なんでも税金で落とす人々
議員活動に必要として支給されている政務調査費が、不正な形で使われ、目黒区議会の公明党議員全員が議員辞職するなど、その問題がワイドショーなどでも取り上げられるようになった。
自民党品川区議団は、キャバレーや鰻屋、飲み屋の支払いも政務調査費で落としていたなどとして以前からその突出ぶりが問題視されてきた。
今度は読売新聞の情報公開で、漫画や推理小説、ポルノ小説まで、この調査費をつかっていたことが明らかになった。
◇自民品川区議団、政調費報告に漫画やポルノ小説領収書(2007/2/18読売新聞)
東京都品川区議会の自民党区議団が、政務調査費の収支報告書に、漫画や推理小説、ポルノ小説などの領収書を添付していたことがわかった。提出された書店の領収書は一見しただけでは書籍名はわからないが、レシートにある識別番号からわかった。同区議団は「不適切なものがあった」として、政調費の返還に向け過去の収支報告書などを調べている。
同区議会は、収支報告に書籍名の記載を求めていない。だが大手書店などのレジで印字されたレシートには、「ISBN(国際標準図書番号)」と呼ばれる識別番号が記載されており、書籍名が特定できる。
読売新聞の情報公開請求に対し、議会側が開示した2004年度~06年度上半期の2年半分の領収書を調べた結果、辞典や評論書のほか、山村美紗さん、内田康夫さん、大沢在昌さんらの推理小説やハードボイルド小説などが少なくとも11冊あった。
全面的な調査と公開を求めたいが、今度の区議選でこの党の候補に入れるおとながいないことを信じたい。
が、石原都知事の「トップダウン」で始められたワンダーサイト事業(若手芸術家育成事業)に四男が秘密裏にかかわり、多額の税金が使われてきたことが明らかになったが、このワンダーサイト事業の経費として、後楽園のコンビニで買った500ミリリットルの牛乳113円、近くの弁当屋の400円程度の弁当などもおとされていたという(先週発売のサンデー毎日)。
また、先週の共産党都議団の代表質問では、200円のどら焼きの領収書までみつかったという。私物化の極みだろう。
石原知事は、任期中の1600万円もの交際費(飲み食い代)について、費用対効果を指摘し、効果があがれば、たいしたことはないといわんばかりの答弁をしている。
えらければ、何をやってもいい、結果を出せばいいんでしょという傲慢ぶりを許していいのか。何でもありという結果を招いた有権者に判断が問われている。
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官能小説も購入 自民党品川区議団、政調費を返還(朝日新聞) - goo ニュース
何と無く良い話だが本当にそうであろうか?
{/hiyoko_cloud/}
品川区議の政務調査費の不適切な使い方については、当初官能小説?を購入した区議は特定されエレベーターの中までマスコミに追い回されていた
{/buta/}
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