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2006年12月の記事

2006.12.31

2006年の最後に

30代1年目の2006年。まもなく幕をとじます。

今年の社会の大きなニュースは、偽装や虐待などの暗い事件ばかり。

また、年明けの朝日新聞が就学援助率の高まりを報じたことなど(文藝春秋の「下流社会」ルポも大きかったようですが)から、格差社会のひずみが明らかになってきました。

そんななか、私のブログでも、格差拡大の問題や子どもの育ちの保障などを取り上げてきました。

また、国政、後半は特に都政問題にもふれてきました。

12月は仕事を始めて一番というほどの忙しさで、2日に1日ほどしか更新できない状況になりましたが、年で1日平均200人、300アクセスというみなさんとおつきあいさせてもらいました。

せまい枠の関心事だけでなく、2007年は自分を磨くためにもっと広い視野でバランスよく、時に深く突っ込んでと、ブログを展開したいものです。

コメントやトラックバックなどで、たくさんのアイディアや励ましをもらえました。ありがとうございます。

2007年をよりよいものに、私自身も社会もしていくために発信していけたらと思っています。

それでは、よいお年を。

光をあてる、もうひとつの紅白

 2006年をしめくくる紅白歌合戦、事前の盛り上がりは薄いようだ。

 サプライズのない出演メンバーだけでなく、世代をこえて歌がヒットする社会状況でないことも一因かと思う。

 今年の紅白のテーマは「愛・家族 世代をこえる歌がある」だそうだ。

 帰省して、ふだん会えない家族と観る人。家族と離れ、一人や二人で観る人も。

 家族構成には恵まれても、家族愛が満たされず、寂しさをかかえて繁華街で年をこす少年・少女もいるだろう。

 また、養育環境が理由で帰ることのできない子どもたちもいる。

 子どもたちが主役になった「もうひとつの紅白」が大晦日に催されるという。

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2006.12.29

終わりにしよう、石原ファミリー都政

 石原都知事の豪華な海外視察や、トップダウンで決めたという「トーキョーワンダーサイト」への四男登用など、批判が高まっている。

 夕刊紙を含む新聞、週刊誌も追及を続けている。

 批判を受けて、「余人をもってかえがたい」四男は都の事業のかかわりについて知事に「もうコリゴリ」などと語っているという。

 もうコリゴリは、こっちのセリフだ。

 四男の海外出張への数百万、国内出張の数万円という都税の支出について、額が少ないから今後気をつければいいと、思っている人もいるのかもしれない。

 しかし、もう、この事業全体が不適正だったこと、その規模が1億円に及ぶことが12月29日の毎日新聞の記事で明らかになった。知事と四男とその周辺と関連部局のぐるみだったのだ。

<東京都>1億円不適正補助 石原知事四男登用の事業に(12月29日3時6分配信 毎日新聞)

 東京都の若手芸術家育成事業「トーキョーワンダーサイト」を巡り、都が実質的な内部機関の任意団体「トーキョーワンダーサイトコミッティ」を都庁内に組織し、04年度まで総額約1億円の補助金を支出していたことが分かった。補助金の交付でも不適正な手続きが行われていた。コミッティは都幹部が委員長を務めるなど都と一体的な関係。石原慎太郎知事の発案の事業で、スタート当初の不明朗な運営実態が浮かび上がった。
 都によると、事業は01年度途中から始まり、02年度から都生活文化局が所管。コミッティは同局内に置かれ、事業の企画、イベントや展覧会の運営を行った。委員5人は同局長が委嘱し、委員長は都文化振興部長、副委員長は今村有策・都参与が務めた。
 コミッティに対し都は、02年度998万円▽03年度3493万円▽04年度6079万円の補助金を交付していた。関係者によると、コミッティは、委員会で事業計画や決算を審議しないまま、委員長決定で都に補助金の申請をしていた。都側も実態を知りながら、補助金を交付していた。
 また、都は補助の条件として、事業内容や経費配分が変更された場合は都の承認を得るよう定めていたが、その手続きを経ないまま02年度の事業計画と実績報告では、事業の内容が変更されていた。03年度の事業計画は事業別予算額の記載がなかったが、都は受理していた。これらについて都監査委員が04年12月の監査で是正を求めていた。05年度以降は適正な手続きをしているという。
 都生活文化局は任意団体で事業運営し補助金を支出したことを「民間の寄付もあったほか、作品の販売も行っており、都直轄の形ではやりにくかった」と説明。不適正手続きは「計画通り進まない事業もある。都庁内に組織が置かれたため、ルーズになったことは否定できない」と話す。
 ワンダーサイト事業の運営は、05年度から都と外郭団体の東京都歴史文化財団が共同で行い、今年度からは同財団が事業主体となった。同事業を巡っては石原知事の四男の登用が批判を集めている。【北村和巳、夫彰子】

