11月の沖縄県知事選、糸数慶子さんを応援します
ずっと心配してきた。野党分裂の危機が伝えられるとやるせなささえ感じてもきた。それでもなんとかまとまった。
11月の沖縄県知事選。自民党・公明党が推す保守系候補に対じする野党の統一候補として糸数慶子参議院議員(公式ホームページはこちら)が擁立されることになった。
進学のために上京して1年半、大学中退と別の学校への入学を考えつつあった95年夏、沖縄で米兵による少女暴行事件が発生し、基地が集中する沖縄の怒りが10月、8万人をこす県民総決起集会という本土では考えられない規模でわきあがったことを報道で知らされた。
テレビを通して女子高生が「平和な島を返してください」と訴えた発言(全文)が響いてきた。これは私の転機にもなった。
回り道して入学した学校では社会派の講義も受けることができ、ゼミ旅行として沖縄基地取材も。
今の仕事をするようになって2度沖縄へ行ったが、5年前が最後。それでも、このブログでも何度か書いてこだわってきたつもり。
投票日まで2ヶ月をきった。
平和ガイド、子育て、推されての県議、統一候補として圧勝して参議院へ。
任期中での出馬に批判もあろうだろう。
出遅れ感は否めない。具体的な政策の発表までもう少しかかるだろう。
それでも私は応援する。
改憲・米軍基地強化を軸にする次期政権のもとで、経済界や与党の肝いりではなく、身近な視点を大切にする沖縄県民の代表としてぜひ当選してもらいたい。
95年の夏から11年、全国に走ったあの衝撃をなかったものとして、私たちは「美しい国」へ進もうとしているのか。
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