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2006.09.29

誰が格差を肯定しているのか

ジャーナリスト斎藤貴男さんの講演を先日聞いて、格差社会批判の短いレポートがないかと思っていた。書店に寄って、雑誌「SIGHT(サイト)」8月31日号の特集「格差正当化社会と闘う―誰が格差を肯定しているのか」に斎藤さんの特別寄稿があるのをみつけて、レジへ。

私の前にならんだ40代と思われる男性は、講談社「格差社会の楽しみ方」を手にしていた。あらら、ここでも格差社会。。。

特別寄稿「格差正当化イデオロギーを斬る」は、格差社会をすすめてきた関係者の言葉を引用し、論点を整理し、展開していく。

格差は悪いことではない。成功者をねたむ風潮は慎まないと、社会の発展はない」(小泉総理答弁・2006/3/2衆院予算委員会)と、政治が格差是正を放棄してきた。

官から民へ、民間でできることは民間でという、「できること」のとらえ方が大事だと思うが、政府の審議会メンバーの常連・島田晴雄氏(慶大教授)の、

(学童保育は)別に何をするわけではなく、ただ遊んでいるのを見ているだけだが、この人件費が大変高い」(『明るい構造改革』01年日本経済新聞社)という主張を、

「他者を高みから鋭角で見下ろす視点」として、斬っている。コスト削減以前の問題として、大した仕事ではないという認識なのだ。おそらく保育所や介護施設の職員にも同様のとらえ方をしているはず。ここまで言われてきたことを、規制改革の荒波にのまれようとしている介護・保育関係者は知っているだろうか。

また、医療費、生活保護費など社会保障の切り捨てをすすめる「小さな政府」の中心で小泉改革をすすめて小泉さんの任期終了で勝手に議員辞職した竹中平蔵氏。

(所得の再分配というのは)儲けたお金の一部を自分ももらいたいんですよ。もらいたいときに、政府を通してもらうんですよ。ずるいですよ、すごく」(慶大教授時代の『経済ってそういうことだったのか会議』00年共著)

福祉の充実を求める私などは、相当ずるいことになる。。。

小泉改革の経済政策の象徴。その人物の基本的な考え。史上最高の世論支持に支えられたという意味では、格差を肯定してきたのは私たちでもある。

私は、安倍さんの再チャレンジ支援は小手先アピールで信じていない。格差拡大肯定社会の責任をとらせるのかどうか、統一地方選挙・参議院選挙の結果がどうなるか。

自民党が大敗すれば、どうにもならなくなり、奥の手の小泉さん再登板があるのかもしれない。その再チャレンジはあるかもしれない。

私は結果としての格差は当然あると思っている。でも機会の均等や最低限度の生活は保障されるべきだ。

それにしても、格差社会の行き着く先は・・・。

*政治ネタ多いですが、今後は書きたいことを気楽に書いていきます。お金もらって書いてるわけじゃないので。

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