石原都知事三選予想は43%
15回分の海外視察で2億4千万円という異常な費用の実態に批判は高まり、
石原慎太郎東京都知事も、「どんどん行きます」とは言うものの、
費用などについて見直しの必要にも言及せざるを得ない状況となっている。
1月5日の朝日新聞東京版に、四男問題なども含むインタビューが掲載されている。
インタビューがされた日は昨年12月20日。
海外視察の豪華ぶりを問題視した、日本共産党東京都議会議員団の記者会見がおこなわれたのは11月15日。
都の事業への四男の登用や、いじめ自殺予告に対する不適切極まりない発言などとあわせて、都庁には1000件をこえる電話やメール、FAXの抗議が殺到したときく。
一方で、旅費などの規程が時代にあっていないから規程を見直せばいいという、知事擁護の声も、テレビコメンテーターなどから出された。
1ヶ月以上たった上でのインタビューにもかかわらず、規程について知事は「今度読んでみます」と答えている。
いまだに読んでないのだ。
知事が3選出馬を表明してちょうど1ヶ月がたとうとしている。
東京都知事選投票日まで残り3ヶ月。
元足立区長で歯科医の吉田万三さんの活動も少しずつ広がりつつあるようだ。
また、対立候補を統一してたたかいたいとする「東京。をプロデュース2007」は、昨年11月26日にその吉田氏や都議会民主党幹事長などをまじえたシンポジウムを開催したが、開催記録と寄せられた感想を1月4日にホームページに掲載した。
さて、注目すべき記事にふれておきたい。
1月6日の朝日新聞「be between テーマ:2007年予想」では、
「今年の予想は?」という設問のひとつに、「東京都知事選で石原知事が三選」がある。
回答は、「はい」43%、「いいえ」37%、「わからない」20%。
三選すると思っている人は、全体から見ると4割ちょっとで、さほどでもないということだ。
「今年は、去年より明るい年になる?」に、
「はい」は21%で、「いいえ」がほぼ倍の41%。
かつてない「好景気」が伝えられているにもかかわらず。
「いいえ」の理由のトップはダントツで「格差社会が広がる」、続いて「社会保障の先行きが不安」。
さあ、都知事選を含め、選挙の続く2007年。
本当に問われるのは、世論調査やモニター調査の選択ではなく、有権者としての選択・選挙だ。
【ブログ内関連記事】
・石原都知事が「いじめ自殺予告」に発したことば(2006/11/10)
・石原都知事の海外出張、その異常な浪費ぶりが明らかに(2006/11/15)
・石原都知事の四男が肝いり事業に関与という私物化(2006/11/22)
・いじめ発言、海外出張、四男登用 450件の石原批判の都民の声が(2006/11/26)
・高まる批判に都知事「ずいぶんいじめられてますから」(2006/12/18)
・都知事「いじめられていますが、決して自殺しません」(2006/12/19)
・石原都知事、絶体絶命?(2006/12/24)
・石原知事、またも食い違い(2006/12/28)
・終わりにしよう、石原ファミリー都政(2006/12/29)
« 新成人は「格差の世代」??? | トップページ | 石原都知事が1月7日の日テレ波乱万丈スペシャルに出演 »
「政治」カテゴリの記事
- 若者が9条改憲に肯定的との先入観は誤り(2014.01.13)
- 政治に社会に組織に求められるプロセスの公開(2013.01.13)
- 子どもの権利を守るため、人にやさしい都政をつくる宇都宮けんじさんで~猪瀬さんでは保育施策は大・大・大ピンチ~(2012.11.28)
- 湯浅誠さん、都知事選に不出馬(2012.11.06)
- <声明>私たちは新しい都政に何を求めるか(2012.11.06)
コメント