石原知事のいのちの感覚
石原知事のいのちにかかわる発言は、三選を果たしても、やはりほっとけない。
◇慎太郎節サク裂!宮沢元首相に「特攻隊員の罰が当たった」(2007/4/25スポーツ報知)
石原慎太郎・東京都知事(74)が24日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで映画「俺は、君のためにこそ死にに行く」(5月12日公開)の完成披露試写会に出席した。
同映画は、実在した女性・鳥濱トメさんと太平洋戦争下を生きた特攻兵たちとの交流を描いたもの。
製作総指揮・脚本を手がけた石原都知事は、宮沢喜一元首相(87)に「トメさんに国民栄誉賞を与えてほしい」と進言したそうだが「にべなく断られた。この人は、のたれ死にするだろうと思ったが、政治家として、のたれ死にしましたな。特攻隊員の罰が当たったと思う」と“慎太郎節”をさく裂させた。「これほど本気になって、あの戦いの中で若者を、愛し、尽くし、惜しみ。命ある限り、語り続けた人はいない」とトメさんへの思いを話した。
映画「俺は、君のためにこそ死にに行く」自体については率直に評価する声も高いようだ。
私も、観にいくつもりではある。
作品自体に興味がある。有田氏のような評価を持つかもしれない。
ただ、週に3日程度しか登庁しない知事が任期中に総指揮・脚本を担当することが許されていいのか、また、完成披露試写会で意にそわない元首相について「野垂れ死に」と発言するようないのちの感覚も。
それも含めて三選という形で都民が追認したともいえるわけだが、知事のすべてを認めているわけでもないことも確かだろう。
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