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2006.10.17

料理界のベッカム「ジェイミー・オリヴァーの給食革命」がWOWOWで19日から毎週木曜9時4回放送

 学校給食が「八〇年代の民営化をきっかけに急坂を転がるように質が落ち、伝統的な料理が姿を消してファストフード型のメニューが主流になっていた」というイギリス。

フライド・ポテトにチキン・ナゲット、またはピザかハンバーガーが主流だったという。

月刊誌『世界』(岩波書店・2005年11月号)で、イギリス在住のジャーナリスト・阿部菜穂子さんが『イギリスで巻き起こる「給食革命」』というレポートを掲載している。

有機の野菜や肉、魚をつかった現代風の料理を給食として、同じ費用でつくるなど、改善運動を広げていった中心が「調理界のベッカム」といわれるジェイミー・オリバー氏。

この記事は、学校や保育園などの給食に関係する人にはぜひバックナンバーとして取り寄せてでも読んでもらいたいと私は思っている。

その給食革命といわれる挑戦が、10月19日(木)から毎週木曜日午後9時から、衛星放送のWOWOWで日本語吹替版として放送されるという。

「ジェイミー・オリヴァーの給食革命!」 (WOWOW)

子供たちに質のいい給食を!
“セレブリティ・シェフ"ジェイミーが前人未到の給食革命に挑む

「ジェイミー・オリヴァーの給食革命!」
[日本語吹替版](全4話)

10月19日(木)スタート!毎週木曜午後9:00

 1999年から全英BBCで放送され、日本でも放送されたTVの料理番組「裸のシェフ」で人気爆発。“料理界のベッカム"と呼ばれる若きカリスマ・シェフがジェイミー・オリヴァー。
 「裸のシェフ」ではロンドンのアパートの一室で軽妙なトークをまじえながら料理する姿がファンを虜にした。そんなカリスマがイギリスの子供たちの食事情を心配し、“子供たちに健康でおいしい給食を!"というメッセージを発信すべく、自らロンドンの各学校に飛び込み、給食改善運動に取り組んだ。2005年2月から全英チャンネル4で放送されて大反響を呼んだのが、今回のWOWOWの放送が日本初上陸となる「ジェイミー・オリヴァーの給食革命!」だ。
 ジェイミーのキャンペーンは27万人の署名を集め、ブレア首相は公立小・中等学校でのジャンクフードを規制すると共に、学校給食の改善を公約。まさに革命となった!これはただの料理番組じゃない。ある料理人が常識に挑んだ、かつてないドキュメンタリーである!!

★続いて11月からは、料理紀行ドキュメンタリー「ジェイミー・オリヴァー イタリアに魅せられて」放送予定。こちらもお楽しみに!!

 ちなみに、私はWOWOWを視聴できる環境ではない。。。。

 この阿部菜穂子さんは、月刊『世界』(2006年11月号)で、『安倍政権は、問題の多いイギリス「教育改革」に追随するのか』と、安倍首相がモデルとするサッチャー政権での教育改革の失敗とその後の政権での修正を詳細にレポートしている。

 この興味深いレポートについてはまたふれることにする。

【ブログ内関連記事】

「マルちゃん」と食文化 食育の責務を持つ私たち(2005/10/22)

「イギリス~学校からジャンクフードが消える?」を読んで(2006/8/2)

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