっかり今から判定しておくことが大事だと思います。
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