12月28日付の「きっこのブログ」も参照されたい。

【ブログ内関連記事】

石原都知事が「いじめ自殺予告」に発したことば(2006/11/10)

石原都知事の海外出張、その異常な浪費ぶりが明らかに(2006/11/15)

石原都知事の四男が肝いり事業に関与という私物化(2006/11/22)

いじめ発言、海外出張、四男登用 450件の石原批判の都民の声が(2006/11/26)

高まる批判に都知事「ずいぶんいじめられてますから」(2006/12/18)

都知事「いじめられていますが、決して自殺しません」(2006/12/19)

石原都知事、絶体絶命?(2006/12/24)

石原知事、またも食い違い(2006/12/28)

 私は、四男と事業をめぐる問題も大きいと思うが、いじめ自殺予告について「弱いからいじめる」「弱いから死んじまう」「ファイティングスピリットを持たないと、一生どこに行ってもいじめられる」「死なないの?死ぬの?」と発言し(11月10日・詳細こちら)、さらに四男問題などのマスコミ批判に「いじめられていますが、決して自殺しませんから」(12月14日の都議会自民党政調会長の祝賀会でおこなったあいさつで・12月19日朝日新聞報道)とした発言だけでも、知事の資格はないと思う。

 総理や他国のリーダーがこの発言をして、椅子に座ったままいられるのだろうか。

 共産党だけでなく民主党までが四男問題を追及した第4回定例都議会が12月15日に終わった。12月7日の自民党の代表質問への答弁で石原知事は3選出馬を表明し、すでに自民党東京都連(会長は知事長男の伸晃衆議院議員)は推薦を決めている。この都議会を終えて、都議会自民党幹事長談話「第4回定例会を終わって」(2006・12・15PDFファイル)を出している。

 このなかで、知事を絶賛し、「知事として問われるべきは、東京の発展と都民の生活のために政策をどう作りどう実行してきたか、それによって都民がこれからも東京に住み、暮らし続けたいと思うか」だとしている。

 この不適正な状況が明らかになっても自民党は知事絶賛の立場を変えないのか。福祉・庶民の政党としての公明党は、その支持者は、私物化批判を共産党によるネガティブキャンペーンとして片付け続けるのか。

 東京都「都民の声」課では、電話・FAX、メールなどで「知事への提言(意見)、要望
・苦情」などを受け付けている。

11月を中心に、知事に対する批判が約1000件寄せられたと言うが、もうほっとけない。

http://www.metro.tokyo.jp/POLICY/TOMIN/iken.htm
メールアドレス
koe@metro.tokyo.jp
FAX03-5388-1233
電話03-5320-7725

2006.12.28

石原知事、またも食い違い

 石原都知事と四男、三男などをめぐる問題の報道が続いています。

 今度も知事の弁明「ただ働き」と違う証拠が・・・。これまであまり積極的でなかった読売新聞です。

石原都知事、四男関与の事業脚本料を実は予算化(2006/12/28読売新聞)

 東京都の石原慎太郎知事の四男(40)の関与が批判されている都の文化振興施策「トーキョーワンダーサイト(TWS)」事業に絡み、目玉事業として企画された「能オペラ」公演で、石原知事の脚本料として100万円が予算化されていたことが27日、読売新聞の情報公開請求でわかった。

 公演が作曲家とのトラブルで中止されたため、実際には支払われなかったが、脚本料ゼロとする知事の説明と食い違っている。

 能オペラは能の表現方法をオペラに取り入れた現代歌劇。知事の四男らの発案で、都と都歴史文化財団などで実行委員会を組織し、2004年2月に都内で公開される予定だった。

