人材がたりない 国はどうするのか
慣れたと思ったら、
人材が去っていく。
慣れさえせずに、辞めていく。
募集しても、集まらない。
そんな事態が、人のいのちと最期の生きがいを一番近くで見守る現場で起きています。
これが美しい国でしょうか。
この国を愛せという動きが強まる一方で、人生の第四コーナーを安い労働力としての外国人に支えてもらう方向ですすんでいます。
◆深刻 特養の人手不足(2007/5/24朝日新聞朝刊・東京版)
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000130705240001
団塊の世代が定年を迎え始める2007年問題が超高齢化社会へと向かうことは明らかですが、この時点でほとんどの介護施設で人手不足が起き、これが障害者施設や、児童養護施設、保育所にまで広がりつつあるという現実があります。
よりよい人材を集め、定着してもらおうにも、その財源としての国や自治体の補助金の動向が厳しく施設運営を圧迫し、見通しさえ持てない状況です。
福祉人材は、なかでも厳しい状況。さらにこの厳しさが下り坂になる動きが国や自治体レベルですすんできています。
途上国に安く働く人材を求める動きも具体化してきています。
自分の国の人の生き様の最期を、衰えを、支える人材がいなくなる国を人々はどんな心で支えるのでしょうか。
« 30代、仕事に不安 | トップページ | 居座り続ける高野連トップと、影響をうける高校球児とのギャップ »
「社会」カテゴリの記事
- 「たつ年」あけましておめでとうございます(2024.01.01)
- ハラスメント防止にむけて 講義を踏まえて認定試験を受けました(2022.12.24)
- 赤、青、黄、緑、桃、ジェンダーという壁を振り返ってみる(2022.06.04)
- 11人の教師が関与し53件のパワハラが認定された北海道立高等看護学院の闇を追ったテレメンタリー「やっぱり、看護師になりたかった...」(2022.05.22)
- 就職したばかりだけど、職場がおかしいので退職したいという人へ(2022.04.16)
コメント