タウンミーティングの「やらせ」発覚、郵政造反組の復党などをうけて、安倍首相の支持率は急降下。
最近の調査だと就任当初の64%から17%ダウンの47%なんだとか。
47%もあるのか、とビックリ。
早ければ今週末にも、「美しい国」にむけた教育基本法改正法案が参議院でも可決される見通しだという。
教育基本法「改正」へと政府・与党の動きを加速させたのは「教育改革国民会議」。
政府の「教育改革国民会議」の第1分科会(人間性)の第4回(平成12年7月7日)配布資料
・一人一人が取り組む人間性教育の具体策(委員発言の概要)
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html
のとんでもなさに、一部のブログでも批判が高まり、広がっている。
国の権力を強めて大きな方向としては資料のようにすすめていくのだろう。
「家庭がすべきこと<小学校高学年>教育の責任は当人50%、親25%、教師12.5%、一般社会12.5%であることを自覚させる」という。
10歳から自己責任論を家庭が教育しなさいということになる。一般社会の責任は8分の1しかないそうだ。
大人や企業は地域を主体に「名刺に信念を書くなど、大人一人一人が座右の銘、信念を明示する」ことが大事だという。
「美しい国へ」なんて名詞に記載する大人が増えていくのだろうか。
「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う とも書かれている。
悪徳商法、エセ宗教からのパクリ。
教育基本法を改正を提起し、従来の惰性的気風を打ち破るための社会的ショック療法とする というのはこの秋から冬のシナリオで。
家庭にむけては、子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう そうで。アメリカに飼いならされているような国もあるようだけれど。
・教育改革国民会議 分科会審議の報告(平成12年7月26日)第1分科会「人間性」
「農作業や森林の整備、高齢者介護などの人道的作業」を「速やかに、満1年間の奉仕期間として義務付ける」とも示されている。
高齢者介護を「人道的作業」ということにも違和感があるし、「 私たちは共通の祖国を持つあなた達に希望し続ける」という「祖国」には、脱力感さえ覚える。
郵政民営化に賛成か反対かを問う選挙で選ばれた議員がその解散理由や争点を投げ捨てたいま、導こうとする「美しい国」への方向に、47%の大人が支持していることが私には理解できないでいる。
「方策」に実直に従って、タイトルを「変わらないと日本が滅びる」にした。
明日、パソコンで名詞をつくろうと思った。座右の銘も考えないと。
名詞に入れるイラストはサクラにするつもりだ。サクラでいっぱい、かな。なんてね。
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