みんなで話をしてみよう、『みんなの9条』について
非核三原則は8割が守るべきだと思っているが、核保有議論については賛否はほぼ半々。
11月21日に読売新聞に掲載された世論調査に驚いた。
◇非核3原則、今後も「守るべき」80%…読売世論調査(2006/11/21読売新聞)
読売新聞社の全国世論調査(11、12日、面接方式)で、核兵器に関して日本がとっている「持たず、作らず、持ち込ませず」の非核3原則について、今後も「守るべきだ」という人は、「どちらかといえば」を合わせて80%に上った。「改めてもよい」は計18%だった。
北朝鮮の核実験実施を受け、政府や自民党内の一部に出ている「日本が核兵器を持つべきかどうか議論をしてもよい」との意見については、「反対」が計51%、「賛成」は計46%で、賛否が割れた。(以下、略)
核保有については被爆国だから最初から考えるべきでないということも含めて議論に入っていかないと、世論とかみあわないということは受け止める必要がある。
憲法9条についても、 守り生かそうという立場にいる私たちの発想の転換が必要だと思う。
平和憲法を持つ国だから大切に守っていかないといけないとか、戦争を繰り返さないために守るべきだというような、言い尽くされてきた従来型の観念論だけでは通じないのではないか。角度はもっと多面的でなければ議論は広がらないだろう。
そんななか、人気サイト『マガジン9条』編集部が注目の本を出版した。
その名も『みんなの9条』(「マガジン9条」編集部編 集英社新書 2006年11月17日発売)
橋本治、香山リカ、黒田征太郎、広井王子、いとうせいこう、毛利子来、辛淑玉、木村政雄、大田昌秀、きむらゆういち、早苗NENE、姜尚中、雨宮処凛、愛川欽也、上原公子、ジャン・ユンカーマン、石坂啓、中川敬、伊藤千尋、渡辺えり子、松本侑子、辻信一
早速、書店で購入した。
多分野で活躍する22人が9条について語り、そしてよびかけている。
改めて、みんなで話をしてみよう、みんなの9条について。
« 死なないで いじめ自殺へのメッセージ | トップページ | 石原都知事の四男が肝いり事業に関与という私物化 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- テレビはなぜおかしくなったのか(2013.01.29)
- ショートショートの神様(2012.07.20)
- 世界から飢餓を終わらせるために(2012.04.09)
- 子どもと保育が消えてゆく!?(2012.02.23)
- 被災地の子どもたちが奏で歌う「かぞえうた」(2012.02.06)
「平和」カテゴリの記事
- イラク戦争から10年で580兆円、犠牲は18万9000人(2013.03.18)
- 日本の空は今も占領下? オスプレイと低空飛行訓練(2012.11.20)
- アメとムチ、沖縄と青森、基地と原発と(2012.10.02)
- あれから17年 矛盾の上に咲く花は(2012.09.09)
- 8月15日を過ぎても考え合いたい番組です(2012.08.15)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: みんなで話をしてみよう、『みんなの9条』について:
» 【書名】 みんなの9条 [PukiWiki digital-momonga (PukiWiki/TrackBack 0.3)]
[一覧] 書籍一覧 【書誌目次情報】みんなの9条 [集英社 2006/11/22] この本の要約 † 関連情報 † 編集部 マガジン9条 http://www.magazine9.jp/ 『マガジン9条』のブログ:『みんなの9条』(集英社新書)発売中! http://blog.livedoor... [続きを読む]
コメント