募金や援助に関する暴論として
この2ヶ月ほど、チョコレートを食べていません。
それで何か世の中が変わるとは思ってもいません。
でも、いま大きな流れに乗っかっていく傾向が強まる中で、自分で抵抗するというと大げさかもしれませんが、大切にするために拒むことも必要だと考えるからです。
【ブログ内関連記事】
・私のなかの「チョコレート革命」(2006/7/27)
この記事を書いてからですね。
続ける意味があるという確信もありませんが。
8月初旬にふれたフォトジャーナリスト・郡山総一郎さんの講演と写真が、じゅうたんやレンガづくりなど、あどけない子どもたちが余儀なくされている児童労働の厳しさを伝えるもので、いろいろと考えさせられました。
異論もあると思いますが、あえて以下を書きますね。
先天的な病気により臓器移植などを必要として1億円規模の募金を集めるよびかけがあります。とても大切ないのちを守るために、私も街頭で見かけると少額の協力をするでしょう。
赤い羽根共同募金(前年助成額193億円)が始まりましたが、一生懸命よびかける子どもたちをみかけるたびに、ものすごく少額ですが、応じています。いい人アピールの羽根なんかつけませんよ、羽根は背中につけたいですから。
でも、数百円で助かるいのちがあることを、もっと重く受け止めるべきだと私は思うのです。
私が医療費援助に1億円を必要とする家族であれば、1億300万円の募金とし、その300万円を途上国の子どもたちに限定した医療援助に使うとよびかけます。
この子のいのちを救いたい。でも、貧困と経済格差によっていのちを落とす子どもたちにも援助をしなければと。
私が赤い羽根共同募金の偉い人であれば、募金の1割は、国内の社会福祉ではなく、途上国の福祉援助に使いますとよびかけます。
安倍内閣の経済財政担当大臣が法人税の税率を上げない方向を示しましたが、私が世界に尊敬される「美しい国」をめざす総理大臣なら、
法人税を少し上げ、途上国の貧困をなくす「教育改革」に援助として限定的に使うと決断します。
この国の経済・生活は、途上国の安い労働力や資源に依存しています。世界の飢餓に苦しむ約9億人を救う食糧は、年間約10兆円あればまかなえるといわれています。
大きな企業に応分の負担を求めるのは当然だと思います。ただ、途上国の犠牲のもとに消費が成り立っている私たちは、途上国援助・国際的な格差社会是正に具体的に限定した消費税1%増税(2.5兆円相当)を打ち出されたら、どんな反応を示すのでしょうか。
ななめからみた、問題提起としての暴論ですからね。
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