 石原知事は会見で「息子も参加したので、おれが本をただで書いてやった」などと述べている。しかし、能オペラ事業の実施経費執行計画には、総予算4350万円の中に知事への脚本料100万円も盛り込まれていた。

 これについて、都生活文化局は「ただにすると、知事が寄付をしたとみなされて、公職選挙法に抵触する恐れがあったためではないか」と説明している。

 また、知事の四男がTWSのキュレーティングアーティスト(学芸員)として、約30万円の報酬をいったん受け取っていたこともわかった。支払われたのは03年12月で、この年の6~7月に計102時間、能オペラの舞台美術の打ち合わせなどをした対価という。

 四男は全額を翌年3月までに返金したが、これも「無報酬で手伝っていた」とする石原知事の説明とは食い違っている。

 記者の姿勢は会見で厳しくなっているかなと思いましたが、

知事定例記者会見(東京都ホームページ 2006/12/22)

の「では、先ほどの1年を振り返りながら、ベタな質問なんですが、サンタさんにお願いできることがあれば、どういうことをお願いされますか。」などの質問や、知事会を欠席してのテレビ収録出演の経過などの突っ込みの甘さをみると、あまり変わってないのかと。。。

サンタさんにお願いしなくても、知事周辺がいろんなお願い事をかなえてくれているような気もしますが。

【ブログ内関連記事】

石原都知事、絶体絶命?(2006/12/24)

2006.12.24

石原都知事、絶体絶命?

 石原都知事の高額・豪華な海外出張、週2日か3日しか登庁しない都知事とそっくりで開館日の少ないワンダーサイト事業への四男の登用など、マスコミや都民の批判が高まっている。

 今月中旬発売の週刊誌では、談合常連企業の水谷建設と石原知事と三男・宏高氏(衆議院議員)の金銭授受疑惑が、水谷建設の会長がインタビューで認める形で報じられた。

 11月以降、石原都知事の周辺の問題について、マスコミ・記者クラブはその概要はほとんどつかんでいたにもかかわらず、それまで充分に報道せずにきたことに私は違和感を持っているが、ここにきて集中的に報じられてきたことを評価しつつも、今後の動きに注目してきた。

 耐震偽装問題などでも注目の記事を書いてきた、「きっこのブログ」が石原知事周辺の内部告発などを書かないかと、半ば期待もしてきた私。

 そのきっこのブログが「暴言しんちゃん絶体絶命!」(2006/12/24)を掲載した。

 私のように石原都政に関する記事を継続して書いているブログは少ない。

 きっこのブログの第2・第3弾の追及にも期待したい。

【おすすめ記事】

慎太郎家臣団が食い漁る(AERA2006/12/18号 Yahoo!みんなの政治内)

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石原都知事が「いじめ自殺予告」に発したことば(2006/11/10)

石原都知事の海外出張、その異常な浪費ぶりが明らかに(2006/11/15)

石原都知事の四男が肝いり事業に関与という私物化(2006/11/22)

いじめ発言、海外出張、四男登用 450件の石原批判の都民の声が(2006/11/26)

高まる批判に都知事「ずいぶんいじめられてますから」(2006/12/18)

都知事「いじめられていますが、決して自殺しません」(2006/12/19)

2006.12.23

いすで眠り仕事は日雇い・・・

今月は行ってませんが、会議と会議の間に少し時間があくときにネットカフェで休憩や仕事をしたりすることがたまにあります。

ネットカフェも数が増え、雑居的な低価格のお店から、スペースが確保された綺麗な高級なお店までさまざまです。

私がたまに行くのは日中か夕方なので、夜の風景はほとんど知りませんが、ナイトパック(6時間とか8時間で1200円から1500円くらい)で睡眠をとって仕事に行く、つまりネットカフェを寝床(正確には寝イスでしょうか)にする人が増えていると、聞いています。

ネットカフェで過ごす日雇い・派遣労働者の状況を、

12月23日の朝日新聞「be on Saturday」の「be between be Report 東京・蒲田25時 いすで眠り仕事は日雇い ネットカフェが僕の家」のレポートが詳しく示しています。

