進学費用を借金で工面する教育格差
一部の景気回復、就職率の上昇などが伝えられている。一方、その競争条件の一つともいえる進学にかかる費用を、親が借金してなんとか工面している実情が明らかになった。
◇下宿学生の親、3人に1人が借金=首都圏私大新入生の家計調査(2007/3/19時事通信)
昨年春に首都圏の私立大に入学し、自宅外通学している学生の親の3人に1人が、入学のための諸費用を借金で工面したことが19日、教職員組合でつくる「東京地区私立大学教職員組合連合」の調査で分かった。借入額も1985年度の調査開始以来、最高の207万円となった。
また、仕送りから家賃を差し引いた生活費(6月分の平均)は3万9100円で、1日平均1303円。11年連続で減少し、過去最低を更新した。
私大教連は「家計の苦しい状況は依然続いており保護者、学生とも負担が増している」としている。
東京私大教連のホームページに調査結果の要旨が掲載されている。
私のように、親だけでなく、学生自身が卒業後に奨学金等を返済している状況もあれば、それさえ許されずに、断念する人もいる。
他方で、小学生の3割が携帯電話を持っているという調査結果も出た。格差拡大がここにもみえる。
◇「小中学生の携帯電話に関する調査」(バンダイネットワークス2007/3/14)
小学生の携帯電話所有率は3割、携帯電話を所有する中学生はほとんどが大人向け携帯電話
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