都知事「いじめられていますが、決して自殺しません」
石原慎太郎という人を8年も都知事の座においたことを私は恥ずかしいと思っている。
12月19日の朝日新聞東京版の「石原知事発言録」に、12月14日の都議会自民党政調会長の祝賀会でおこなったあいさつの一部が掲載されている。
「共産党はオリンピック反対だって言うけど、この中にオリンピック反対の人がいたら手挙げてもらいたい。そんなやつはぶったたけばいいんだ。(後略)」などと言ったそうだ。
さらに、海外視察、四男登用、金銭スキャンダルなどを追及されていることを指しているのだろうが「私いま、共産党にあることないこと言われ続けて、頭きちゃうんだけど。敵だからしょうがないんだけどね。これに便乗してメディアが、わけのわからんこと言って、あんまり愉快じゃないんですが。いじめられていますが、決して自殺しませんから」と言い放っている。
「いじめられていますが、決して自殺しませんから」という言葉を、いじめ自殺予告や自殺が相次いだばかりの社会状況で、首都東京の知事が使うという良識が問われなければいけないと思う。
11月10日の記者会見(テキスト版こちら)では、「ファイティングスピリットがなければ、一生どこへ行ってもいじめられるんじゃないの」「死なないの?死ぬの?」などと言い放った。
あわせて読むと、もうほっとけない。
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17日夜のフジ系『スタメン』,慎太郎嫌いの人にとっては格好の酒のサカナだったかもしれません。
あの高圧的な都知事が,全然腰砕けで涙目になっちゃってんだもの。 [続きを読む]
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