クリックすると大きくなるイラスト部分が、リアルです。ネットカフェを利用したことのない人にも伝わると思います。

再チャレンジや「美しい国」なんてすべった言葉ばかりが言われていますが、この状況を国が何とかしないと。自己責任だけでこのようになっているとは言えないでしょう。

格差社会、ワーキングプアなどの言葉が一般化してきた2006年、健康で文化的な最低限度の生活って何なのか、そこを語らないと、格差・分断がすすんでいくようで不安です。

今年の漢字は「命」「虚」

2006年も残すは1週間。先日、「今年の漢字」は「命」という発表がありました。

「命」には、私も納得しています。

12月23日の朝日新聞「be on Saturday」の「be between テーマ:今年を振り返る」が興味深い。

・06年の10大ニュースは?

・今年を代表するのは?(人物)

・今年を漢字で表せば?

モニター調査で、編集部が用意した10の選択肢から。

漢字は、

虚、差、混、虐、壊、格、子、格、美、王 の順。

「虚」に納得。

「命」と「虚」の年だったといえるのではないでしょうか。

今年はいい年?来年は?

では、今年より来年の見通しがやや暗い傾向が出ているのが気になります。

2006.12.19

ワーキングプア2、19日深夜(日付は20日午前0時)再放送

10日夜9時15分から放送され、「自己責任だ」という批判も番組に寄せられているというNHKスペシャル「ワーキングプアⅡ 努力すれば抜け出せますか」。

NHKスペシャル「ワーキングプアⅡ 努力すれば抜け出せますか」
12月10日(日) 午後9時15分~10時29分 総合テレビ
再放送12月19日(火)深夜【水曜午前】0時~1時14分 総合

今日19日の深夜(日付は20日の午前0時)に再放送される。日本の社会保障、特に母子家庭、無年金、地方格差、構造改革の陰に焦点があてられている。

この状況をどうするのか。おすすめの番組。

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12月10日、NHKスペシャル「ワーキングプアⅡ 努力が報われる社会ですか」(2006/11/28)

働いても豊かになれない「構造改革」とは何なのか(2006/7/23)

都知事「いじめられていますが、決して自殺しません」

 石原慎太郎という人を8年も都知事の座においたことを私は恥ずかしいと思っている。

 12月19日の朝日新聞東京版の「石原知事発言録」に、12月14日の都議会自民党政調会長の祝賀会でおこなったあいさつの一部が掲載されている。

 「共産党はオリンピック反対だって言うけど、この中にオリンピック反対の人がいたら手挙げてもらいたい。そんなやつはぶったたけばいいんだ。(後略)」などと言ったそうだ。

 さらに、海外視察、四男登用、金銭スキャンダルなどを追及されていることを指しているのだろうが「私いま、共産党にあることないこと言われ続けて、頭きちゃうんだけど。敵だからしょうがないんだけどね。これに便乗してメディアが、わけのわからんこと言って、あんまり愉快じゃないんですが。いじめられていますが、決して自殺しませんから」と言い放っている。

 「いじめられていますが、決して自殺しませんから」という言葉を、いじめ自殺予告や自殺が相次いだばかりの社会状況で、首都東京の知事が使うという良識が問われなければいけないと思う。

 11月10日の記者会見(テキスト版こちら)では、「ファイティングスピリットがなければ、一生どこへ行ってもいじめられるんじゃないの」「死なないの?死ぬの?」などと言い放った。

 あわせて読むと、もうほっとけない。

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高まる批判に都知事「ずいぶんいじめられてますから」(2006/12/18)

2006.12.17

高まる批判に都知事「ずいぶんいじめられてますから」

 石原都知事に対する批判はまだ続いている。

 東京都に「都民の声」という課があり、電話やFAX、インターネットで都への苦情や要望などを受け付けて、月に1回、その件数と傾向を発表している。

 知事就任後、8年近くになるが、ここまでの批判の高まりはなかった。

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2006.12.16

22日に歳をとる

 今年もあと2週間。そんななか、ひとつ歳をとります。

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2006.12.15

「美しい国偽装内閣」が支持されるなかで基本法「改正」

 「やらせ」「愛国強制」などが明らかになっているなかでも、いまだ4割以上の世論が「美しい国偽装内閣」を支持するもとで12月14日、最重点とされた教育基本法改正法案が参議院特別委員会で可決、15日の本会議で成立する見通しとなった。

