奉仕を義務に、愛国心も
すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。(憲法15条2項)
公務員が国民全体に奉仕する。学校ではそう習った記憶があります。
流れは逆方向へ。国民が義務として奉仕活動を行うように。
日の丸・君が代強制処分もそうでしたが、ここでも都政が国政を先導する形で。
◆ボランティア義務化 おかしくないか 安倍政権『教育再生』のカギ(2006/10/5東京新聞特報)
著書『美しい国』で「ときにはそれ(生命)をなげうっても守るべき価値が存在する」と説く戦後世代の新しいリーダー。
この人の人柄やリーダーシップなどを理由に、6割から7割の支持率を捧げる私たち。
国民にも愛国心と奉仕を求める安倍政権。
この「対話と圧力」は私たちに向かっています。
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おすぎです。
tamyさんの記事を読み、東京新聞を読んで、都教委の「奉仕」カリキュラム開発委員会中間報告(18年3月)をザーッと読んでみました。
その中に科目「奉仕」の内容として次のように書かれている部分がありました。
「『奉仕活動』とは、個人の自由意志に着目する『ボランティア活動』の範囲を超えて、社会の求めに応じて行う活動であり、その奉仕活動を教育課程に位置付け、生徒自ら社会の一員であることを実感し、社会に役立つ喜びを体験的に学ぶ活動を『奉仕体験活動』とする。」
「滅私奉公」という言葉が頭に浮かんできました。
投稿: おすぎ | 2006.10.07 23:01
奉仕するのは議員や知事を含む公務員だと思っていたら。。。
ささやかな個性をみつけづらい、ヒーロー・人気者だけを求める傾向が気になります。
教育基本法にからんだ記事にも書きましたが、若い世代は愛国をあおっていません。むしろその親世代ですよ。世論調査でも。
責任を法律になすりつけることが美しい国につながるのか、疑問だらけです。
投稿: tamy | 2006.10.11 23:44
愛国心に付いて
多くの論者が、愛国心の高揚の必要性を強調していますが、「愛国心が国を愛する事
との抽象的な主張を当然の前提」として、「愛国心との語の成立背景を無視」してい
るために、「愛国心の存在意義」の説明が全く行われる事無く、「自分の国を愛する
のは当然」、との強要が行われて、「国民各自の健康で文化的な生活実現との目的」
に反する、「国家運営管理者の思惑実現手段」として、主張されて居るかの観が有り
ます
なぜ「安全神話 ・ 愛国心」については、「語の成立背景の検証」が怠られている
のでしょうか? その理由は、「国家社会の目的は、国民各自の健康で文化的な生活
実現」との、憲法の前文・25条を初めとする、諸条項の規定を無視の結果と考えま
す
愛国心の高揚を主張するとは、国家社会運営策として主張することですが、、我が国
運営の基本方針を規定する、我が日本国憲法は、「国民各自の健康で文化的な生活の
実
現」が目的としています(前文・25条他)から、掛かる憲法の諸規定との論理的整
合性を提示しない主張は、机上の空論・単なる感想、との域を脱しませんから、国家
社会への提言としての意義は全く存在しない抽象論と言う事に為ります
国家とは、「国民の歴史的生存基盤が育成の国民気質」の反映・実現手段ですから、
「安全
神話 ・ 愛国心」の語源解釈には、「我が日本国民の歴史的生存環境の検証」が前
提と
成るにも拘わらず、殆どの学者・経営評論家等が、その必要性を全く気付いていない
ためです
当所は、国民の歴史的生存環境が育んだ国民気質の反映である国家目的実現策の一と
しての国家社会制度の一形態が、「安全神話 ・ 愛国心との言葉」で有ると解釈し
ています
具体的には、愛国心は必要ですが、その内容は、多くの論者が論拠を提示せずに主張
している「国家への忠誠心・奉仕意欲では無い」と考えます
被奴隷的支配未経験で尚かつ水耕稲作農耕民族との歴史的生存環境が育んだ国民気質
の反映が国家であり、国家とは国民各自の相互扶助獲得目的の組織と考えるなら、
「国家とは国民各自の集合体」であり、「自由権的基本権概念を必要とする欧米諸外
国」
の「国家とは外敵庇護契約の当事者との観点から必要としている愛国心」とは、全く
異なる内容を有します
「我が日本国民の持つべき愛国心」とは、国家社会への奉仕・忠誠心を目的とすると
解されては、なりません
「安全神話 ・ 愛国心との言葉」は、憲法で規定の「国民各自の健康で文化的な生
活実現」が目的、との観点から、解釈されなければ成らないと考えます
愛国心とは自分の生存基盤としての仲間(社会)を尊重する事、と解釈すべきと考え
ます
公立学校での、「日の丸への敬意・君が代斉唱等への強制」も、掛かる観点からの
「国民各自の健康で文化的な生活実現」との社会制度の一形態としての学校教育、と
の観点からの、是非の検証が、必要です
然る時は、「 国家への奉仕・ 忠誠義務が愛国心 」 との、現在の多くの主張は、
「国民の人間性抑圧での従順性確保との、特定政治思想:独裁政治が目的の主張」と
の誤解から、「愛国心は有害・無益との誤解」を生じさせてしまいます
愛国心は、「国民各自の健康で文化的な生活実現」との憲法規定を実現するための、
「他人との共存意識・他人を愛する・尊重する心構えを指す」と解されなければ、人
権抑圧目的の独裁体制へ奉仕するためのための主張、との誤解が生じ、「国民各自の
愛国心高揚が不可能となって、我が国発展が阻害されてしまいます
今日の我が国産業界での「安全神話の崩壊現象の増加傾向」も、掛かる意味の愛国心
の欠落が原因と理解する事が出来ます
安易な愛国心の批判は、「独裁体制を目論む人々」への応援となってしましますか
ら、自重が必要です
AK(アック)社会制度存在意義研究所 主宰 角田 徹 VZN01757@nifty.ne.jp
投稿: AK(アック)社会制度存在意義研究所 | 2006.10.22 13:24