 届かなかったコトバのチカラを歯がゆく思いながら、忙しくすごしている。

 マガジン9条『「教育基本法改定」についての呼びかけの、翻訳家・池田香代子さんや国立市長・上原公子さんらのメッセージを読みながら、今後の影響と私たちの姿勢、「美しい国」の行方が不安でならない。

 東京新聞特報「教基法『改正』がもたらすものは」(2006/12/15)に各界からの警鐘が。作家の早乙女勝元さん、教育評論家の尾木直樹さんらのメッセージが響く。

 「美しい国偽装内閣」は次のステップへとすすむなか、法「改正」の影響は現場や私たちへとあらわれてくる。

 私は、どんなメッセージを発することができるだろうか。出てこない。

 いま問われているのは言葉の力、対話の勇気だと信じたい。

2006.12.13

都知事とかみ合った論議をする議会改革を

いま、都政が注目されている。石原都知事の豪華海外視察、知事がトップダウンで決めた事業(ワンダーサイト)への四男の登用など、その私物化ぶりが明らかになってきている。

新聞などの報道も続き、12月13日の朝日新聞も社会面で大きく取り上げた。

都知事四男の参画事業、予算伸び突出「余人に代え難い」(2006/12/13asahi.com)

これまで、知事も認めるほど石原与党の姿勢をとってきた都議会民主党も12月7日の代表質問では、これらの問題を追及した。

重ねて記者会見で問題を明らかにしてきた共産党都議団だが、7日の代表質問でも、8日の一般質問でもこれらにしぼって攻勢をかけたが、「かみあわなかった」と新聞が報じたような状況となった。

私も両日の共産党都議と知事との質疑を傍聴し、歯がゆささえ覚えた。

7日の代表質問の議事録速報版はすでに都議会ホームページに掲載されている。一般質問についてもまもなく掲載されるようだ。録画中継については随時みることができるので、ぜひアクセスしてみてもらいたい。

「もったいない!」をキャッチフレーズに、新幹線新駅の建設凍結を訴えて当選した滋賀の嘉田知事に対し、自民党などが姿勢を問い、議会の運営を大きく変えたという。

県議と知事が「一問一答」、異例の31人登壇へ 滋賀(2006/12/12asahi.com)

これまで議員が質問時間をいっぱいまで使って質問し、知事や局がその後にまとめて答弁して終わる、一括答弁をやめて、京都、大阪、群馬、三重などの議会で採用されている一問一答方式を導入したという。

少数与党の知事を攻める手立てとして変更するという動機は情けなさ過ぎるが、本来はこうあるべきだと思う。

都議会も一括答弁で、まったくおもしろくない。

議会で決めることとはいえ、知事も斬新なアイディアを求めて海外視察に「どんどん行きます」というのなら、議会に対し、一問一答でいこうと、斬新に主張すればいいのだが。

4月の都知事選で知事を誰にするかということも問われるが、議会・会派・議員が開かれた、わかりやすい都政にするためにできる議会改革も同時に問われているのではないか。

都議会は、一問一答の議会運営にすべきだ。

2006.12.10

いよいよ10日夜9時からNHKスペシャル「ワーキングプアⅡ」

 10日夜9時15分から放送です。(再掲)

NHKスペシャル「ワーキングプアⅡ 努力すれば抜け出せますか」
12月10日(日) 午後9時15分~10時29分 総合テレビ
*再放送12月19日(火)深夜【水曜午前】0時~1時14分 総合

【ブログ内関連記事】

12月10日、NHKスペシャル「ワーキングプアⅡ 努力が報われる社会ですか」(2006/11/28)

働いても豊かになれない「構造改革」とは何なのか(2006/7/23)

2006.12.09

顔の見えるアベシンゾーの動画メッセージ

安倍首相の最重要案件、教育基本法改正法案が14日に委員会採決され、早ければ同日に参議院本会議で可決・成立という動きも伝えられている。

もうひとりのアベシンゾーさんが今月6日、教育基本法改正法案に反対するヒューマンチェーン(人間の鎖)に突如あらわれたという。

教育「改革」のねらいなどを語った動画が「You Tube」(ユーチューブ)にアップされている。コント集団のザ・ニュースペーパーの福本ヒデさんによるパフォーマンス。

生でアベシンゾーの話をきいたこともあるが、絶妙。

いまひとつの安倍晋三の「顔が見えない」という批判も高まりつつまるなか、

ぜひ、顔の見える、もうひとりのアベシンゾーの動画メッセージをおすすめしたい。

下記、「ヘンリー・オーツ」さんのブログ記事内の一番下のところYou Tubeの画面をクリックして動画へ。

【注目記事】

BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」爆笑、偽安倍晋三の動画をアップしました!(2006/12/8)

【tamyレポート ブログ内関連記事】

教育基本法変えて教育「よくなる」4% 朝日モニター調査(2006/11/25)

にぎわう買い物街でもらったもの

駅前にお店が立ち並ぶ通りは、ボーナス商戦でにぎわっている。

お店をのぞく奥様、行き交う若者、ちょこまかと歩く子どもたち。

8日夕方、パソコンの入ったバッグと仕事の資料を手に、私もその人の流れにいた。

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2006.12.08

都知事選まであと4ヶ月

12月7日の都議会代表質問で、石原慎太郎知事は、オリンピック招致や都政改革などが途半ばだとして、「首都東京のかじ取りを、引き続き命がけで続けたい」と三選への出馬表明をした。

傍聴したが、相変わらず、興味のあることには意気を高く、そうでないものにはボソボソと答弁する都知事。

その都知事の都政の私物化などに対する批判が高まっている。

報道はこれまでになく石原批判を強めているが、ジャーナリストの大谷昭宏氏はテレビで、共産党都議団などの追及を「あの攻め方は好きではない」という。

私も7日の代表質問で追及した材料をみると、徹底的に追い込むには少し足りないという印象を持った。しかし、いま問題として浮かび上がっているのはおそらく氷山の一角で、今後の動きに注目したい。

8日のスポーツ新聞も大きく紙面をさいている。

石原都知事が疑惑渦中で出馬表明(2006/12/8スポーツニッポン)

慎太郎都知事3選出馬表明(2006/12/8スポーツ報知)

さらに、情報源はあやしいが、ジャーナリストの有田芳生氏のブログ記事には、都知事候補擁立の模索として田中康夫氏の名前もあがっている。

いずれにしても、4月8日の投票日まであと4ヶ月。

2006.12.05

更新しばらくお休みです

ブログサービス・ココログが

2006年12月5日(火)10:00~12月7日(木)15:00の約53時間

メンテナンスということで、更新お休みです。

丸2日以上。。。長いなぁ。。。

2006.12.03

変わらないと日本が滅びる

タウンミーティングの「やらせ」発覚、郵政造反組の復党などをうけて、安倍首相の支持率は急降下。

最近の調査だと就任当初の64%から17%ダウンの47%なんだとか。

47%もあるのか、とビックリ。

早ければ今週末にも、「美しい国」にむけた教育基本法改正法案が参議院でも可決される見通しだという。

教育基本法「改正」へと政府・与党の動きを加速させたのは「教育改革国民会議」。

政府の「教育改革国民会議」の第1分科会(人間性)の第4回(平成12年7月7日)配布資料
・一人一人が取り組む人間性教育の具体策(委員発言の概要)
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html

のとんでもなさに、一部のブログでも批判が高まり、広がっている。

国の権力を強めて大きな方向としては資料のようにすすめていくのだろう。

家庭がすべきこと<小学校高学年>教育の責任は当人50%、親25%、教師12.5%、一般社会12.5%であることを自覚させる」という。

10歳から自己責任論を家庭が教育しなさいということになる。一般社会の責任は8分の1しかないそうだ。

大人や企業は地域を主体に「名刺に信念を書くなど、大人一人一人が座右の銘、信念を明示する」ことが大事だという。

「美しい国へ」なんて名詞に記載する大人が増えていくのだろうか。

「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う とも書かれている。

悪徳商法、エセ宗教からのパクリ。

教育基本法を改正を提起し、従来の惰性的気風を打ち破るための社会的ショック療法とする というのはこの秋から冬のシナリオで。

家庭にむけては、子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう そうで。アメリカに飼いならされているような国もあるようだけれど。

教育改革国民会議 分科会審議の報告(平成12年7月26日)第1分科会「人間性」

農作業や森林の整備、高齢者介護などの人道的作業」を「速やかに、満1年間の奉仕期間として義務付ける」とも示されている。

高齢者介護を「人道的作業」ということにも違和感があるし、「 私たちは共通の祖国を持つあなた達に希望し続ける」という「祖国」には、脱力感さえ覚える。

郵政民営化に賛成か反対かを問う選挙で選ばれた議員がその解散理由や争点を投げ捨てたいま、導こうとする「美しい国」への方向に、47%の大人が支持していることが私には理解できないでいる。

「方策」に実直に従って、タイトルを「変わらないと日本が滅びる」にした。

明日、パソコンで名詞をつくろうと思った。座右の銘も考えないと。

名詞に入れるイラストはサクラにするつもりだ。サクラでいっぱい、かな。なんてね。

2006.12.02

12月2日午後7時から教育テレビ「障害者が社会に伝えられること」

10月31日、障害者と職員、その家族など、1万5千人が日比谷公園で声をあげた。

払える負担能力ではなく、受けるサービスによって利用料負担が強いられる障害者自立支援法の抜本的な改正を求めて。

出直してよ!「障害者自立支援法」10.31大フォーラム

〔ブログ内関連記事〕

出直してよ!「障害者自立支援法」10.31大フォーラム イエローリボンを身につけて(2006/10/31)

その集会で要員をつとめていた私に、NHKの取材クルーが進行について聞いてきた。聞かれたついでに「今夜のニュースで使うんですか?」と聞くと、「12月2日夜放送の、ETVワイドです」と返ってきた。

今夜放送される。

◇ETVワイド ともに生きる「今だから聞きたい!障害者が社会に伝えられること」
NHK教育テレビ2006年12月2日(土)
放送時間 :午後7:00~午後10:00(180分)
番組HP: http://www.nhk.or.jp/heart-net/

〔番組内容〕▽障害者も“勝ち組”“負け組”の時代?自立支援法は今の日本の象徴だ ▽心の“段差”は乗り越えられるか ▽突然、障害者になった時あなたは? <中断7:55~ >

〔詳細〕2006年に施行された障害者自立支援法。今の日本の象徴ともいえる法律だ。年々縮小傾向にある社会保障制度、広がる格差。障害のある人たちは制度や人々の意識が変わればその影響をじかに受ける。だからこそこれまで、自分たちからも社会のあり方を提案し、実現に向けて努力してきた。自立支援法が施行された今、彼らはどんなことを感じ、考えているのか。その声に耳を傾け、ともに話し合い、これからの社会の進む道を考えたい。

〔出演者ほか〕フリーアナウンサー…小林 紀子,  障害者情報文化研究所所長…牧口 一二,  タレント…佐藤江梨子,  桃山学院大学助教授…松端 克文,  慶応義塾大学教授…中島 隆信,  NPO法人大阪障害者自立生活協会理事長…楠  敏雄,  障害者団体副代表…玉木 幸則,  【司会】町永 俊雄,  【ゲスト】尾濱由里子,  辻   一,  【キャスター】近藤 泰郎

12月9日、21時からフジ「戦場の硫黄島」

観たい映画を観ることができていない。

2部作として注目度の高い「父親たちの星条旗」もその一つで、9日から公開される「硫黄島からの手紙」も以前にふれた。

10月28日午後3時5分からNHKスペシャル「硫黄島 玉砕戦~ 生還者 61年目の証言~」再放送(2006/10/26)

NHKスペシャルも「硫黄島」について取り上げたが、今度は民放特別ドラマが「硫黄島からの手紙」公開初日の夜に放送される。

◇フジテレビ12月9日(土)21:00~23:09
硫黄島もうひとつの感動ドキュメンタリードラマ「戦場の硫黄島」

ドラマ「電車男」を主演した伊藤淳史さんが、本土と激戦地をいきかう「手紙」を通したメッセージを届けるドラマのようだ。

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